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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

喪を破る

2005年07月20日(Wed) 07:21:05

「私の血なんか、お笑いぐさでしょうね・・・」
義母はそう苦笑しながら、吸血を受け容れていく。
きゅうっ・・・
むざんな吸血の音が、崩れる肢体におおいかぶさった。
「あぁ・・・」
陶然としているのが、遠目にもそれとわかる。
「お母さま、よかったわねぇ」
足許に唇を吸いつけられてストッキングをちりちりにされている母親のようすに、妻は無邪気な笑みをみせた。

「由貴子にはナイショよ、ね?」
上目遣いに訊く義母に、
「由貴子さんの純潔は、私が頂戴いたしました」
「まぁ・・・そうでしたの」
「素晴らしいお嬢様ですね」
「お褒めにあずかれて、嬉しいわ・・・ふつつか者ですからお手数をおかけしたのではありませんか?」
「エエ。貴女とおなじようにね」
貞淑な婦人としてかなり抗ったらしい義母は、決まり悪げに微笑む。
「じゃあ好夫さんにはナイショ」
「イエイエ・・・どういたしまして」
吸血鬼はにんまり笑う。
「彼は幼いころから私になついていましてね・・・花嫁の純潔をプレゼントしてくれたのは、ほかならぬ好夫くんなんですよ」
そうだったの・・・
うなじに慕い着けられる唇に呻きながら、義母は異端の倫理観を植えつけられていく。
「喪を、破らせていいただきますよ」
ブラウスを剥ぎ取り乳を吸いはじめる吸血鬼に、観念したように女は頷く。
「ええ・・・」
「好夫くんのお母上も、ご主人しか知らない体だったんですよ」
吸血鬼に組み敷かれていた義母は、ストッキングのなかのショーツをじぶんから引き裂いた。
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