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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

堕ちた婚約者

2005年09月13日(Tue) 07:26:00

婚約者の由貴子さんは、わたしとの挙式をまえにして、しきたり通り処女を喪った。
相手はもちろん、我が家に取り憑いている吸血鬼。
母を犯し、叔母を手ごめにし、妹のうなじを吸った男。
結婚後に襲われた母は別として、我が家の女たちは皆、花婿よりもさきに彼に処女を捧げている。
だからそれはとうぜんのなりゆきで、我が家のしきたりでもあったから、
私としてはとやかくいうすじではないのであるが。
性の愉しみに目覚めた由貴子さんはそれまでの淑やかさをかなぐりすてて、
しばしば積極的に、彼の求めに応じていくようになった。
あろうことか、複数の男性を相手にするようにまでなっていると。
教えてくれたのはほかならぬ、私の婚約者から処女を頂戴した吸血鬼。
ひとの婚約者を穢しておいて・・・ヌケヌケと。
そう思わないでもなかったけれど。
彼が覗いた、という由貴子さんの所行に、つい興味津々に耳を傾けてしまう私。
覗いた、というのは何処まで本当なものか。
きっと彼も加わっているに違いないのだが。
・・・あえて咎めまい。

きょうも由貴子さんは何食わぬ顔をして、家にやってくる。
もちろん、いつものように地味だが品のあるワンピースを身にまとって。
清楚なかんじのするストッキングを脚に通して。
礼儀正しく私の親どもに挨拶をし、いつものように賞賛を勝ち得ながら。
おぞましいほどの輪姦にゆだねている素肌を、ぴちぴちと初々しく輝かせながら。
きっといつものようににこやかに、おしとやかに、人なつこく談笑するにちがいない。
帰り道に吸血鬼のお邸に立ち寄って、お行儀よく着こなしている衣裳を淫らな遊戯にゆだねるなんて、おくびにも出さないで。

上品で礼儀正しい、まじめで非の打ち所のない都会のお嬢さん。
それが両親が彼女に与えた評価。
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コメント

この作品をアップした翌日
はじめてわたくしのブログにお越しいただいたんですね。
9月の作品に眼を通しながら、ああ・・・懐かしいと思っておりました。
もうこちらで言葉を交わして1年が過ぎたのですね。
なんだか感慨深いものがございます。
by 祥子
URL
2006-10-07 土 14:13:03
編集
>祥子様
おぉ、そうでしたね。
懐かしいお話を。^^
あのときは貴女のブログに登場したばかりの望月さんが、ストッキングを頂戴したシーンに萌えたものでした。
あれ以来、ますますのご発展♪
思えば本当に、早いものですね。
by 柏木
URL
2006-10-09 月 22:50:40
編集

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