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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

履いてきてくれた?

2007年12月01日(Sat) 07:52:41

履いてきてくれた?
おずおずと話しかけてきたその子のまえ。
ボクはだまってズボンをたくし上げてやる。
わあ!いいなぁ。
目を輝かせてた彼は、立ったままのボクにおかまいなく。
ハイソックスのふくらはぎにむしゃぶりついてきた。
ゴメン。やらせてね。
許しを請うのも、そこそこに。
彼におねだりされた、ねずみ色のハイソックスの上、
唇を、舌を、ねぶりつけてくる。
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・って。音まで洩らしながら。
生温かい唾液に濡れたハイソックスが、脛の周りをよじれていった。

穿いてきてくれた?
あのころとおなじように。
おずおずと切り出してきたきみは。
スーツの似合う、美青年。
しょうのないやつだな・・・
苦笑いするボクも、紺のスーツのズボンを引きあげて。
ひざ下までぴっちりとおおっているのは、
ストッキング地の濃紺のハイソックス。
大人になるまで履いちゃいけないって、パパに言われていたんだけれど。
どうしてなのかは、教えてくれなかった。
ひざ小僧の下、キュッと引き締めるゴムの密着感。
薄っすらと透けるナイロンの、かすかにずれる感触。
しなやかな肌触りの下、彼に啜られるべき血潮が、妖しい彩りに染まってゆく。

フフフ・・・
濡れるような紅い唇を、圧しつけられて。
薄手のナイロンを、くしゃくしゃにされていって。
さいごにぴちっ・・・と。
鋭い裂け目を滲ませてゆく。
わかっているんだよ。
ボクはたんなる、オードブルだよね?
色気づいたきみは、ボクのママや妹に手を出したように。
ボクの傍らでいま微笑んでいる、未来の花嫁まで、狙っている。
透きとおるような白い頬に滲ませた微笑は、どこか挑発的で。
彼女はボクに代わって、すっとふくらはぎを差し伸べる。
ワインカラーのスカートの下。
すらりとしたふくらはぎは、薄墨色のナイロンにきりっと引き締められていて。
スキひとつない装いに、ふしだらに吸いついた唇も。
おそるおそるのように、じわじわと這ってゆく。
あ・・・ら・・・
ぴちっと走る伝線は。
ボクのハイソックスに走らされたのとおなじくらい。
ひどくミステリアスな、輝きを秘めていた。
ちょっとのあいだ、失礼しますね。
彼女は彼に手を引かれるまま、
ベッドのしつらえられた別室へと、連れていかれる。
そこでなにをされてしまうのか・・・
だいじょうぶ。
彼は、処女の生き血が好みなんだ。
じぶんにそう言い聞かせながらも、
あやしくなった視線を、わざと半開きにしたドアの向こう側へと泳がせている。
ベッドがほんらいの使われ方をするのは・・・
そう、きっと。
挙式直前に誘われたときになるんだろうね。
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