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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

~このサイトのご紹介~ 魔性の淫楽への招待状

2020年03月22日(Sun) 21:12:01

はじめにお読みください。
一話読み切りのお話がほとんどですが。
吸血鬼ストーリーといっても。
「他では目にすることはまずないでしょう」
そう断言できるほど?変わった世界のお話なので・・・。

【付記】
弊ブログに登場する人物・団体はすべて架空のものであり、実在するかもしれない人物・団体とは何の関係もありません。
(2018.2.12念のため追加しました)

カテゴリの解説

2019年08月14日(Wed) 19:11:24

ひと言で吸血鬼ものの短編といっても、それこそいろんなお話が混在していますので。
カテゴリをちょっと、整理しました。
お話に共通のおおまかな設定については冒頭↑の「招待状」に書かれてありますが。
ちょっとだけ、付け加えておきます。

≪画像紹介≫ストッキングの脚に咬みついて吸血。

2019年05月15日(Wed) 07:23:17

こういう画像、案外珍しいのです。
https://www.deviantart.com/yoo890/art/28-771204749

ちょっとご無沙汰になりました。

2019年05月10日(Fri) 06:43:53

ちょっとご無沙汰になりました。
かろうじて棲息はしているのですが、お話がなかなかまとまりません。

それにしても、元号が代わるまでつづくとは思っていませんでした。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

前3作。

2019年04月28日(Sun) 07:21:08

なんとなく同じ構想で、短文を三つ、描いてみました。
さいしょの一編は、昨日の朝思い浮かんだものです。

シチュエーションは重なっているような、微妙に食い違っているような。
そんなお話を連続して描くことが、よくあります。

同じ家族の身に起こったことかもしれない。
べつべつの家族の話かもしれない。
解釈はどちらでもよいと思います。

若妻の母の訪問。

2019年04月18日(Thu) 07:58:57

おばあちゃんになる前に、抱かれに来ました。
そういってにこやかにほほ笑むのは、あの若妻さんのお母さん。
傍らで肩をすくめる若妻さんと、同じ色合いのほほ笑みだった。
血は争えない、母娘なのだとだれもが思った。
そして、娘の魅力は母親譲りなのだと、だれもが認めないわけにはいかなかった。

「うば桜でごめんね」という娘に、「こら」と軽く咎めると、お母さんはこちらのほうをふり返って、いった。
もうあと少しで、還暦なのですよ。
この齢で主人以外の殿方とお付き合いするなんて、思ってもいませんでした。
お母さんの意図は、だれもが承知している。
妊娠した若妻さんの身代わりを、これから勤めてくれるというのだった。

わざわざ選んで着込んできたという純白のスーツは、とても奥ゆかしく、男どもの目に映えた。
しとやかにまとわれたストッキングに、だれもが目を輝かせた。
行儀よく正座をしたひざ小僧は、きめ細かく織りなすナイロン生地の、淡い光沢に包まれていた。
正座をしたときひざ小僧が覗く丈のスカートを、このご婦人は一着だけ持ち合わせていて、
わざわざそのために、きょうの装いを択んだのだった。

2時間後。
乱れ髪になり、よそ行きのスーツを着崩れさせながらも、
お母さんは鶴のようにしゃんと背すじを伸ばして、お気が済みましたか?と訊いて来た。
そしてだれもがまちまちな顔で肯くと、「ふつつかでした」と丁寧に頭をさげた。

主人には、だまっていてくださいね。
傷つくとかわいそうだから――
娘の手伝いという名目で、時折当地に伺います。
もちろんそのためもあるものですから、二六時中というわけにはまいりませんけれど、
出来る限りのお相手をいたしますから、そのあいだ娘は見逃してあげてくださいね。

だれもが表情を改め、少年のように神妙に頷き返していた。
どこまでも奥ゆかしい、心優しいお母さんだった。

2時間もかかってしまいました。

2019年04月17日(Wed) 07:48:40

前二作は、起き抜けにひらめいたものです。
さいしょはS夫人がヒロインのはずだったのですが、
婚約者である怜子が他の男とのセックスに耽る光景に主人公が昂るシーンにはまってしまい、
ふたつのお話になりました。

上品な婚約者が裏の顔を見せて、未来の花婿のまえで情事に耽る。
それも、結納のときの礼装姿のまま男に弄ばれる。
そんなシーンに、なぜかひどく惹かれてしまったからです。

いつものパターンで?婚約者と情夫との関係を許し、むしろ理解と協力を惜しまない寛大な夫。
けれども彼にも、いいことがあったようです。
義母となったS夫人が娘の不倫を知ったことをきっかけに、
プラトニックに終わりそうだったS夫人との関係が燃えあがり、
かつてS夫人とヒロシとの不倫をかげながら許した夫の無言の承諾のうちにふたりは結ばれます。

夫ふたりは、妻の不倫に昂って。
ヒロシは近親相姦に近い関係を、母娘との間に愉しみつづけて、
妻たちも、それぞれ婚外交渉の歓びに身を浸す。
だれもが不幸せにならない結論です。

今月はお話がよく浮かびます。

2019年03月29日(Fri) 06:46:02

前作で、今月あっぷした記事の数は37となりました。
月別のアーカイブを見ればわかるのですが、
2011年8月の39あっぷ、2011年1月の63あっぷ以来の数字です。
きっと、すとれすがマックス!なのでしょう。(笑)

30以上の記事をあっぷするのが稀・・・ということは、毎日更新することはほとんどないということになります。
このブログが発足した当初は、ほぼ毎日更新していましたし、1日に数話あっぷする日も少なくありませんでした。
(最多あっぷ記録は、2006年12月の108あっぷ)
それがいつのころかくずれてしまいました。

ココに登場する異形の世界は、かなり小さいころから妄想しつづけてきたものです。
文章として具現化したいという想いが募ってきて、
「描きたい」気分が噴出してきたアウトプットの場として作りました。
もともと無理して「1日1話!」なんて決めていたわけではなく、
「描きたいときに描く」
「やめたくなったらやめる」
というスタンスを続けてきたためか、少なくなることはあっても途切れることはありませんでした。

時折、「そろそろたねぎれかなあ」と思うときがあります。
描き切ったと感じたら、いつでもやめてかまわないと思います。
有害な記事を無用に垂れ流している行為かもしれないから。
けれども、イメージが噴出する限りは、まだもう少し、続けていこうと思っています。

前作「時空を超えた男」 かいせつ

2019年03月15日(Fri) 07:14:58

前作は、明け方布団のなかでまどろんでいるときに泛んだお話です。
さいごのオチはやや強引にみえるかもしれませんが、すでにその時点で確定していました。
強引になってしまったのは、たぶん柏木の筆力のなさですね。^^;

よく読むと、冒頭部分ではきのうきょう知り合ったような書かれ方をしているのに、
末尾になると実は子供のころからの関係になっています。
時空のねじれで微妙に状況がずれているのか、たんなる穴ぼこなのかは、描いた本人にもよくわかりません。(笑)
吸血鬼との同居を許してしまう下町というのも、いったいここはどこの村なのだろう?というくらい不思議です。
もっとも、ある時期からウグイス色の電車は、地方の近郊でも使用されるようになったので、
そこは地方の近郊で古くからある街と解釈してもいいのだと思います。

もっとも大きなツッコミどころは、(以下はネタバレになりますが)、
譲一の親が譲一自身になるところです。
現代から数十年前にタイムスリップした譲一は、そこで自分と同じ年恰好の青年と出逢います。
すでに血を吸われ始めていた譲一は、その時点ではもう立派な?吸血鬼になっていて、
助けてくれようとする青年の血を吸ってしまいます。
けれども青年は寛大にも、いっしょに住もうと言って、彼女と二人で暮らしているアパートに譲一を招き入れます。
青年の期待通り?譲一は青年の彼女である君枝さんを無理強いに襲おうとはしませんでした。

君枝さんを初めて咬んだときの状況は、たぶんにふたりの演出なのでしょう。
帰りをわざと遅らせる彼氏。譲一の習性を知りながらハイソックスの脚を見せつける彼女。
それでもふたりが一線を越えようとしないのは、彼氏さんにたいする思いやりの部分なのだと思います。
譲一の習性を知って彼女の血を吸わせるタカシ。恋人の意向を酌んでわが身を同居人の欲望にさらす彼女。
ふたりの好意を受け止め、どこまでもフェアに振る舞おうとする譲一。
お互いがお互いに安心をしているからこそ成り立つ関係です。

タカシがいっしょに暮している恋人と肉体関係を結んでいないのは、譲一に処女の血を愉しませるためだけではありませんでした。
そもそも譲一と出会う前から、そういう関係ですからね。
ふたりは実の兄妹だった・・・という伏線を、ここで張ってみました。
お互い惹かれ合いながらも、結ばれて子供を作ってしまうことには、遺伝学上のためらいがあった というわけです。
それでも子供が欲しかった二人は、譲一に子どもの父親になってもらう という選択をします。
このお話は、ただの”NTR"ではないのかもしれません。
君枝さんが大きくなった息子をふたたび連れてきて譲一に引き合わせることで、
お話はつぎのステージへと進みます。
少年の血を吸っている譲一と、母親の知人相手に自分の血を吸わせている少年とは、同一人物なのです。
それって矛盾じゃないというツッコミはとうぜんありだと思いますが、柏木はなぜか矛盾を感じません。
やがてふたりは、華恵をまえにして入れ替わっていきます。
若い譲一と入れ替わって華恵の主となる、齢を取った吸血鬼バージョンの譲一が行き着く先は、案外ふつうの人間に回帰する道なのかもしれません。
そこをさりげなく、本文のなかに入れ込んでみました。

不思議なお話でしたが、1時間半ほどかけて、一気に描き上げてしまいました。
矛盾に満ちているのに、ここまで柏木を引っ張ってくれたお話。
不思議な引力を感じています。

さいごにファッションについて。
君枝さんのファッションは、かなり具体的に描き込みましたが、80年代に爆発的に流行ったものです。
濃紺と緑のチェック柄のスカートに(もちろんほかのタイプのスカートも多々ありました)、透ける紺のハイソックス。
ひどく印象に残っています。
タカシが穿いていたストッキング地の紺のハイソックスは、いまでは絶滅危惧種ですが、当時のサラリーマンの間で流行っていました。
男もののほうがなぜか色つやが良く、ゴムの部分もしっかりとした帯のように太いタイプでした。

最多記録?

2019年03月10日(Sun) 08:51:56

たぶん、このブログのいままでの長い歴史のなかで、1日に生まれたお話の数がいちばん多いときで8つだったと思います。
2006年くらいのことで、大昔です。
もっともあのころ描いていたのは、読み切りのお話のなかでも比較的長編だったので、字数でいえば比較にならないでしょうねえ・・・

きょうはやけに、興が乗ります。^^;

姑ばなし。

2019年03月03日(Sun) 09:12:08

このごろ、姑が出てくるお話が多いです。^^;
年輩のきちんとした感じのする気丈なご婦人が、吸血鬼に迫られて堕ちてゆく。
でも完全に人格が崩壊してエロエロになってしまうのではなくて、
ちゃんと本人のプライドもこだわりも、いくばくか残っている。
そのうえでなお、夫ならぬ身に迫られたり、夫たちの好奇の視線を浴びながら営みに耽ってしまったり、
そこそこ奥ゆかしさの残された情事というのが、わたしの好みです。

嫁の乱行を止める立場、という意味では、姑は夫と同じくらい、場合によってはそれ以上に大きな障害となるべき立場。
それが鉄壁の備えを崩されて、嫁もろとも堕ちてしまう・・・というのは、ひとつの家庭の終着点のような気がします。

前作について

2019年03月03日(Sun) 08:49:27

最初の襲われた経緯はよくわからないけれども、
おそらくは都会の生活ができなくなったご夫婦(さいしょは婚約中)が、吸血鬼の棲む街に納得づくで移り住んできたのでしょう。

夫婦ながら咬まれた後。
生命を奪われる危険がないと知ると、処女の生き血を少しでも多く吸わせるために、婚期を遅らせて。
いちどは望まれた純潔を、夫のためにと守り通して、
新婚旅行先に「亡命」する誘惑を振り切って、吸血鬼に支配される日常に戻っていって、
セックス経験のあるご婦人は例外なく犯されるという掟に従い、新妻を差し出して、
嫁の不倫に気づいた姑は、いちどは嫁を咎めるものの、
”体験”を強いられた後は聞く耳をもって、
それでも子供は息子の子を・・・という姑の望みをかなえるために、吸血鬼は期限付きで射精を自粛。
嫁の身代わりにと貞操を差し出した姑に、自分から差し出した日を貞操喪失記念日と決めて。
姑の目論見通り息子の血を引く娘と息子が生まれると、
娘は彼氏の承諾つきで吸血鬼に処女を与えて、
息子は彼女の血を吸わせ、純潔まで譲り渡す・・・

どこまでも互いを気づかう、らせん階段。

過去話2題 すこし調子に乗って・・・(笑)

2019年03月01日(Fri) 08:07:33

過去話をさらにさかのぼっていたら、自分で言うのもなんですが、けっこうおもしろいお話が出てきます。
そのうちの、もうふたつだけ。。^^;

「妄想の断片たち」
ひとつのお話として完成できなかった、まだ妄想段階のシーンが三つ、描かれています。
三者はつながるのか、つながらないのか。
つなげるとしたら、どうつながっていくのか。
うまくお話が組みあがらないときには、こんなのもありなのかなあと改めて思います。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-945.html

「ふたつの顔」
吸血鬼としてさ迷って、10年ぶりにたどり着いたわが家。
そこでは妻も娘も、暖かく迎え入れてくれたけれど。
妻はなにかを予感し、夫はこらえきることができず、そして娘は・・・
だれもが優しい人たちだなあという奇妙な安ど感を覚えるようなお話です。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-934.html

どちらも、12年近く昔に描いたお話です。

過去話2題

2019年03月01日(Fri) 07:57:56

今朝はどうも、お話がうまくまとまりません。
実像が薄っすらとぼやけている感じで。

ですので(というわけでもありませんが)、たまたま視ていた過去話がそこそこよかったので、紹介してみます。
いずれも10年以上前にあっぷしたお話です。
久しぶりに読んだのに、たしかに描いたという記憶があるところが不思議です。(笑)

「ストッキング、伝線しtるね。」
30代人妻のストッキングを代わる代わる破いて行く、夫と息子。
ある晩息子に誘い出された公園は、ヒロインに新たな役割を求めます。
さいごのオチは、少しわかりにくいかも。^^;
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-1089.html


「母の代役」
吸血鬼のパパは、ママの生き血を吸っている。
けれどもパパの欲求は、ママ一人では受け止めることができなくて・・・
娘目線から描いた、吸血鬼譚です。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-949.html


どちらもストッキングが、重要な役割を果たしていますね。
(^^)

≪紹介≫非公開記事となって埋もれていたお話。 その2

2019年02月21日(Thu) 06:35:05

効率の悪い話ですが・・・。(^^ゞ
もうひとつ、同じようなお話を見つけてしまいました。
前記事で紹介したお話は、弊ブログには珍しく夜の刻限のあっぷでしたが、
今回のものは朝の8時。
書き上げたは良いけれど、仕事に出かける時間が迫って、うっかり操作を間違えたものと想像します。
このお話の前編らしきお話が、保存時刻の約20分まえにあっぷされています。
そうすると、本作の制作時間も約20分。
即興で描いたので短いのですが、このお話も描いたののをなんとなく憶えています。


題して、「夏祭り帰り」。
初体験の名残りで内またになった娘たち。
化粧がすっかり派手になった奥さん。
弟の婚約者は派手に裂けたストッキングをまだ脚にまとっていて、家まで穿いて帰ると言って恋人を困らせている。
淫らな村祭りから一夜明けて、都会に帰る家族の風景です。

http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-1815.html
作品番号は、1815。
まだまだ若いですな。。
ちなみに前記事は、3703です。
あっぷされた記事数がこの数字より若干少ないのは、前記事で描いたように、描きかけで挫折してしまったお話が若干存在するためです。

「お話を1000話まではあっぷをして、”千夜一夜物語”にしたい」と思っていたのは、遠い日のことでした。 (笑)

≪紹介≫非公開記事となって埋もれていたお話。

2019年02月21日(Thu) 06:17:28

過去記事のデータを見直していたら、ひとつ「非公開」のままになっている記事を見つけました。
日付は2009年11月30日。10年近く前のものです。
当時はほぼ全作を入力フォームに直接打ってそのままあっぷしていました。
たまさか行き詰まって途中で挫折して、非公開のまま埋もれたものもなくはないのですが、
読み返してみたら、ちゃんと一編のお話として成立していますし、
10年近くも前に描いたのに、描いた記憶も薄っすらと残っています。
どうして非公開にしてしまったのか?はやった本人にとっても謎ですが、誤操作だったのかもしれません。
せっかくなので、公開化しました。

ブログのトップにあげることも考えたのですが、「いつ描いたのか」も記録の一部と感じますので、
あえてあっぷの日付通りのところにあげておきます。
とはいえ、それでは確実にだれの目にも触れずに埋もれてしまいますので、リンクだけは貼っておきます。

http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-1933.html

タイトルは、「ひっそり迫る。」。

まだ性の歓びに目ざめていない、年端もいかない少年が、都会から移り住んできた人妻に迫り、生き血を吸い取ってゆく。
親しくなった土地の者にそそのかされたその人妻のご主人は、
穴をあけられた障子ごしにいちぶしじゅうをのぞき見して、ひそかな昂ぶりを覚えてしまう。
少年の手がワンピースの奥へとそろそろと伸びて、静かになった奥さんの足許からストッキングを抜き取ってゆくところまで。

そんな感じのお話です。^^

やれやれ。

2019年02月12日(Tue) 07:42:49

ヘンな時間に目が覚めて、きのうあたりから思い浮かんでいたお話が書けそうな気がしてキーを叩きはじめて、
気がついたらもうこんな時間。
とても二度寝はできません。(苦笑)
せっかくなんで、描いたお話みっつのかいせつなどを、描いてみます。

≪人妻ふたり≫

狙った人妻を落とすため、夫を味方に引き込もうとして吸血する手口はいつもながらですが。
血を吸われた夫は、同僚に妻を日常的に寝取られていて、その状況を受け入れています。
そして、自分の妻に惚れてしまったという吸血鬼の望みも、好意的にかなえてしまいます。
ほんのちょっとだけ、間男よりも夫である自分を尊重してくれたことが、案外嬉しかったのかもしれません。

狙われた人妻はなかなかしたたかで、浮気相手の奥さんを黙らせようとして、一計を案じます。
夫はその片棒を担いで、見事?先方の奥さんを篭絡。
堅物で知られたその奥さんは、夫以外の身体を識ってしまったためか、それまでの夫婦生活が虚しかったからか、
自分の夫が奥さんを寝取った代償と称して、相手を受け入れていきます。
さりげなく小ぎれいに装い、
さりげなく愛情表現を口にする――「お宅に戻りにくい夜は、うちで休んでいってほしい」
どちらかというと、こういう風情で不貞をくり返す貞淑妻に、惹かれます。^^


≪親友の未亡人≫

これは、二度寝しようとして布団に戻ったとたんにひらめきました。(笑)
親友の死後の再婚ですから寝取りとは違いますが、前夫の写真のまえでのエッチは、寝取り要素があるかもです。^^
案外こういう展開を、前夫さんも望んでいたのかも。^^
自分の死後の妻のことを気づかって、妻の再婚相手を探すご主人は、意外にいそうな気がします。
でも、自分のまえで将来を誓ってもらおうという方は、あまりいらっしゃらないでしょうけれど。
ところが今度はどんでん返しで、妻と前夫の実家のある村が風習を持っていて、
女装趣味で奥手の主人公をいともかんたんに巻き込んでしまいます。

夫婦ながら女として愛されるふたり。
さいごのフィニッシュをキメるころには、それまで聞き取れなかった方言がわかるようになっている。
情を交わせ合うことができるようになって初めて、お互いを理解できるようになったというのを表現してみました。


≪母を法事に連れ出す。≫

このお話を描いた後、気になったのは、主人公のお母さんです。
都会の未亡人が洋装のブラックフォーマル姿で襲われて、黒のストッキングを引き裂かれて犯される。
なん度かいても、そそられます。^^
さっそく、キーを叩きつづけました。

前夫が嫉妬するから女の姿で墓参をするというのが、さいしょに浮かんだイメージです。^^
駅頭の表現は、そのあとすぐに浮かびました。
隠れて続けてきた女装がどうせばお母さんにれてしまうのなら、初手からショッキングなご対面を果たして見せようと思いました。
でも、なんのためにそんなことをするの?と感じながらキーを叩いていたら、美奈子さんが教えてくれました。

母親を目あてにしていたお舅さんが、礼儀正しく振る舞う彼女を前に、表むき慇懃に挨拶を返す――
なにを考えているのかちゃんと心得ている息子の目線から見ると、妙に淫らなものがよぎります。
嫁と嫁の叔父とか、彼自身を目あてにしている親友のお父さんとか、
一連の顔合わせシーンは、キーを叩きながら思いつきました。

母、妻、それに夫――
三人が三人ながら、洋装のブラックフォーマルに身を包み、黒のストッキングの脚をくねらせながら、
淫らな宴の渦に巻き込まれていきます。
お互いの恥部をさらけ出し合うことで、却ってスッキリする場合も、あるのかもしれません。

貞淑な賢夫人でとおっていたお母さん。
どうしてどうして、初めて目の当たりにする息子の女装姿にも動じることなく、
初めて体験する乱交パーティーの場にも平然と応じてしまいます。
亡夫にちゃんと謝罪をして罪滅ぼしする行儀の良さも、素敵です。

主人公の女装さんは、まだまだ自分は女として未熟だと悟りますが、
このお嫁さんとお姑さん、それに村の衆たちに磨かれれば、きっと魅力的な熟女に成長することでしょうね。

上位の者があとから酔わされる。

2019年01月31日(Thu) 08:14:52

ものの順序として。
上位の者があとから酔わされるお話が、かなり好きです。

さきに娘や息子が襲われて、あとから母親が襲われる。
吸血されることに夢中になった娘や息子が、ハイソックスを咬み破らせてしまうのを目の当たりにして、
潔癖なお母さんは激怒します。
けれどもさすがのお母さんも、吸血鬼にはかないません。
たちまちねじ伏せられてしまい、
長い靴下を好む吸血鬼の卑猥な唇を、ストッキングを穿いた脚に吸いつけられてしまいます。
息子や娘のまえで、ストッキングをびりびり破かれながら吸血されるお母さん。
ある意味、お手本を見せてしまいます。

さらに上位が、お父さんです。
男女は平等ですから、上下というよりは吸血鬼との距離感かもしれません。
でも、たいがいのご家庭ではいまなお、一家の長といえばお父さんの役割のようですね。
このごろはほとんど見かけなくなりましたが、かつてビジネスマンの間では、ストッキング地のハイソックスが流行していました。
ただのおっさんでは芸がないので、ちょっとユニセックスなものを身に着けさせてみたくなります。
かくして、お父さんまでもが働き盛りの血を吸い取られ、めでたく?陥落してしまいます。
もう少し発展家のお父さんですと、体調を崩した奥さんの身代わりに、女装して吸血鬼の相手をします。
妻の服を身に着けて、自分も女になり切って犯されてしまいます。
妻が犯される想像と二重写しになって、得も言われぬ快楽に身を浸すことになります。
ある意味、幸せな出逢いかもしれません。(笑)

若夫婦の場合だと、お姑さんも絶好の餌食です。
嫁の不倫をやめさせようとして、あべこべに犯されてしまったりします。
あげくの果ては、永年連れ添ったお舅さんにも知られてしまうのですが、
お舅さんは意外にも温厚な紳士で、息子の嫁や自分の妻の情夫にも、寛大に接します。
お姑さんも、嬉し恥かしの五十路の浮気に耽るようになりますが、夫婦の関係は続きますし、むしろ深まります。
吸血鬼が、人妻のまま、彼女たちを愛そうとするからです。
いかがわしいことをやめさせようとしながら、ミイラ取りがミイラになる。
そんなところに萌えのポイントがあるのかもしれないですね。

ブログ拍手♪

2019年01月16日(Wed) 23:56:56

ちょっとこちらから目を話しているあいだに、ちょっと前に14もの拍手を頂戴しました。
とても嬉しかったです。(#^^#)
たぶん、以前から目を通しておられたものに、まとめて印をつけられたのかな?と想像していますが、
テーマ的にかなりはっきりとした共通性がみられ、少しずきッときました。
カテゴリは「少年のころ」が多いのですが、ほとんどがハイソックスのお話なんです。
私のなかでもいくつか気に入っているお話がありますので、少しだけ紹介してみます。

「スポーツハイソの時代」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-3015.html
同じクラブに所属する男子数名が、色とりどりのライン入りハイソックスの脚を並べて、
学校に出没する吸血鬼に咬ませてゆくお話です。
個人的に気に入っているのは、キャプテンが堕ちてからその風潮が部員たちの間により素早く浸透するようになったというくだり。

さいごに大人になってからの主人公が、若い声たちが行き交う体育館を眺めて回想にふけるシーンがあります。
何気なく描いたのですが、いまでも記憶に残っています。


「デニムの半ズボンに、スポーツ用ストッキング」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2505.html
自宅に侵入してきた吸血鬼に、「あいにくだけどこの家には女の子がいないんだ」と言いながら、すすんで血を吸わせようとする少年。
強いられているはずの吸血を、むしろ自分を襲っているやつよりも愉しんじゃっている感じが漂います。
このお話、拍手の少ない当サイトにありながら、じつに11もの拍手をいただいています。


「少年少女のハイソックス」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2472.html
吸血鬼を歓迎する学校に行った主人公が、あてがわれた教室にいた男女の生徒たちの色とりどりのハイソックスの脚を狙うお話です。
男の子が女子と同じようにハイソックスを履いていたのは、じっさいには1970年代ころのことですから、いまとなっては大昔のことですね。
時折ネットを見ていると、ごくまれにですが当時の画像に出くわします。
男の子たちが、女子が履くようなライン入りのハイソックスを堂々と履きこなしている時代。
ついこの間のようでありながら、遠い昔の別世界です。


「素っ裸に、ハイソックス」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2342.html
生き血を吸い取られ、妻や娘までモノにされてしまった男が、吸血鬼になって、別の家に侵入して、
その家の夫をたぶらかし、妻や娘も餌食にする・・・限りなく続いてゆく食物連鎖。


「少女の履く、白のハイソックス~入学式帰り~」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2295.html
「もしもママの血で、足りなかったら。真由香の血を吸っても、いいからね。」
目のまえで母親の生き血を吸っている吸血鬼にそんなふうに声をかけてしまう、心優しい少女のお話。


「初体験のハイソックス 初体験の黒ストッキング」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2266.html
十三夜かけて、家族全員の生き血を吸い取ってしまうという残忍な吸血鬼。
けれどもその家の少女は彼に心優しく接して、家族はだれひとり血が尽きることがなかった――そんなお話です。


14のお話は、古いものでは2010年のものまであります。
ほとんどがハイソックスもの、カテゴリでいうと「少年のころ」にあたります。
いずれもが、昭和の香りがほんのり漂うお話です。
おひまなかたは、ひととき御覧になっていってくださいね。
(^_-)-☆

「逆」単身赴任――街の体験を再現する夫たち

2019年01月06日(Sun) 09:26:25

「オ、岩瀬くんか。久しぶりだね」
E市の事務所に着任すると、真っ先に声をかけてきたのは嘉藤だった。
「あ、どうもお久しぶりです。お元気そうですね」
ありきたりの返事を返す岩瀬に、嘉藤は周囲に聞こえないように耳打ちをした。
「前任地での出来事を会社で話すのは、ご法度だからな」
わかってますよ・・・と、岩瀬は苦笑いしながら応じた。

お互いにとって前任地は、夫婦の歴史を塗り替える場所だった。
吸血鬼の棲む街に赴任させられたものたちは、夫人の帯同が義務づけられていた。
当地での業務はほとんどなく、夫たちは労せずして高給を手にすることができた。
その代わり、同伴した妻や娘たちは、その地に棲む吸血鬼の毒牙にかかり、彼らの愛人に加えられていったのだ。

岩瀬の赴任は、嘉藤よりだいぶあとだった。
都会で借財を重ね、その追求から逃れるためにこの会社に入社し、吸血村への赴任を希望した。
妻も同意の上だった。
妻を吸血鬼に襲われて犯されてしまうのは、もちろん歓迎すべからざる境遇であったけれど、
もはや岩瀬にそれ以外の選択肢は残されていなかったのだ。
先輩にあたる嘉藤もきっと、なにか都会にいられない事情を抱えた立場だったのだろう。
借金は会社が肩代わりして返済してくれたので、このほど晴れて都会住まいを再開することのできた岩瀬だったが、
はたして嘉藤はどうなのだろうか。

嘉藤はその美しい熟妻を、あの街に残してきていた。
7人もいるという愛人たちが、嘉藤夫人との別離を惜しみ、嘉藤が彼らの思いに好意的に応えた――ときいていた。
いまでも嘉藤は週末ごとにあの街に戻っていたが、「2回に1回は見守り係さ」と、苦笑いしながら告白した。
帰宅した夫は、吸血鬼どもが自分に代わり妻とくり広げる熱々のラブ・シーンをたっぷり見せつけられてひと晩を過ごすのだという。
「いい齢をして男を7人も作りやがって」
嘉藤は心許した岩瀬にそう毒づいたが、
「俺の女房は魅力的だから、男が7人もいるんだぜ」
と、自慢しているようにさえ岩瀬の耳に響いた。

岩瀬の妻、紗栄子もまた、街に棲みついてすぐ、吸血鬼の来訪を受けていた。
出勤していった後の岩瀬家は、ほかの都会住まいだったサラリーマンの家庭同様、吸血鬼のハーレムと化していた。
ひとりの吸血鬼だけに奉仕することが決まった人妻以外は、月に1回、「ご開帳」と呼ばれる儀式を体験した。
その晩は、どこのだれが通ってきても受け容れるという儀式で、それをきっかけに愛人を増やす人妻も多かった。
すでに吸血鬼に妻を寝取られた夫たちにも、「ご開帳」への参加は許されていたから、
そういう夜に夫たちは、来訪する男どもの行列のなかに、勤め先の同僚の姿を見出すことも珍しくなかった。
「あいつ、うちの女房に関心あったんだな」
そんな新たな”発見”が、翌日からの夫たちの関係を変えた。
それまで高飛車な態度だった上役が、妻を抱いた若い部下に和やかに接するようになったり。
同僚どうしで公然と妻を交換し合ったり。
いちど抱いた若い部下の奥さんが忘れられなくなって、そんな上司の想いを察した部下が家に夕食に誘ったり。
奇妙なことに、妻を共有した経験をきっかけに、関係が良くなるのがつねだった。
岩瀬の妻である紗栄子と嘉藤の関係もそうだった。
自室で仰のけられた妻の裸体に覆いかぶさろうとする嘉藤は、岩瀬と目が合うときまり悪げに笑った。
けれども、そのあとの行為はどの男のそれよりも激しかった。
愛妻のうえにのしかかる上司。息をはずませてそれに応じる紗栄子。
ふたりの組み合わせに、岩瀬は不覚にも射精をこらえきることができなかった。
以来嘉藤は、岩瀬家に足しげく通うようになった。
「うちにお客が来ていてね」
それが嘉藤の口癖だった。
年輩だったが評判の美人だった嘉藤の妻のもとには吸血鬼たちが足しげく通いつめて、
夫の嘉藤は彼らに遠慮をして帰宅を遅らせるのが常だったのだ。
吸血鬼に妻を犯されているあいだ、嘉藤は部下の家に招かれて、その若妻を抱きすくめる――
「まるで食物連鎖ですね」という岩瀬に、「そう言うなヨ」と嘉藤は満足げに目を細めていた。


「嘉藤さん、今夜いっしょに夕食いかがですか?妻も会いたがっていますし」
岩瀬が嘉藤にそう持ちかけたのは、再会の翌日のことだった。
「まだ引越しで落ち着かないんじゃないのか?」という嘉藤に、
「お逢いした方が気分が落ち着くと、紗栄子が言っていました」と伝えた。
嘉藤はもちろん、よろこんで応じた。
「酔いつぶそうか?それとも、ロープでぐるぐる巻きか?」
嘉藤の問いに、「ロープ、用意してあります」と応えながら、岩瀬は以前と同じ呟きを口にした――まるで食物連鎖ですよね?と。

久々に顔を合わせた岩瀬夫人の歓待に、嘉藤はしたたかに満足した。
部下を縛ってしまうと、エプロンを着けたままの紗栄子を後ろから羽交い絞めにして、吸血鬼みたいに首すじを吸った。
「あぁあ・・・っ」
紗栄子が柳眉を逆立てて、嘉藤に応じた。
初めて咬まれて以来、首すじを吸われると感じてしまうのが、紗栄子の習性になっていた。
目のまえでは、縛られた岩瀬が目を充血させてこちらを見ている。
「亭主の前で感じちゃっていいのか?」
と、紗栄子を責めながら、スカートのなかに手を入れて、秘所をグイグイとまさぐり続けた。
紗栄子の身体から力が抜けて、たたみの上にひざを突いてしまうと、力まかせに押し倒した。
パンストを半脱ぎにしたまま犯すと、岩瀬が特に昂奮するのを、嘉藤はよく心得ていた。
嘉藤の虐げるように激しいセックスに、岩瀬夫人も、岩瀬じしんも、したたかに感じつづけてしまっていた。
ここは吸血鬼のいない都会の一隅だったが、マンションの室内では、あの街と同じ光景が再現されていった。


それ以来、岩瀬夫妻と嘉藤の交流が再開した。
「今夜どう?」と嘉藤が誘うと、岩瀬は必ず応じた。
紗栄子は専業主婦だったので、いつでも都合を合せることができた。
初めての夜は娘2人の寝静まった深夜だったが、
「もう娘たちも年ごろなので、夜よりは昼間のほうが気を使わなくて良いです」
と、紗栄子は母親らしい気遣いをみせた。
嘉藤と岩瀬は業務上もコンビを組んでいたので、出張・直帰の名目で、事務所をそうそうにあとにすると、岩瀬のマンションへと直行した。
どうしても夜になるときは、あらかじめ指定したホテルに紗栄子が待っていた。
よそ行きのスーツ姿に息荒くのしかかってゆく嘉藤の背中を、岩瀬はいつも昂った眼で見つめつづけていた。


「紗栄子が、街に帰ります」
岩瀬の告白に、嘉藤は眉をあげた。
以前から紗栄子に執心だった吸血鬼が、どうしても戻ってきてほしいとラブ・コールを送って来たというのだ。
愛人の意向が夫のそれに優先するのは、つねのことだった。
そして紗栄子が一番気にかけたのは、夫のことではなく嘉藤のことだと、岩瀬は告げた。
「そう・・・それは寂しくなるね」
しんみりとなった嘉藤を慰めるように、岩瀬がいった。
「娘たちは当面、こちらに残ります。学校がありますからね。急には移れないんですよ」
街での赴任期間中、図らずも手にした高給で裕福になった岩瀬は、このマンションも持ち家になっていたし、娘たちは名門校に入学させていた。
姉妹はそれぞれ別の学校に通っていた。
上の娘はブレザーで、下の娘はセーラー服だという。
そう言えば、真昼に岩瀬のマンションで情事の真っ最中に、下の娘が急に帰ってきたことがあったのを、嘉藤は思い出した。
白と紺のセーラー服の夏服に、白のハイソックスの足許が眩しかった。
嘉藤の表情が動くのを読み取るように、岩瀬がいった。
「紗栄子の留守中は、娘たちに相手をさせます。紗栄子もそのつもりです」


岩瀬の上の娘を犯したのは、紗栄子が街に戻ったわずか一週間後のことだった。
下の娘を父親が連れ出した後、勉強を教えるという名目で姉娘の勉強部屋に入るとき、嘉藤はさすがに胸が震えた。
なにも知らない姉娘はにこやかに嘉藤を迎え入れ、机に向かう少女の傍ら、嘉藤はベッドに腰かけてよいと言われた。
折り返しのある深緑のハイソックスが、嘉藤の目を眩しく射た。
約束どおり、数学の問題を三問、解いてやった。
理系だった嘉藤には、ぞうさのないことだった。
少女は健康そうな白い歯をみせて、嘉藤にいった。
「教えてくれたお礼をしなくちゃいけませんよね?」
え?と首をかしげる嘉藤に、少女はちょっとだけ羞じらいをみせた。
「教えてくれたお礼が教えてもらうことになるって、母から聞いています」
回りくどい表現を、なんとか舌を噛まずに伝えようとする少女の口ぶりは、意図を裏切ってたどたどしかった。
「聞いているのか?」
「嘉藤の小父さんを悦ばせてあげてって・・・」
口ごもる少女を、これ以上しゃべらせるべきではないと嘉藤は感じた。
少女の手を引くと、思いのほか素直に立ち上がり、ベッドに座る嘉藤の隣に腰を下ろした。
力を込めてシーツの上に押し倒した少女の胸を、制服のブラウスの上から揉みはじめると、
彼女は、唇から生暖かい吐息を洩らした。
ピリピリと神経質にまつ毛を震わせる横顔が、紗栄子に似ていると思った。
嘉藤は少女の横顔に顔を近寄せていって、唇を奪った。
ピンク色をした唇をこじ開けて吸った少女の吐息は、唇の色と同じ色をしていると思った。
脱がされたパンツをハイソックスを履いたままの足首に絡みつかせながら、少女は初めての痛みに耐えた。
きちんとひざ下まで引き伸ばされたハイソックスが、切なげな足摺りとともに、弛んでずり落ちていった。

知っていたんです。
お父さまが小父さまを連れて帰ると夜は、いつも早くに寝かされるけど。
部屋まで聞こえてくるお母さまの声がふつうじゃなくって、怖くなって覗いちゃったんです。
お父さまが縛られているのを見て、小父さまはほんとうは強盗なの?って思いました。
仲良しの小父さまにだまされて、お父さまは縛られお母さまは襲われているのかな?って思いました。
でも小父さまとお母さまとは、息がすごく合っているような気がしました。
それからお母さまにお父さまから電話がかかって来て、どこかに呼ばれていくのを何度も見ました。
そのたびにお母さまは綺麗なお洋服でおめかしをして、あたしたちを残してウキウキと出かけていきました。
なにか楽しいことがあるのだろうか?と思っていたら、夜遅く帰って来たお母さまのストッキングが破けていました。
よく見ると、髪もちょっと乱れていて、ブラウスは着崩れていました。
あれはぜんぶ、小父さまの仕業だったんですね?

妹にも手を出すんですか?
良いですよ、あたしお姉さんだから、妹が怖がらないよう手引きしてあげます。
出来るお手伝いがあったら、いつでも申しつけてくださいね・・・

たどたどしく洩れる声色のすべてを聞き取ると、嘉藤は再び欲情を覚えて、
制服のスカートの奥にもういちど、強く逆立った一物を突き立てていった。
少女は目をキュッと瞑り、のけぞりながら歯を食いしばった。
声を洩らすまいとしているのがわかったから、声をあげるまで犯しつづけた。
「ァ・・・」
思わず洩らした小声に悔しそうな顔をする少女に、「声、あげたね?」と囁くと、
「イヤだ、小父さま・・・」と目をむいた。
抗議をしようとする口許を、唇を圧しつけて塞いでやると、少女は初めて、応えてきた。

岩瀬が再び街への転勤の辞令をもらったとき、嘉藤も同時に街に戻っていた。
嘉藤の妻の和香子は、すでに特定の彼氏を作っていたが、
今後も彼氏の来訪を自由に認めるという条件で、夫との同居を受け容れた。
なん人もの男たちとの交流を経て、性格もセックスもいちばん相性の良い一人を決めたのだ。
もっとも浮気性な和香子は、かつての恋人たちとも、時折夜を共にするので、
嘉藤は妻の多忙な日常に、再び振り回されるようになっていた。
和香子が自宅で彼氏といっしょに過ごす日は、嘉藤は自宅を明け渡して、岩瀬の家を訪ねた。
岩瀬の妻の紗栄子も多忙な日常を再開させていたので、いつも逢えるとは限らなかったが、
姉娘につづいて妹娘も犯していた嘉藤が、女に不自由することはなかった。
岩瀬はいつも、妻の情事に同行をさせられていた。
送り迎えはもちろん、吸血鬼の毒牙にかかる妻のありさまを見せつけられるという大任を仰せつかることもしばしばだった。

街を経験した夫たちは、他所の土地に赴任しても街の世界を再現してお互いの妻をむさぼり合い、
街に戻って来たあともまた、犯し犯される日常を愉しみつづけていった。

世を去ったはずなのに。

2019年01月04日(Fri) 10:39:28

貴方が世を去ったあとですね、とても面白いことになっているんですよ。
ふつうの人なら目くじら立てるような話なんですが、ほかでもない話好きの貴方なら、きっと面白がると思うんですよ。
ねえ、ちょっと耳を傾けてみませんか、ちょっとだけ、ご覧になってみるのもおススメですよ。

闇の彼方から聞こえてくる声に、わたしはふと目を覚ました。
おかしいな持病が高じて寿命が尽きたはずなのに、なぜ意識があるのだろう?
目を開けると、そこは真っ白な世界だった。
白い壁に包まれた狭い部屋。わたしが数年ぶりに生き返ったのは、そんな場所だった。
果たして実在する場所かどうかもわからない。
そこでは走馬灯のように、わたしがこの世からいなくなってからの映像が、映し出されていったのだった。

息子が大学を出て就職した。
かなりの大企業だったのに、すぐに退職して地方の街に移り住んだ。
いったいどうしたことかと思えば、上司の紹介でお見合いをした相手と結婚するためだということだった。
それならなおさら会社に残るべきだったのではないか?と思ったのだが、
傍らの声がそうでもなかったのです、と、教えてくれた。
その街はその企業の創業者の故郷で、若い人が少なくなっているから、移り住んでくれる人を社内で強く募集しているのだと。
いずれにしても、息子は若くてきれいな嫁をもらって、のどかな土地で自足した生活を得たようだった。

別の声が、さらに横から口を出した。
特ダネ情報です!奥さんが再婚されます。相手は吸血鬼です。
――えっ?それって、どういうこと?

その吸血鬼氏は、息子さんのお嫁さんの彼氏です。
結婚前から彼女やそのお母さんの血を吸っていて、どちらとも初体験をしているつわものです。
――そりゃ、たしかにつわものだね。。

吸血鬼氏は婚礼の席で、奥さんを見初めてしまいました。そして、つごうのよいことに未亡人だと知ってしまったのです。
息子さんが紹介したんです。
吸血鬼氏は、着飾って婚礼に出席された新郎の母親を、ホテルの室内で強姦しました。
黒留袖の帯をほどいて、まる裸にしてひと晩じゅうやりまくったのです。
――おお!なんということだ!

ふつうの奥さんなら、そのひと晩で、ご主人との思い出を一生ぶん、きれいに忘れてしまうほど強烈なのですが、
貴方の奥さんは気丈で意志の強い人です。婦徳を辱めたことについて謝罪を求められました。
吸血鬼氏は、紳士的に振る舞いました。潔く謝罪したのです。
奥さんはその謝罪を受け入れ、血液が不足しているのであれば献血に応じてもよいと仰いました。
――すこし寛大過ぎはしまいか?

そうですね、ちょっと謝っただけでOKしてしまうなんて、やっぱりご主人のことは忘れたのかもしれません。
ですが、何度も襲われるうちにほだされてきてしまいまして、とうとう吸血鬼氏の求婚をお受けになられたのです。
おめでとうございます。
――おめでとうと言われると悪い気はしないが、ちっと情けない気もするね。

吸血鬼氏は喪服が好きで、奥さんには逢瀬の時に喪服を着てくるようにとおねだりしました。
奥さんは彼の希望を好意的にかなえてあげました。
だから奥さんが毎日喪服を着ているのは、決して貴方を弔うためばかりではなく、彼氏を悦ばせるためでもあるのですよ。
――喪服姿はたしかにわたしもそそられる。わからん気もしないではないが・・・苦笑

きょう、奥さんはいままでのお宅を出て、吸血鬼氏の棲み処に移られます。
お!でも感心ですね。ちゃんとあなたのお仏壇に、手を合わせていらっしゃる。
――律儀でまじめな女なのだよ。

妻:とうとう貴方以外の男性のところに嫁ぐことになりました。
  けれども貴方の菩提を弔うことも忘れません。その条件で、あのひとのものになることにしました。
  貴方のことを思って喪服を身に着け、あのひとを悦ばせるために脱がされてゆきます。
  どうかこの愚かな未亡人のふしだらを、許してくださいね。
――許すとも!許すとも!

妻:アラ、貴方のお写真がちょっとだけ笑ったような。
  貴方もともと助平でいらっしゃいましたからね。
  わたしたちが愛し合うところを御覧になって、悦にいっていらっしゃるかもしれませんね。
  いやらしいひと。

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる ~月田家の場合~ きまぐれなかいせつ6

2018年10月30日(Tue) 08:08:42

長々と綴って来たこのシリーズも、ここでいちおうの完結です。
完結という気がしないというかた、それはたぶん、気のせいです。(笑)
ほんとうは、月田氏と月田夫人とお父ちゃんとの、まったりとした三角関係な日常をもう少しねっちりと描いたり、
まゆみが校庭の真ん中で校内のみんなが見つめる中で処女を喪失したり、
そのまえに、練習台にされてしまった心優しいお嬢さんである霧川朋子が、「齢の順だ」と理不尽な選択をされて、
やはりお似合いなくらいお人好しのお兄ちゃんに見守られながら、お父ちゃんに純潔を散らされていったり、
きっとそんな場面が必要なのだとは思うのですが――いまはそれを描く力がありません。

さいごの数編は、≪番外編≫とあるとおり、かなり不ぞろいです。
ナギの日記に対する月田父娘の反応とか、公演で襲われた善良な霧川朋子のその後とか、
不倫のときに着ていくお洋服を買いあさるようになった月田夫人とか、
それぞればらばらに語られます。

たぶんこのあたりで、妄想の闇が薄らいでしまったのかもしれません。
さいごの作品の二行は、あまりにも尻切れトンボだったお話の末尾として、さきほど付け足したものです。
違和感がなく読まれると良いと思います。

長々とお付き合いいただいたみな様、どうもありがとうございました。

追記
このお話はあまりにも長いので、お話のすじのころあいをみて、あっぷを一段落させてあります。
そして、あっぷした日のさいごの記事を毎回、「きまぐれなかいせつ」にしてあります。
描きたかったことなどなどは、こちらの「きまぐれなかいせつ」にまとめてありますので、
ネタバレがあってもよいというかたはコチラだけ読んでいただいても、意味は通じるかもしれません。
(通じないかもしれません 笑)
本編と合わせて、お愉しみください。^^

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ きまぐれなかいせつ5

2018年10月28日(Sun) 23:59:27

月田家の崩壊物語も、このあたりで一段落の気配です。
妻も娘も、吸われてしまいましたからね。!(^^)!
ですんで、お話の内容も、やや散漫になっているかもしれません。
じゅうぶん濃いですって?^^
そう言ってくださる方がおひとりでもいらっしゃれば、この連載は成功♪ということにしたいと思います。

まゆみは母の不倫を知り、母はまゆみが献血を始めたことを知り、
互いに知っていることを自覚し合いながらも、うわべは平穏な日常を過ごしつづける・・・というのが、メインのすじ書きになります。
合い間に、例のダメ教師がナギにやっつけられたりとか、ナギの稚拙な言葉遣いの日記がどうにもホラーであるとか、そんな脱線をしながら・・・ですが。

このお話、あと若干の番外編がありますので、さいごにそれを載せてお茶を濁そうと思います。
濁った粘液をたっぷりと股間に注ぎ込まれた母娘に、祝意を表しながら。^^

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ きまぐれなかいせつ4

2018年10月27日(Sat) 11:00:32

ちょっと日があいてしまいましたが、本編のクライマックス?であるところの、ヒロインのまゆみが血なし父娘に咬まれるシーンです。
(^^)
いつもよりすこしだけ、しつような咬み方(とくに父ちゃん)になってしまいました。^^; まゆみちゃんごめんなさい。(^人^)

唐突に登場する担任の春田ですが、ダメ教師の典型のような人として描きました。
学校教師の若妻が吸血鬼に犯されるシーンもあってよいはずなのですが、ココはどうにも筆が進みませんで、存在していません。
読者諸賢は、てきとうに想像してくださいますように。^^
どちらかというと、旧校舎でナギが年上のお姉ちゃんを手玉に取るくだりのほうが、個人的にははるかに魅かれますね。^^
吸い取られた春田の血は、ナギの卑劣な千変万化のために役だっただけでした。(笑)

ここでナギは初めてまゆみに、自分は本当は死んでいるのだと打ち明けます。
もしかするとナギは、生前の最後の姿のまま齢をとり、じつはまゆみと同年代の女の子だったのかもしれません。
いずれにしても、彼女のまゆみにたいする愛着と憎悪とは、すくすくと年頃の娘に育った女子への羨望と反感があるのだと思います。
まゆみの血を得ることで、自分自身もまた、年ごろの女の子になれるのでは・・・みたいな。
父親に襲われるのとどっちがいい?と選ばせてみたりとか、かけっこの終盤戦で甘えてみたりとか、
同性愛的な愛着を感じさせる部分もあります。
どちらにしても、ナギのまゆみに対する感情は、ひと筋縄ではいかないように感じます。

血を吸い尽されたまゆみが一転して笑いこけてしまい、ナギと仲良くなるシーンは、すこし唐突だったでしょうか?
すっかり洗脳されてしまったまゆみは、以後はナギの姉代わりのような存在になってゆくのです。

付記
いま現在、16・17話が表示されていません。「ちゅうがくせい」という単語がひっかかっているようです。(どうしてこんな単語が?)
でも、本文をちょっと見ても、それがどこにあるのか発見できません。
よって、当面はこのままとなります。
このくだり、お手数ですが、弊ブログのミラーサイトがありますので、コチラで御覧になってください。
m(__)m

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ 15 まゆみの担任
http://aoi17.seesaa.net/article/462409874.html

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ 16 旧校舎の教室にて
http://aoi17.seesaa.net/article/462409904.html?1540602087

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ 17 血なし鬼の父、まゆみを咬む
http://aoi17.seesaa.net/article/462409934.html?1540602212

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  ~月田家の場合~ 9 少女ふたり

2018年10月22日(Mon) 07:23:03


逃れるように立ち去った家の前からすこし歩くと、横なぐりの風の向こうに、ちいさな人影がまゆみと差し向かいに佇んでいた。
自分よりずっと年下のその少女は、こちらが気まずくなるくらい、長いことひっそりと押し黙っていた。
「なぁに?あたしに何か用!?」
我ながらいやになるくらい、苛立った声をしていた。
少女は白のブラウスに真っ赤な吊りスカート、背中には赤いランドセルを背負っていた。
自分がとっくの昔に卒業したはずの服装だった。相手は、年端も行かない子供だった。
それだというのに、この苛立ちはなんだろう?
ずっと年下のこの子に、あたしは気圧されている、なんて、意地でも思いたくなかった。
少女は齢に似合わない冷ややかな態度で、にやりと笑った。
およそかわいらしさのない、昏く獣じみた笑いかただった。
棒立ちになったセーラー服姿にゆっくりと歩み寄り、すれ違いざまにふたりだけに聞こえる声でいった。
「あたし、お姉ちゃんの父さんと母さんの秘密知ってる」
砂ぼこりを含んだ横風に真っ赤なスカートをたなびかせて、少女はそのまますれ違っていった。おなじ横風に紺のスカートを吹きさらし、ぼう然と立ち尽くしたセーラー服姿を置き去りにして。


ナギが、真っ赤なスカートのすそをつまんでつまらなそうにぶらぶらと歩いていると、道の向こうからうっそりとした人影が近づいてきた。
どうやら、自分のことを待ち構えていたらしい、と、ナギは本能で感じた。
彼女は埃まじりの風の彼方を見通そうと目を細めた。血を吸える相手なら、年寄りでも男でもよかった。
土地のものならたいして抗いもしないで首すじを噛ませてくれることを少女は知っていた。
けれども彼女はすぐに、がっかりした顔をして「なんだ、父ちゃんか」といった。
肩を怒らせた父親がそこにいた。
「あの娘になに話した?」
手かげん抜きの詰問だった。
「父ちゃん、へんだね」
父親の怒り声にも、少女は動じなかった。
「いっぱい吸ったあとなんでしょ?あの小母ちゃんの血」
少女は黙って、父親に手首を片方差し出した。
ふたつ並んだ咬み痕が、どす黒い痣になって、少女の手首に滲んでいた。
父親は娘の手首を両手で掴まえると、性急に唇を押し当てた。
男は分厚い唇を咬み痕に這わせると、つよく吸った。
じゅるうっ・・・と、汚ならしい音があがった。
少女は白い顔をして、父親の狂態を見つめていた。
「どこの家さ、上がり込んだ?」
父親の問いに、少女はこたえなかった。
「どこだっていいじゃん」
少女は父親をからかうように笑った。
血の出がおさまった傷口から男が紅いしずくを舐め取ると、少女はいった。
「あたしも、あのお姉ちゃんの血を吸いたい」

秘密

≪長編≫ 田舎町の吸血父娘、都会からの転入家族を崩壊させる  きまぐれなかいせつ(7話まで)

2018年10月22日(Mon) 06:42:53

■アイテムについて
冒頭に出てくる紳士用のストッキング地の長靴下は、バブル期ごろまではごくふつうのサラリーマンが、ごくふつうに着用していました。
履いていたのは中堅以上のかたが中心だったので、その世代が職場からいなくなりつつあるこんにちでは、ほとんど見かけることがなくなりました。
次世代に受け継がれなかったアイテムとなってしまったのは、ご婦人受けがよろしくなかったことが考えられます。
筆者もある時期ふつうに着用していたことがあるのですが、電車の中で向かいの席に座っている女子高生二人組が、柏木の足許をチラチラ盗み見しながら、「あれってストッキング?」「きれい~」と、冷やかすような低い声で露骨に品評していました。
リアルでも、同僚の女性が他の男性に「なんであんなの履いてるの?ヘンだよ」と言っていました。
この種の靴下を愛用していた人たちが、ストッキングやハイソックスに対する嗜好、ひいては女装願望などを、どのていど抱いていたかは知る由もありません。
ただ、この種の長靴下のリアルな愛好者の名誉のためにいえば、乏しい身近な経験では、愛用者は厳格な性格の方が多かったように思います。

■都会からの転入家族
ここで語られる一家は、なんらかの理由で都会から転入してきています。
直接は、人事担当者の勧めに従っての転勤――となるのですが、どうやら訳ありのようです。
借金がかさんだか、うらみをかって都会に居続けることができなかったか、ふつうであれば会社を辞めて夜逃げでもしなければならない状況が想定されます。
ところがこの会社は、そうした社員でもかくまい通してくれるようです。
もちろん、創立者が生まれ故郷である吸血村に奉仕するため、血液を供給できる社員を家族ごと放り込んでいるという環境あっての話なのですが。
このプロットは、田舎の好色な吸血鬼の手にかかる都会の家族をテーマにしたどのお話でも共通のものですが、吸われる側にある程度の同意感情があるということで、家族もろとも吸血鬼の手にかかるというテーマから、悲惨さを除去する装置になっています。

■年端もいかない少女の吸血鬼
ナギというヒロインは、謎めいた少女です。
大の大人の血を吸うのに、気づかれないように背後から忍び寄って、持ってきた椅子の上で背伸びをしながら首すじを咬む――みたいな、稚拙な手口で月田氏を篭絡します。
自分の手の内に入った月田氏を、月田夫人目あてのお父ちゃんに紹介し、家まで連れて行かせたりとか、かなり思い切ったことをこともなげにやってしまうような、幼稚な残酷さの持ち主のようです。
後段で、ナギの寂しさが描かれますが、そこでは彼女のゆがんだ過去が明らかとなり、利己的な考えをそうと意識しないで抱きつづける心中が語られます。

■村に所在する都会の会社という装置
冒頭で、主人公の月田氏と向かい合わせの席で村の長老に吸血される同僚が登場します。
一貫して「黒沓下の男」と表現されるように、この場面だけのいわゆる「ちょい役」のようです。(目下のところ)
彼の役割は、ややまわりくどく語られるその前歴をとおして、月田氏がたどるであろう近未来を暗示させることにあります。
法事の手伝いという名目で駆り集められ、ほかの家の主婦もろとも、黒一色の礼装を汚された黒沓下夫人。
夫人を犯したその足で、夫の勤務先を訪れ、夫にまで薄黒い靴下を履かせて脚に咬みつくという、コアな長老氏。
大仰な誓約書にサインをさせられて、妻を寝取られることを承認してしまう黒沓下氏。
お話の本筋ではないため凝縮して描いてありますが、このご夫婦だけで、一篇のお話を描ける内容になっています。

■吸血される社員に寛容な勤務先
訳ありの社員だけが集められるこの事務所は、吸血される社員やその家族に対して寛容です。
自身が吸血されたり、妻や娘を犯されてしまう同僚たちは、別の意味での自分自身だからです。
自分の娘よりも年下の少女によって寝取られ願望を植えつけられ、家に残してきた妻の様子をのぞき見したい欲求にかられる月田氏に、職場はすすんで臨時休暇を与えます。
彼を侵蝕されつつある家庭に帰宅させる行為はきっと、彼をこころよく送り出した同僚のだれもが経験したものなのでしょう。
そこで得たものが、月田氏をもこの土地に根づかせるのに有効だからそうするのでしょうが、同時に、もしかすると初めて妻を襲われたころの記憶を月田氏の行動にに求める同僚たちの視線も、意識してもよいのかもしれません。
理解ある職場を得たことで、月田氏は律儀で勤勉なサラリーマンの日常から一歩踏み出して、吸血鬼に妻を襲われることに快感を見出す変態性を、なんの障礙もなく開花させていくのです。

親友の愛妻物語~ひとまずの決着~

2018年08月06日(Mon) 08:13:57

おはようございます。柏木です。

明け方から描きつづけた親友物語、「【小話】アウトドア派」に始まり前作までは、一連のお話です。
さいしょは「アウトドア派」の小話だけで終えるつもりだったのですが、
後日談を描きたくなってついずるずると続けてしまいました。 (^^ゞ

今回は吸血鬼ではなく、ふつうに生身の男です。(笑)
吸血シーンも入れようか?と思ったのですが、それなしでもイケそうだったので、あえて入れませんでしたし、
輪姦バージョンも作ろうか?と思ったのですが、あくまでぶれずに行くことにしました。
三人の存在感がかなりリアルに想像できたので、ひとつの矛盾しないお話にしてみたかったのです。

アウトドア派と称する親友に誘われて妻同伴でドライブに行ったら、
親友の正体はアウトドアで女を犯すのが好きなやつで、奥さんを犯されてしまうのですが、
旦那は妖しい歓びに目ざめるわ、奥さんは相手の男と身体の相性がバツグンなのを確かめてしまうわで、
けっきょくヒロインを夫と間男が仲良く共有することで折り合う――という、いつもながらの話ですが、
それぞれ短く分けたのは、描きたい視点が異なったためです。

以下はねたばれになりますので、よければ本編を読んでから御覧下さい。


「だれのため?」では、
夫のためだけに生きたいから、貴男(アウトドアの男)とは結婚できません。
と、アウトドアの男のまえ、奥さんが生真面目に宣言するところを描きました。

夫は、「きょうは、このあたりで・・・」と、
やんわりとこれ以上のプレイの継続の中止を促し、アウトドアの男は素直にそれに従います。

奥さんは怯えたように夫の背中に隠れますが、アウトドアの男は奥さんに、「来週またチャンスを下さい」といって、
あくまで奥さんをモノにしたいという意思表示をします。
夫婦連れだって翌週男の自宅を訪れたのは、彼の意思表示への無言の返答でもあるわけです。
家庭訪問した土曜日はインドアだったから来週は・・・という男に対して、「明日でもOK」と応える奥さん。
粋な応対ですね。
さいしょのドライブの帰りでは夫の隣の後部座席に座っていた妻が、今回は助手席に位置を移している・・・というあたりは、描いている本人が萌えていました。(笑)


「気に入ったところ。」
では、奥さんが男をどのように気に入ったのか?を描きました。
夫に促されてそれ以上の追及をやめたところと、手の甲への接吻です。
時には退くことも、お相手の気を惹くことにつながるのかもしれません。

さいごの一行で、奥さんの心がかなり彼に傾いているところを添えてみました。


「来週の予定。」
では、さいしょの日の帰り道から、帰宅後の夫婦の語らいを描いています。
感情をあらわにした修羅場にせずに、抑えたトーンでお互いの意思を確認し合う。
そんなシーンにしてみました。


「言葉と振る舞い。」
文字通り ですな。^^
言葉ではあくまで貞淑な人妻を装いながら、腰ではしっかり応えちゃってる。(笑)


さいごのまとめが、前作です。
こんどはアウトドアの男目線で描いてみました。
ひとつの行為がひとそれぞれの目線からどう見えるのか?というのは、私にとって永遠のテーマかもしれませんね。

今朝は珍しく、この記事も入れて9つもあっぷしてしまいました。
もしかすると、新記録化もしれません。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

ナッシュさんのイラスト

2018年07月25日(Wed) 05:19:27

最近見たナッシュさん(「ナッシュの娼館」主催)のブログで見かけたデッサンがどうにも気になって、ひさびさに絵を描いてみました。
サイズがでかすぎるのでこちらでのあっぷはひかえますが、よかったらコチラを見てやってください。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=69848511

ちなみに、原画はコチラです。^^
http://nash00mousou.blog.fc2.com/blog-entry-645.html

すっかりご無沙汰になっています。(管理人のつぶやき)

2018年05月03日(Thu) 22:22:45

柏木です。
このところ、すっかりご無沙汰になっております。

どうしたものかこの1・2か月というもの、ぱったりと筆が進まなくなりました。
描きかけたものはじつはいくつとなくあるのですが、どうにもさいごまでお話が続きません。
どうやら柏木の身辺から、”魔”が遠のいているこのごろです。

こういう描きものは妄想の起きやすい夜のほうが進みがち・・・と思いきや、
(ココに以前からお越しの方はご承知かもしれませんが)
私の場合は起き抜けがもっとも妄想のほとばしる時間帯です。
そんな妄想が湧いてくることを、「”魔”が降りてくる」としばしば表現させていただいています。

いちど”魔”が降りてきますと、時には突き動かされるようにキーを叩きつづけて、
そのキーを叩くスピードよりもはるかに速く、
私の頭のなかで登場する人物たちが、私の思惑を超えて勝手にものを考え、話し、行為を遂げてゆくのです。
たいがいのお話が、かなり長いものも含めて、おおむね30分から1時間くらいのあいだに、一気に描き進んだものです。
(よって、時にはつじつまの合っていないお話もあるかもしれません・・・汗)

ところがこのところは、”魔”の降りてくることがほとんどなく、
かりに降りてきたとしても、見えたり聞こえたりするものがかすかで、しかもすぐに遠のいてしまって、
下書き――”魔”の動きが活発な時には、下書きをすることさえまれなのですが――を書きとめているうちに
”魔”の気配がだんだんと遠くなってしまって、結末まで至らない・・・そんなことがしばしばなのです。

もともとこのブログは、私のなかで沸き起こる妄想を止めることができずに、
「いっそ、妄想をすべて吐き尽してしまうまで描いてしまおう」という意図のもとに立ち上げたものです。
以来13年間の間に、3000以上のお話が、つむぎ出されてきました。
この流れがこのまま終わるとはとても思えないのですが・・・いまは大きな休止の時期なのかもしれません。
時折こちらにお見えくださる読者の皆さまには、良いお話を提供できず心苦しい限りなのですが、
事情をお察しの上、いましばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

【ビジュアル版】交わりが拡がってゆく。 by霧夜様 Part2

2018年02月22日(Thu) 05:46:59

またまた!
前作「交わりが拡がってゆく。」のイラストを、霧夜さまから頂戴することができました!
木内の妻が夫に誘われるまま、吸血の場に臨もうとする場面までです。

「イメージ化したい人物の順位は娘>婚約者>妻の順」と、霧夜さまの中では最下位であるはずの木内夫人ですが・・・
惚れました!(笑)
とくに、1枚目と3枚目の、眉をひそめてややしかめ面になっている木内夫人。
この人、結婚を控えた長男と、どうやらまだローティーンらしい長女の二児の母なのですが。
若干若づくりなのは、むしろOKなのではないでしょうか。
むしろ、これくらいのなまめかしさは必要ですよね?^^
読者にとっても、彼女の血を吸う吸血鬼にとっても。^^

さいごの場面。
ほんとに、いいトコロで切れていますね? ^^;
びっくり驚愕する木内夫人。
この芝居がかった大げさなポーズが、なんともご愛敬です。
昭和の恐怖まんがみたいで。^^

と、いうわけで――
それらしい画像 とかではなくて、自作の小説が絵詞になって展開される吸血絵巻。
とくとお愉しみあれ。^^

次回以降がつづくかどうかは、霧夜様しだいです。(^^)


180222 01 180212霧夜 予備05


180222 02 180212霧夜 06


180222 03 180212霧夜 07


180222 04 180212霧夜 08


180222 05 180212霧夜 予備09


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