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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

上半身だけの関係・・・?

2010年04月30日(Fri) 07:21:12

あんなことがあった、一夜が明けて。
妻はそれでも気丈にも、いつもどおりのエプロン姿。
ちょっとだけ、腰のあたりを気遣うようすも、
夕べのありさまを視て知っているから、かすかにそれと知れるだけ。

今でも変わらず、貴男の奥さんですよ。
おだやかに笑む妻は。
それでもちょっとだけ、考え込んで。
でも・・・下半身は、どうかしら?
ずいぶんと、使い込まれてしまいましたからね・・・

わたしが逢わせると誓わされたのが、六人。
妻が逢うと約束させられたのが、七人。
つごう十三人の男衆が、きょうから妻のご主人になる。
ああもちろん。
表向きの夫婦仲は、決して壊されることがないままに。

半年まえに此処に赴任してきた後輩は。
家内のときも、そうでしたけど・・・タフですネ、女って。
苦笑交じりに、そういいながら。
十二番目に、お相伴に与かっていった。
こんどの人事異動で好い思いをするのは、貴男の番ですからね。
ひと言言い残して、役得に耽っていった。

怖い街。けれども、愉しめる街・・・
妻はお皿を拭きながら、知らず知らずハミングをはじめている。

お兄ちゃんに捧げる献血

2010年04月29日(Thu) 17:37:18

えぐっ・・・えぐ・・・っ、えぐうう・・・っ
って、すすり泣きながら。
お友だちの里美ちゃんは、あたしに肩を抑えつけられて。
吸血鬼になったお兄ちゃんに、太ももを咬まれちゃっている。
もう少しね。もうすこしの、ガマンだからね。
そろそろキモチよくなるころよ・・・って。
あたしは子守唄を唄うように。
里美ちゃんの髪をなぞるように撫でながら、あやしている。

お兄ちゃんショジョの血を吸いたいんだって。
あたしの血だけじゃ、いけないんだって。
吸血鬼になって我が家に舞い戻ったお兄ちゃんに、真っ先に血をあげたのは、あたし。
学校帰りに、襲われて。
でもお兄ちゃんのことが大好きだったあたしは、胸のリボンをじぶんからほどいていって、
ドキドキしながら、首筋を咬ませてあげていた。
うっとりとするようなひと刻のあと。
お兄ちゃんはすまなさそうに笑いながら。
お前、処女じゃないよな?って、呟いていた。
そう。あたしが処女をあげたのは、ほかのだれでもないお兄ちゃんだったから。

吸血鬼が一人前の吸血鬼になるのには。
処女の生き血が必要だ・・・って。
自分の血を全部吸い取った吸血鬼のおじさんに、教えてもらったんだって。
だからあたしは、里美ちゃんを家に招(よ)んだの。
里美ちゃん、まえからお兄ちゃんのこと気にしていて、
あたしはそのぶん、気が気じゃなかった。
でも、いまは別。
貴女はお兄ちゃんの欲しがる種類の血を持っている、数少ないお友だち。
むっちりした太ももからは、処女の血をたっぷり獲れるんだろうなっ♪

このままどんどん、血を吸い取られていって。
お兄ちゃんの力が一人前になったなら。
そのあと、お礼のしるしとして。
里美ちゃんもあたしとおなじ、お兄ちゃんの女になる。
だいじょうぶだよ。
怖くなんてないよ。
お兄ちゃん、エッチがとても上手だから。
あとなん人、あたしのお友達紹介してあげようかな?


あとがき
ちょいと魔性の女ぽくなりましたが。
可愛い妹さんだと思います。^^

初恋の女(ひと)の血の味は、処女の味

2010年04月28日(Wed) 07:13:33

転校間際のことだった。
いつも気になっていたあの女(ひと)が。
僕とふたりだけ、月明かりの下にいる。
肩先までの長い黒髪を、静かな夜風に流しながら。
はっきりとした澄んだ瞳で。
あのうっとりするくらい、鋭いまなざしで。
僕のことを、正体を見透かすようにじいっと見つめて。
あの・・・
さいしょはためらいながら・・・口を開いて。
わたしの血、吸ってもいいよ。
語尾はいかにも彼女らしく、しっかりとしていた。

え?
僕がためらいの色を浮かべると、ちょっと軽蔑したように。
あなたが吸わなくても、べつのだれかが吸っちゃうんだよ。
この街ではだれもが暗黙裡に理解しているとうぜんのルールを、彼女は口にした。
制服姿の両肩を、初めて抱いていた。
震える息遣いが僕の頬を撫で、
うっとりとするほど白いうなじが、すぐ眼のまえにあった。
どきどきするような一瞬―――
ひた隠しにしていた本能が、ささやかな理性や安っぽい正義感を裏切っていた。
優等生の彼女の血は、とくべつな味がした。

痛みを感じただろうことは、ビクッとした身じろぎでそれとわかったけれど。
彼女はさいごまで、痛いとは口に出さなかった。
もう少しだったら、いいよ。って。
傷口の血をハンカチでぬぐいながら、そういうと。
僕は彼女の足許にかがみ込んでいて。
ラインの入ったハイソックスのふくらはぎを、つかまえていた。
以前の僕ならそんな大胆なこと、当然できなかったはずなのに。
彼女はちょっとだけ脚をすくめたけれど。
靴下ごしに脚の輪郭を撫でてくる唇を、それ以上避けようとはしなかった。

××くんがね、○子に告白したんだって。そしたらさ・・・
夜風のなかの彼女の声は、くすぐったそうな響きを秘めて、あたりの闇に溶けてゆく。
血のついたハイソックスの脚を、ぶらぶらさせながら。
並んで座ったベンチのうえ。
まるでブランコにでも乗るように、リズミカルに身体を揺らしていた。
いつもと同じような、クラスメイトのうわさ。読んだ本のこと。ありきたりの話題。
それらは決して、僕に向けられることはなかったはずなのに。
彼女は親しげに、僕を話し相手にしてくれたのだった。
どんなに他愛のない話でも、ひと言も聞き洩らすまいとするほどに。
それはうっとりとするほど、貴重なひと刻だった。

気に入りだったんだよ。このハイソックス。
じぶんの足許を見つめたときだけ、彼女は恨めしそうに僕を睨んだ。
そうだろうね。よく学校に履いてきていたもの。
そんな受け応え、できるはずもなく、決まり悪げに黙りこくっていると。
彼女は思い切りよく、ハイソックスをずり降ろし、僕の掌に乗せてくれた。
今夜の記念。
ふふっ・・・と笑って。
じゃあね。
決して送らせては、くれなかった。

あれからなん年、いやなん十年経ったことだろう?
大宴会場のなかは、雑踏にまみれていた。
経過した長い時間が、幼馴染を初対面の紳士婦人にすり替えていた。
まだ独身なんだって?
背後から響いた、冷たく澄んだ声。
表向きの素っ気なさにくらべると、はるかに深い真実味を秘めていることを、
僕はあの夜から、思い知っていた。
おそるおそるふり返ると。
見知らぬご婦人が、目許をアイシャドウに染めている。
長い黒髪は、ふさふさと波打つ茶髪になっていて。
けれどもあの清楚に理知的な目鼻だちは、以前を彷彿させている。
忘れた・・・?
彼女自身のことを、言っているのか。
あの晩の出来事を、問うているのか。
僕はあわてて、かぶりを振っている。

ちょっと、このひととは特別な話があるんだ。
周りのお化粧小母さんたちの揶揄には耳を貸さないで。
彼女は僕を、部屋の隅っこの屏風の陰に呼び入れる。
ストッキング、初めてだっけ?
脚に噛みつく好みを、彼女は憶えてくれていた。
なん度も破らせてくれたじゃない。
とてもそんなことは、いまでも口にできなかったけれど。
まだ・・・うぶなんだね。
彼女は半分、僕のことを誤解していた。
あれからなん人もの少女を、少女ばかりかその母を、兄嫁を。
言葉巧みにたぶらかしていることを、彼女はきっと見抜いているはずなのに。

すらりとした脚を薄っすらと染める、薄茶色のストッキングは。
いまどきのものらしく、すべすべとよそよそしい舌触りがした。
あれから彼女とは、幾度も逢って。
限られた夜をともにしたとき、履いていたのは、
彼女が唯一持っていた、通学用の黒のストッキング。
あのざらざらとした舌触りと、はかないほどのもろさ。
いま舌をすべらせているナイロン製の被膜は、それとは別もののしなやかな魅力をもっていた。
あのときの彼女は、今みたいなピンクのパンプスなど履くひとではなかった。
あのころの彼女は、今みたいなきらきらとしたスーツを着るひとではなかった。
いまのありようから遠い日の記憶を探る、もどかしいしぐさを、
彼女はどんな視線で、見おろしていたのだろう?

破かないでよ。恥かいちゃうから。
彼女の呟きに、ふと我にかえって。
ブラウス、汚さないように咬めるよね?
そっと身を寄り添わせてきたひとの、うなじをしくっと咬んでいた。
鼻を突く香水が、追憶のなかのあのひととどうしても重ならない。
けれどもこれがまごうことなき、僕の初恋の人―――

咬み入れた切っ先に滴る、ばら色の液体は。
昂りに乾いた唇に、びっくりするほど大胆にしみ込んできた。
ちゅー・・・
周りに聞こえたって、かまうものか。
僕は無我夢中で、しがみつくように抱きついて。
数秒間許された吸血に耽る。
びっくりした。
彼女の血の味は、あの時と変わらない、処女の香りを秘めていた。

唇を放して彼女を見つめる僕を、からかうように。
血がついているよ。
僕の唇のうえを、彼女のハンカチが通りすぎた。
なにか言おうとする僕を、軽く受け流して。
二児の母よ。
くるりと背を向けて、喧騒のほうへと戻っていった。
堅く冷たいパンプスの音を、会場の床に響かせて。

―――彼女はほんとうに、あの会場に来ていたのだろうか?

貞操の喪を弔う。

2010年04月27日(Tue) 07:59:39

いよいよ犯されるという日
妻は貞操の喪を弔うと称して、黒の礼服姿―――。
黒のストッキングに染まった脛に欲情した男は、その場で妻を押し倒して、
着衣のままたっぷりと、喪を弔っていった。
それ以来。
清楚な礼服は、情夫を愉しませるためにのみ、装われるようになっていた。

美姉妹たちの成人式

2010年04月27日(Tue) 07:52:16

細くピンと張った眉は、母親譲り。
目じりの優しさは、父親譲り。
瓜二つの娘ふたりは、姉が21。妹が17。
オフィスレディの姉は、淡いブルーのスーツ姿。
まだ女学生の妹は、濃紺の制服姿。
笑んだ口許に白い歯を滲ませながら、
お互い目配せし合うように、視線を交わして。
隣り合わせに手を握り合うそれぞれの許婚たちのことも、等分に目を見合わせている。
彼女たちの足許には、ひとつずつの黒い影。
それぞれの許婚たちに、許しを請うと。
善良な青年たちは、娘たちとおなじ和やかな笑みを含んで、
ご遠慮なく、どうぞ―――
ぎこちないながらも、気のきいた挨拶をかえしてゆく。

なん年かまえ、おそろいのセーラー服のまま、手をつなぎ合って。
仰向けになった子供部屋のなか、
吸血鬼たちは、おおいかぶさっていった。
さかんにあがる、吸血の音に。
妻の情夫は目を細めながら。
お嬢さんたちの成長を、祝ってあげようじゃありませんか。
夫であるわたしの面前で、先刻モノにされたばかりの妻は。
はだけたブラウスを気にかけながら、おずおずとグラスを合わせていった。

娘ざかりの女子高生と、中学に入りたての少女。
それがいまでは、咲き染めた花のよう。
小父さまがたに処女を捧げるのは、互いに未来の花婿が決まってから。
そんなしきたりどおり、我が家の奇妙な風習をあえて受け入れた青年がふたり、
肌色のストッキングや白のハイソックスを履いた花嫁たちの足許ににじり寄る吸血鬼たちを、笑みを深めて見守っている。

ストッキングを伝線させ、ハイソックスにバラ色のシミをつけた娘たちは。
周囲の男たちに促されるまま、階上の自室へと引き取ってゆく。
それぞれ、男ふたりを伴って。
花婿は、手を縛られたまま、廊下のドア越し。
みずから身を横たえてゆく花嫁たちを、固唾をのんで見守るばかり。
だいじょうぶですよ。
だいじょうぶですからね。
お互い目交ぜで交わし合う、言葉と言葉。
黒影どもは表情を消して、娘たちのスカートの裾を乱してゆく。

侵蝕―――。

ぞくぞくしちゃいました。景子さんのあで姿に。
痛そうだったけど、だいじょうぶ・・・・・・?
自分の恋人を賛嘆し気遣う青年たちに。
うなじやブラウスの襟首をバラ色に染めた女たちは、蒼白く笑みながら応えている。
清楚に装ったスカートの奥、踏みしだかれた純潔を秘めたまま。
潔らかな血を少しばかり、淫らに染められた女たち。
立派に成長しましたね。
おもむろな妻のひと言が娘たちを、羞恥に彩った。
黒の礼服のワンピースの下。
薄墨色のストッキングに染まった蒼白い脛。
客人が這わせた唇のあとに、ひとすじつけられた鮮やかな裂け目。
あとはもう、言葉はいらない。
三組の人間の男女たちは。三人の異形のものの誘惑に染められて―――
ひと組ひと組、それぞれの褥に身を沈ませてゆく。

交通整理。

2010年04月23日(Fri) 08:22:19

「舞方雅人の趣味の世界」からお越しのお客様へ。
舞方さまからいただいたお話は、こちらです。↓
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2015.html
原題は、「吸血鬼のいる村」 ということで。
今朝はお話が花盛りになってしまいまして。
だいぶ下のほうに、行っちゃいましたので。

悪夢?

2010年04月22日(Thu) 07:34:14

夢のなかで古い友だちに、言われたんです。
「近所の浮浪者に聞いたんだけど・・・お前の奥さん、浮気者らしいな」

・・・・・・。
・・・・・・。

なぜかゾクッと来たわたし。

みすぼらしい街かどで、子供を猛犬が追いかけ回したり、親子で乱闘したりしているような、とんでもない街でしたな。
どんな相手と、浮気していたんだろう?

吸血怪人による征服の姿。

2010年04月21日(Wed) 07:27:21

皮膚にぴったりと密着した吸血チューブを通して、自分の血のぬくもりが伝わってくる。
血を抜かれるようになって、どれほど刻が経ったのだろう?
頭がぼーっとしてきたところをみると、そろそろ生命の危険すら自覚しなければならないかもしれなかったのに。
なぜかひどく冷静で、安らかな気分だった。
隣のベッドでは、べつの吸血怪人が、妻のうえにおおいかぶさっている。
こちらは首筋に尖った嘴(くちばし)を突き立てて、花柄のワンピースが濡れそぼるくらいに行儀悪く巻き散らしている。
わるく思いなさんな。あれはあれの流儀で、奥さんの血を愉しんでいるのだから。
どうやらその気分が伝わっているらしく。
妻はさっきからへらへらと笑いこけていて、
嘴でうなじをつつかれるたび、感じたようにピクッと身を震わせているのだった。

わたしの股間に手をやった怪人は、性別で言うと女らしかった。
さっきからなにかを確認するように、わたしのペ○スを握りしめていて、
ふん、あんた。なかなかの変態だね。奥さん侵されるのがそんなに愉しいのかい?
侮蔑の言葉にも、挑発の響きがあった。
妻にのしかかっているほうのやつは、男性らしかった。
ワンピースのすそを腰のあたりまでたくし上げて、さっきから深々とした上下動を、妻の腰へと伝えていく。
淫らな排泄行為をされてしまっているのは、あきらかだった。
妻はそれでも、へらへら笑いをやめようとはしない。
むしろくすぐったげに、異形のものの凌辱を愉しんでいるのだった。

淫らな血を、ぜんぶ吸い取ってやろうかね。
それとも少ぅしは、残しておいて。
なんども襲って愉しんでやろうかね。
男の怪人は、女の怪人の夫か愛人なのだろうか。
さっきから女怪人の口調には、憎々しげな想いがこめられている。
ぜんぶ吸い取ると、つぎの供給先を探すのが大変なのだろう?
どうかね?教え込まれてしまった妻と。自覚してしまったわたしと。
両方とも生かしておいて、エネルギーの補給源にしてみたら?
その話、乗ったよ。あんた、意外に悪党だね。
その会話、隣のベッドにも届いたらしい。
男怪人は「んがぁ」と嬉しげな声をたてて、もういちど妻を深々と抉っていたし、
妻は妻で、わたしに感謝のこもった侮蔑のまなざしを向けて、
―――もうすこし、愉しませてもらうわね。
挑発たっぷりに、腰を使い始めている。

世界征服は無理にしても。
少なくとも、わたしたち夫婦のことだけは、征服することができたらしい。
吸血怪人に、歓びを―――

前世占い。

2010年04月21日(Wed) 07:05:36

ですって。
http://www.qole.com/13_zense/qole1.htm
さやか様のページで紹介されていたので、ついやってしまいましたら。(^^ゞ
思わぬ結果が・・・

いえ、「考究する者」まではよかったんですよ。
なんだかよくわからないけど、研究をしていた人だったんですって。
で・・・善悪の度合いを占ってみましたら。
「悪人度90%」
ですって~! (((^^;
そんなにわるいやつだったんだ~。 (><)
で、結局のところは、
「マッドサイエンティスト」
だそうです。
>今世のあんたはどうだい?自分の能力、正しい方向に使っているかい?
>くっくっくっくっ・・・。
う、うぅ~むっ・・・
興味のあるかたはどうぞ。(^^)/

悪戯坊主 ~先生に背負わせたイタズラ描き~

2010年04月20日(Tue) 07:59:51

瑶子先生はもうじき、マサオ先生と結婚する。
それなのにボクは、まだ瑶子先生の足許をあきらめきれなくて。
休み時間になるとまとわりついては、校舎の裏手に引きずり込んで。
スーツのすそから伸びた、肌色のストッキングの脚に。
唇をちゅうっ・・・と、吸いつけちゃう。
もうっ・・・
破けた肌色ストッキングの脚を抑えて、瑶子先生はボクを恨めしそうに睨みつける。
女のひとに睨まれるのって・・・なんかくすぐったい。^^
吸い取った血は、ママや佳代子おばさんの血とちがう味がした。
処女の生き血の味だった。

きょうは瑶子先生のピンクのスーツの背中に、「誘惑中」って貼り紙しちゃった。〈^^〉
こらーっ!何するのよっ。
教室じゅう追いかけまわされて・・・・さいごにゴメンナサイ。
ははは。子供らしくって、いいじゃないですか。
マサオ先生は作り笑顔でそういって。
でも「誘惑」なんて、よくないですよ。
瑶子先生は、まだむくれ顔を作っていた。

瑶子先生はピンクのスーツが大好きらしい。
きょうも校庭の隅っこに呼び出して。
校庭なら・・・いいわよ。
職員室まで見通しのきく校庭なら、ボクが悪さをしないとでも?^^
こっち。こっち・・・
手をあげて先生を誘ったのは、体育館裏。
こんなほうだなんて、言ってなかったじゃないの。
瑶子先生はムッとした顔をしていたけれど。
足許にまとわりついてくるボクに、素直に黒のストッキングの脚を差し向けてくれている。
きょうは、黒だね?^^
早くしなさいっ。
早く破ってもらいたいんだね?^^
そんなわけ、ないでしょうっ。
邪慳な応えをくり返す先生のひざ下を。
ボクはすみずみまで舐めて、いたぶっていく。
上品な黒のストッキングに染まった、瑶子先生の脚。
いつも大根足なんて意地悪いっちゃって、ゴメンね。
でも、大根みたいに白いんだよね。
あっ、ほめ言葉になっていないか。(^^ゞ

にゅる。にゅる。にゅるうっ。
ぴちゃ、ぴちゃ、くちゅうっ。
ボクがいやらしい音たてるたび、先生は脚を引きつらせているけれど。
いつか寄り添わせていった掌が、ブラウスの胸を掴まえると。
アツ。
ひと声洩らして、そのまま静かになっちゃった。^^v
タイトスカートの脚を押し広げるには、腰までたくし上げなくちゃならなかったけれど。
瑶子先生のストッキング、ガーターストッキングっていうやつだったんだね?
きょうだけ・・・特別よ。
薄眼をあけて、まだ睨んでいた。
瑶子先生、やっぱりまじめなんだね。まだ処女だったんだ。

「瑶子先生、婚約者裏切り中」
ピンクのスーツの背中につけちゃった貼り紙に。
マサオ先生はほろ苦く、くすぐったそうに笑いこけていた。
見通しのいい校庭なら、いいんだよね?
ズボンのなかが落ち着かなくなってきたボクは、
ふたりがいっしょにいるのを邪魔するようにして。
瑶子先生の手を引いて、校庭に連れだしていく。

喪服姿を愉しませて。

2010年04月19日(Mon) 07:53:10

吸血鬼にたぶらかされて、理性を奪い取られてしまったわたし。
ここの土地のしきたりなのだからと、尻ごみする妻を、引き立てるようにして。
スーツ姿に装わせて伴って、訪れたのは村長の家。
ストッキングを履いた女性の脚を噛ませるのが、最高の礼儀。
そう教え込まれた妻は、肌色ストッキングの脚を、おずおずと差し出して。
ためらいながらも、噛み破らせていった。
都会育ちの柔肌に。
容赦なく食い込まされた、飢えた牙。
ぴったりと密着した唇の下。
薄いナイロンは他愛なく噛み破られて、ふしだらな綻びを広げていった。
血管の奥深くしみ込まされた毒液に、妻がたらし込まれてしまったのは、浅ましいほど速かった。
わたしが血を一滴あまさず吸い取られて、墓場にいっているあいだ。
妻はわたしを弔うため、黒の礼服に身を包んで過ごしていたけれど。
肉づきたっぷりのふくらはぎを彩る薄墨色のストッキングに欲情した吸血鬼は。
恥知らずにも、容赦のない唇を、未亡人の素肌に吸着させる。
薄墨色のストッキングは、わたしを弔うためにでも、身を慎むためにでもなく。
情夫に愉しませるためにのみ、まとわれて。
女は気品ある装いを、品性もろともはぎ取らせていく。
わたしを弔うはずの黒の礼服姿のまま、俯き佇んで。
そろそろと足許ににじり寄る不埒な唇を、避けようともせずに。
黒のストッキングの脚を、さらけ出して。
想いのままに、凌辱させる。
墓場から戻ったわたしを迎えたのは。
淫らな臥所に眠る、ひとりの娼婦。
だれかれ問わず家にあげ、娼婦は清楚な礼装を淫らな装いに変えてゆく。
妻を伴い、村長さんにごあいさつをして。
ストッキングを履いた脚を愉しませてあげるつもりなら。
どうぞここまでは、御覚悟を。^^

凌辱された新婚旅行

2010年04月19日(Mon) 07:13:45

一陣のつむじ風が、通り過ぎたあと。
わたしも、妻の敏江も、草むらのなかで尻もちを突いていた。
新調したばかりのスーツを、泥だらけにしたまんま。

殴られた横っ面が、まだひりひりしている。
それ以上に、後ろ手にされた両手首を縛り合わせた荒縄が、しみ込むような痛みを屈辱感に変えていた。
敏江の着ている純白のスーツには、ところどころ泥が付着していて、
なによりも、強引に脱がされたピンク色のショーツが、まだ足首に残されているのが、屈辱感をひきたてていた。
下手人は、ぜんぶで五人。
年かさの者はわたしの父親と同じ年かっこうのごま塩頭だったし、
いちばん若いのはまだ、敏江の齢の離れた弟とおなじ高校生くらいだった。
老若取り交ぜた一味は、草むらに転がした私たちを、冷然と見おろしている。
「悪く思うな。けどあんたの嫁さんいい身体してるのぅ」
冷やかすように声をかける若い男を、ごま塩頭が制していた。
「ばか者。奥さんをものにさせてくれるような殿方には、礼儀正しくかしこまるものだぞ」
なんという言い草。
背後で沸き起こったひそやかな嗤いに、敗北感をいっそう掻きたてられた。
妻を汚された敗北感、屈辱、それに、衆目の前で服をすべて脱ぎ捨てたような、虚脱感。
それらがいっしょくたになって、わたしはまだ混乱のなかにいた。
「だんなさん、大丈夫か?立てるかい?」
後ろ手に縛られたわたしを、三十歳くらいのふたりが強いて立たせようとした。
「待て、待て。いきなり無理だって」
彼らを制したのは、やはりごま塩頭の男。
彼がいちおうは、一味の頭になるのだろう。
「奥さんはだいじょうぶかな?オイ立てるかね?」
べつのやつが、敏江に肩を貸して抱き起こしてやっていた。
祭は終わりじゃ。早ぅ洗ってあげるべい。
ごま塩頭が、ほかの連中に声をかけると、まだ気の済んでいない様子の若い衆も、しぶしぶズボンのジッパーを引き上げていく。
敏江は肩を貸してくれた男に、素直に身をゆだねている。
いまさら、どうすることもできない状況だった。

ここは、ひなびた山里。
観光スポットでも、有名な温泉街でもないこの土地を新婚旅行先に選んだのは、わたしの両親だった。
父の実家があるというこの村を訪れるのは、こんどが初めてのことだった。
母はなぜか、わたしが生まれた後も何度となくこの土地を独りで訪れたそうだったが、なんの目的で、だれに逢うのか、父もとうとう教えてくれなかった。
村長さんにご挨拶をしてくるように。
海外の新婚旅行に行きたいのなら、そのあとになさい。
母の言い草に、すこしばかりの不審を感じはしたものの、経験未熟な若夫婦としては、そこは素直に従うしかなかった。
右も左もわからないこの村の立った一軒のホテルに投宿するなりあらわれた親切顔の土地の男どもに案内されるまま、この雑木林に連れ込まれて、わたしは縛られ妻は凌辱を受けたのだった。

「ショックなのも、無理ぁない。新婚旅行先で新妻を強姦されるなんて、めったにできない経験だもんな」
真顔で覗き込んでくるのを受け流そうとそらした視線が、妻のむざんな有様にくぎ付けになる。
ブラウスを剥ぎ取られた胸が、いやというほど鮮やかな白さに輝いていた。
妻はちらとわたしと視線を合わせたが、やはり後ろめたかったのだろう。
素っ気ないほどに、合った視線をすっとそらしていく。
目じりに滲んだものが、わたしをはっとさせていた。
妻は愉しんでいた。
いつもベッドをともにしたあとに見せる、あのやつれたような笑みは、いまの彼女のほんとうの気持ちなのだろうか?
わたしの動揺を察したか察していないか、彼女は自分を抑えつけ踏みしだいていった男たちに囲まれるようにして、かろうじて身を支えているのだった。
二、三歩歩みをすすめると、引き裂かれたまま妻の脚にからみついていたねずみ色のストッキングが、ずるずるとずり落ちていった。
「えへへへへへっ」
それを目にしたごま塩頭が、下卑た嗤いを洩らしている。しんそこ好色なのだろう。
「だんなさん。悪りぃな。また、そそられてきちまった。どうだろう?毒を食らわば皿までだ。もう一回ずつ、奥さん姦らせてくれんかね?」
え・・・?
「そうだそうだ。なぁ奥さん、もう一回ずつなら、いいだろう?」
若い男が妻の顔を覗き込むと、なんと妻はゆっくりとだが頷いているではないか。
無言だったけれども、はっきりとした肯定の頷きだった。
妻の同意を目にすると、わたしももはや抵抗する気力を喪失していた。
「どうぞ・・・お好きなように」
自棄になって口にした許容のことばを、やつらは真に受けて。
しんそこ嬉しげに、いままでにないほど礼儀正しい会釈を返してきたのだった。
「だんなさん、このさい仲良くしようじゃないか。おれたち、同じ穴のむじなになるんだからな」
「同じ穴の」。
その言い草に、胸を衝かれる想いがしたけれど。
すぐにわたしは、反撥を覚えていた。
そういう意味ではないだろう?
少なくとも一方的に襲われたわたしは、貴様らの共犯者などではないはずだ。
一瞬そう思ったものの、もはや心身のダメージがすべてを支配してしまっていた。

敏江がもはや、抵抗の意思を喪失しているのを見て取ると、
男ふたりが敏江に取りかかって、ほかの三人はわたしのことを取り囲むようにして、傷の手当てをしてくれた。
用意のいいことに、救急箱持参だった。
手酷い張り手に切れた口許には、ばんそうこうを貼り、
擦り傷だらけになった手首には、ていねいい軟膏を塗り込んでいく。
首の傷だけは、手当てしないからな。
三十くらいの男はそういうと、にやりと笑った。
そう、たしかに・・・首を噛まれて血を吸われたはずだ。
尖った異物に侵された皮膚からこぼれ落ちた血を啜られて、どきりとした記憶がかすかに残っている。
だれかが「マゾっぽい血だな」って、言っていたっけ。
あのあたりから・・・理性をがんじがらめにされていったのだ。
どいつも悪気はねぇんだ。ただ女が好きなだけだよ。だんなもそうだろう?
ごま塩頭がなんと言おうと、お前たちのしたことはただの暴力なのだ。そう訴えようとおもったとき。
あぁ・・・んっ。
悩ましい呻き声だった。
声の主が敏江だということは、見ないでもわかった。
ねずみ色のストッキングをずり落としたひざ小僧が、街灯の照り返しを受けて、なまめかしく輝いている。
影絵の輪郭を縁取るような淡い輝きが、淫靡にくねる柔らかい女体を引き立てるように包んでいた。
きれいだねぇ。
男どもはため息しながら、まるで絵画を鑑賞するようにして、目を細めている。

一巡の約束のはずが、二巡にもなったのは。
わたしが制止せず敏江が昂ぶりつづけたから。
「さすがは都会のお嬢さんだ。もの分かりがえぇの」
こんどこそぬかるみから引き上げるようにして、だれかが敏江の手を引くと。
こんどは自力で、起き上がっていた。
「歩くのは無理じゃ。おぶってやれ」
ごま塩頭の言うなりに、いちばん年下の男が妻の華奢な身体をおぶってゆく。
野良仕事で鍛えた黒光りのする裸体に囲まれた白い姿態が、いっそうか細く映った。
女は甘えるようにして、若い男の背中にすがりついている。
敏江の弟くらいのその男は、「女は今夜がはじめてじゃ」と言いながら、たて続けに三回も敏江の内奥を辱め抜いていったはずなのだが。

宿泊先のホテルに着いた。
ホテルというにはあまりにもひなびていて、むしろ旅館という風情の傾きかけた日本家屋。
ぞろぞろと訪れた若い衆の来訪に、宿のおかみはさしておどろくふうもなく、
「あんたら、また何ぞ悪さしよったかの」
軽い口調でそう咎めたけれど、
わたしのほうには目で、「お逃げなさるな」そう言っているようにみえたのだった。

敏江がシャワーを浴びているあいだ、男衆はまだ居残っていた。
しんそこ敏江の身を案じている様子が伝わってきたけれど。
さっき獣と化して新妻を踏みにじられたわたしには、その落差が信じられなかった。
また下心があるのだろう?そんな探る目を、ごま塩頭たちは傲然と受け流していく。
「もちろんだ」そう応えかねないようなほど、堂々としてさえいた。
湯上がりの気配がしてしばらく経って、「どうぞ」という声に招き入れられて。
村の連中は、ほう、と感心したようなため息をつき、わたしは驚きの目を見張っていた。
淡いピンクのスーツに着かえた敏江は、黒々とした洗い髪を、こざっぱりと結いなおしている。
「スーツを一着、だめにしてしまいましたわ。でも着替えがありますので・・・」
着衣もろとも汚すのが愉しい。だれかがそううそぶいていたはずだ。
「毒を食らわば ですものね」
新妻は優しく意地悪く、わたしに笑いかけてくる。

こうこうと明るい室内は、たいへんなことになっていた。
「奥さん、ねずみ色の靴下が似合うねえ」
ごま塩頭が真っ先に、グレーのストッキングを履いた敏江の足許に顔をすりつけていくと。
ほかの連中も、あるものは腕を、あるものはうなじを、噛みつくようにして吸っていった。
事実、噛みついていたのかもしれない。
村を出るとき、敏江の首筋には二か所、足首やふくらはぎにもいくつもの噛み痕らしい傷が残されていた。
あっ・・・あっ・・・
咬まれるたびに。敏江はなまめかしい声をたてていて。
真っ白なブラウスにかすかに散らされたバラ色のしずくを気にかけながら、
その場に組み伏せられてゆく。
ああ・・・またさっきの雑木林の再現だ。
ちがっているのは、あたりが酷いほどの明るさに曝されていることと、わたしの手首の縛めがなくなっていること。
けれども敏江は臆面もなく、裂かれた衣装のすき間から白い肌をちらちらと露出させ始めているし、
わたしも彼らをさえぎることも忘れて、状況にのめりこんでしまっている。

狂った宴は、ひと晩じゅう、明け方までつづいていた。
「だんなさん、悪りぃな。でもしんそこ愉しめたよ。ここにはいつまでいるんだい?」
三十すぎの村の男衆のひとりはそんな荒っぽいお礼を一方的に口にした後で。こうつぶやいた。
「あんた、この土地に合っていそうだね。よかったらこれからも仲良くしてくんねぇか?」
そういったあとで、
「俺も、あいつも、あのごま塩頭に新婚初夜を襲われたんだぜ?」
大事な秘密を明かすときの、得意げで照れくさそうな笑いを残していった。
―――あんたも、愉しんでいたみたいだな。
去り際に囁かれた図星の言葉に、わたしはぼう然となって、立ち尽くしていた。

「ねぇ。寄っていかない?」
敏江のささやきに、わたしは無言で応えている。
どういうわけか、スーツを四着も取りそろえてスーツケースに押し込んでいた。
「お義母さまに、いわれたの。ご挨拶に行く先がいろいろあるから、そのたびに服を変えていかないと失礼にあたるんですって」
たしかにそうだろう。
服は訪問先を変えるごとに、はぎ取られてしまうのだから。
さいしょの晩は、純白の。
そのあとの二次会では、薄いピンクのスーツ。
つぎの日にあいさつに出向いた村長宅では、濃紺の。
宿に戻った後夜這いをかけてきた連中は、くつろいだときに好んで装う水玉もようのワンピースで相手をしていた。
都会ふうの装いを泥だらけにされてしまう愉しみに、もうすっかり、慣れっこになっていた。
代わる代わる訪れる男衆は、だれもが敏江と仲良くなりたがっていて。
わたしは快く、交際の申し出を受け入れて、座をはずしてゆく。
都会の装いを、田舎の土臭い凌辱にまみれさせる妻。
そんな光景に、ぞっこんになってしまっているのだった。
どうだね?奥さんまわされるのも、わるくないだろう?
ごま塩頭の言い草に、わたしは照れくさそうな笑いを返すばかりだった。
さいごの日は、黒の礼服だった。
さんざ破かれてしまったねずみ色のストッキングはもう一足も残っていなくって。

妻が脚を通したのは、黒の薄々のストッキング。
あぁ、これは村のかたたちに好まれちゃいそうね。
あなた、さいしょの晩みたいに、また縛られてみない?
若妻の素肌に、ツヤツヤとした好色な輝きをよぎらせて。
敏江はイタズラっぽく、笑っている。

同僚三人を経験した妻。

2010年04月19日(Mon) 05:36:27

やだーっ。お嫁に行けなくなっちゃうじゃないっ。
同期入社の男性社員の露骨な軽口に、貴美恵が口に掌をあてて、のけぞっていた。
事実無根とは、だれもおもっていない。
そう、男好きのする貴美恵は、すでになん人もの同僚と身体を交える間柄。
それを承知で、俺が貴美恵にプロポーズしたときに。
貴美恵の男だった同僚三人は、「あいつのこと、頼むぜ」って。
ぽんと肩を、叩いていった。

貴美恵にバックを教え込んだのは、前島のやつ。
着衣のままの騎乗位は、鶴原の得意技。
ローソク垂らしてのSMプレイの歓びは、処女を捧げた本岡に肌の奥深くまで染み込まされたもの。
ホテルで逢ったときブラウスの下に隠した縄の痕に、みじめなくらい発情してしまったのは、
挙式を一週間前にひかえたころのことだった。

挙式当日も、大変だった。
お召しかえのさい中に、パンストフェチの鶴原がやってきて。
ウェディングドレスのすそを、おねだりして
すこしだけですよって口尖らせる新婦の足許にすり寄って
純白のストッキングの舌触りをたっぷりと、愉しんでいった。
控えの廊下で落ち合った喜美恵は、俺と目が合うと照れ笑い浮かべてドレスのすそをたくしあげて、
なまめかしくしなやかに新婦の足許を彩っているはずのストッキングが、
チリチリになったままふくらはぎに貼りついてるのを、見せびらかしてきたものだった。

処女にご執心だった前島は。
俺たちの初夜のベッドにまで上がり込んできて、
さっきライスシャワーを浴びたばかりのスーツ姿に、粘液のシャワーをふりかけていった。
自分の奥さんの処女を、じつは本岡にとられちまったんだ・・・って、打ち明けてくれたのは。
そのときのことだった。
俺はベッドのうえを明け渡してやって。
弄ばれる花嫁の嬌声を、廊下で行ったり来たりしながら、耳にして。
時折りドアの隙間から、なかの様子を窺って。
やつが立ち去ってから、夜明けまで。いったい何度、果てただろう?

本岡は本岡で、新居を侵しにかかってきた。
真新しい家具に囲まれた新居のなか。
気に入りなピンクのワンピースのうえから縄を巻かれて、白タイツの両脚を開ききった喜美恵の写真。
出張先のおなねたにしろよなって、ただで譲ってくれたのだった。
引き換えに俺が譲り渡したのは、妻とのデートの権利。
外は人目にたつからまずいよって、いいながら。
あいつは俺の留守宅に、通い詰めてきたのだった。
悪友の新妻にかけるための荒縄をしのばせたバックを手に。
ナイショで縛られる新妻の写真を、ナイショでいただく毎日。
今夜もいただくぜ、、、そううそぶく本岡のため。
今夜も遅いんだ、、、そう自宅に電話をかける俺。

姦られちゃったよ。
あるとき鶴原が頭を掻き掻き、カミングアウトした。
そうなんだ。じつは俺んとこも、姦られちまったんだよ。
前島もいまは平気な顔で、同僚に合いの手を入れていた。
いや、俺も姦られちゃったほうだからな。こんどばかりは。
いつも女については抜け目のない本岡までもが、照れ笑いしていた。
吸血鬼に女房の血を吸われちまうなんて、かっこいいのやらわるいのやら・・・って、珍しく苦い笑いを滲ませながら。

本岡のやつ、田舎に赴任してから変わったと思ったけど。
久しぶりに本社に姿を見せた本岡は、すっかりやつれ蒼ざめていた。
血が欲しいんだ。奥さん貸してくれ って、そういわれて。
うっかり上がり込ませた二世代住宅。
前島ははたちそこそこの若妻と、自分の母親まで、本岡のやつに血を啜り摂られていた。
毒を食らわば・・・というわけでなく。
本岡を招ぶことを教え込まれた鶴原は。
自分の愛妻が本岡にふくらはぎを噛まれて、
パンストをチリチリにむしり取られてゆくありさまに昂奮してしまって、
吸血鬼と化した同僚に、ほとんど一滴あまさず血液を提供し尽くしてしまっていた。
さいごはやっぱり、俺の番。

本岡が妻に抱き着くすぐ隣で、やつの奥さんが俺の首すじを噛んできた。
社内でもミス○○といわれた本岡の奥さんは、
目許に病的な蒼さを滲ませながら、俺にすがりつくようにして、抱きついてきて。
もうむしり取るように、血を吸い取られちまっていた。
抱擁から抜け出したとき、俺はもうよれよれになっていて。
お尻を突き出してつぎをねだる妻を、ただもう陶然となって、見守るばかりだった。

血を吸い取られてへろへろになって尻もちついた目線のかなた。
べそをかきかき娘が差し出すフリルつきのハイソックスの足許に、
奥さんは形のよい唇を吸い付けていって。
喜美恵の生き血に夢中になった本岡のやつは。
組み敷いたワンピース姿のひざのあいだを割り込んでいた。
かわるがわる吸い上げられる、母娘の血潮の彩りを、
俺は目がくらむほど昂りながら、見せつけられていた。
女房のやつを、村の連中に襲われて。
初めてわかったよ。お前らの愉しみかたが。
本岡が浮かべた人の悪そうな笑みだけは、いつもと変わりがなかったけれど。
同僚同士で、彼女を、妻を、取り換え合った俺たちは。
いつか吸血という名の忌むべき病さえ、共にするようになっている。


あとがき
ちょいと中途半端かもですが。(^^ゞ
結婚式のシーンと新居のシーンが捨てがたいので、あっぷしてみます。 笑

泥濘に浸された礼装 ~墓前で襲われた母娘~

2010年04月19日(Mon) 05:18:03

もう・・・パパったら、サイテーっ!
制服の下に身につけた黒のストッキングをはじめて噛み破いたとき、あれほどおお騒ぎしたうちの娘も、
いまは同級生の男の子たちのまえできゃあきゃあはしゃぎながら黒ストッキングの脚を舐めさせちゃっているし。
わたしの墓参りにきて襲われて、喪服の下に身につけた黒ストッキングをいまの情夫に破らせた妻は、いまでは週ごとに相手を変える娼婦ぶり。
そう。
血を吸い取られて、墓場送りになったわたしは、
喉の渇きを抑えきれないままに。
墓参りにきた妻と娘とを。
わたしの血を吸い尽くして運命を変えたその男と、分け取りにして、味わってしまっていた。
いったん泥まみれにされた貞節は、もう元には戻らない。
妻は泥濘にまみれた喪服を脱ぎ捨てて。
それからは墓参りのたびごとに。
漆黒のスカートをためらいもなく、淫らな情欲に浸すようになっていた。
娘はしばらくのあいだ、処女の生き血を愉しまれるために、清い身体でいさせてもらえたけれど。
やがて我慢しきれなくなった相棒のため、なかば強制的にお嫁入りをさせられて。
締まり具合まで、お母さんそっくりなのだな。
そんあ冷やかしに口尖らせながら。
四つん這いになったままおっぱいを揺らすありさまは。
じつに妻と生き写しなくらい、瓜二つだった。
気高い礼装に、清楚な制服。
気品と知性をまとった女たちは。
衣装を乱されながら、きょうもわたしのまえ、牝の本性をあらわにしていく。
それはそれは、愉しげに。


あとがき
血を吸い尽くされた男の妻と娘が、墓参りのときに喪服姿や制服姿を襲われてしまう。
そんなプロット、よく描いていますよね?^^
そのなかの一例 ということで。 笑

妻といえども ~主婦のアルバイト~

2010年04月19日(Mon) 05:09:43

妻といえどもめかし込んだら、そこそこには見映えのするものだ。
きょうも花柄のミニスカートの下、てかてかとしたストッキングの脚をさらして。
アルバイトしてくるねって出かけていった。
アルバイトの内容は、血液の提供。
対象年齢は、十代から五十代までの健康な女性。
そこそこ着飾っていくのなら、美人でなくても可だという。
えっ、要するに献血ですよ。
妻はあっけらかんと、口にするのだが。
それでもめかしこんだ妻が、しゃなりしゃなりと出かけていくのを見送ることに、
なぜかゾクゾクと、鳥肌立つものを覚えるのは。
夫としての本能だろうか?

伺う先は、血を欲しがるものたちの定宿とされた、街はずれの古びた洋館。
招き入れられた個室には、真紅のじゅうたん。純白の褥。
胸元に結んだリボンをきちんと結わえなおした妻は、ベッドのうえに気持ちよさそうに仰向けになって、相手を待つ。
つづいて部屋に立ち入ったのは、古風な背広に身を固めた老紳士。
嫉妬のしようもないほどにからからに枯れ切った、総白髪のその男は、
よろよろとよろけるように部屋に迷い込むと、そのまま迷わず一直線に。
妻の胸元へと、にじり寄る。
アッ、危ないっ。
声を出すのがご法度なのだと知りながら、危うく声を洩らしそうになってしまう。
老紳士はしばらくのあいだ、ためつすがめつ、目を瞑ったままの妻の寝顔に見入っていて。
やおら首筋に、食いついていった。
がぶり・・・!
ひっ。
のけぞる身体を、抑えつけられて。
妻はなにかうわ言を口走りながら、ブラウスのリボンをほどこうとする吸血鬼に向かって、かぶりを振りつづけている。
リボンをほどくだけでは、あき足りなかったのか。
びりびり、ぶりぶりと、音を立てて。
純白のブラウスは、花びらのように引き裂かれ、裂き散らされていく。

ちゅうちゅう・・・ごっくん。
ひとをこばかにしたような、あからさまな音とともに。
妻の生き血が、吸い取られてゆく。
自給一万円だなんて。まるで風俗みたい♪
妻は無邪気に、そういっていたけれど。
たしかに風俗なみに、いやらしい。
血を吸うなんて、変態行為だっ。

男はそろそろと、こんどは妻の足許をさぐっていく。
さっき吸い取ったばかりの血を、口許からしたたらせながら。
しばらくのあいだ、うつ伏せになって。
ふくらはぎを気持ちよさげにマッサージさせゆだねていった妻が。
眉をぴーん!と、引きつらせる。
ふくらはぎにかがみ込んだ男は、妻のふくらはぎを吸っていた。
肌色のストッキングのうえから、なぞるようにして。
ああ、いやらしい。いやらしい・・・
思わず目をクギ付けにされてしまう。
ぬるり・・・ぬるり・・・
いたぶるようにして、薄々のナイロンを、しわくちゃにしていって。
さいごにひときわつよく、かぶりつくと。
妻の足許を染めていたナイロンは、他愛なく裂けて、スカートの奥にまで縦じまもようを忍び込ませていった。

それからあとは?そう、お定まりのコース。
花柄のミニスカートを踏みしだかれるようにして。
脚ばたつかせながら、抗ったけれど。
妻は春まで、ねだり摂られていって。
さいしょは一方的な腰使いに、強引な上下動を伝えられていって。
四つん這いになって、おっぱいをゆらゆらさせながら、うめき声を洩らす頃には、
むしろ似合いのおふたりといいたくなるくらい、腰をしっくりと合わせちゃっていた。
強引な交尾が、甘苦しいせめぎ合いに変わるころ。
みるかげもなく咬み破られた肌色のストッキングは、部屋の隅っこに脱ぎ捨てられていて。
入室を禁じられたわたしのため、惨劇の場に音もなく忍び入った執事は、妻のストッキングを拾い上げると、
無言でそれを、わたしに手渡してくれる。
ポケットのなか、しなやかな手触りを感じながら。
むらむらくるものを抑えきれずに、家路をたどるわたし。

妻といえども浮気をさせると、そこそこには見映えのするものらしかった。

まな娘ふたりを、毒牙にかけて ~ある専業主婦の談話~

2010年04月19日(Mon) 04:41:09

娘ふたりを連れて、あのかたのお邸に伺ったのが、ついこの間のように思われます。
さいしょに夫が、それから妾(わたくし)が。
あのかたに血を吸い取られてしまってから、そう日の経っていない時分のことでした。
妾の生き血をお気に召したあのかたが、娘の血までご所望になるのは、むしろとうぜんの成り行きでした。
テーブルの置かれていないソファーセットの、三人掛けの長椅子に、妾ども母娘が。
向かい側にはあのかたと、あのかたの母親と称するお婆さまと、おふたりが。
向い合せに腰かけたのです。
OL勤めをしている上の娘は、黒のセーターにブラウス、水玉もようのスカート。
女子大生の下の娘も、グレーのスーツ姿。
姉娘は、黒のハイソックス。
妹娘は、妾とおなじ肌色のストッキング。
ぴちぴちとした若さを滲ませたふたりの娘の四肢が、どれほどおふたりの目を刺激したのかは、傍らに控える妾にも、ありありと伝わってくるほどでした。
おふたりは腰を下ろす前、一瞬立ち止まって顔を見合わせました。
どちらがどちらの前に座ろうか、ちょっとのあいだ値踏みするようにして。
ふたりの娘を、頭のてっぺんから足のつま先まで、じろじろと見比べて。
ああ・・・あのときのドキドキ感を、妾は忘れることができません。
長年手塩にかけて育て上げてきた娘たちが、いま血を欲しがるかたがたの品定めを受けている。
そういうことを嬉しく感じるようになったのは、妾の体内にほとんど血液が残されないほど、味わわれつくしてしまった後だったからでしょう。

けっきょく、上の娘のまえには、あのかたが。下の娘のほうにはお婆さまがお座りになられました。
―――娘の加代子と、沙織でございます。どうか末永く、おつきあいを。
わざわざ「末永く」などと、妾が申し上げましたのは。
生命まで奪(と)られてしまうわけではない・・・そういうことを娘たちにそれとなく、伝えたかったからでした。
―――お嬢さん、おいくつかね?
あのかたのお尋ねに、加代子はいつものようにハキハキと応えます。
―――あっ、わたし24です。この子は19。沙織ちゃんはまだ若いからいいけど、わたしは賞味期限ぎりぎりですよね?
屈託のない態度を作ったのは。
相手の忌むべき性癖を、なんとも思っていない。それを態度で示そうとしたからでしょう。
―――母の血は、おいしかったのですか?それでわたくしたちを?
おとなしい沙織も、遠慮がちな声色ながら、はっきりとしたことを口にします。
―――ああ、ご両親の血はたいそう美味であった。貴女がたは、血を吸い取られてしまうことなんとも思わないのかね?
あのかたの問いに、さすがにふたりはちょっとだけ顔を見合わせたのですが。
―――母からは、うちの家系に伝わる儀式だってきいていますし・・・献血行為、ですよね?
ちょっと戸惑った娘のことばどおりのことを、偽って教えてしまった妾。
家系に伝わるなんて、嘘でしたから。
とあるお方の伝手でおふたりにお目にかかって。
夫婦ながら、血を吸われるようになって。
妾の血がお口に合ったばっかりに、娘にまで興味を示されてしまった。ただそれだけの関係。
けれども娘たちはそれを、献血行為だと割り切って、発育の良い脚を惜しげもなくお二人の飢えた目線のまえにさらしていたのです。

おふたりはチラと目くばせを交わしあうと、座を起って、妾に手本を示すよう求められます。
応じる妾は娘ふたりに「こうするのですよ」と告げると、目を瞑っておふたりをお迎えしたのした。
あのかたは、首筋に。
お婆さまは、足許に。
そろそろとにじり寄っていらして、冷たく濡れた唇を吸いつけてこられます。
肌色のストッキングにじんわりと滲んだ唾液が、素肌の奥にまで沁みとおるほどに。
しつように吸いつけられた唇が、いつか薄手のナイロンを踏みしだくようにして裂き散らしていきました。
浅ましいありさまを、さすがに娘たちは固唾をのんで見守っていましたが。
―――さて・・・お嬢さんたちの番のようだね。
妾の血をしたたらせた唇に浮かべた含み笑いに、二人は素直に応じていったのでした。

それからあとは・・・お察しの通りでございます。
おふたりはそろそろと腰をかがめて、娘ふたりの足許ににじり寄って、
あのかたは黒のハイソックスの、お婆さまは肌色のストッキングのうえから。
さっき妾にそうしたように、ちゅうっ・・・と唇を鳴らしながら、圧しつけていったのです。
あ・・・っ。
痛・・・っ!
ふた色のちいさな叫びをあげて、娘たちはソファに頭を埋めました。
ちゅうちゅう・・・
キュウキュウ・・・
しつような吸血の音は、いまでも妾の記憶にありありと刻まれています。
ふたりがじょじょに姿勢を崩して、ソファからすべり落ちてゆくのを。
がっくりと尻もちをついた下の娘が、肌色のストッキングをくまなく舐められ剥ぎ堕とされてしまうのを。
ずり落ちたハイソックスを履いたまま、上の娘がそろそろと太ももを開いていくのを。
さいしょに、加代子。そのあとは、沙織。
齢の順に犯したあと、引き上げた股間から。
べつの意味をもった血潮が、娘たちの下肢にふりかかるのを。
嫁入り前の娘ふたりの純潔を、あのかたにお捧げすることに、妾は深い歓びを感じていました。
眠りこけたふたりの髪を、肩先を、二の腕を。
去りかけた体温を黒のセーターや真っ白なブラウス越し感じながら。
ふたりの初々しい血潮を淫らな色に染め変えられてしまったことを、ひそかな満足をおぼえながら。
ちょうど主人のまえで初めて犯されて、羞恥に震える妾を主人が優しく抱き締めてくれたように。
ふたりの身体を、愛でていたのです。

主人がまだよみがえるまえに、ことをすすめたのは。
男親というものの娘に対する心情を察してのことなのでした。
年ごろの娘ふたりを、ふたりながら。
生き血を吸い取らせるためにみすみす差し出すような器用なまねは、あのひとには無理だったと思いますからね。


あとがき
吸血されて洗脳されちゃったお母様が、
自分の血を吸い尽くした相手に、年ごろの娘ふたりを紹介して。
おなじ香りを持ったうら若い血を提供する そんなプロットって、やらしくないですか?
ないですよね?^^
こういうシチュは、父親よりも母親のほうがりあるな気がします。(どこが?)

そこかしこに横たわる、脚、脚、脚・・・  都会妻集団凌辱の夕べ

2010年04月16日(Fri) 08:10:23

雑木林の下草のなか、
そこかしこに横たわる、肌色ストッキングの脚、脚、脚。
ロングスカートのものは、脱がされて。
ミニスカートの女たちは、穿いたまま。
村の男衆の、餌食にされてゆく。

決められた夜。
呼び出された女たちは。
人妻も、娘も、申し合わせて、連れだって。
夫には見え透いたいいわけを言って、表に出ていった。
見送る夫たちは、なに食わぬ顔で家族を送り出すと。
しばらくたってから待ちかねたように、自分もでかけてゆくのだった。

闇夜に響き渡る、悲鳴。呻き・・・
男衆の卑猥な言葉。羞じらいを含んだ、女たちの囁き。
生き血をがつがつとむさぼる音に。
ぴったり寄り添った腰と腰とが擦れ合う音。
立ちすくんでいる都会育ちの夫たちは。
妻の痴態と男衆の逞しさが折り重なるのを、否応なく見せつけられる。

夜明け。
そこかしこに横たわる、肌色ストッキングの脚、脚、脚。
そのうちいくらかは、妻の身代りになって女装した夫のものだったりもするのだが。
そうした夫たちは、妻を護ろうとした夜を忘れ果て。
つぎの夜にはひっそりと、妻や娘を送り出すのだろう。
あるいは。
血を吸い取られ過ぎて夕べをともにできない妻のかわりに。
己の血を分け与えた夫たちも、なかには交っているのだろう。


あとがき
後段がよけいなのですが。
この雰囲気もまた、どうにも捨てがたくって、直さずにしまいました。(^^ゞ

奴隷家族 ~怪人に堕とされて~

2010年04月16日(Fri) 07:54:00

大昔に観ていた“変身”もので、怪人が人間を襲って吸血するときには、

シュワシュワシュワシュワ・・・

という妖しい擬音がひっそりと響くのです。
あの音は・・・それなりにトラウマになったかも?^^;


シュワシュワシュワシュワ・・・
わたしの身体から、血液が吸い取られてゆく。
さいしょはもちろん、抵抗したけれど。
なにかを強引に引き抜かれてゆく感じが、なんともいえなくなって。
失血とともに弱まったのは、抵抗だけではなくて、理性そのもの。
わたしの血を理性とともに吸い取ったのは、巨大なヒルのような姿をした怪人。
キヒヒヒヒヒ・・・
嘲るような皮肉な嗤いに、わたしは薄ぼんやりとした笑みを交わしていく。
血を吸い取られる前には想像もできないようなことを口走りながら。
―――さぁ、どうか・・・わたしの家族の血も、ご賞味を。

薄暗いリビングのなか転がされているのは。
34歳の妻。まだ稚ない息子と娘。
水玉もようのワンピースに、肌色のストッキングの妻は。
―――アッ、何なさるんですっ!?
のしかかってくるヒル怪人に向かって叫んだけれど。
キヒヒヒヒヒヒヒ・・・
怪人はさも嬉しそうに含み笑いを響かせながら。
オ前ノ亭主ガオ前ノ血ヲ勧メテクレタノダ。観念スルンダナ。
そういいながら、白と黒の水玉もようのワンピースの脇腹に、
おもむろに吸血管を刺し込んだ。
―――きゃあっ。
妻はひと声、呻くと、そのまま失神した。
シュワシュワシュワシュワ・・・
さっきわたしの血を吸い取ったばかりの、あの忌まわしい音が。
妻の身体のうえにも、おおいかぶさってゆく。

洗練されたワンピース姿におおいかぶさった大ビルは。
妻のうなじにも飢えた吸盤をあてがって。
シュワシュワシュワシュワ・・・
情け容赦なく、食事に没頭する。
くねくねと床の上をくねる触手は、妻のふくらはぎに巻きついていって。
れ、令子・・・っ!?
叫ぶわたしの目のまえで。
肌色のストッキングがみるみるうちにくしゃくしゃに堕とされていった。

ママッ!! か、母さんっ!?
子供たちの声に、応じるように。
振り向いた妻の目許には、蒼白いアイシャドウ。
キヒヒヒヒヒ・・・似合いだな。
大ビルにほめられた妻は、ちょっと羞ずかしげに俯いたが。
呪わしいほどハッキリとした声で。たぶん本人が夢にも思っていなかっただろう言葉を呟いている。
どうぞ、子供たちの血も、愉しんでくださいね。

シュワシュワシュワシュワシュワ・・・
半ズボンの下、ねずみ色のハイソックスの脚に巻きついた触手を、どうすることもできないで。
息子はずり落ちたハイソックスを赤黒く染めながら、意識を喪ってゆく。
シュワシュワシュワシュワ・・・
フリルのついた真っ白なハイソックスをずり落としながら。
娘もおさげ髪の頭を、がっくり俯けていった。

だれもかれもが、目許に蒼白いアイシャドウ。
息子に似合うわけのない、まだ稚ない娘に似合うわけもない。
違和感ばかりが漂う形相を。
大ビルは好のましげに見まわした。
オ前タチノ血ハ、アトノ愉シミノタメニ、取ッテオク。
トキドキ吸イニ来ルカラナ。
妻はにこやかに、ほほ笑んで。
子供は早く寝るのよ。
母親の顔に戻っていて。
もっと血を吸われたがった息子と娘を、たしなめると。
つづきはあしたの夜に。新しいハイソックス履いていらっしゃいね。
ドアの向こうへと、押しやっていった。

私にはまだ、御用がおありなんでしょ?
別人のように冷ややかな響きを持つ、妻の声。
キヒヒヒヒヒッ・・・
大ビルの嗤いが、いっそういやらしさを帯びていった。
モノ分カリノイイ奥サンダナ。エ?
わたしの顔を覗き込んだ大ビルに。
主人のわたしも、もの分かりはいいほうですよ。
応えてやった。
妻を生かしておいたのは、そちらの愉しみもありだから・・・でしょう?って。

お気に召していただいて、夫として嬉しいです。
どうぞ妻をぞんぶんに、あしらってください。
ヨカロウ。オ前ノ望ミトアラバ、カナエテツカワソウ。アリガタク思ノダゾ。
妻は自分からぶりぶりと、血のついたワンピースを、引き裂いていって。
怪人の鉤のように太い爪が、ブラジャーの吊り紐を切り裂いていた。
全体重をかけてのしかかる大ビルの下。
緩慢にばたつく脚が、キュッと立膝になる。
脱げかかった肌色のストッキングが、ふしだらにずるずると、すべり堕ちていった。

オ前ノ妻ハ、戦闘員ノ性欲処理ニ使用スル。
ワシノ女ニナッタ特権デ、凌辱対象ハ二名ニ限ッテヤル。
オ前モ好キナトキニ、妻ヲ抱トヨイ。
放心した妻に、全身黒ずくめの戦闘員がふたり、
イィ・・・イィ・・・
怪音を発しながら、代わる代わるのしかかっていった。
略奪するような荒々しいあしらいに身をまかせながら、
妻は意識も朦朧となりながら、へらへらと笑いこけている。
イィ・・・イィ・・・
獣どもの声が、侵蝕された自宅のリビングのなか、ひどく嬉しげに響き渡った。

オ前タチハ我々ノ奴隷。
女房ハ娼婦。
毎週一度ハ、血ヲ吸イニクルカラナ。
わたしは恐る恐る、そのくせはっきりと。
頷きを、かえしてしまっていた。
知らず知らず、ぬらぬらと。
透明な粘液が、わたしの股間を浸している。
恥ずかしいようすを、すっかり見届けた妻は。
蒼白いアイシャドウの目許を、冷然と引き締めて。
優雅にウェーブした髪を、事務的にささっと掻きのけると。
では、そういうことで。
出てゆく男どもを、丁重に見送っていった。

見かけはそれからも、仲良し家族。
いつも優雅に装うおしゃれな妻に、
服を泥だらけにして帰って来た息子と、おてんば娘。
けれども週に一回は、”番組”が始まる。
照明を落としたリビングのなかは、惨劇のリプレイの場。
お気に入りのワンピースを惜しげもなく血だらけにしながら、
娘ははしゃぎながら、気前よく血を吸い取られてゆくし、
息子は怪人の吸血管や吸盤、触手に触らせてもらいながら、
解説を聞きながら、自分から胸に吸盤をあてがって、Tシャツを真っ赤に染めていく。
すごいね。ホラー映画みたいだねって、昂奮しながら。

子供たちが気を失うほど血を摂られると。
大ビルと戦闘員たちは、妻を拉致していく。
行き先は、近在のアジト。
オ前ハ妻ノフシダラナ行イヲ、トックリト見届ケルノダ。
妻は冷然と、蒼いアイシャドウの目許を引き締めて。
では、そういうことで。
素っ気ないほど他人行儀に、わたしに向かって会釈をすると。
黒の礼服に黒のストッキングの装いを、
大ビルのヌラヌラ濡れた触手にゆだねてゆく。
ぱりっ。ぶちぶち・・・っ・・・
他愛なく引き裂かれてゆく礼装のすき間から、真っ白な肌が露出した。

ダブルお見合い

2010年04月14日(Wed) 08:20:21

結婚前提に、交際を始めたんだって?
あたりだったんだね、今回のお見合い。
ミチヤくんはそういって、ぼくのお見合いを祝ってくれたけど。
ほんとうは、べつの狙いがあるらしい。
週末にね。
きみの雅恵さんは。
こんどはボクと、お見合いするんだ。
え?ダブルでお見合い?
いいだろう?
吸血鬼の家にお嫁に来てくれるひとなんて、どうせいないだろうから。
あくまで血を吸う相手としてのお見合いなんだから。
そういうことなら、かまわないけど・・・
ためらいながら返してしまった言葉は。
どう考えても、不自然だった。

ほら。見て御覧。
雅恵さんは、ミチヤくんの腕のなか。
ウットリとしながら、彼の囁きに応じている。
きみは、ご両親同伴で。
ボクのほうは、パパだけで。
でもきみのお父さんもお母さんも、パパとすっかり仲良くなっちゃったみたいだね。
隣の広間で。
お互い反対に向けられたソファーのうえ。
ミチヤくんのパパは、雅恵さんのお母さんの瑶子さんの肩に、なれなれしく腕をまわしていって。
リボンをほどいたブラウスの襟首に手を突っ込んで。
ブラジャーをはずしにかかっているところ。
軽々としたシフォンのプリーツが入ったロングスカートから覗く、足許は。
すでにむしゃぶりつかれたあとだったらしく。
肌色のストッキングが、むざんな伝線を広げていた。

向かい合わせのイスに腰かけた雅恵さんのお父さんは、
派手に破かれちゃったね。なんて、いいながら。
のんびりとコーヒーカップを口に運んでいた。
彼がコーヒーをすするたびに。
瑶子さんはバラ色のしずくを、啜り摂られていく。

うまくいっているじゃないか。
ほんとうはうちのパパ、きみの母さんだけをさらっていくつもりだったんだけど。
仲の良いご夫婦なんだね。
ずっといっしょにいたいって。
だから見せつけられても、苦にならないって。
ほら、御覧。
もうじきじゅうたんのうえ、押し倒されちゃって。
ロングスカートを、まくりあげられちゃうはずだから。

そんなふらちなことを、ぼくの雅恵さんに囁きながら。
ミチヤくんはそうっと、雅恵さんのスカートのすそに手をやった。
真っ白なブラウスの肩先に。
首すじからしたたり落ちたバラ色のしずくがしみ込むのもかまわずに。
優雅にほほ笑んでいる、雅恵さん。
いいかしら?ちょっとだけ、お許ししちゃっても。
ぼくに向ける目線は、どこまでも、優雅。
優雅な目線には、優雅に応えなくちゃね。
からかような、ミチヤくんに。
ぼくはゆったりと、返してゆく。
目のまえで、見ていてあげるけど、ぼくがいないつもりで、振る舞ってくださいね。

お母さんの瑶子さんは、黒のロングスカートを。
結婚相手の雅恵さんは、オレンジのタイトスカートを。
ふらちな掌に、すそをつかまれて。引き上げられて。
むき出しにされた太ももをよぎる、ナイロンの光沢に、
飢えた唇を、なぞるようにすべらされていって。
他愛もなく、剥ぎ堕とされてゆく。

先週は、お婿さんになる人とのお見合い。
きょうは、ふしだらな遊びのお相手をつとめるためのお見合い。
転がされた深紅のじゅうたんのうえ。
結婚を控えた無垢な身体は、淫らな色に染め替えられてゆく―――

ふたつの家族溶解。

2010年04月14日(Wed) 07:18:56

いっつもさ。
ぼくの隣のベンチで、ハイソックスの脚をぶらぶらさせているミチヤくんは、
血を吸うとき以外には、ふつうの男の子と変わらない。
そういうときにはよく、ぼくにお父さんのことを愚痴るのだった。
おなじ年代のほうが、話が合うだろ・・・って。
親子で女のひとたちを襲うときには、さきに娘のほうをやらせてくれるんだよな。
でもそうすると、ボクのことだから・・・さいごまでイッちゃうだろ?
そのことは。
ふたりがはじめてぼくの家にきたときに、
範子のうえで、証明ずみだった。
あのとき範子の太ももを伝い落ちていったバラ色のしずくが、
白のメッシュ柄のハイソックスを濡らす光景を。
ぼくは終生、忘れないだろう。

ミチヤくんの話は、まだつづいている。
いっつもボクが、処女のコを姦っちゃうものだから。
パパはいつも娘さんの純潔を食いっぱぐれるんだって。
お邪魔をしたお宅から帰る道々、いっつもそういってぶつぶつ言うんだよな。
ボクがお嫁さんをもらうとき。
さきに姦らせてあげるからって、指きりしてあげたんだけど。
いつのことになるか、わからないよなぁ・・・

えっ?と、いうことは・・・
範子を嫁にするつもりは、ないんだね?
言いかけたことばをごくりと飲み込んだとき。
ミチヤくんも、ぼくの言おうとすることを察したみたいだった。
吸血鬼のうちにお嫁に来てくれる家なんて、そうそうないだろ?
きみの妹さんは、どこか他所に嫁いでもらうよ。
できればきれいなお母さんや、可愛い妹さんのいるところへね。

先週のヒロム伯父さんの家への訪問は、じゅうぶん愉しめたらしかった。
家族にとうとう言い出せなかったヒロム伯父さんは。
やっとのことふたりを家にあげてやると。
佳代子伯母さんや加絵子ちゃんのまえ、目を白黒させながら、ロープでぐるぐる巻きに、縛られていって。
転がされたリビングのなか、奥さんと娘とが鬼ごっこを始めるのを、さいごまで、見物させられたという。
家じゅう逃げ回った挙句。
佳代子伯母さんは、ヒロム伯父さんの目のまえで。
加絵子ちゃんは、逃げ込もうとしたトイレの一歩手前で。
吸血鬼の小父さんやミチヤくんに、両腕で後ろから抱きつかれて。
首すじをがぶりとやられたのは、ほとんど同時だったという。
娘のカーディガンに血が滴るのをみて、お母さんあきらめがついたらしいよって、
小父さんはあとで言っていたけれど。ほんとのところは、どうなんだろう?

佳代子伯母さんは、客人を迎えるために装ったライトイエローのスーツ姿を抱きすくめられて。
純白のブラウスのタイを、わさわさとほどかれて。
大きなおっぱいのつけ根のあたりを、がぶりがぶりと噛まれていって。
ブラウス真っ赤にしながら、夢中になっていって。
小父さんは竹子叔母さんのこげ茶色のハイソックスや母さんの肌色ストッキングにそうしたように。
てかてか光る佳代子伯母さんのストッキングも、めりめりと噛み剥いでいったという。

処女を奪うのは、やめにしたよ。
まるっきり子供なんだもん。
ミチヤくんはちょっぴり不満そうに、口を尖らせた。
抱きすくめた両の肩は、まだか細くて。
生き血も喉の渇きが収まるほどには、吸い取ることができなかったという。
もっとも・・・わざわざタンスから出して履いてくれた、ストッキング地の白のハイソックスは、そこそこ愉しめたけどね。
って。
いつも顔を合わせている親戚の女たちの受難を、ひとの口を通して聴くのは。
ひどくくすぐったい気分だった。

きみ。婚約しているんだろう?
あっ、婚約まではまだなのかな。
でも、好きな子いるよね?
血を吸っていると。そういうことまでちゃあんと、わかっちゃうんだもんね。
ミチヤくんは吸血鬼の顔を押し隠すと。ふつうの男の子の顔に戻って、得意げに口笛を鳴らしていた。

えっ、どうしてわかるの?
思わず口走ってしまったぼくは。
その瞬間、逃れようのない運命を観念してしまっている。
ミチヤくんの手が早くも、半ズボンを履いたぼくの足許に忍び寄って。
ひざ下まで伸ばしたねずみ色のハイソックスを、いかにも噛みたそうに撫でさすりはじめたから。

ハデに破っちゃったね。家まで履いて帰れないよ・・・
ふくらはぎのまん中に真っ赤なシミを広げられながら。
ぼくはずり落ちたハイソックスを引き伸ばしていって。
そのあいだにミチヤくんは、もう片方の脚に回り込んで、
柔らかく濡れた唇を、しなしなと吸いつけて来るのだった。
きみの彼女のハイソックスも、こんなふうにいたぶってみたいな。
ミチヤくんの言い草に、危うく頷きかけたとき。
いけないいけない。
頭を掻いて照れ笑いをしたのは、ミチヤくんのほうだった。
パパに、処女を紹介するのを忘れるとこだった。(^^ゞ
って。

ねぇ。ものは相談なんだけど。
きみのガール・フレンドのお宅は、パパひとりに任せようと思うんだ。
ふつうはお父さんが、邪魔ものなんだけど。
パパはその点、上手だからね。
きみの家にお邪魔するときだって。
きみの父さんはちゃんときみたちに、どうすればいいかって教えてくれていただろう?
ぼくはどうしようかと、思い悩みながら。うかつな言葉を口からすべらせてしまっている。
うまくやってくれるのなら、ぼく反対しないよ・・・って。

水くさいじゃないか。こんな親戚がいるって黙っているなんて。
ガール・フレンドのみどりちゃんのお父さんは。
いつもの気軽な笑みをたたえながら。
ひきあげたスラックスの下、唇を吸いつけてくる小父さんに。
ちょっぴり顔しかめながら、応対していた。
首すじにはとっくに、赤黒い痕。
ワイシャツが肩まで紅いシミをつけちゃっているのに、気づかないはずはないのだけれど。
脛を覆っている薄い靴下は、きっとみどりちゃんのお母さんの珠代さんから、黙って借りたものだろう。

さあ、おいで。
夫に促された珠代おばさんは。
見なれたモスグリーンのワンピース姿。
抱きすくめられるままに、うなじをゆだねていって。
ショートカットにした栗色の髪の毛の下。
ひっそりと唇を、吸いつけられてゆく。
夕べ初めて、襲わせたんだ。
ひーひー泣きながら、吸い取られちゃって。
けれども途中から・・・おっと、子供のきみにはまだ、早すぎる話だね。^^;
きみんとこの、範子ちゃん。気丈にお相手したんだって?
みどりはだいじょうぶかな。
きみのまえで、取り乱さなければいいんだけれど。

実はね。まだみどりには、話していないんだ。
”仲良しの小父さんに、血を吸わせてあげようよ。”
そんなふうに、囁いたら。
びっくりして、飛びあがっちゃうかな?
案外きみがそういえば、みどりも納得するのかな?
きょうは彼のご希望に応じて。
紺のハイソックス履いていおいでと伝えてあるんだ。
ママのストッキングといっしょに、彼に愉しんでもらおうとおもってね。
夕べママと相談したんだよ。

みどりのパパが自慢げにお話しているあいだじゅう。
珠代さんの首すじから血を吸い終えた小父さんは。
肌色のストッキングに包まれた肉づきたっぷりのふくらはぎを、さっきからネチネチといたぶっていたけれど。
階段を上って来る足音が近づいてくると。
びりり。ぴりり。
破きはじめていた。

みどりちゃんが、階段をあがってくる。
トントンと、元気な足音をたてて、あがってくる。
生娘の生気がはじけるような声が、近づいてくる。
吸血鬼の小父さんは、ぼくに向かってただひと言「いただくよ」って、囁いて。
珠代さんの血がしたたる唇で、ぼくの首筋を吸っていた。
竹子叔母さんの、こげ茶色のハイソックスを。
母さんの穿いていた、肌色のストッキングを。
佳代子伯母さんが穿いていたという、てかてか光るストッキングを。
他愛もなく剥ぎ堕とした唇が。むぞうさに噛み破った牙が。
ぼくの皮膚の奥深く、食い入って来る。
階段を昇って来る脚に通された紺色のハイソックスも。
きっとこんなふうに、あしらわれてしまうのだろう。


あとがき
前作の続編です。
いっつも処女獲得のチャンスを逃してしまうお父さんのため。
友だちの彼女を襲わせようとする少年吸血鬼くんを描きたかったのですが。
いまいちかなぁ・・・
自分の花嫁を襲わせてあげたいのに、いつ結婚できるかめどが立たなくって、
仲良しの少年の婚約者を身代りにするというお手軽さは、自慢できるかも。(笑)

親類の血 家族の血

2010年04月14日(Wed) 05:19:38

お正月に遊びに行った親戚の、ゆいちゃんのところで、
ぼくはとんでもないものを、目にしてしまった。
ゆいちゃんと竹子叔母さんとが、二人組の吸血鬼に襲われているところだった
竹子叔母さんは、黒のスーツにこげ茶色のハイソックス。
ゆいちゃんは、学校の制服に、黒のストッキング。
ふたりとも、首筋にとりつかれて。
みるみるうちに、姿勢を崩していって。
その場にぺたりと、尻もちをついてしまって。
ゆいちゃんは、黒のストッキングの。
竹子叔母さんは、こげ茶色のハイソックスのうえから。
飢えた唇を、ふくらはぎに吸いつけられていった。
竹子叔母さんのお気に入りの、こげ茶のハイソックスが。
なぜだかむしょうに、気になっていたけれど。
大胆なまでに叔母さんに迫る吸血鬼は、こともなげに叔母さんの穿いているハイソックスを咬み破っていった。
母親の受難を目の当たりにしたゆいちゃんも、
戸惑いながら、黒のストッキングを履いたふくらはぎを、ぼくと同い年くらいの男の子の吸血鬼に、吸わせていって。
びりびりとふしだらに、破かせちゃっていた。
その場に居合わせた叔父さんは。
だいじょうぶ。殺されちゃうわけじゃ、ないんだから。
きみはなにも見なかったことにしてくれよな。って。
ぼくにくどいほど、念を押すのだった。

ぼくの家に、初めて吸血鬼がやってきたのは。
新学期になってからのことだった。
悪夢のような光景が、記憶から薄らぎかけたとき。
父さんが厳粛な顔をして、ぼくたち家族に言い渡したのだった。
母さんも範子も、黙りこくってうなずくだけだった。

竹子叔母さんのところが吸血鬼とおつきあいしているの、知っているね?
あしたからうちも、おつきあいをすることになったから。
叔母さんのうちだけじゃ、血が足りなくなって。
親戚じゅうの若い女の血を、吸わせてやることになったから。
ヒロム伯父さんのうちや、ほかの親戚も、協力することになったんだから。
佳代子伯母さんや加絵子ちゃんも、血を吸われることになったからね。
母さんと範子の血は、たしかO型だったね?
竹子さんの血がO型で、お気に召しているらしいんだ。
うちはみんなO型だから、おなじ血液型のものから順に血を差し上げることになったから。
範子と二人、いまから心の用意をしておくことだね。

やってきたのは、あのときとおなじ二人連れ、
どうやらお父さんと息子らしかった。
父親のほうは、母さんを。息子のほうは、範子を選んで。
隣り合わせの部屋へと、連れ込んでいった。
父さんは母に。ぼくは範子に付き添うことになっていて。
家族の血を吸う彼らの、介添え役を務める約束だった。

お母さんが、お手本見せますからね。
母さんはぼくと範子とを、立ち去らせるまえに。
すすんで吸血鬼の小父さんの相手を始めていた。
抱き合うように向かい合って。
首筋をかりり・・・と噛んでくる小父さんに、ちょっとだけ顔をしかめながらも。
思ったほど、痛くないのですね。
そういって。
しずかに傷口にハンカチをおしあてて、拭いとっていった。

竹子さんから、うかがいました。
ストッキングは脱がないほうが、お気に召すようですね。
母さんは早くも、チョコレート色のストッキングのふくらはぎを噛まれちゃっていて。
太い帯みたいな伝線が、ひび割れみたいにつま先まで延びていた。

お母さんの血、おいしそうだね。
きみも、O型の血を持っているんだって?
妹さんを襲わせてもらうまえに、まずきみの血を吸うからね。
少年の吸血鬼は、ぼくのことを見あげながら、背伸びをして、つま先立ちになって。
かりり・・・
ぼくの首筋に、噛みついていた。
ぐぐ・・・ッと食い込む尖った異物が皮膚を破り、なま温かい液体がこぼれ落ちる。
この牙が・・・この牙が。ゆいちゃんのことを噛んだのか。
あの、黒の薄々のストッキングまで、噛み破っちゃったのか。
痺れるような痛みに、理性まで奪われそうになりながら。
ぼくはひたすら、ゆいちゃんの仇・・・ゆいちゃんの仇・・・そう念じながら。
うまそうにぼくの血を啜りはじめた少年を、呪いつづけていた。

だいじょうぶだよ。きみはなにもしなくていいから。
だれかが急に、家に来た時に、うまくあしらってくれれば、それでいいんだから。
邪魔の入らないようにしてもらっているあいだに、妹さんの血をいただくね。
ミチヤくんと名乗るその男の子の吸血鬼は、友だちみたいに話しかけてきたけれど。
ぼくはただ、うん、とか、ああ、とか、返事に困ってしまっていた。
家族の血を吸わせる男たちのそんな応対にも、きっと慣れているのだろう。
ぼくの態度に、お構いなく。
じゃあ、はじめるよ。って。
こともなげに、そういうと。
白のハイソックスを履いた範子の足許に、にゅるっと唇を吸いつけたのだった。

あー・・・
範子はさすがに、顔をしかめながら。
足許から上がるチュウチュウという吸血の音を聞くまいとするように、
両手で耳を、抑えていた。
メッシュ柄の白のハイソックスは、みるみる血浸しになっていって。
真っ白な生地のうえをバラ色のしずくがたらたらと、足首まで伝い落ちてゆく。
くしゃくしゃにずり落ちたハイソックスを、範子はなん度も引き伸ばして。
ふくらはぎの肉づきのいちばん良い辺りとかを、なん度もなん度も噛ませていった。

ゆいちゃんの血も、こんなふうに吸い取ったのね?
恨めしそうな上目づかいを、少年の吸血鬼はくすぐったそうに受け流して。
ああ。あの子の血も、うまかった。
そのあと竹子叔母さんと、取り換えっこしたんだ。
パパはきみたちのママに、熱中しているみたいだね。
だからボクも、きみの妹さんの血を、もう少しよけいにもらうことにするね。
少年はすすんで仰向けになった範子のうえに、のしかかると。
嬉しそうに、うなじに唇を吸いつけてゆく。
ああ・・・っ。
範子がしんそこ悲しそうに、叫び声をあげたのは。
血を吸い取られてしまう恐怖からだろうか?
さりげなく制服の胸元をまさぐる、いやらしい手つきのせいだったろうか?

ミチヤくんの約束通り、ふたりは獲物を取り換え合って。
範子のうえには、白髪頭の吸血鬼が。
母さんのうえには、ミチヤくんが。
脚を投げ出して仰向けになったふたりに、おおいかぶさってゆく。
受け容れた吸血鬼の身体の下で。
破けたストッキングやハイソックスの脚が。
しくッとなにかに感じたように、立てひざになってゆく。
範子はきょうで、お嫁入りも果たすんだね。
おまえはなにも、見なかったことにするんだぞ。
いつかどこかで耳にしたような文句に、ぼくはゆっくり頷いていった。
脚ばたつかせながらはしゃぎはじめるふたりの女から、目を離せないでいるままに。


あとがき
きのうあらかた、描きかけていたのですが。
どうにか、こんぷりーとしました。^^

おそろいのアイシャドウ

2010年04月13日(Tue) 06:50:55

あら~、智香子ちゃん。ママにアイシャドウ塗ってもらったの~?
おばの一人がさも悦ばしそうに、得意になって照れている少女をほめそやす。
アイシャドウにはまだ早すぎるこの中学入学まえの少女を、
周囲に集まる親戚一同も、眩しげに注目するのだった。
そういうおばも、おなじ色のアイシャドウ。
智香子の母も、まったくおなじ色のアイシャドウ。
うちの母さえもが、蒼々としたアイシャドウ。
不自然すぎはしまいか?
だれもかれもが、瞼のうえにくっきりと。
蒼すぎるほど蒼い染料を、まるで申し合わせたようにして。
毒々しく滲ませているのだった。

そう。
この毒々しい染料は、女の手で塗られるのではない。
その女の血を吸って、心の奥までモノにした邪悪なものたちが、
己の所有に帰した獲物に、ひっそりとしるしてゆく刻印。
まるで服の下に隠されたタトゥーを見せびらかすように。
支配されたという証しを、女たちはこれ見よがしに見せつける。

目のまえで無邪気にはしゃぐ、カーディガン姿の少女。
彼女の身に夕べ、いったいなにが起きたのか。
公然の秘密を抱え込んだ彼女の父親と、ひっそりと苦笑を交えた目線を交わす。
ストッキングをたしなむ妻に。
ハイソックスがお気に入りの娘。
そのどちらもが、惜しげもなく。
良家の子女にふさわしい装いを、凌辱にゆだねていったなどと。
男親としては、口にすることはできないだろう。

ぼくの傍らにひかえている令子は、秋に挙式予定の未来の花嫁。
その彼女にしてまでが、おなじ色のアイシャドウ。
あなたも、経験済みなのですね。
智香子の父は、そう言いたげに。
ぼくたちふたりを、見比べている。
視線を感じた令子のやつ。
ばれちゃっているのね。そう言いたげに。
むしろ得意げに、ぼくの顔を、覗き込む。
わたしもあなたのご一家の仲間入りを、果たしたのね・・・

彼女の好む、濃いグレーのストッキングを。
緋色のスーツのすその下から、不埒な唇に剥ぎ堕とされていったのは。
智香子の母が、初めてものにされる、まえの晩。
わたしの母が、手本にと。
えび茶のスーツの下装った、肌色のストッキングの脚を、
ぼくや父のまえで、さらけ出して。
惜しげもなく噛み破らせてしまった、すぐあとのことだった。

いいお味だ。処女の生き血は好ましいの。
夢見心地になってしまった令子の髪を、あやすように撫でながら。
男はなん度めかの口づけを、血に染まったブラウスの肩先に沈めてゆく。
令子さんにも、経験させてあげたら・・・?
ブラウスを剥ぎ取られた母は、えび茶色のジャケットを抱えて、
おっぱいを息子の視線から遮りながら。
自分のスカートを、たくし上げて。
透明な液体をぬらぬらさせた裏地を、見せびらかした。

とても素敵だった。似合いのお二人だね。
父は母を、冷やかしながら、顔上向けて、閉じた瞼に。
たんねんに、刷り込むようにして。
蒼のアイシャドウを、愛する妻に、塗ってゆく。
そうして意味深な笑いを、浮かべながら。
自分の妻に塗ったばかりのアイシャドウを、ぼくに手渡してくれたのだった。

あお向けになって 気を喪って・・・

2010年04月13日(Tue) 06:19:43

あお向けになって脚を投げ出した女房におおいかぶさって、
やつはゴクゴクと喉を鳴らしながら、生き血を啖っていった。
あいつの血、よっぽど美味いんだな。
四十過ぎの女房に。
やつは呆れるくらい、ご執心で。
毎日のように、やって来て。女房を襲って。
うなじにかぶりついていくじょだった。

夜な夜な自分の血を吸いに訪れる、だんなの友人。
そんな男を、女房のやつまんざらでもないらしくって。
いつもブラウスにスカート、ときにはお洒落なワンピースで、出迎えて。
あなた、いいわよね?
ひと言俺に断ってからネックレスをはずすのは。
貞淑女房だったころの名残なのだろう。

いまは吸われた血の見返りに、
股間にたっぷり注ぎこまれる精液を。
ためらいもなくスカートをさばいて、受け容れてゆく。
だって明日も、襲われるんですもの。
やつに犯されると、喪ったはずの血がよみがえるのだという。

気絶した女房の身体から、身を起こすと。
やつは女房の硬直した脚を、ストッキングのうえからぺろぺろ舐める。
薄々のナイロンの、舌触りまで愉しむように。
肌色のストッキングのうえから、意地汚くなすりつけられる唇に。
なよなよとした女ものの靴下は、ふしだらによじれて、他愛なく裂け目を広げる。
うふふふふふっ。いい気味だな。
やつは意地悪な視線で、俺を見つめて。
舌なめずりをこらえきれずに、もういちど。
女房の身体を抱きすくめてゆく。
見物するかね?見て見ぬふりを決め込むかい?
どちらでも、お好きなように・・・
俺は肩をそびやかし、思いのままに見せつけられてしまっている。

交わされる呟き。

2010年04月13日(Tue) 05:25:29

なんでも知って、いるのだよ。
奥さんのストッキングの、舌触りも。
娘さんのおっぱいの、乳首の柔らかさも。
お坊ちゃんの彼女の、あそこの締まり具合まで・・・ね。^^

ほんとうにそうなの?って、息子をふり返ると。
ウン。処女をあげたんだ。
意外なくらい、はっきりとしたこたえ。
彼女痛そうな顔しながら、迷惑そうにぶつぶついいながら。
そのくせ小父さんの背中に、腕まわしちゃっているんだよ。

家内についても、知っているのは。
ストッキングの舌触りだけじゃないんだろう?
図星。^^
なん足も、破かせてくれたからね。
もちろんその奥の奥にも、お邪魔させてもらったよ。
それこそすみからすみまで・・・ね。

娘さんのハイソックスも、よかったな。
太ももを伝い落ちた血が、白のハイソックスになじんでいたな。
そう。
わたしの立場は、娘婿。
けれども、きょうだいでもあるんだ。よろしくな。
娘はわたしの正妻にしてやるが。
義母や兄嫁は、とうぜんわたしの愛人だな。

ああ、ああ。それでいいだろう。
妻をよろこんで、愛人としてプレゼントするよ。
よりどりみどり。うらやましいね。。。


あとがき
いささか中途半端ですが。(^^ゞ
登場人物がいずれも男 というのが、特徴といえば特徴・・・かな?

家族の血 友だちの血

2010年04月13日(Tue) 04:26:35

自分の血を吸った吸血鬼に、家族の血を吸わせるという行為は。
柏木ワールドでは、裏切り行為と見なされません。
殺害を意図していない吸血鬼たちに、家族を引き合わせようとするのは、
むしろ親睦を深める行為として、受取られていきます。

奥さんを襲わせる ということは。
吸血鬼の真の意図を見抜いてやった証し。
さいしょから家内のことを、狙っていたのだろう?
吸血鬼の腕の中、うっとりとなってブラウスをバラ色に染めた妻をあやしながら。
夫はイタズラッポク、吸血鬼の頬をつねります。
おなじ体験を共有したい・・・という妻への想い。
妻の魅力を誇りたい。最高の宝物を譲り渡したい・・・という自分の血を吸ったものへの好意。
そうしたふたつの想いを、悪友の住処に妻を伴なうという行為で実現するのです。

子供の血を吸わせる とか。 親の血を吸わせる とか。
そういった行為さえ、裏切り行為にはあたりません。
子供の血を吸わせる親は。
すでに喪ってしまった己の血を、愉しませつづけるために。
己の分身をゆだねるのです。
母さんが教えたとおりに、して御覧。
この小父さまは、ママの血をお気に召してくださったのだよ。
そんなふうに、さとしながら。
自分が堕ちたおなじ道へと、最愛の家族をいざなおうとするのです。

母親のことを引き合わせようとする息子は。
若い女の血を欲しがる友人のため、最愛の女性を紹介するという行為の手始めに。
すでに愉しまれてしまった自分の血とおなじ香りを宿した女性を。
愉悦をともにするパートナーのためにあてがおうとします。
女を引き込むことができて初めて一人前と見なされる吸血鬼の世界で。
自分が一人前になったことに証しを立てるための行為に。
母親はきっと、進んで喪服の身を曝し、むしろ嬉々として、恥辱の渦に巻き込まれてゆくのでしょう。


ばあいによると、友だちの血 というのもありですね。
いっしょに泥だらけになってくれる関係 というものは、どういう形であれ悦ばしいものです。
おなじサークルに属する友だちを。
お揃いのユニフォームを着て、襲わせて。
ハイソックスの脚を並べて、味比べをさせちゃうとか。
より深く仲良くなるための愉しみともいえるのでしょう。

喪服妻の血。

2010年04月13日(Tue) 04:11:47

わたしを弔う装いの一部を、貴男に愉しませてさしあげましょう。
戸惑う妻の、肩抑えつけ。座らせて。
喪服のスカートを、たくしあげて。
ゆっくりさらけ出していった太ももは。
薄墨色のストッキングに、それはなまめかしく染め上げられていた。
ヒルのように吸いつく、唇の主は。
夫の仇敵だったはず。
それなのに夫は、己の体内の血ばかりか、
最愛の妻の身体をめぐる生命の源泉まで、むさぼらせようとしている。

くちゅ、くちゅ、くちゅ・・・
薄いナイロンごし、なまの唇をなすりつけられて。
上品な装いには不似合いなあしらいに。
女は悩乱を、おぼえはじめる。
夫はそれを見越したように、あやすように妻の頭を撫でながら。
セットした髪形を、くしゃくしゃに乱していって。
淑女のたしなみを、お忘れなさい。
ここは、娼婦に堕ちる場なのだから・・・
捧げる獲物の美しさを、むしろ自慢に思いたい夫だった。

清楚な薄衣にしみ込んだ、不埒な唾液には。
淫らにたぎる欲情が秘められていて。
女の素肌の奥深く、熱く脈打つ血管のなかにまで、紛れ込まされてゆく。
女の夫は、それを知りながら。
妻の長い長い乱れ髪が、妖しい熱情に目ざめて波打つのを、
愉しげに見守っている。

泥だらけになるのだよ。
墓場から出てきた、わたしのように。
そう。礼服を汚辱にまみれさせて。
きみはべつの女に、生まれ変わる。
奴隷に堕ちたわたしに似つかわしい、娼婦のような女として。
あぁ、なんと旨そうに血を啜るのだろう?
ひとの女房を、つかまえて。
わたしのときには、事務的に。
つかんだ首筋に、がぶりと食いついて。
ずずずーっと、一直線に、吸い尽くしただけなのに。
陥穽に堕ちたのだと知りながら。
それでも夫は、妻を襲ってうまそうに血を啜る相手に、
悪友同士の賛美を投げる。

さあ、泥だらけになって、堕ちてしまいなさい。
わたしと同じ快楽に、目ざめることで。
幸いきみの血は、たいそうお気に召したらしい。
きっとひと晩で尽くされてしまうことは、ないのだから。
己の美を誇るようにして、生き血を啜り取らせてやりなさい。
吸血鬼の動きに、あわせるように。
身をくねらせ、愉しげな呻きまで洩らしながら。
吸血鬼の欲求に応じてゆく妻を。
男はいつまでも、頭を撫で肩をいたわりつづけている。


あとがき
このふたつのお話は、じつはきのうの朝に描きかけたのです。
「セーラー服賛歌」とでもいいたくなるお話たちを描いたあと。
関心のほこ先がちょっと変わってきまして。
出勤まぎわの十分くらいで、ふたつながら描きあげかけて。
とうぜんのことながら半煮えだったので、
すこし加筆してあっぷしました。

息子の血

2010年04月13日(Tue) 03:47:02

ビデオ画面のなか。
彼女の息子は、半ズボンの脚をばたつかせながら。
吸血鬼相手に、自分の血を餌食にされてゆく。
抵抗しているようにみえて、その実もてなしているのだと。
事情をわかっているものには、あまりに明白な態度だった。

床に抑えつけられて。
まるでレイプされるようにして、のしかかられて。
首筋に噛みついてくる相手に応じながら、背中に腕をまわして。
半ズボンの下にかがみこんでくる相手のため、ハイソックスを引き伸ばしてやっていた。
ずり落ちるたび、ひざ下ぴっちりに。
体面を崩すまいとするほど、かたくなに。

むき出しのふくらはぎも、おいしいけれど。
しなやかなナイロン生地のうえから噛むのも一興だね。
ふらちな囁きに、もっともらしく頷きながら。
脚をねだられるたび、ずり落ちかけたハイソックスを、引き伸ばして。
いやらしく這いまわる唇吸いつけさせて、噛み破らせてゆく。
ねずみ色のハイソックスに、ところどころ滲んだ赤黒いシミ。
少年は甘苦しく笑みを浮かべながら、足許に加えられる凌辱に見入っていた。

ふらふらになりながら。
もうろうとなりながら。
少年はそれでも、無意識のように。
ハイソックスを引き伸ばす手を、止めようとしなかった。
さいごのさいご、ぐったりとなってしまうまで。
自分の相手が彼の血に興じるのを、いっしょになって愉しむように。

画面にくぎづけになった少年の母親は、
黒の喪服に身を包んでいて。
時折りハンカチで、目じりを拭いながらも。
息子の血は、お役に立ったのですね。お気に召していただけたのですね?
傍らでいっしょに画面を見入る息子の仇敵に、
気丈にもそんな問いを、投げていた。

ああ、旨かった。よい跡取り息子に恵まれていたのだね。
そこそこでやめておこうとは、ちらとは思ったのだよ。
だが・・・どうしてもガマンできなかった。
女はハンカチをくしゃくしゃにして、喪服のひざの上で握りしめて。
息子を返してください!
突然、叫んでいた。

どこまでも余裕たっぷりに、応えてやった。
女の訴えをとうぜんのことのように、受け止めて。
かんたんなことだ。
ひつぎに入って一週間以内なら。
みごとよみがえらせて見せよう。
それどころか、いままでと同じように。
人間として生きることもできるのだよ。
ただし・・・干からびた血管に。母親の血潮を巡らせることができるのならば。

女はしばらく沈黙をして。
やがてゆっくりと、頷いていた。
では・・・手を取ろうとする私から、顔をそむけて立ちあがると。
息子をもとの身体にしてからに、させていただきます。
鶴のように気位高い令夫人が客間を出ていくのを、私はそのまま見送ってやった。
いずれ手に入る女なのだから。

その晩のことだった。
ほとほとと玄関をたたく音に目ざめた女は、
ためらいもなく、ドアを開いて、
泥だらけの息子を、家のなかに引き入れた。
シャワーを浴びているあいだに。
女は黒の喪服に着かえていて。
ふらふらと浴室から出てきた息子のまえ。
白い首筋を、差し出していった。
獣じみた欲望のまま、押し倒される喪服姿を。
女はむしろとうぜんのように、受け容れていった。

ひとしきり酔い痴れる、人妻の生き血。
初めて口にする餌食は、母親の体内をめぐっていた美血。
息子は顔ふりたてて、なんども食いついて。
だれよりも口に合うとされている、肉親の生き血に飲み耽る。
けれども母親は、賢明だった。
吸い尽くされないていどに、過不足なく、
息子の蘇生にじゅうぶんな血を、ほどよく愉しませながら、与えていった。

やがて、喪服のスカートをたくしあげると。
黒のストッキングに蒼白く染めたふくらはぎを、じんわりと滲ませたまま。
噛んでちょうだい。
どのみちべつの殿方にも、さらさなければならない身体なのですから―――。
母さん、悪いね・・・
息子は嬉しげに、薄墨色になまめかしく透きとおるナイロンのうえから唇を吸いつけて。
女の堕落を、愉しむように。
ぬらぬらとした唾液をしみ込ませながら、
清楚な礼装を、辱めていった。

息子は母親を、伴って。
街はずれの屋敷へと、やってくる。
夜更けにふたり、足音を忍ばせて。
連れてきてやったよ。
人妻をいっぴき、つかまえたんだ。
ボクが初めて狩った獲物・・・分け前をあげるね。
髪の毛を掴まえて、獲物を見せびらかす息子に。
女はおずおずと、美しい顔をあげて。
この子の母です。
めでたく息子の獲物になることができました。
感謝のしるしに。
どうぞ、心ゆくまで。
妾(わたくし)の血をお試しになってくださいまし。
女は淑やかに、色もののスーツ姿をさらしてゆく。

喪服は息子に、あげたのです。
あの子を弔うことは、もう必要なくなったのですから。
貴男は妾(わたくし)にとっては、情夫。
夫さえ許すほどの、熱々の間柄。
そうでしたわよね?
いつの間にか、傍らに立つ彼女の夫、少年の父親は。
ゆっくりとほほ笑みながら、妻の掌を情夫の手に握らせてやった。
己自身はとうに、息子とおなじように血を抜かれ、
息子は父親を見習って、己の体内の血をそっくり、父の悪友にプレゼントしたのだった。

母さんの黒のストッキング、愉しみにしていたのだよ。
やっぱり・・・ね。
ボクのハイソックスよりも、愉しめるだろうね?
隣の部屋から、見ているよ。ママをどんなふうに堕とすのか。
ここで朝まで、見守っていてあげようね。
もちろんパパと、二人でね。。。

入学式のあと ~初めてお邪魔したお邸で~

2010年04月12日(Mon) 07:51:53

入学式の、すぐあとに。
ママに連れられておじゃました、お邸で。
真新しいセーラー服の真っ白なリボンを揺らしながら。
初めましてって、きちんとごあいさつをすると。
その小父さまは、意地悪そうに笑っていらして。
お嬢ちゃん、いらっしゃい。きょうはなにをされにお見えになったのかな?
わざとそんなことまで、お尋ねになって。
「アラ、あなたったら」
ママもさすがに、たしなめていた。

さて、まずはお母さんから、お手本を見せないとね。
小父さまは、ママの間近ににじり寄ると。
じゅうたんの上、四つん這いになって。
ピンクのスカートを、ちらりとめくる。
肌色ストッキングに包まれたひざ小僧が、のぞくくらいに。
では、ちょうだいしようかな?
意地悪そうな上目遣いから、ママはけんめいに目をそらしていった。

さあお嬢ちゃん、よく見ておくのだよ。
お母さんがせっかく、お手本を見せてくれるのだから。
こういうときに取り乱さないのが淑女のたしなみ・・・たしか、そうでしたな?
顔色のわるい小父さまは、唇だけが、妙に生々しく真っ赤に輝いていた。
その唇を、肌色のストッキングを穿いたママのひざ小僧に、ぴたりと圧しつけて。
ヒルのようにしつこく吸いつけられた唇が、ちらちらとよだれを含んでいくのが、
きれいに装ったママの足許に、とっても不似合いにみえた。

ちゅうちゅう・・・ちゅうちゅう・・・
白い目になって、ソファの背中にもたれかかったママは。
小父さまの不作法を許したまま気を喪っていて。
ママがぼうっとなっているのを、いいことに。
きちんと穿いた肌色のストッキングは、みるみるうちに。
小父さまの唇のふらちないたぶりに負けるように。
ふしだらによじれ、他愛なく咬み破られていく。

真新しい制服の。
濃紺のプリーツスカートの足許は。
黒の薄々のストッキングに透けた脛が、蒼白く浮き上がっていた。
オトナっぽく染め上げられたふくらはぎは、まるで自分のものではないみたい。
いつも履いているひざ下までのハイソックスとは、まるでちがう履き心地がして、
脚ぜんたいをゆるやかに縛られたみたいな、不思議な感覚だった。
きょうは特別なときなのだと、いやでも伝わってくるくらい。

小父さまはママの生き血が、お気に入りらしかった。
ママの両肩を、なれなれしく抱きすくめて。
首筋にがぶりと、噛みついていた。
真っ白なブラウスのリボンをほどかれて。
襟首からちらちらと、ブラジャーの胸元まで、覗かせて。
けれどもそんなふうにはしたなく着崩されてしまっているなんて、ママは夢にも思っていない。
だって、気絶しちゃっているんだもん。
わきの下までしたたるバラ色のシミには、お家に帰るまで気づかなかったことにしておくからね。

さあ、お母さんお疲れのようだから、
つぎはまみちゃんの番だね?
小父さまの意地悪笑いは、もう見慣れてしまっていた。
まだ履き慣れない、黒のストッキングの脚を。わたしはそう・・・っと、差し出していた。
いい子だ。ちゃんとわきまえているのだね。
こういうときの作法を、ちゃんとお母さんから教わっているのだね。
ストッキングが破けても。お洋服が少しくらい、汚れても。
なにごともなかった顔を、しているのですよ。
貴女がお悪いわけでは、ないのですから・・・
そういえばママ、そんなこと言っていたっけな。
初めて吸いつけられた小父さまの唇は。
ぞうっとするほど、冷たくて。
暖めてあげなきゃって思ってしまった。
そのときだった。
小父さまの唇が、黒のストッキングを履いたわたしの脚に、ひときわつよく吸いつけられて。
足許を柔らかく覆っていた薄手のナイロンは、たあいないくらいあっけなく、めりめりと裂け目を広げていった。

いつの間に、覚えてしまったのだろう?
小父さまが吸いやすいようにって。
脚の向きまで、変えてあげて。
オトナっぽくて気に入っていた黒のストッキングを、
ぱりぱりと噛み剥がれていくたびに。
きゃあきゃあはしゃいだ声を、あげていた。
ママが正気だったら、あたしのこと叱ったかしら?
―――なにごともなかったような顔をしているんですよ。
そう訓えてくれたママは、まだソファに身体を埋めて、眠り呆けている。
すぐ目の前のじゅうたんに。
自分の娘が尻もちついて。
スカートの下から太ももをさらけ出しているなんて、夢にも知らないで。

だめっ!だめッ!
スカートめくっちゃ・・・
わたしは必死にスカートを抑えたけれど。
小父さまはいやらしくすり寄っていらして、
少しだけ、少しだけ中身を改めさせてもらうよって、仰りながら。
重たい濃紺のプリーツスカートを、持ちあげて。
スカートの下に隠していた太ももを、唇でなぞるようにめでていく。
なよなよとした黒のストッキングを、しわくちゃに波立てながら。

あー、あー、だめ・・・だめ・・・放してえっ。
わたしは声をかぎりに、助けを求めたのに。
お邸にいるメイドさんも、執事さんも。
だれも客間に来てはくれなかった。
わたしたち母娘が、呼びいれられたときから、きっとこうなると見越していたかのように。
ストッキングは見るかげもなく、ちりちりに堕とされちゃった。
セーラー服の襟首の、三本走った白線にも、赤黒いシミをつけられちゃった。
たくし上げられたセーラー服から、手を入れられて。
ブラジャーの吊紐を、ちぎられて。
ピンク色の乳首を、舐められた。
起ってるね・・・って、からかわれながら。
ショーツのうえからだけど、あそこまで舐められちゃった。
ママはなんにも、知らないで。
真っ白だったブラウスを、バラ色に染めながら気絶している。
目のまえで。
わたしが制服を着崩されながら、お嫁入りまえの身体を、愉しまれちゃっているのも知らないで。

そろそろおいとま、しましょうね。
ずいぶん長いこと、お邪魔してしまいましたわね。
ママはいつもどおりの、落ち着いた物腰で。
わたしはおとなしいいい子に、戻っていて。
真っ白なブラウスに、バラ色の血が撥ねているのも。
セーラー服の襟首に走る白線が、真っ赤なラインになっているのも。
優雅なフレアスカートのすそが、白くぬらぬらした粘液を染みつけちゃっているのも。
真新しいプリーツスカートの、きりりと立てられていたひだが、くしゃくしゃに折れ曲がってしまったのも。
ちりちりに咬み破られた肌色ストッキングが、ひざ小僧の下までずり落ちているのも。
初めて履いた黒のストッキングが、帯みたいに派手な伝線を走らせちゃっているのも。
キリッと装った、スーツの下。
清楚に輝いた、真新しいセーラー服の下。
下着のすみずみまで、よだれをしみ込まされて。
いまでもぬらぬらとした粘液が、びっちょり濡らしていることも。
だれにも、ナイショ。
なにごともなかったように、振舞うのですよ・・・
はい、お母さま。
いい子のわたしは、足許の伝線も気にせずに、真新しい革靴に、ふたたび脚を通してゆく。

家族の秘密。

2010年04月12日(Mon) 07:10:44

いつもご家族の生き血を、ご馳走さま。
きみのご家族のことは、なんだって知っているのだからね。
奥さんの肌色ストッキングの、すべすべした舌触りも。
スカートのなかの、ショーツの色がさいきん派手になってきたことも。
浮気相手がそろそろ、五人めになることも。
お嬢さんの生き血が、年ごろの娘の香りを放ってきたことも。
しなやかな紺色ハイソックスの咬みごたえも。
ママの穿いている黒のショーツを、穿きたがっていることも。
パパのいない夜にママが他所の男のひととやっていることを、そろそろ経験してみたくなっていることも。

だいじょうぶですよ。ぜんぶ私の掌のうちだからね。
奥さんの浮気相手、五人が五人とも。
もともと私が紹介した連中で。
私に妻や娘を食われちまっているんだし。
お嬢さんが破らせてくれるハイソックスは。
ママがあとからあとから補充を欠かさずにしてくれているんだし。
こんど入学する中学は。
校長夫人をモノにしてからは、フリーパスなんだし。
私がお嬢さんやお友だちを襲うために。
特別の教室を用意してくれているんだし。

さぁなにひとつ、心配事はなくなったでしょう。
きょうも気をつけて、お勤めにいってらっしゃい。^^

入学式の帰り道 ~噛ませてもらった初ストッキング~

2010年04月12日(Mon) 06:54:02

きゃあ~っ!きゅうけつきだわ~っ。血を吸われちゃう~っ!
言葉では怯えながらも、はしゃいだ笑いさえ交えながら逃げ回る少女。
初めてフリルつきのハイソックスを噛ませてくれたのは、中学に入るずっとまえ。
スーツ姿のママといっしょに遊びに来たときのことだった。
肌色ストッキングの脚を吸わせるママの、まねをして。
「まみのハイソックスも、ど~ぞ」って。
自分のほうから、脚を差し出してくれて。
ちょっと力を込めて吸いつけた唇に。
「やだっ!ハイソックスねじれちゃうっ」って。
くすぐったそうに笑っていた。

中学校の入学式の帰り道。
お仕事で出られないパパの代りに、ママと一緒に付き添って。
人けのすくない公園の、満開の桜並木を歩いていると。
このあたりでいいかな、って。
真新しい制服姿が、立ち止まる。
初ストッキング、噛ませてあげようか?
ニッと笑んだ口許から、白い歯を覗かせて。
あら、あら。
ママもあきれたように、笑っている。

さいしょにママがお手本見せるのよって。
どーぞと手を差し伸べて、すすめたベンチ。
セットした髪に手をやって照れながら、
娘に指差されたベンチに、キリッと装うスーツ姿を腰かけた。
たくしあげた真っ白のフレアスカートから、肌色ストッキングに包まれた太ももが。
真新しいストッキングが、いつになくツヤツヤと光沢が色濃く滲んでいるのは、
眩しい太陽のせいばかりではないだろう。

早く、早く。人が来ちゃうよ。
娘にせかされながら、スカートを腰までたくしあげてゆく、ためらいがちな掌。
その掌を、握りしめ。
息詰めて見守る娘のまえ。
ちゅう・・・っ、と唇、吸いつけて。
ぱりぱり、ぶちぶちッ。
ママの足許を装う上品な装いは、破れた蜘蛛の巣みたいに他愛ないことになっていった。

つぎは、まみの番ね♪
まみちゃんは、ママの代りに腰かけると、
真新しいプリーツスカートのうえに、手を置いて。
スカートのうえから、自分で太ももを抑えつけて。
ほんとうは、イヤなんだけど。
小父さまの代りに、ガマンしてあげる。
わざと作ったふくれ面が。
ゾクゾクするほど、可愛かった。

目を瞑った少女の白い両頬を。
そうっと抑え、逃げられないようにして。
唇に唇を、重ねていって。
びっくりしたように身じろぎする少女から。
奪っていった、ファースト・キス。
柔らかな首すじに、牙を突き立てて。
ぐぐぐ・・・ッ、と、いつものように、埋めていって。
セーラー服、汚しちゃダメよ。
少女はそればかりを、気にしつづけていた。

そろそろと身体を、足許にかがみ込ませてゆくと。
少女は目を瞑ったまま、すらりとした脚を、前へと伸ばしてゆく。
発育の良いふくらはぎが、まだ履きなれない黒のストッキングに蒼白く透けていて。
薄黒いナイロンに縁どられた脚の輪郭が、いつになく大人びていて。
年ごろの娘らしい色つやをきわだたせていた。
ためらいながら吸いつけた唇に。
少女はちょっと、脚すくませて。
オトナっぽくて、いいでしょう?
せっかくなんだから、すぐに破かないでもっと見て。
いつものお転婆娘が口にした囁きに、応えるように。
気づいてみたら、太ももからつま先まで、くまなく舐めまわしてしまっていた。

もぅ・・・
むざんに裂けた黒ストッキングの足許を。
少女は恥ずかしそうに見つめ、それから恨めしそうな上目遣いになっていた。
ハデに破いちゃったね。^^
からかうようにかけた声を、投げ捨てるようにして。
ひど~いっ、こんなに破いちゃうなんてっ。
ちょっぴりべそをかいて、脚ぶらぶらさせながら。
どうすれば目だたないかって、考えていたようだけど。
白い脛が帯のように露出してしまっているのを、どうするすべもなく。
このまま、帰ろ。
目だたないはずの肌色ストッキングを咬み破かれてしまったママが、足許を気遣っているのさえ打ち消すように。
裂けたままの黒ストッキングの脚を、家路へと差し向けてゆく。

ほんとうはあのとき、履き替えも持っていたんだよ。
でもおじさまがきっと、まみとママが破けたストッキングのまま街を歩くのみたいのだろうって、
夕べママと、話し合っていたんだよ。
パパもお仕事だとかいっていたけど。
後ろからずっと、エスコートしてくれていたんだよね。
近所の人に、見とがめられて、躍起になって言い訳していたんですって。
つぎの日勉強部屋で、血を吸わせてくれたとき。
さいごに一足残ったフリルのついた白のハイソックスを咬み破らせてくれながら。
少女はそんなふうに、くすくす笑いながら打ち明けてくれたのだった。

おなじクラスの子に声かけちゃ、だめよー。
でも気に入った子がいたら、相談してねー。
どうせあたしの血だけじゃ、足りないんだよね~。
でも少しだけ、嫉妬しちゃうかもー。
イタズラっぽい笑くぼが、見慣れぬ色香をちょっぴり滲ませている。


あとがき
少しばかり、ろ利ですな。^^;