淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
今月はコメントをいただけませんでした。--;
2012年02月29日(Wed) 05:37:59
2月もはや、最終日となりました。
いつも閑古鳥な弊ブログですが、今月はコメントをいただけませんでした。
(いまのところは。)
ちょっと調べてみましたら、去年の4月、おととしの7・8月と、
コメントなしの月って珍しいんですよ。
いつも遊びに来て下さるみなさま、ありがとうございます。
m(__)m
その代わり、拍手はたくさん頂戴しました。
ちゃんと調べたわけではありませんが、
だんだんコアなお話に向けた拍手が目だってきたかも。^^
これはちょっぴり、嬉しいですね♪
女三景。
2012年02月29日(Wed) 05:13:42
妹は、胸のおおきくあいたパーティドレスの肩に滲ませた血を、
顔をしかめながら、じわじわと吸い取られてゆく。
床まであるスカートの中に隠した白のストッキングには、
いくすじもの裂け目を走らせたまま。
その傍らで身を横たえた母は、父に介抱されながら。
白目をむいて、肩でぜぇぜぇと喘ぎをくり返している。
ワンピースの肩先を濡らした血は、あらかじめ脱いだジャケットで隠れるからと父に慰められて。
でもこれは、隠しようがないわね・・・と。
薄墨色のストッキングに鮮やかに走った伝線を、しきりに気にかけていた。
ゆう子さん素敵ね。処女の生き血を召しあがれるのは、ゆう子さんの身体だけなんですもの。
妻は嬉しげに、妹をほめながら。
ひざ小僧の下までずり落ちた肌色のストッキングを、けだるげに引き上げてゆく。
ストッキングのあちこちに撥ねた精液の、濁った輝きをふしだらにてからせたまま。
男の血・女の血
2012年02月29日(Wed) 05:03:43
旦那や息子の血は、食欲充足用。
奥さんと娘の血は、性欲充足用。
乾杯♪
2012年02月27日(Mon) 05:02:10
乾杯♪
テーブルの向こう、ワイングラスを手にしたあいつは、心持ち身を乗り出して。
いとも友好的に、グラスを重ね合わせてきた。
グイッと飲み干すわたしを、にこやかに見守ると。
自分はグラスに口をつけようともせずに。
傍らの妻を、引き寄せて・・・
だんなのまえで、うなじをがぶり!と噛んでいた。
ごくっ・・・ごくっ・・・ごくりん。
露骨な音を立てて、生き血を飲まれて。
妻はひと声、「ひいっ・・・」とうめくと。
そのまま椅子から、ずり落ちていった。
床のうえ、しりもちをついたまま。
ころころと笑いこけながら脚を吸われて、
黒のストッキングの裂け目を拡げていった妻。
わたしは彼がテーブルに置いたグラスを取って、二杯目をほろ苦く、味わうばかり。
母さんのほうが・・・
2012年02月27日(Mon) 04:58:13
―――母さんの血のほうが、美味しいだろ?
拗ねたように俯く少年に。
―――そんなことはない。きみの血も若くてイキがいいからな。
皮膚に吸いつけられたしつような唇に、彼は押し黙っていた。
―――母さんのストッキングのほうが、愉しいんだろ?
顔を蒼ざめさせながら、そう呟く少年に。
―――そんなことはない。きみのハイソックスも、さっきから愉しませてもらっているよ。
ひざ小僧のあたりまでキリッと引き伸ばされた、ライン入りの白のハイソックス。
しみ込まされてゆくよだれの量に、はっとして身を固くしていた。
―――ときどき、愉しみにお出で。きみの血のおかげで、母さんは助かるのだから。
ぬけぬけとうそぶく俺に、
―――わかったよ。
少年は初めて、素直な声色を洩らしていった。
いやはや。(管理人の独り言)
2012年02月17日(Fri) 23:23:40
今朝は、十話も描いちゃいましたよ。(^^ゞ
べつにため込んでいたわけでもなく、つい発作的に・・・です。
しいて言えばまえの晩、べろんべろんに酔っぱらって帰宅しまして。(^^ゞ
頭痛ーっ!(><)って、目を覚ましまして。
く~(><)く~(><)言いながら、なぜかキーの上を滑る指だけは快調に。
^^;
いったい、なんだったのでしょう?
もしかすると、2006年ころの”黄金期”でさえ、一日十話はなかったかも。
そのぶん、お話の造りは粗いですが。(^^ゞ
そういえばさきほども、拍手をいただきました☆
「兄嫁になる人」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-1556.htmlこれもいささか粗いのですが、この兄嫁さんは不思議な魅力を持っています。
やや長いので、お時間がありましたらどうぞ。^^
あなたたち、ほんとうは仲がいいのね?
2012年02月17日(Fri) 07:55:55
あなたたち、ほんとうは仲がいいのね?
妾(わたし)が思わずそう口走ったとき。
主人もあの男も、思わず顔を見合わせていました。
たしかに異常な状況でした。
自宅のリビングで。
主人はあの男に、ぐるぐる巻きに縛られて。
妾はブラウスをはだけて、あの男に強姦されていたのですから。
ちく生。ちく生。
ひとの女房を犯しやがって・・・
主人は泣きべそをかきながら、激しくかぶりを振って状況が進行していくのを忌み嫌っているのに。
着衣を乱されてゆく妾から、目線を絶対はずしませんでしたし。
男は息荒く妾に迫って、花びらを散らすように荒々しくブラウスを引き裂いてゆくのを、
わざと主人に見えるようにふるまっていって。
男が乱暴になればなるほど、主人の声色が昂りに震えてゆくのでした。
さいしょの抵抗は、しんけんだったけど。
二度目の雑木林のときには、ちょっと手がゆるんできて。
三度目に婚礼帰りの正装のまま、道端で犯されたときには。
とうとう妾、しゃべっちゃったんです。
あなたたちほんとうは、仲がいいのね?って。
みんな聞いてしまいました。
あの男が、夫の前で人妻を強姦するとき以外、女で昂奮しないことを。
そういう性癖のまま独身を通している親友のために、夫が協力を申し出たことを。
夫は最愛の妻が凌辱されることで、いつも以上に昂奮することを。
夫の前で、礼装のすき間に手を入れられて。
あらぬ処を、まさぐられながら。
あの男は意地悪く、妾を問い詰めます。
白状しろよ。感じているんだろ?
問い詰め続けられたあげく、妾はとうとう、こらえきれなくなって。
無言で頷いてしまいます。
夫の昂ぶりの視線に、わが身をさらしながら。
猛獣に餌を与えるように。
妾はスカートをはぎ取らせて、
ガーターストッキングの脚を、初めて自分のほうから、開いていきました。
悔しげに見守る夫のほうへと、謝罪の視線をねっとりと送りながら。
あなた、知ってる?
昂奮しているの、あなたたちだけじゃなかったのよ・・・?
嫁入りまえに、はらませて。
2012年02月17日(Fri) 07:45:50
夕べはよかった。愉しかった。
きみの初美は、いい身体をしているね。^^
正真正銘、処女だった。お前らまじめなんだな。
さいしょは唇噛んで、忍び泣きなんかしやがったけど。
お願い、タカシさんには内緒にしてねって言ってたぜ?
だからきみは、なにも知らないことになっているんだ。
口止め料に、毎週逢うことにした。
もちろんきみは、なにも知らずに彼女を送り出すんだぜ。
きみの婚約者は、俺の女 というわけさ。
お礼に子種を、仕込んでおくぜ。
秋の結婚式のころには、おなかが大きくなっているだろう。
用意するドレスは、ちょっとゆるめのサイズがいいかな。^^
婚約、おめでとう!
ドクドクと。びゅうびゅうと。
2012年02月17日(Fri) 07:33:49
わたしのまえで羞じらう妻を、力ずくでねじ伏せて。
まくり上げた紺のスカートの奥、男はドクドクと精液を注ぎ込んでいった。
ひざ小僧の下まで破れ落ちた肌色のストッキングの、
しわくちゃになったふしだらさに。
半裸に剥かれたわたしは、まぐわう二人の目の前で、
びゅうびゅうと射精してしまっていた。
妻が男を相手に、優雅なロングヘアを淫らに振り乱して、
これ見よがしに身体を仰け反らせたのは。
わたしの射精がきっかけだった。
太ももになま温かく這う精液と。
妻の体内に注ぎ込まれる淫液と。
やはり、おなじ熱度を帯びているのだろうか・・・
血液の用途。
2012年02月17日(Fri) 07:28:31
血の用途によって、彼はご指名の相手を選ぶらしい。
喉が思い切り渇いて、量をむさぼりたいときには、わたしや息子を。
処女の生き血を愉しみたいときには、娘を。
そして、セックスつきの吸血に耽りたいときには、妻を。
きょうは夫婦で、招待を受けている。
そういうときにはきっと・・・わたしの目の前で見せつけたいのだろう。
はらませてやるよ。
2012年02月17日(Fri) 07:25:21
はらませてやるよ、奥さん。
男は確かに、そううそぶいた。
この村に着任して、ひと月たったころ。
自宅に闖入してきたその年輩男は、夫のわたしをぐるぐる巻きに縛りあげて。
逃げ惑う妻を追い詰めて、縛られたわたしの目の前で、ブラウスをはぎ取った。
都会の人妻はえぇのお・・・と、無遠慮な言いぐさをくり返しながら。
スカート一枚にひん剥いた妻のおっぱいを、我が物顔にまさぐって。
真っ赤なスカートを腰までまくり上げながら、云ったのだった。
はらませてやるよ、奥さん。 と。
ことを表ざたにしようとしたわたしのことを、周囲の連中はたしなめた。
恥をかくだけだから、云うなりになりなさいと。
お誘いを受けているね。あの人の家に行きたいのか?
そう訊いたわたしに、妻がひっそりと頷いたのは。
強姦されているさいちゅうに、夫が不覚にも射精してしまったのを。
目に灼きつけていたからだろうか?
男の言いぐさとは、裏腹に。
強姦されたときには、妻ははらまなかった。
妻がはらんだのは、初めて彼の家に送り出したときのことだった。
抱かれたときに ではなくて
抱かせたときに といことに
わたしはほんの少しだけ、面目を施したような気がしている。
時間をかけて。
2012年02月17日(Fri) 06:20:17
ただいま。
明け方になって、帰宅した妻は。
血の気を失くした頬を、蒼白く輝かせて。
ほつれた髪や着くずれしたスーツもあからさまに、
彼女の身に何が起きたのかを、隠さずにいた。
もどりました。
謝罪するように深々と頭を垂れる妻の手を取って。
かさかさに干からびかけた手の甲に、接吻をくり返す。
戻ってきてくれたんだね?
エエ、戻るようにいわれましたから。
別の男のものになると、交わす言葉まで他人行儀になるのだろうか?
妻はあくまで、丁寧語をかえなかった。
あしたも、伺います。
お誘いをご辞退することが、できませんでしたから。
ああ、ぜひそうなさい。でも身体には、気をつけるように・・・
精いっぱいのいたわりを込めながら、
それでも妻を吸血鬼の棲み処に送り出すことを、止められないわたし。
あなたの血は、ひと思いに吸い取ってしまったのに。
うつろな目線を、わたしの首すじに注ぎながら。
妻は自分の首すじを見せつけるように、長い髪を掻きのけた。
ふたつ綺麗に並んだ、咬み痕は。
ひどく鮮やかに、吸い残した血潮をテラテラと光らせている。
思わず吸い寄せられるように、首すじに這わせた唇を。
彼女は心地よげに受け止めて。
はじめて、丁寧語をあらためていた。
あなたの血は、ひと思いに吸い取ったくせに。
あたしの血は、時間をかけて愉しむみたい。
うふふふふふっ。
くすぐったそうな含み笑いを残して、浴室に向かう妻。
スカートの裏地に散っているであろう粘液の痕跡を、
この目で確かめたい衝動を、わたしはひそかにこらえていた。
夫婦ながら。
2012年02月17日(Fri) 06:10:14
ちゅうちゅう・・・ちゅうちゅう・・・
傍らにうずくまる妻に、おおいかぶさっている男の唇の下。
さっきまでわたしの皮膚の上に洩らしていった、あの妖しい音を。
妻の素肌のうえに、しみ込ませていた。
首すじに埋め込まれた妖しい疼きを、照れ笑いにまぎらせて。
ソファからすべり落ちて尻餅をついたわたしは、
脛の半ばまでずり落ちた薄いストッキング地のハイソックスを、
けだるそうに、引っ張り上げた。
薄黒い生地に、あざやかに走った裂け目が。
彼の噛みっぷりのよさを、ありありと思い出させてくれた。
鋭利な牙の切れ味のよさを、妻の素肌で試しながら。
男はなにごとか、妻に囁きながら。
いやいやを繰り返す妻の、うなじや胸元に、
これ見よがしに牙をきらまかせては、
ずぶり、ずぶりと、着衣のうえから食いついてゆく。
わたしのときには、ほんの数分で。
身体のなかが空っぽになるくらいの血を、吸い取った男は。
妻のほうは、時間をかけて愉しむつもりらしい。
不覚にも勃ってしまったわたしの前。
ふくらはぎにずぶずぶと埋め込まれる牙に、
薄手の肌色のストッキングが、チリチリに噛み剥がれていくありさまを。
わたしも妻も、息を呑んで見つめつづけていた。
婚礼の席は、商談の場。
2012年02月17日(Fri) 06:04:08
婚礼の席には、商談が成立しやすい。
だれが決めたのか、街で挙げられる結婚式には、
もの欲しげな吸血鬼たちが、出没するようになっていた。
同伴の夫人を、値踏みして。
さいしょにご主人に声をかけて、商談に耽っていて。
そ知らぬ顔をして、取り澄ましながらナイフとフォークを操る奥さんの傍らで。
ご主人がひと言、「よろしいですよ」とほほ笑むと。
男は不埒にも、テーブルクロスの下にもぐり込む。
アッ。
危うくナイフを取り落しそうになる奥さんを。
ご主人は優しく、抱きとめて。
しなだれかかる令夫人の、ストッキングに包まれたふくらはぎを。
男の自由にさせてしまう。
吸血の場を、周囲にさらさない代わり。
令夫人の足許では、テーブルクロスが不自然な揺れをつづけていった。
黒なんか穿いてくると、目だっちゃうわね。
ひとりの奥さんが、そういうと。
娘といっしょだと、狙われやすいのね。
べつの奥さんは、まだ稚ない娘をかえりみて。
娘は真っ白なハイソックスに沁み込んだ赤黒い飛沫を、照れくさそうに見せびらかした。
おやすみなさい♪
2012年02月17日(Fri) 05:58:50
夫婦の寝室に入るのを遠慮して。
勤め帰りのわたしが直行したのは、ソファの上。
隣室のもの音に、ちょっぴり神経を苛立たせながら。
それでも睡魔は、疲れた身体をぐるぐる巻きにしていった。
おやすみなさい♪
ソファに寝そべるわたしの耳もとで、妻はひっそり囁くと。
わたしに寄り添う妻は、そっと毛布を掛けてくれて。
頬に軽くキスまでしてくれて。
それから、夫に紹介された愛人のほうを振り返ると。
じゃ、二回戦ね♪
だんなさま、すやすやお寝みだから・・・
イタズラっぽく、わたしのほうをかえりみて。
我が物顔に、腰にまわり込む腕を、さりげなく避けながら。
ふたり寄り添って、夫婦の寝室へと、消えていった。
三十分後。
2012年02月17日(Fri) 05:55:01
飲み屋で意気投合した吸血鬼に。
家族の生き血を吸わせてやると、約束をして。
連れて帰った、真夜中の家。
おしゃれしておきなさいと妻に電話をかけたのは。
綺麗な服を汚したいって、仲良くなった彼にせがまれたから。
「ようこそ」
にこやかに出迎えた、スーツ姿の妻は。
三十分後。
妻はわたしと同じ咬み痕を首すじにつけられていて。
ストッキングを破るなんて、失礼ですよね?って、言いながら。
ツヤツヤ光る肌色のストッキングを穿いた、もう片方の脚も、自分から差し出していた。
「息子です」
週末の朝、夫婦の寝室から三人で出てくると。
息子は白い歯を見せて、爽やかな笑顔ではじめまして、とお辞儀をした。
デニムの半ズボンの下。
白地にグリーンのラインが二本入ったハイソックスの脚に、彼はまじまじと見入っていた。
三十分後。
ソファからすべり落ちてその場にへたり込んだ息子は、
赤黒いシミを撥ねかせたハイソックスを、けだるそうに引っ張り上げて。
せっかくだからもっと愉しんでよ・・・っていいながら。
もう片方のハイソックスに、じわじわよだれをしみ込まされていった。
「娘です」
ほら、はじめましてって仰い。
妻に促された娘は、はにかみながらお辞儀をして。
三十分後。
きゃ~。血を吸われちゃうっ。
はしゃぎながら、いやいやを繰り返しながら。
お気に入りの黒のオーバーニーソックスのふくらはぎに、
飢えた唇を、なすりつけられていった。
ブログ拍手のページが・・・
2012年02月14日(Tue) 21:38:02
ブログ拍手のページが不具合を起こしまして、
きのうきょうと、拍手をいただいた記事名が表示されていませんでした。
助けてメールを出したところ、すぐに対応していただきまして。
いまは、正常に戻っております。^^
ユーザーサポートさま、こんなしょうもないブログのためにお手数を尽くしてくださって、
どうもありがとうございました。
m(__)m
ちなみに拍手をいただいたのは、
「えっちな泥棒」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2447.html「カテゴリの解説」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-458.htmlのふたつでした
「えっちな泥棒」は、もうかれこれ一年ちかくも以前に描いたお話なのですが。
意外やこのごろ拍手が集中しています。^^
なにかのキーワードに引っかかるのだろうか?
いえ、ここはやっぱり、「お話が面白いんだ(*^^)v」って、素直によろこびたいところです。
「カテゴリの解説」。じつは内容がかなり古くなっちゃっているのです。(/。-)
でも、カテゴリ30までは描いているようですから、説明がないのは5つだけかな。
そのなかでこの頃更新の目だつ「村に棲みつく都会妻」のかいせつがないのは、チト痛いですが・・・
(^_^;)
内容の更新は、気長に期待していてください。(^^ゞ (^^ゞ
ブログ拍手♪
2012年02月13日(Mon) 07:56:53
今朝はやくに拍手をいただいたのは、こんなお話です。
デニムの半ズボンに、スポーツ用ストッキング
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2505.htmlたいとる見ただけで、コアだなって思うでしょ?^^
今朝といっても、けっこういいお時間です。
学生さんかな?^^ ちがうかな?^^;
ナイショのコメも受けつけてますので、気軽に感想待ってます♪
両親の帰宅 ~屑籠のなか~
2012年02月13日(Mon) 07:50:46
父と母が、帰宅してきた。
家に戻ってきたのに、すぐにリビングには入ってこずに。
子供たちに見えないところで、ごそごそと身づくろいをしているようだ。
しゃらりしゃらりとブラウスの胸ひもを解いて、床に落として。
スカートも同じように、母の足許で輪を描いた。
その前に脱ぎ捨てられた黒のストッキングは、そのまま屑籠へ。
貴男のワイシャツはクリーニングに出せばなんとかなるわね。
いい服着ていくと、いつもこうなんだから。
母の言いぐさは多少愚痴っぽかったけれど、どこかウキウキとはずんでいる。
父は相手をいたわるような声色だったが、なにを話しているのかよく聞き取れない。
受け答えする母は、父を軽く小突いたらしい。
いっそう声をひそめた声のほうが、なぜか鼓膜に残った。
い・や・ら・し・いっ♪
父もズボンの下に履いていた長靴下を、屑籠にむぞうさに放り込む。
長く伸びた黒の靴下は、ストッキングみたいに薄かった。
クリーニング屋と洋服屋が、大繁盛だな。彼らのおかげで。
父の言いぐさは、いかにも勤め人らしかった。
暖かな声色に、イタズラっぽさがこもっている。
切れ切れに聞こえる言葉の破片を総合すると、
親戚の結婚式に闖入した顔見知りの吸血鬼に、夫婦ながら襲われたということらしい。
応対は・・・きっと慣れているんだろう。
ボクはふたりのやり取りを、素知らぬ顔をして受け流し、
そろって浴室に消えると、置き去りになった屑籠のなかを、覗き込む。
脱ぎ捨てられた黒のストッキングと、ストッキング地のハイソックスとが、絡み合うようにとぐろを巻いて。
まだ、押し当てられた唇に込められた情念を、宿しているようにみえた。
ひざ小僧の下まで引き伸ばして履いている、紫のラインが二本入った白のハイソックス。
ふくらはぎにべっとりとついた赤黒いシミを、つるりと撫ぜたあと。
ボクは思い切りよく、ハイソックスを脱ぎ捨てて、
父と母の捨てたストッキングのうえに、重ねていった。
父さんと母さんの血をすうまえに、ボクの血も愉しんでいったんだよ。
ふと口にしたつぶやきに、
こちらへ戻ってきた足音が、ぴたりと止まる。
人の気配に気づかなかったふりをして、ボクは二階の部屋にあがってゆき、
背後の人影が屑籠のなかを覗き込むのを、くすぐったく受け流した。
まぁ。まぁ。
あきれたような、母の声に。
そういうものだろう。
たしなめるような、父の声色が重なっていた。
妻の墓詣り
2012年02月07日(Tue) 07:57:08
招かれない家に上り込むことはできないという習性は、たしかにそのとおりだったけれど。
吸血鬼が太陽の光を避けるなどと、いったいだれが思いついたのだろう?
眩しいほど照りつける陽射しの下。
細い参道が白々と、どこまでも延びている。
植込みの木の葉は、さやさやと淫らな葉擦れをたてながら。
忌まわしいほどぎらぎらと、輝いていた。
オレンジ色のスーツは、墓詣りにはいかにも、不似合いなはず。
だってわたしの妻が未亡人となって、まだ半月と経ってはいなかったから。
けれども解放された人妻は、夫の血を吸った男に狙われて。
なき夫があがり込むことを許してしまった自宅のなか、我が物顔に抑えつけられて、
首すじをがぶりと、噛まれてしまっていた。
あっという間に喪服をはぎ取られた未亡人は、
清楚な黒のストッキングを、淫靡に輝かせながら。
夫を弔うための装いを、ふしだらに着くずれさせていって。
二着持っていたフォーマルスーツを、二着ながら。
夫の仇敵の手慰みに装って、まとったわが身から、破り取らせてしまっていた。
あなたのために着る喪服は、もうなくなっちゃった。
テーブルのうえに置かれた、小さな写真立てを両手に取って。
わたしの写真にしみじみと語りかける妻を、隣室から覗き見てしまうと。
わたしの去ったこの家の主人がだれなのか、自覚せずにはいられなかったけれど。
その感情は決して、居心地の悪いものではなくて。
むしろ相棒の手並みの鮮やかさに、わたしは惜しみない称賛を覚えていた。
きょう、妻が手を引いているのは、わたしの面影を宿した少女。
おさげに結った長い髪を、墓地の風にたなびかせて。
無機質な巨石のまえ、神妙に手を合わせる。
回れ右をして、墓域から出ようとすると。
彼は母娘のまえ、道を遮るように立ちはだかっていた。
劣情をたぎらせる飢えた吸血鬼を前にして。
肌色のストッキングに包まれた、ふっくらとした白い脛が、いともおいしそうに映ったものだった。
驚く少女を、母親は制していて、
己の情夫に、ていねいにお辞儀をすると。
娘の頭を軽く抑えて、おなじ動作を促していた。
佇む少女のまえ、母親はまるでお手本を見せるかのように。
オレンジ色のフレアスカートをちょっぴりめくって、
あらわにした太ももを、男の唇に侵させていた。
所在無げに佇みながら、血を吸い取られてゆく母親を見つめる少女は、
純白のワンピースの上に、黒のカーディガンを羽織っていた。
こぎれいな装いをした母娘のなか、娘の黒のカーディガンだけが。
なき人を弔っているように、はた目に映る。
肌色のストッキングに走る伝線が、
ひざ小僧を通過して、脛をよぎって、足首にまで届くのを。
女はちょっぴり照れながら、見おろしていて。
それから娘のほうを振り返ると、
怖くはないのよ。こっちへいらっしゃい。
手招きをしていた。
娘はちょっとためらいながら、脚をもじもじさせている。
ひざ小僧のすぐ下まで、お行儀よくぴっちりと引き伸ばされた白のハイソックスは。
ストッキングみたいに薄い生地ごしに、ピンク色の脛をジューシィに滲ませていた。
娘の背丈に合わせて、ちょっぴりかがみ込んだ妻は。
少女の両肩を軽く抑えて、身じろぎを封じると。
男はおもむろに、少女の足許にかがみ込んで。
母親にそうしたように、ハイソックスのふくらはぎに、唇を這わせていった。
ちゅう…っ。
ひそかな音が、耳元間近に響いたような錯覚がした。
きゃっ。
少女はちいさく叫んで、脚を飛び退かせようとして。
抑えつける母親の腕にあやされながら、生き血を吸い取られてゆく。
ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ…
少女が白い目をむいて、母親の腕に身をもたれかけさせてしまったあとも。
男は少女の脚を、離さずに。
白い長靴下にバラ色のシミを拡げつづけていった。
無邪気な笑いをはじけさせた少女は、
母親に促されて、頭を撫でられながら。
血を吸っていただいた小父さまに、お行儀よくお辞儀をすると。
ハイソックスに撥ねたバラ色のシミを、ちょっぴり気にかけながら。
母親とつないだ手を、握り返して、足取り軽く立ち去っていく。
分け前だよ。
重ね合わされた唇ごしに、洩れてきた血しおは。
うっとりするほど、いい香りだった。
死んだはずの夫の帰宅。
2012年02月07日(Tue) 07:35:36
こんどはおれが、招き入れてやるよ。
男はイタズラっぽくウィンクをすると、
入ることのかなわなくなったわたしの自宅の玄関を、
すう…っと押し開いていった。
ふとしたことでわたしの血を吸ったその男のために。
病みつきになってしまったわたしは、ひそかに自宅にまで彼を招き入れていて。
好きなだけ、血を吸わせる歓びを、分かち合うようになって。
彼の旺盛な食欲のために、わたしの血は他愛のないほどに、吸い尽くされてしまっていた。
今夜は一滴残らず、頂戴するよ。
さあ、どうぞ。
ごちそうさん。
こともなげなやり取りのあと、わたしはエクスタシイの極致を味わいながら、
意識を遠のかせていったのだった。
ぼくの家内を、紹介してやるよ。
でも、きょうはちょっぴりおあずけだがね。
そんな戯れ言を口にしながら、家にあげてやった彼に、
ひさしを貸して母屋を取られた。
ほろ苦い感情のなかに、ひっそりと息づく淫らな歓びを見出して。
わたしはひとり、うろたえていた。
墓場まで迎えに来てくれた彼は、わたしの手を取って。
分け前だ。
そういって男同士重ね合わせた唇ごしに、まだ生暖かい血潮を、喉の奥まで吹き込んでくれた。
娘さんの生き血だ。口に合うだろう…?
家にあがり込むことを許された吸血鬼が、妻と娘とを毒牙にかけるということは、
通り相場には違いなかった。
おれの女を、紹介してやるよ。
でも、きょうはちょっぴりおあずけだがね。
どこかで聞いたような気のする文句を、男は愉しげに口にして。
押し開いたドアのなか、わたしの手を引いて、なかに引き入れてくれた。
かつてわたしの自宅だったこの家には、
人肌の芳香が、ぷんぷんと満ち満ちていて。
干からびた血管を、わたしはズキズキと、疼かせていた。
あとできみにも、分け前をやるから。
そう言い捨てた彼は、家のいちばん奥の部屋へと、ひとり消えていった。
夫婦の寝室だった、その畳部屋には、
おぶつだんのうえ、わたしの写真が小さく飾られていて。
黒一色のワンピースに身を包んだ妻が、
なかば蒼ざめさせた頬に、異様な輝きをよぎらせていた。
おかえりなさいませ。
ご主人を迎えるように、三つ指をついて。
男は荒々しく妻の肩を捕まえると、わたしの写真のまえに、引き据えた。
淫らな女。きょうも俺のいうことを聞くんだぞ。
貞操堅固だったはずの女は、ひっそりとうなずきをかえしていった。
たたみの上、うつ伏せに伸べられたふくらはぎは、
墨色のストッキングに、脛の白さを透きとおらせていて。
そのなまめかしさに、惹き込まれるように。
薄手のナイロン生地ごしに、飢えた唇が吸いつけられてゆく。
チュウッ…
ひとをこばかにしたような、あからさまな音とともに。
妻の身体から、暖かい血潮が、抜き取られていった。
呆けたように口を半開きにして。
夢見るようにまぶたを閉じて、長いまつ毛をピリピリと震わせる。
女が病みつきになってしまったのを、認めないわけにはいかなかった。
男同士重ね合わせた唇ごしに。
いとしい妻の身体から吸い取られた血潮が、
うっとりとするようななま温かさを伴って、
わたしの喉の奥へと移動する。
分け前だよ。
そうなんだね。
隣室に横たわる妻は、スリップ一枚にひん剥かれていて。
破けた黒のストッキングは、くまなくしみ込まされた唾液と、夫以外の男の粘液とにまみれていた。
一瞬遅かった!
2012年02月07日(Tue) 07:18:53
ぼくが教室に戻ったとき。
ふたつの人影が、サッと離れた。
恐れていたことが、とうとう現実に・・・
祐子さんとヒロシが、教室でふたりきりになってるぜ。
耳打ちしてくれた同級生に感謝するどころか、むしろ呪いたい気分。
廊下の足音を耳にしてヒロシがハッとなると、
そのスキを狙って祐子さんは、飛び退くようにして身を離したのだろう。
けれどもそのときはすでに一瞬遅く、
その証拠に彼女は、首すじを片手で抑えていた。
遅かったっ。(><)
思わず呻いたぼくに、ヒロシはむしろ気の毒そうな顔つきだった。
気まずそうにぼくを見ると、それでも自分の権利をはっきり主張した。
悪りぃ・・・
でも時々でいいから、祐子の血を吸わせてくれよな。
そんなヒロシを、いちどはキッと睨みすえたはずの祐子さんが。
いつのまにか目力を喪いかけている。
首すじを抑える手が、しぜんと傷口を離れていて。
たらたらとしたたる血しおが、ブラウスの襟首を濡らすのにも気がつかないようだった。
セイジくん、ゴメン。
あたし、噛まれちゃった。
魔法にかけられちゃったみたい・・・
さいごのひと言は、ぼくにはちょっぴり残酷だった。
ヒロシくん、いいわよ。もっとあたしの血を吸って・・・
いいよね?と問うようにぼくを見つめる祐子さん。
その視線はいっしんに、いままで彼女には見えなかったはずの、ぼくの首すじの噛み痕に注がれている。
(見えるんだね?)
(ええ。)
まなざしだけの会話を、ヒロシはじいっと見守っていた。
彼女の両肩を抱き寄せて、しっかり立たせると。
黒のストッキングを穿いたふくらはぎが、そう…っと前に差し伸べられてゆく。
貴婦人の足許に接吻するようなうやうやしさで、ヒロシは祐子さんの足許にかがみ込むと。
飢えた唇をおもむろに、黒のストッキングのふくらはぎに、這わせていった。
ちゅう…っ
木枯らしの学校帰り。
長い黒髪をたなびかせながら、貧血に俯く彼女のことを。
ぼくはかばうように両肩を抱いて、家路をたどる。
彼女は道行くひとの視線に敏感で、
ストッキングに走る伝線を、しきりに気にかけていた。
とつぜん、三つもあっぷです。 (^^ゞ
2012年02月06日(Mon) 08:04:23
とうとうねたが切れたか・・・と思って、半分以上あきらめていたら。
降ってわいたように訪れたのは、おそろいのハイソックスの少女たち。^^
どういうわけか、喉が渇いてきますと。
真っ先に思い描くのは、ハイソックスみたいです。 笑
肉づき豊かなフォルムを際だたせる、あのひざ下までの装いを。
たっぷり血を撥ねかせて、唇で愉しんでみたい。
吸血鬼たちの欲望は、どこまでも不埒なようです。^^
都会の名門校 ~けばけばしい少女~
2012年02月06日(Mon) 08:01:35
おじさん、やらしいよね~。
茶髪のロングを、ふしだらに波打たせた肩先は。
ガングロと呼ばれた浅黒いメイクに、けばけばしいつけまつげとは、裏腹に。
襟首を折り目正しい赤ラインが縁取る、白のカーディガン。
良家の子女の装いと、品のないメイクが、どうにもならないアンバランスをきわだたせていた。
洗練された都会の名門校の制服が、きっと泣いているだろう。
それでも、太ももまる見えのチェック柄のミニスカートは、まだしも下品ではないほどの丈を保っていて。
けばけばしい化粧とまるきり不似合いなはずの、真っ白なハイソックスは、
お行儀よくひざ小僧のすぐ下まで、たっぷりと引き伸ばされていて。
血は争えないというべきものか。
良家に育った彼女の挙措は、こちらを圧倒するほどに、堂々としていた。
男のあらわな欲望と真向かいに立たされても。
少女は動じることなく、目線をまっすぐに見返してきて。
おじさん、血を吸うの?
ぼそっとぶっきら棒に、呟きかえしただけだった。
初めてこの少女に迫ったとき。
ママ―。このひと・・・
ダイニングにいる母親の気配を振り返る瞬間。
俺は少女の両肩を捕まえて。
うなじをがぶり!と、やってしまっていた。
ちょ、ちょ、ちょっと・・・っ。
はね返そうとする少女の腕を、へし折るようにして。
一気に距離を詰めて、身体を密着する。
ごくごくごくごく・・・っ、と、一気に飲み込んだうら若い血は。
意外や処女の芳香を、漂わせていた。
ひどいよね。
上半身を壁にもたれかけさせたまま。
床のうえ、野放図に伸ばした足許に。
恥知らずな唇で、くしゃくしゃにされてゆく白のハイソックスを見つめながら。
少女は冷やかに,口にする。
おじさん、ハイソックス好きなんだ。
ママがあたしの血を吸わせるつもりなら、時々なら履いてやるよ。
まるで男みたいな口調だったが、
まだ曇らされていない理性のなかで、
少女は目いっぱいの好意を、俺に与えてくれていた。
そのあと、娘のまえでの行為を嫌がったお母さんが、
きゃーきゃー声をあげて逃げ回るのを、
少女は面白そうに見つめていて。
さいごに自分の目の前で羽交い絞めにされて、
首すじを牙で侵され、目をとろんとさせてしまったママが、
そのまま倒れ込んだじゅうたんのうえ、
パパにしか許してはいけないはずの行為に耽ってしまうのを、
さいごまで目をそらさずに、見届けていった。
ほら、履いてきてやったよ。学校のハイソックス。
おじさん、好物なんだろ?
まるでペットに餌を与えるような尊大さで、男みたいな言いぐさで。
目のまえに無造作に投げ出された、発育のよいふくらはぎ。
真新しいリブがツヤツヤと輝く眩しさに、俺がじわりと目力を深めると。
やっぱり・・・やらしいんだ。
こっちを見透かすようにそういうと、
はっはっは・・・
男みたいに、笑っていた。
ほら、いいよ。血を吸いなよ。
気前よく差し出された、肉づきたっぷりのふくらはぎを、どうして遠慮するだろう?
俺は少女の足首を捕まえて、
這わせた唇から、よだれをそれは意地汚く、だらだらと洩らしながら。
鮮やかなカーブを描く整然としたリブを、ねちねちいたぶり、ねじ曲げていった。
やらしい・・・なぁ。
大人みたいなため息をついて。
ずり落ちたハイソックスを、けだるそうに引き伸ばすと。
派手に撥ねかせた赤黒いシミが、少女の脛に拡がった。
ほら、こっちも♪
まだ咬まれていないほうの脚を、惜しげもなく差し出す少女。
ちょっとは気分、休まった?
珍獣を観察するような目つきが、イタズラっぽく輝いていた。
都会の名門校 ~自ら咬ませる娘~
2012年02月06日(Mon) 07:43:21
おじ様、待ちました?
礼儀正しい感じのその娘は、
抜けるように白い頬に、かすかな血色をよぎらせて。
黒く大きな瞳で、俺を見た。
しつけの行き届いた娘らしい。
いまどき流行らない長めのスカートのまえ、お行儀よく手をそろえて、
きちんとしたお辞儀を、かえしてきた。
近づいてくる人の気配にあわてて立った座椅子を、
改めてすすめてやると。
俺が真向かいに座るのを見届けてから、
ゆっくりと腰をおろしてゆく。
スカートに手を添えるそのしぐさまでが、教えつけられた美しさを備えていた。
ハイソックス、履いてきましたよ。
娘は自慢そうに、脚を伸ばしてみせる。
チェック柄のスカートの下、真新しい白のハイソックスの生地が、眩しく輝かせていた。
ちょっぴりイタズラっぽく笑んだ頬が、含羞を秘めていた。
これから受け入れなければならない羞ずかしい遊戯を、意識の向こうに追いやるように。
娘はすでに、知っている。
校名の頭文字をあしらった、白のハイソックスに。
劣情に満ちたよだれを、たっぷりしみ込まされてしまうということを。
このあいだみたいに、薬はよしにしてくださいね。
あくまで無邪気に明るい口調を、心で支えているようだった。
あんまりかわいそうだから・・・と。
娘が恥辱にまみれることを、気遣って。
食卓においたお茶に、母親が混ぜたものだった。
なごやかなまどろみに気を失った少女がうつ伏せになる、じゅうたんのうえ。
俺はそろそろと、制服姿の足許に身をにじり寄らせていって。
ツヤツヤと輝く真新しいリブが、鮮やかなカーブを描くナイロン生地ごしに。
少女のふくらはぎを愉しむ特権を、行使していた。
きょうは、じぶんの意思で来ましたから。
古風な三つ編みに結った黒髪に挟まれた、
めいっぱいの笑みをつくった、いじらしい頬。
俺は目にもとまらぬ早業で、娘の頬に接吻をすると。
さすがにたじろいだ制服姿を、座椅子に抑えつけるようにして。
太ももに片腕を寝かせ、もう一方の掌で足首を片方、抑えつけて。
ぬるり・・・
飢えた唇を、吸いつけていった。
熱く這わせた唇の下。
ハイソックスのリブが、じょじょにふしだらなねじれに、歪んでいく。
娘の見おろしてくる視線が、痛い。
声をあげまいと、必至にこらえているらしい。
小刻みな震えが、抑えつけた太ももや足首から、伝わってきた。
けれども娘は、目いっぱい伸ばした脚を、みせびらかすようにして。
虚勢というにはいじらし過ぎるほどの従順さで、
通学用のハイソックスに、いやらしいよだれを、しみ込まされてゆく。
足許をキリリと引き締めている制服の一部に、劣情を帯びた粘液が。
ぐちゅぐちゅと下品にねばりつき、真新しいナイロン生地を、濡らしていった。
きみはまだ知らないのだろう。
あのあときみのお母さんが、娘を売り物にした謝罪のために、
白のハイソックスのままうつ伏したふくらはぎの、すぐ傍らに。
肌色のストッキングに包まれた脚を、うつ伏せにして。
飢えた牙を根元まで埋め込まれ、淡い血しおをほとばせながら。
高価な薄手のナイロンを、咬み破られていったのを。
きょうは、きみの番――
俺はおもむろに、唇の裏側に隠した牙を、きみの目に触れないように、あらわにする。
べそをかいているね?
いいえ、平気です。
娘は意地を張るように、そう応えて。
ポケットに忍ばせていたハンカチで、さっとすばやく涙をぬぐっていた。
家まで送る。
先に座を起って、差し伸べた手を。
娘は優雅に、握り返した。
穿き替えないで、いいかしら?
すこし照れたように見おろす足許は、
いちどずり落ちたハイソックスが、ふたたびきっちりと、ひざ小僧のすぐ下まで引き伸ばされていたけれど。
あちこちつけられた穴ぼこの周り、赤黒いシミは、隠しようがなかった。
だいじょうぶ。俺が何も言わせないから。
白昼堂々と、白のハイソックスに咬み痕を滲ませた制服姿を、エスコートする。
赤黒く染まったハイソックスを履いたまま、独りで家路をたどらせるのは、かわいそうだから。
都会の名門校 ~脚三対~
2012年02月06日(Mon) 07:23:05
おそろいの紺のハイソックスに包まれた、発育のよいふくらはぎが三対。
吸いつけられてくる不埒な唇に、きゃっ・・・きゃっ・・・とはしゃぎながら。
踊るようにくねり、つま先立ちをする。
いずれも都会の名門校の女子が履く、学校名の頭文字をあしらった、学校指定のハイソックス。
すらりとした脚。太めな脚。筋肉質な脚。
三対が三対とも、サイズもまちまちなハイソックスに包まれて。
個性を主張し合っている。
いずれも足首をつかまれて。
なすりつけられた唾液を、ねとねとと光らせていて。
卑猥なべろを、なすりつけられるたび、
ちょっとずつ、ずり落ちていって。
足首や脛をよぎる、ナイロン生地の皺を、じょじょに深めていくのだった。
それでもこうこうと照る灯りの下で。
鮮やかにカーブを描く、細めのリブは。
男どもの劣情を、さらにそそるように。
それはツヤツヤと、輝いている。
何度めか。
なすりつけられた唇に。
すらりとした脚の持ち主は。無邪気にはしゃいで、身を仰け反らせ。
やだーっ・・・て、ど派手に声をあげて。
筋肉質の脚の持ち主は、ちょっぴり不平そうに口をひん曲げながら。
ちょっと、ちょっと、やりすぎよお・・・って、拒否の姿勢をとろうとして。
ハイソックスのなかのしなやかな筋肉が、ギュッと引き締めて。
太めの脚の子は、大人しそうな丸顔を紅に染めて。
えー・・・まだするの?って。
両手で口許を、抑えていた。
ちゅうっ。
ちゅうっ。
ちゅうっ。
三人同時になすりつけた唇の下。
隠しつづけた牙の疼きを、もうこらえ切れなくなって。
足首を握り締めた掌に、グッと力をこめ直すと。
思い思いに・・・咬みついていった。
痛っ!
ええっ!?
きゃあ~っ!
少女たちは、三人三様、驚きの声をあげて。
紺のブレザーの上半身を仰け反らせ、
胸元のリボンを、乱れ咲かせるようにひるがえして、
黒と白との格子縞のプリーツスカートを、ユサユサ揺らしながら、
眩暈に両手で顔を蔽い、
壁に寄り添うように、身をもたれかけさせて、
黒髪の頭をゆらりとさせて、
へなへなとその場に、倒れ込むようにして。
ぺたんと尻餅をついていった。
制服のまま、吸血鬼と戯れるなど。
名門校の名を、汚すようなものなのだと。
吸血鬼どもは口々に、もっともらしく少女たちをたしなめると。
組み伏せた女体の輪郭を、掌で愉しみながら。
仰のけたうなじに、牙を埋めてゆく。
思い思いに献血行為に耽る少女たちは。
折り目正しいスカートの奥、せりあがるように侵入してくる逞しい腰に。
純潔の羞じらいを、蹂躙されて。
太ももをべつな血潮で、彩っていった。
別れ際。
名門校の子女らしく、スカートの前で両手を重ねて、
礼儀正しくお辞儀をして立ち去るときに。
穴ぼこのあいたハイソックスを履きかえようとする子は、だれもおいなかった。
持ち主の血潮をしみ込ませたハイソックスを脚に通した少女たちは。
母親や姉、妹を、新たに毒牙にかけるため。
それぞれに、家路を急いでいく。