FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

協力の風景。

2015年11月27日(Fri) 08:07:12

「奥さんのパンスト脚を、愉しませてくれないか」
村に赴任して初めて打ち解けたその男は、わたしと同じパンストフェチだった。

わたしは嫌がる妻の両肩を抑えつけて、
男はタイトスカートから覗く、肌色のストッキングを着けた妻の脚を、
隅から隅までくまなく、舐めくりまわしていった。

くしゃくしゃによじれてゆくストッキングの脚に、つい昂奮してしまったわたしは、
同じく昂奮をオーバーランさせた男が妻を犯しにかかったのに、
両肩を抑えつけた掌から、力を抜くのを忘れていた。

二度、三度・・・
くり返される吶喊に、いつか妻の身体も、熱っぽく反応していった・・・

共存の風景。

2015年11月27日(Fri) 08:00:53

「セックスは素晴らしいけど、主人のことを愛しています。離婚までする気はありません」
妻はきっぱりとした口調で、自分のうえにのしかかっている男に、そういった。
男は半裸。
妻ははだけられたブラウス姿。
腰から下は、スカートをはぎ取られた下肢がむき出しになっていて、
びりびりに破かれたストッキングだけを、まだ足許にまといつかせていた。

夫の前での強姦は、夫婦ともにこたえたけれど。
わたしよりもはるかに逞しい身体に圧倒された妻は、
いつの間にか激しく腰を振って応えてしまっていたし、
真っ先に風呂上がりのまま縛られたわたしは、
そんな妻の痴態に昂った証拠を、じゅうたんのうえに粘液として吐き出してしまっている。

「そういうわけですから」
妻はわたしと初めて目を合わせ、少しだけ口ごもる。
「わたし、このひとと時々、お逢いしますから」
「ああ、いいよ。ぼくも歓迎するから」
思わず口にしてしまったひと言に、妻は「うれしい」と口にした。

わたしのまえの一対の男女は、再び無言で、熱いまぐわいに戻っていった。

妻の浮気を許した夜。
それは、結婚記念日のつぎに、夫婦のあいだで記憶される夜となった――

和解の風景。

2015年11月27日(Fri) 07:53:45

妻を隣室に引きずり込んだその男は、
ぴたりと鎖されたドアの向こうで、
ひぃひぃ・・・
はぁはぁ・・・
声だけを熱く洩らして。
一時間後素っ裸の姿で、ひとりで部屋から出てきた。

ストッキング破いちまった。弁償するからね。
男はわたしに、札束の入った封筒を渡した。

これで家内に、あんたの家に伺わせるときのスーツを買わせましょう。
わたしはそういうと、さいごの夫の意地を見せたくなった。
一発だけ、あんたのことを殴ってもいいですか?

男はいさぎよく、無言でわたしのまえにスッと立った。
手加減したつもりだったけれど、男はわたしに一発叩かれると、
部屋の隅まで吹っ飛んだ。
だらしなく尻もちをついた男が起ちあがるのに手を貸しながら、
わたしはひと言、「おめでとう」と、いってしまった。
男は悪びれもせず、「ありがとう」と応えた。

部屋からやっと出てきた妻は、スカートだけを着けていて、
自分をモノにした男に向かって、「ふつつかでした」と頭を下げた。
「ごちそうさま。おいしかったですよ」
男はそういうと、妻のお尻をスカートのうえから撫でつけた。
手つきがひどく卑猥だったけれど、わたしは精いっぱいの寛大さを表情にして応えていた。
「お口に合って、なによりでした」

「お茶淹れますね」
むき出しにされたおっぱいを揺らしながら、
打ち解けた男ふたりを背にすると、
妻はいそいそと、台所に立ってゆく。

固めの杯は、妻の淹れた玉露茶だった。



あとがき
コチラのほうがあとから浮かんで、先にかけてしまったのでした。
A^^;
10分くらいで描いたかな?
どこかに似たようなお話が、あるかもしれないですが・・・
^^;

男衆、あります。(貞操喪失のススメ)

2015年11月27日(Fri) 07:51:52

愛人の存在は、奥様の値打ちに華を添えます。
貴男も、都会育ちの奥様を、村の男衆にゆだねてみませんか――?

奥様はいつまでも、若く美しく・・・そんな夫たちの願いをかなえるひとつの方法。
それは、

「奥様に愛人を迎える」

ことです。

村にはやもめ、妻帯者を問わず、都会の奥様のスーツ姿を押し倒したい男衆が大勢おります。
かれらに1人でも多くの女性を提供するのが、当村役場の実施する「既婚女性貞操公開事業」の目的なのです。

ラインナップを紹介します。ぜひいちど、ご夫婦で検討してみてください。

【不特定多数タイプ】

その1 お寺の本堂で輪姦
奥様に、村の法事に出席していただきます。
群がる参列客に迫られて、奥様はやがて輪姦の渦に・・・

奥様には、黒の喪服を着用していただきます。
ご主人の同伴も可能です。
喪服妻の輪姦風景を、とくとご堪能ください。


その2 山奥で、ピクニックのさなかに襲われて
当村自慢の大自然のなか、奥様に鬼ごっこを楽しんでいただきます。
鬼は複数です。
捕まえられてしまうと、その場で服をはぎ取られ、参加者全員とセックスをします。
ご主人の同伴はもちろんOK、お嬢様の参加、息子さんの見学も可能です。


その3 自宅に夜這い
ご自宅のお庭には、奥様目当ての男たちが列を作って順番を待ちます。
ご主人は隣室で、奥様の性技をたっぷりと御覧ください。
勝手のわかった我が家での輪姦は、格別な刺激がありますよ!

【個別交際タイプ】
その1 お見合いから交際へ
奥様の交際相手候補とは、ご夫婦で面会が可能です。
さいしょはお話合いから、やがて映画に誘われ、ドライブに誘われて・・・二人の交際は深まっていきます。
ご主人がどこまで見届けられるか・・・
成立したカップルの数ほど、パターンは分かれます。
末永い交際相手をご希望のご夫婦には、最適のプランです。

その2 長老宅で犯されて・・・
奥様には、村の長老との個別面接を体験していただきます。
ご自宅が、長老の愛人の別宅と化してゆく。
夫婦ともに強い帰属感を味わえるコースです。


あとがき
ふう・・・
時間がなくなりました。 A^^;
このお話は、要翻案かもですね。。。

女子出勤。

2015年11月26日(Thu) 07:56:55

うちの会社の事務所には、お得意様の吸血鬼が出入りする。
彼らが来る時には、当番が決まっていて。
いつも当番に当たったOLが、お相手をする。

彼らの目当ては、勤務中の女の子たちの首すじ、生き血、パンスト破りにお〇んこ。
社内恋愛中のAくんなどは、
ついたてひとつ隔てた向こう側の打ち合わせテーブルのうえ、半裸に剥かれた彼女がひーひー言わされるのを、
こっそり聞いては愉しんでいたりする。
そう、吸血鬼を歓迎しない社員は、ひとりもいないのだ。

女の子は数人いるけれど、順繰りにパンストを咬み破られて血を吸い取られると、
だれもが貧血になって、女子社員が全員欠勤となる日が来る。
そんな日には男子社員が当番になって、OL服を着て、吸血鬼のお相手をする。
スカートの下、パンスト一枚の足許はやけにすーすーするし、
ぼやぼやしていると風邪をひく。
それでも、女子社員の身代わり役に、欠員は生じない。
むしろだれもがウキウキとして、女子のブラウスに腕を通し、
男子専用のウェストサイズで新規購入されたタイトスカートを腰に巻きつける。

そんな女装の男子社員たちに、吸血鬼たちは女子として接していく。
首すじに飢えた唇を近寄せて。
ロングのウィッグを、そっと掻きのけて。
ずぶり!と牙を刺し込んでいって。
ツワモノになると、まくりあげたスカートの奥に、そそり立った一物まで挿し込んでいって。
もの慣れた代役たちが洩らす吐息は、さながら本物の女子社員のよう・・・とさえ、噂されている。

心の中に、女心を忍び込ませた代役たちは、息をつめて、ドキドキしながら、
迫る吸血鬼の目のまえに、パンストのふくらはぎをさらして、
ヒルのような唇を這わされて、咬み破らせてゆく。

きょうもまた、メイクの仕方にも慣れた代役たちが、ウキウキとしながらヒールの脚を並べてゆく。

甥っ子の生き血。

2015年11月19日(Thu) 08:09:28

やだっ!やだっ!だめだってばっ!
省吾少年は必死になって抗い、首すじを求めてくる吸血鬼相手に、抗っていた。
相手は叔父の誠二。四十を過ぎてまだ独身だった。
人が良くて物知りな叔父に省吾はなついていたが、母の峰子は弟の性癖をよく心得ていたから、
「誠二叔父さんは吸血鬼だから、気をつけなきゃダメよ」と、よく息子をたしなめていた。
その母親の警告がいまさらながらのように、省吾の耳によみがえる。
でもどうやら、手遅れのようだった。
「血を吸わないでっ!血を吸われるなんて嫌だよ・・・っ」
そんな省吾の哀願に、誠二はふと手を停めて、いった。
「わしは生きつづけては、いけないかね?」

交し合わされる目と目に、省吾は悟った。
そうだ、叔父さんは血を吸って生きているんだ。
思わず力の抜けた腕をすり抜けて、叔父が首すじに唇を吸いつけるのを、
省吾は黙って耐えた。

ちゅう―――っ・・・
ひさびさにありついた活きの良い血にむせ返りながら、誠二は甥の身体を抑えつづけた。
観念し切って目を瞑った省吾には、傷口を這う叔父の唇が、ひどくくすぐったく感じられた。
悪いね、少し愉しませてもらうよ。
そういう叔父が、ハイソックスを履いたふくらはぎを求めていると自覚しながら、省吾はうなずくともなくうなずいていた。
真っ白なハイソックスに赤黒い血を滲ませながら、足許をくすぐる吸血の感覚に、省吾は笑みをこらえかね、白い歯を見せている。
セクシャルにからみついてくる叔父を愉しませようと、軽く抗ったり悲鳴をあげたりして愛咬をくり返し受け容れながら、
まるで永年の愛人のように従順に献血に応じはじめている自分自身を、省吾少年は誇らしく感じ始めていた。

半ズボンの下の礼装をしっかりと凌辱されつくしてしまうと、省吾はいった。
「次はいつ?」

翌日。
省吾は再び叔父の家を訪れていた。
きょうの半ズボンはグレーで、ハイソックスも同じ色。
「母さんが、ハイソックス買い置きしておいてくれるってさ」
わざとぶっきら棒にそういうと、いきなりじゅうたんの上に腹ばいになっていた。
太ももやふくらはぎにあてられる熱い呼気が、化け猫の息遣いみたいに生々しくて、省吾少年は肩をすくめた――

きみの筋肉がもっとたくましくなったら、こんどはいまのきみみたいに肌の柔らかい女の子を連れてきておくれ。
そんな叔父の言葉にうなずきながら、重ね合わされてくる唇を、省吾少年は避けようとはしなかった。

スラックスの下に秘めた好意

2015年11月19日(Thu) 07:51:50

たくし上げたスラックスから覗いたむき出しの脛は、もともと淡かった体毛をそり落とされて、
薄暗がりの中、射し込むかすかな陽の光を照り返し、三日月のような輝きにつつまれている。
晴夫は封を切ったばかりのパッケージから靴下を取り出して、指先に長々とぶら下げた。
女物のストッキングのように薄い生地が、薄闇に映えて妖しく透ける。
器用にするするとつま先をたぐると、補強のあるつま先の縫い目を自分の足のつま先に合わせていって、
脛の上へと、すべらせてゆく。
じんわりと拡がる薄手のナイロンが、ごつごつとした筋肉に包まれたふくらはぎを、なめらかに染めた――

妻の光枝も、母の菊枝さえも、いまごろは村はずれの荒れ寺に、法事の手伝いと称して招び出されて、
いまでは歓びとなってしまっている凌辱の渦に巻き込まれているはずだった。
村の長老たちは半分以上が、吸血の習慣を持っている。
その彼らの渇きを満たすため、都会育ちの移住者たちは、女たちを提供する――そんな忌まわしい風習に、晴夫の家が家族もろとも巻き込まれていったのは、ごくしぜんな成り行きだった。
セックス経験のある婦人は、好むと好まざるとにかかわらず、生き血ばかりか操までもを、むしり取られていった・・・

出勤を送り出してくれる妻の光枝は、いつもスーツ姿で、夫の外出を見届けると、どこかへ出かけていくようだった。
いまは特定の相手さえいるらしく、それも頻繁に逢っているらしい。
そんな日常に染まりながら・・・いつかその日常の裏側に、えもいわれない歓びを覚えたとき。
晴夫は自らのマゾヒズムを自覚した。

その気になったらいつでも、逢いに来ればいい。
決して恥ずかしいことじゃない。
勤務中に事務所を訪れたその白髪の男は、自ら光枝の情夫だと名乗り出ると、
晴夫にそんな毒液のような囁きを、鼓膜の奥に流し込んでいった。
身体じゅうにまわった毒が、命じるままに。
晴夫は薄手のハイソックスを、身にまとってゆく。
男は、妻や母のふくらはぎを咬んで血を吸うのを好んでいた。
彼女たちが脚に通している黒のストッキングを、思うさま咬み剥ぎながら。

妻の情夫は晴夫を迎え入れると、感情の読めない穏やかな顔つきで、話しかけてきた。
薄い靴下がよく似合いますね。
冷やかしているようすは、みじんも感じられない。
露骨に這わされる足許への視線が、妙にくすぐったい。
ご覧になりたいですか?
晴夫の問いに男が頷くと、彼はちょっとだけ、スラックスをたくし上げて見せた。

「あなたは薄地の靴下をはいた脚を咬むのが、お好きなようですね」
わざとそっけなく口にしたはずの言葉は、語尾がかすかにふるえていた。
妻の生き血を日常的に吸っている吸血鬼と和解するために、彼好みの薄い靴下を履いていく――そんな行動の裏に秘められた屈辱さえもが、なぜかひどく小気味よかった。
「男物の靴下ですから、たいして愉しめはしないだろうけど」
そう呟きながらスラックスをたくし上げる手に、さりげなく力がこもる。
ほほう、これは美しい。
無理して好みに合わせてくれた夫の好意は、すぐに相手に伝わったらしい。
惹かれるように伸ばされた掌が、晴夫の脛をスッと撫でた。
ぞくり、とするような撫で方だった。
この愛撫に、妻は堕ちたのか。
なまなましく湧き上がる感情が、晴夫の自尊心を逆なでにする。
片意地を張るように持ち続けたかすかなプライドが、紅茶の中に放り込んだ角砂糖のように他愛なく崩壊してゆくのが、ひどく心地よい。
俺もまた堕ちてしまう・・・
晴夫はそんな胸騒ぎに、胸をひらめかせながら、屈従を態度に示すように、じゅうたんのうえに手をついて、うつぶせになってゆく。
ふくらはぎを吸いやすいように気遣うその姿勢は、何度となくのぞき見をしてきた光枝の所作に学んだものだった。
ひんやりとした外気にさらした薄い靴下ごしに、にじり寄ってきた男の呼気が、生温かくあてられる。

ぬるっ。

男の舌が、靴下のうえを這いまわった。
晴夫は男が自分の脚を吸いやすいように、さりげなく脚の角度を変え、姿勢を崩し、じゅうたんのうえを転げまわった。
男は、晴夫の妻が情夫のために装ったストッキングをいたぶるときと、寸分たがわぬ態度で。
彼女の夫の、薄く透けたふくらはぎに、濃厚な凌辱を加えていった。
「まじめな家内がどうしてあんなにもかんたんに堕ちたのか、わかるような気がします」
晴夫のつぶやきに男が頷くと。晴夫はなおも口走っていた。
「せっかくですから・・・破く前にたっぷり愉しんでください。男物の靴下でも、お嫌でなければ・・・」
「あんたがいま呟いたこと、奥さんもしょっちゅうそう言ってくれますよ」
そんな囁きに、晴夫がビクリと反応すると。
吸血鬼はにんまりと笑い、その笑みを薄手の長靴下の脚に圧しつけると、容赦なく牙を、埋め込んでいった。

薄闇の中。
夫の血潮がチュウチュウと啜り取られてゆく音だけが、ひそやかに流れていった。

陶然となって、じゅうたんのうえを転げまわる晴夫を、追いかけるように。
吸血鬼は何度も彼のうえにのしかかると、その両脚を代わる代わる、いとおしむようにいたぶり続けた。
やがてどちらからともなく、目線を交えてゆくと。
息の合ったカップルが接吻を交し合うように、片方がもう片方の首すじを、器用に咬んでいた。
ちゅうっ・・・ちゅうっ・・・ちゅうっ・・・
自分の血が吸い取られる音がリズミカルに響くのを、鼓膜に心地よく感じながら。
晴夫はわれ知らず男の唇を求め、男も夢中になって、晴夫の唇を吸っていた。
重ね合わされ、交し合わされる、唇と唇――
自分の身体から吸い取られた血潮の芳香が、息が詰まるほど強烈に、鼻腔を冒した。
けれどももう、かまわなかった。なにも見えなくなっていた。
熱い呼気をはずませ合って、ふたりはしばらくのあいだ、互いに互いの思いをぶつけ合ってゆく。
晴夫は息をはずませながら、言った。
「あなたの唇には、家内の血潮が良く似合うのでしょうね」
男もすぐに、それにこたえた。
「あんたの血だって、わしの唇に似合っておるじゃろう?」
目のまえで囁きかける唇は、自分の血に染まり、ルビーのような赤黒い輝きを帯びている。
晴夫はうっとりとして、その唇を見あげた。
「そうですね。悪い気はしません・・・嬉しいです」
ふたりはもういちど、熱い口づけを交し合った。
長い長い、口づけだった。

じゅうたんのうえ、ふたりは並んで仰向けになって、手をつなぎ合って天井を見つめた。
「あんたの靴下を破くのは、実に楽しい。時々逢ってくださらんか」
「わたしでよければ、いつなりとも・・・でも、これは浮気になりませんかね?」
「奥さんもしていることだから、かまわんでしょう」
妻が浮気をしている。そういえば男の口からあからさまに聞かされたのは、初めてだったはず。
それなのに晴夫は、「そうですね・・・」と、軽く応えてしまっている。
自分でもそんな態度が意外だったし、けれどもそれでいて、嬉しくも感じていた。
男は光枝のことを、しんそこ気に入ってくれている。
その光枝の夫の生き血は、彼にとってもどれほど関心が深かったことか。
さっきまでくり返されたしつような吸血は、彼が今夜勝ち得た、情婦の夫からの贈り物を気に入ったことを態度で示したものなのだろう。
晴夫は満ち足りた気分になり、吸血鬼のほうへと目を向けた。
吸血鬼もまた、晴夫を見つめていた。
視線を結び合わせたふたりは、互いに身を近寄せあった。
再び重ねあわされる、唇と唇。
夫のほうももはや、躊躇いはしていない。
妻ばかりか自分の血潮まで吸い取った唇に、ただ夢中になって応えていった。
「家内を奪った、憎い唇ですね」
晴夫がいうと、吸血鬼はぬけぬけと、「そうですね」とだけ、こたえた。
「いまは、わたしのことも奪おうとしている」
「奪わせてくれますね?」
「家内を捧げると決めたときから、わたしのすべてはもう、貴男のもの同然でしたから・・・」
晴夫はそういいながら、自分のいっていることは事実とすこし違う、と、感じた。
けれども、ほんとうにそうなのだろうか?
いや、そんなことはない。自分は人妻の生き血をほしがる吸血鬼のために、自ら最愛の妻をプレゼントしたのだ。
それならば、夫婦ながらかれのものになるのも、当然のことではないか。

交わされる意思のやり取りの積み重ねは、やがて、生理的欲求だけではないものをもたらした。
夫は妻と情婦の逢瀬を大切に扱い、情夫は夫婦だけで過ごす機会を重んじていた。
あの晩のストッキング地の長靴下は、みるかげもなく破かれてしまったけれど。
夫は彼のために何足も脚に通し、妻もまた自らの礼装に恥辱を受け容れつづける。
スラックスの下に秘めた薄い靴下は、夫の情夫への気遣いを示すものとして、妻のストッキングとおなじくらい、愛好され続けたのだった。


あとがき
ストッキングを履いた脚を咬みたがる吸血鬼のために、
妻をモノにした吸血鬼と和解するために、薄い紳士用の長靴下を脚に通して訪問する夫。
そんな情景を描いてみたくなりました。
どちらかというと寝取られよりも、同性愛的なお話になっちゃいましたね。。 (^^ゞ

ブログ拍手♪  ~街の婚礼~

2015年11月19日(Thu) 05:02:13

このごろは多忙にかまけて横着をしてしまって、拍手をいただいてもそれに対する記事を書くことがめっきりなくなりました。
(^^ゞ
でもやっぱり、けっこう気にしているんですよね。ウチはコメがふだんほとんどつかないから、よけいにね。

夕べまたもや、コアなお話に一票頂きました。^^

「街の婚礼」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-3175.html

9月7日のあっぷです☆
てっきりまだ一ページめに残っているかと思っていたら、ちょっと前に流れてるんですねw
これもね、だいぶ以前に描いたものの翻案のような気がします。

宴席で狙われた女たちだけが残されて、男たちが帰っていくと、
あとに残された妻や妹たちが組み敷かれ、着飾った衣装もろとも辱められ、
ストッキングをむしり取られてゆく。

みたいな光景が描きたくって、2,3度くらい描いたような気がします。

その昔読んだ、ヨーロッパの歴史ものの本に、やっぱり似たような情景が出てきまして。
夫や父親たちだけが退席させられたあと、残された妻や妹たちが組み敷かれ、乱交の凌辱を受ける――みたいなシーンがあるんです。
どうやら実話だった様な気がするのですが、書物の名前がどうにも思い出せません。
(^^ゞ
これまた、柏木の妄想だったりしてね。 大笑
ヨーロッパには善悪や強弱というものをきっちり表現しないと気のすまない文化があるらしくって、
妻や恋人を寝取られることは恥辱以外の何ものでもないようですから、
雅量ある夫たちが間男と共存して寝取られを愉しむみたいな文化は、ほぼ存在しないような気がします。
ですからこういうお話は、柏木バイアスでぜんぜん異質なモノに変換されてしまいます。

今回のお話の自分なりのツボは、

一部の男性が退席を許されない

というくだり。これはおそらく初出です。^^
その種の歓びを自覚できる種類の男性は、宴席にとどまるという忌まわしい特権を与えられる・・・
というあたりのくだりは、スッとかけてしまったのですが、妙に納得したものでした。
(^^ゞ

そんなわけで、気が向いたのでひと言描いてみました。 ^^

拍手をくださっている皆さまに、感謝☆

ブログ拍手♪ (都会の奥様 提供デー)

2015年11月18日(Wed) 06:24:22

昨日あっぷをしたお話のうち、「「お見合い」。」と「都会の奥さん 貞操公開デー」に、
早くも昨日のうちに拍手をいただきました。パチパチパチ・・・

とくに後者は、以前描いたコチラのお話を思い出しながら描きました。

「都会の奥様 提供デー」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2318.html

昨日朝のお話を描いた時点では、この過去話を探し出している時間がなく、ただ思いつくままにキーをたたきまくってあっぷをしたのですが。
前作をあっぷしてからたった11分で描いたという急造のわりには、自己満足度の高いお話に仕上がりました。^^

昨日のお話を愉しんでくれたかたには、旧作もオススメです!

町内会の掲示板に張り出された予告広報の内容とか、
公開される人妻のダンナが村の衆の手でぐるぐる巻きにされて庭に放り出され、
林間風景の鑑賞をさせられる下りとか、
新作にないドッキリがございます。 ^^

たまたまきょうになって旧作を見つけたので、今回はそのご案内記事でした。

都会の奥さん 貞操公開デー

2015年11月17日(Tue) 08:13:41

転任してきたこの村にとけ込むには、自分の妻を差し出して、村の男衆と共有しなければらない――
都会での暮らしを放棄した俺には、もはやその選択肢しか残されていなかった。
潔く?その風習を受け入れると決めたとき、
女房は「なにも感じないからね」と、自分に言い聞かせるように俺にそういった。
きっとその約束は果たされまい・・・お互いにそうと知りつつも、俺はうわべだけの返事を返している「きまってるじゃないか」

女房の貞操が喪失させられる、その記念すべき?日は、
都会の奥さん 貞操公開デー
と、呼ばれていた。
やけにあっけらかんとした呼び方に、俺は救いと絶望とを、同時に感じる。

強い地酒をたっぷりと振る舞われた俺がぶっ倒れると、
スーツ姿の妻に、半裸の男衆が群がっていった。
押し倒された女房は、男たちの下敷きになって、
ばたつかせている脚だけが目の前にみえた。
ねずみ色のストッキングには、チリチリと裂け目が走り拡がって、女房が堕落させられてゆく実感を、俺の胸に焼き付けていった。

そんなに悪いもんじゃないだろう?
まわされてゆく女房をまえに、不覚にも失禁してしまった俺に。
傍らの男は慰めるようにそういった。
男は全裸で、まだ逆立っている一物は、女房の股ぐらを、えぐり抜いたばかりで、粘液を生々しくてからせていた。
俺は夢中で、男の一物を咥え、女房を狂わせた粘液の酸っぱい臭いを喉の奥まで流し込み、むせかえっていった。
なん人もの一物が俺の前に差し出され、俺はそれらを残らず咥え、逆立てていった・・・

公開デーじゃなくって、公開ウィークになっちまったな。
若い人妻には、多くの応募者が集まるという。
ひと晩であしらうには、あまりにも多すぎる希望者のなかには、
同じ勤め先の上司まで混じっていた。
あいつもね、自分の奥さん差し出したから、この特権をもらったんだ。
あんたもどうだね?
傍らの男衆にそういわれたが、俺はゆっくりとかぶりを振った。

そのうち女房は、相性の合う男をなん人か選び出し、俺に隠れて付き合い始めるに違いない。
そんなことにさえ――いまの俺は昂奮を感じようとしていた。

この村にぜひ、赴任してみるといい。
一か月以内に自分の妻が、一ダース以上の男を相手にして、その光景に昂るすべを覚え込むことができるはずだから・・・

妻と結婚していただけませんか?

2015年11月17日(Tue) 08:02:37

妻と結婚していただけませんか?
青葉さんの申し出は唐突だったが、
置かれた状況を考えると、さほど乱暴なものではないともいえた。
ここは病院の個室。
青葉さんはベッドのうえで、死病を相手に、もうじき決着のついてしまう戦いをつづけていた。

申し出を受けたとき。
奥さんの鵜紀乃さんも同席していた。
思い詰めた大きな瞳が、わたしのことをまっすぐに見つめている。
美人というものは、悲嘆さえも魅力にすり替えてしまうらしい。
看病疲れのやつれさえもが、かえってなまめかしかった。

断ってくれてもいいんですよ。
あなたは信用できる方のようだから申し上げるが、
妻には吸血鬼の愛人がいます。
それは夫のわたしにしか見えないが――
妻と結婚してくださるのなら、彼のことも引き受けていただくことになるのだから。

ほんとうに、よろしいのですか?
思い詰めた大きな瞳は、先刻の病室でと同じくらい、ひたむきにわたしに向けて注がれている。
ここは二人きりのホテルの一室。
ひんやりとした畳の感触が、薄暗い室内のなかで、かえって身体のほてりを伝えてくる。
初婚でいらっしゃるんですよね?
女の口調は念を押すような気づかわしさを漂わせていた。
それはわたしのことを値踏みするとか、
婚前から続いているほかの男との不倫関係を認めてほしいというようなあざとさとかとは、遠いものがあった。
はい、だいじょうぶです。
わたしは彼女の懸念を押しのけるように、自分でもびっくりするほどはっきりとした声で、こたえを返していた。

では・・・
鵜紀乃さんは起ちあがると、ブラウスの胸元に手をやって、ボタンをひとつづつ、はずしてゆく。
それからストッキングを片方脱いで、ショーツをつま先まで滑らせると、丁寧に部屋の隅へと脱ぎ捨てていった。
はずませ合う呼気が、部屋の冷ややかな空気を熱く染めた――

すべてを吐き出して、仰向けに横たわるわたしのかたわらで。
鵜紀乃さんのうえに、影が舞い降りた。
影は鵜紀乃さんを包むように覆いかぶさると、ミイラのように痩せこけた猿臂で、彼女を抱きすくめてゆく。
わたしはどうすることもできなかった。金縛りにあって痺れた身体は、わたしのいうことをきかなかった。
どうすることもできないでいるあいだに、鵜紀乃さんは抱擁を受け入れて、
さっきよりもいっそう熱っぽく、息をはずませ始めた。

はぁ・・・はぁ・・・
ぁう・・・うぅん・・・っ

悩ましい声色にわたしの股間は逆立ち、鎌首をもたげ、畳の上におびただしい粘液をまき散らす。
そのあいだじゅう鵜紀乃さんは、わたしの傍らで乱れ、身に着けたままのスカートの裏側を、わたし以外の男の粘液に染めていった。
影が去ったあと。
しなやかな腕がスッと伸びてきて、鵜紀乃さんはわたしの掌を握りしめた。
わたしも彼女の掌を、ぎゅっと握り返していた。

翌日、ふたりで病室を訪れると。
青葉さんはにこりと笑って、「お似合いですね」とだけ、いった。
少し寂しげな、けれども満足そうな笑みだった。
それからしばらくのあいだ、わたしたちはホテルで密会を続け、その足で鵜紀乃さんの夫の看病に通っていた。
青葉さんは満ち足りた静けさのなかで、永遠に目を瞑った。

鵜紀乃さんとの新婚生活は、幸せそのものだった。
新居の壁のシミが浮き上がるようにして、夜中に彼女の肩をひっそりと抱く影を、
わたしはもう、妨げようとはしなかった。
夫にだけ見える吸血鬼。
そいつは鵜紀乃さんをうっとりとさせ、新調したブラウスを惜しげもなく持ち主の血潮で彩らせてゆき、
わたしの目のまえで、わたしを裏切る淫靡な舞いをくり広げさせてゆく。
そのあいだじゅう。
わたしは股間を逆立てて・・・恥ずかしい熱情を、新居のじゅうたんのうえに吐露していった。
青葉さんもかつては、きっとそんなふうに振る舞っていたのだろう。
重病人の研ぎ澄まされた勘がわたしの本性を見抜き、生前に妻の婚外性交を受け入れてまで、自分のあとがまを確保したのだ。
わたしの妻となった鵜紀乃さんは、満足そうに、淫靡な吐息を吐き散らしながら、
わたしだけに見せる淫蕩な振る舞いを、それは愉し気にくり返していった。


あとがき
重病人の夫の承諾付きで、つぎの夫となる男と性交をくり返す妻。
吸血鬼の愛人がいると知りながら、彼との共存を受け入れて、女を受け入れる夫。
そんなところを描きたかったみたいです。 ^^;

「お見合い」。

2015年11月17日(Tue) 04:00:45

不思議な風習だった。
役場に勤める前川明夫はある日、親に連れられて「お見合い」をした。
あくまで形式だから・・・親たちはそう、明夫に説明した。
しつけに厳しかった親たちにしては、なぜか弁解がましい口調だった。

お前はきょう、お見合いをする。
相手は、地元の女学校の若い教師である。
お前はその彼女を連れて、叔父さんの家へ行きなさい。
叔父さんが吸血鬼なのは、お前よくわかっているね?
お前は叔父さんにそのひとの血を吸わせて、帰り道はエスコートしなさい。
なに、お見合いというのは形のうえでの話で、
お前は要するに、叔父さんに若い女性を取り持ってあげればいいんだ。

京蔵叔父さんは、齢があまり離れていない、いまでも独身の叔父だった。
子供のころはなついて、よく遊んでもらった記憶がある。
親たちに隠れて、こっそり血を吸わせてあげたことも――
しかし、都会の大学に行って、試験に受かり、いまの役場に勤めるようになってから、
この風変わりな叔父とはしばらく、顔を合わせていなかったのだ。

引き合わされた女性は、初々しい化粧を刷いた、ピチピチとした感じのひとだった。
思った以上に若く、そして清楚な雰囲気を持つ美人だった。
なるほど、京蔵叔父が見初めるだけのことはある。
快活な彼女は、これから引き合わされる吸血鬼のことなどみじんも話題に乗せないで、
他愛のない雑談に、ひたすら興じていた。
さてそろそろ・・・と、両方の親たちから促されるままに、
明夫は彼女を伴って、叔父の家へと足を向けた。

何年も逢っていない叔父は、別人のように痩せこけ、老け込んでいたけれど。
甥が連れてきた若い女性をみとめると、それまでのうっそりとした雰囲気をかなぐり捨てて陽気になって。
振る舞われた酒に適度な酔いを感じた明夫は、彼女を叔父に託し、
叔父は甥をリビングに待たせたまま、女性を隣室へと連れ込んでいった。

アアーッ!
ちいさな叫びをひと声あげて、女性は首すじを咬まれていった。

毎週週末には、女性の行きつけという喫茶店で落ち合って。
明夫は女性――美奈子といった――を連れて叔父の家へと足を向け、
美奈子は従順に、いやむしろすすんで、白い首すじを叔父にゆだねていった。
独身で浮いた噂ひとつなかった叔父は、ある日明夫を隣室に待たせておいて・・・
いつものようにスーツ姿の美奈子を押し倒すと首すじを咬んで、
それからピンク色のタイトスカートをたくし上げて、犯していった。
隣室でなにが行われているのかを気配で察しながらも、
明夫は昂ぶりを抑えつつ、叔父の欲望の成就を心の中で見守っていった。

「教師のすることではありませんね」
ほつれた黒髪と伝線したストッキングを気にしながら、
部屋から出てきた美奈子は照れくさそうに、ちょっぴり悲し気にほほ笑んだ。
「わたしも、役人のすることではないことをしていますから」
さりげなく視線を外していった明夫の心遣いに、
美奈子は初めて、目じりに涙を滲ませた。

そんな風変わりな逢瀬を重ねていって・・・
半年後、美奈子は明夫を婚約者に選んでいた。

もともと、こういうことだったのか・・・?
披露宴の宴席の花婿の席で、ほろ酔いに浸りながら、明夫は自問した。
叔父はひっそりと、婚礼の場の末席を占めていて。
昔なじみたちと楽しげに、盃を酌み交わしている。
新婦となった美奈子は、純白のウェディングドレスの白いヴェールに恥じらい顔を包んで、
明夫の隣に淑やかにかしこまっていた。
純潔であるはずの腰周りのすみずみにまで、淫らな遊戯を教え込まれてなどとは――とても思えないほどの慎ましさで。

明夫はそれとは知らずに、未来の花嫁を吸血鬼に手引きをして襲わせ、
挙句の果てに純潔までも、むしり取らせてしまっていた。
その経緯を思い出すたびに湧き上がるのは、
怒りや悔恨ではなく――不思議な歓びや昂ぶりだった。

新婚初夜の床を、叔父は今夜も襲いに来るはず。
明夫はかつてのように若い血を叔父に与え、その場にへたり込んで。
花嫁の淫らな舞いを見せつけられることになる――
ふと臨席の美奈子を顧みると、ぐうぜんに視線が合った。
同じ想像に心を浸していたらしい新妻は、目じりを染めてあわてて視線をそらし、
お酒を注ぎに来た親類の年配夫婦に、にこやかな笑みを交えていった――

前作「娘の謝恩会」の姉妹作♪

2015年11月14日(Sat) 08:02:59

コチラです。^^

http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-1995.html

「色とりどりのスカートをひるがえして逃げ惑う」とか、
「お母さんの血を吸っている吸血鬼が、娘も襲ってほしいと依頼される」とか、
「咬み破られたハイソックスは後日、きれいに洗濯されて、本命の吸血鬼に手渡される」とか、
作者としては、そんなあたりがツボです。^^

ただし、あとがきにあるように、裸は一瞬たりとも出てきません。 (笑)
この街の風習では、卒業式の謝恩会のときに襲う少女たちは、みだりに犯さないルールになっているようです。
そっちまで求める吸血鬼には、お母さんたちの集いが別に用意されているようで。^^

よろしかったら、遊びにいらしてくださいね。
(^_-)-☆

娘の謝恩会

2015年11月10日(Tue) 07:06:53

この学校のPTAに所属すると、お母さん方のファッションセンスが抜群になる。
そんなうわさがほんとうだとわかったのは。
娘の恵里香が、最終学年にあがった年のことだった。
その年、いままでPTA役員をやっていなかった妻に、白羽の矢が立ったのは。
一部の先生方からの、強い推薦があったからだという。
先生方にしてみれば、妻を狙う最後のチャンスだったかも。
そんなふうに思えるのは・・・夫のわたしまでもが、共犯になってしまったからなのだろう。

いっしょに役員に新任したほかのお母さんたち二人といっしょに、妻は体育館に呼び出されて。
6人の先生方のお相手をしたという。
どの先生もが、三人のお母さん方の推薦者だった。
びりびりに破かれた肌色のパンストは、どうしようもなかったけれど。
スカートの裏地を、とりどりの精液にどっぷりと浸していたはずの妻は、
そんな事実をとうとう、その日一日わたしに対して、隠しおおしていた。

担任の先生とは、義理で数回。
その後は相性の良い特定の先生2~3人と、学校に呼び出されるたびに空き教室や体育館で。
ごつごつした教室の床のうえや、あまり寝心地のよくない体育館のマットのうえで。
着衣もろとも精液まみれにされた妻は、スーツを何着も買い替える羽目になった。

覗いてもいいんですよ・・・
先生方の囁きが、甘い毒液のように、わたしの鼓膜を浸したとき。
わたしは妻が新調するスーツ代のために、残業を続けることを決意していた。


お父さんが一番ですよ。
だから離婚もしないし、家庭を壊すこともしないわ。
でも・・・セックスは先生方のほうが、愉しめるの。
しばらくのあいだだけ、目をつぶっていてちょうだい。
妻の身勝手な言いぐさは、彼女なりのフォローだったのかもしれなかった。

もうじき恵里香、卒業ね。
体育の武藤先生がね、恵里香にご執心なの。
卒業するまでに、一度でいいからモノにしたいんですって。
あなた、どう思う?

そんな相談を、妻に持ちかけられたのは。
秋も終わりのころだった。
武藤先生は、妻を気に入ってくれていて。
いちばん交渉が頻繁な先生だった。
鍛えられた厚い胸板と逞しい腕が、たまらないのだと妻はいう。
どちらも、貧相な体格のわたしには、持ち合わせのないものだった。

わたしは憤然と応えた。
そんなの、絶対だめだよね。
・・・せめてきみみたいに、末永く面倒を見てもらうつもりじゃなくっちゃ。
一度でいいからって。モノにして愉しんだら、それきりってことだろう?

じゃあ大丈夫。一度でいいから・・・なんて、遠慮しているだけだから。
妻はイタズラっぽく肩をすくめて、ヘヘッ、と笑った。

卒業式の日。
謝恩会には父親と娘で出席した。
この日とばかりにおめかしをした娘の恵里香は、やはり女の子なのだろう、
日頃のむっつり顔もどこへやら、いつになくウキウキとしていた。

宴たけなわになるまでいると、謝恩会の席は乱れて、乱交パーティーになるという。
特定のお相手のない子たちは、その場で処女を喪うのだと。
だからわたしは、責任をもって、娘の恵里香を自宅までエスコートした。
武藤先生がお祝いをしてくれるから・・・と告げた娘に、真の意味まで心得ている少女たちはいちように、うらやましそうな顔をした。

覗いてもいいんですよ。
鼓膜にしみ込まされた毒液は、この場でも威力を発揮した。
妻がスッと半開きにしたふすまの向こう。
白と濃紺のチェック柄のプリーツスカートのすそから、白い脚を放恣に伸ばして、
娘は仰向けに、組み敷かれていて。
足擦りをしながら、「痛い!」「痛い!」と、ちいさな声で、くり返し叫んでいた。
じたばたとくり返される足擦りのたびに、白のハイソックスがじりじりと、ずり落ちてゆく。
その白無地のハイソックスに浮いた縄模様が、なぜかひどく心に灼きついた。

静かになった娘のうえにおおいかぶさって、武藤先生がなおも欲望を吐き散らしているのを背に、
わたしは娘のお祝いのためのケーキを買いに、玄関を出た。

おめでとう。ケーキ食べようね。
シャワーを浴びた娘は、つややかに濡れた洗い髪に、少女らしく火照った頬。
汚されるまえと変わらない態度で、それでも「お尻ムズムズする」なんて、呟いている。
先生は満足そうに、自分のモノになった母親と娘とを、等分に見比べていた。

今夜は恵里香が、先生のお相手よ。
久しぶりに・・・夫婦で愉しもうか♪
妻の言いぐさにわたしの一物までもが、荒々しい鎌首をもたげ始めている。

おそろいのサッカーストッキング

2015年11月10日(Tue) 06:42:32

知ってますか?須藤先生ってホモらしいですよ。あっ、両刀使いか♪
いきなりそんなことを話しかけてきたのは、息子のユウタの友達のお父さん。
彼の息子のタカユキくんは、ユウタと同じサッカーのクラブチームに所属している。
息子たちふたりは、おそろいの白のユニフォームに、白地に黒ラインのサッカーストッキング。
日焼けした太ももの下を覆う真新しい白の長靴下が、親の目にも眩しかった。

さいしょはね、チームの子を狙うらしいです。もちろん同意でね。
そのあとは、お父さんとお母さん。
モノにしちゃったお母さんは、目印に、チームの子と同じサッカーストッキングを履くらしいんです。
そういえば。
タカユキくんのお母さんは、デニムのショートパンツの下から覗く格好の良い脚に、
息子たちと同じ、白地に黒ラインのサッカーストッキングを履いている。
そして、いっしょに並んで歩いているタカユキくんのお父さんも、同じサッカーストッキングを履いていた。
お父さんはそこまでいうと、照れくさそうに笑った。

その日の試合は、圧勝だった。
決勝点を入れて有頂天だったユウタは、先生にお祝いをしてもらうんだと言って、
親たちと別れてみんなといっしょにグラウンドを去っていった。
結局、その日に独り住まいの先生の家まで行ったのは、ユウタ一人だったらしい。

つぎの週の練習日。
家族で家を出るときに。
いつもキビキビと身支度の早いはずの妻が、いちばんあとから玄関を出た。
なぜか照れくさそうにしている妻の足許は、白地に黒ラインのサッカーストッキング。
たまにはいいでしょ?と見せびらかす脚に。
なにもかも知っているらしいユウタは、「母さん似合うよ♪」といって、笑った。
わたしもなぜか潔く白い歯をみせて、妻のことをからかっていた。「たまにはいいじゃないか」
意味深な言葉の意味を理解したらしい妻は、いつもの裏表のない笑顔にやっと戻って、「そうね」とだけ、いった。
練習のある平日に、彼女はいつも穿いていた肌色のパンストを、先生の前で脱ぎ捨ててしまったらしい。

そのつぎの週の練習日。
家族三人で、おそろいのサッカーストッキング。
夕べ強引にこすり合わされた股間が、まだひりひりと疼いていた。
たしかに――あの一物でゴールされたら、妻も息子も、ひとたまりもなかっただろう。
「きょうもしまっていくぞ!」
精力絶倫な監督さんの明るいどら声が、きょうもグラウンドに響き渡った。