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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

間男に捧げる親近感

2005年05月31日(Tue) 23:46:37

間男というものに、奇妙な親近感を覚える。
ひとりの女性を通して結ばれた関係。
「兄弟」ともいうらしいから、やはり近しい関係には変わりないであろう。
対象となる女性は多くの場合、遊び相手の女である。
「よぅ、兄弟」
こういうときの「兄弟」には、そんなかんじの、ちょっと下世話なムードが漂う。
しかし、女が自分の妻である場合はどうだろうか。
関係はより濃厚なものにならざるを得ない。
生涯の伴侶だからである。
その身にしみ込んだ汚辱のいっさいを、一生かけて受け容れつづけることになる。
注ぎ込まれた精液が股間を濡らしているあいだ、妻ははっきり、ほかの男のものである。
しかし、それが乾いてしまっても、妻の一部・・・半分くらいだろうか・・・はやはりほかの男のものである。
妻が貞淑であればあるほど、捺された刻印は重い。
そして、刻印を残した男性とのかかわりも、濃いものになる。
妻を共有する相手。
もしも共存することが許されるのであれば、それは家族に限りなく近い存在。
妻の不倫相手が、夫ともよろしくつきあえるほどの男であれば、逢ってみたい。いい関係を作ってみたい。
どういうわけか、そういう衝動が色濃く、私にはつきまとっている。
ただの不倫は、裏切り行為である。
そういうものには、昂奮は覚えない。
が、もしも妻の不倫行為というものを、夫と間男とで表裏から愉しむことが可能だとしたら…
同性間にもセックス・パートナーという関係が成り立ち得ると、私はどこかで感じ続けている。

ストッキングの罠

2005年05月30日(Mon) 22:46:00

帰宅するとすでに、妻の寝室から灯りは消されている。
私はまっすぐに、隣の書斎に向かった。
先客に夫婦のベッドを使われてしまっていることが多いので、
そういうときには私の床は書斎にしつらえられる。
真っ白なシーツの上に、黒っぽいなよなよとした衣類がとぐろを巻いていた。
妻がいつも身に着けている、黒のストッキング。
「今夜はお相手できないので、自分で慰んでください」
ストッキング・フェチである私のことを見越してのメッセージ。
罠に自分からはまっていくように、私はストッキングを取りあげて、震える指でつま先をさぐってしまっている。
そのときたぶん、私はほろ苦い笑みを浮かべているのだろう。
しなやかな薄手のナイロンのぬらりとした肌触りが、刺激を誘う。
直穿きしているパンティストッキングのなかで、股間が逆立ってくるのを覚える。
「うう…ん。あ、あ…っ…オォォ…ッ…」
隣室から洩れてくる呻き声には、苦痛とも喜悦ともつかない濃い情念がこもっている。
それが間歇的に、不規則だがある波長を伴って、私の鼓膜を狂おしく震わせ続ける。
素肌の奥深く、毒蛇のような牙を埋められて、生き血を吸い取られているのだろうか?
それともすでに、股間に夫いがいのものを受け容れてしまっているのだろうか?
声だけでは、いずれとも判別できない。
壁ひとつへだてた闇のなかで、妖しく身をくねらせているであろう妻の肢体。
堅実な主婦としての日常の仮面をかなぐりすてて、娼婦のように腰をすりあわせ、激しい上下動に身をゆだねているであろう妻。
忘我のなかで焔のような吐息をはずませながら、ぎしぎしとベッドをきしませている・・・
妄想のなかでそうした一齣一齣が、リアルに浮かび上がり、私を狂わせる・・・

翌朝洗濯のためにストッキングを回収した妻はそこに白い痕を見出して、ニッと笑うであろう。
「やっぱり残っている・・・」
と。

一夜明けて

2005年05月30日(Mon) 08:15:00

生命の保証と引き換えに、吸血鬼に血を吸わせるようになった妻。
ドアの向こうから洩れてくる呻き声は、どこか悩ましい。
私とセックスしているときよりも、ずっと悩ましい。
淡い嫉妬が胸の奥を焦がすのを心地よく思うのは、狂った私の感性ゆえか?
もちろん、行為は吸血だけでは尽きない。
ぞんぶんに潤った柔肌に唇を吸いつけさせておきながら、それだけで我慢しろ、とは、望むほうが酷であろう。
夫婦のベッドで吸血鬼の腕にかき抱かれながら、もう抗いようもなく・・・婦徳を辱められてゆく。
しかし彼女もまた積極的に、夫を裏切る行為に加担している。
いやいやながら服を脱がされ剥ぎ取られてゆくというのに。
あのしどけない乱れようはどうだろう?
意に染まない凌辱とは裏腹の、メロウに淫猥な香気をさえ漂わせて、
戯れるように、舞うように。
夫ならぬ身との交接を愉しみはじめている、熟れた女体。

衣裳もろとも、辱めを受けると知りながら。
むしろかえってそれを愉しむかのように。
彼の好みの小奇麗な装いに身を包み、ウキウキと寝室に消えていった妻。
いまは何事もなかったかのように、エプロン姿で台所に向かっている。
いつもより、ちょっとだけ蒼白い顔をしながら・・・

初夜

2005年05月29日(Sun) 08:32:00

ドラキュラものの吸血シーンに、濃厚なエロスを感じています。
あいてはたいがい、美女。
さいしょは無理やり抑えつけられ、首すじに唇を這わされてしまいますが、
血を吸い取られてゆくにつれて、だんだんウットリと・・・
ちょっと強引なラブ・シーンのようです。
あくる朝、女はボーっとなってしまっていて、夫や父親からなにを問い質されても上の空・・・
やがて、内から突き上げてくる衝動をどうすることもできずに、家族に隠れて密会を重ねる・・・

吸血鬼はたいていの場合、事前にお邸を訪問して、本人や家族の前で紳士然として振舞います。
お邸のあるじは当然のように、知的な紳士を歓待・・・もちろん、自分の妻や娘が寝取られるとも気づかずに(!)
血を吸うことにエクスタシーを感じる吸血鬼は、多少快楽性サディストなのかもしれません。
しかし、すっかり打ち解けてしまっている美女は、あいての思うがまま、愉悦の坩堝に堕ちていきます。
終始哀れな被害者として扱われながら、意外にしっかり情事を愉しんでいるようにさえ思えます。やはり女性はしたたかなのか?
吸血鬼が退治されてしまったあとも、心のどこかで相手を慕っている、そんなそぶりさえうかがわれます。

私の場合。
どういうわけか、吸血のエロスに、別の要素が重なっています。
自分にとって身近な女性が襲われて。
着飾った衣裳を堕とされて。
それでもしだいしだいに、おさえようもない快楽に理性を喪って。
ついには平素の淑やかさを忘れ果て、はしたない愉悦を滲ませてゆく・・・
そんな想像に、つい妖しい昂ぶりを覚えてしまうのです。
あくまで心の内奥に潜む世界・・・と申し上げておきますが。
そんな妄想を思いつくまま、記していきます。