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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

窓辺の情事

2007年12月10日(Mon) 07:15:50

組んず、ほぐれつ。
花柄のワンピースを着た妻は。
ふだんよりもグッと若々しく見えた。
とくに、今のように。
男にねじ伏せられて、衣装をくしゃくしゃにしながら、もだえている。
そんなようすであれば、なおのことだった。
男は有無を言わせず、女の首筋に唇をあてがって。
ねっとりと這わされた唇と、清楚にひきたつうなじのすき間から。
きぅ・・・
奇妙な音が、洩れてきた。
瞬間、妻は白い目になって。
抵抗の動作を、緩慢にする。

きぅ・・・きぅ・・・きぅ・・・
相手の男は、ごま塩頭の年配者。
私の父くらいの年齢だろうか。
それが、娘くらいの年恰好の妻のうえにまたがって。
ひたすら、若い肌を吸いつづけてゆく。
止めようにも、止められない。
足に根が生えたように、私は庭先から一歩も動けずにいて。
なかの様子を、うかがうばかり。

うふふふふっ。
男が唇を放すと、妻はぐったりと身体の力を抜いて、
男の腕に、身をゆだねてゆく。
ぽたり・・・ぽたり・・・
バラ色のしたたりが、ワンピースの胸を濡らした。
え・・・
血を吸い取られた妻は、惚けたようになっていて。
ただ男ののぞむまま。
着飾った衣装をだらしなく汚されるままになっている。
血を吸うのも。
犯すのと変わらない、淫行なのだな。
そうわかったとき。
侵入者は、妻の唇を求めていた。
妻はさすがに顔をしかめて。
ほんのすこしのあいだ、いやいやをしていたけれど。
わきの下や乳房の周りを、くすぐるように愛撫されると。
ゆらりと態度を、やわらげた。
ワンピースごしのまさぐりが、効いたのか。
いつもきりっとしている彼女とは、別人のように。
へらへらと気の抜けたような笑いをこぼしながら。
男に唇を許して。
熱い接吻を、長々と交し合って。
そろそろと足許ににじり寄る男のまえ、
放恣に脚を開ききって。
光沢のてかてかした肌色のストッキングの太ももに、
赤黒いべろを這わされて。
よだれをべっとりと、なすりつけられて。
惜しげもなく、破かせていく。

初エッチは、いつするの?
夢見心地の上目遣いは。
齢不相応の相手に、うっとりと向けられてゆく。
そうだな。
後ろから、手を伸ばして。
ワンピースの襟首から、我がもの顔に
ひとの女房の胸を、あからさまにまさぐりながら。
ダンナが良いって言ってくれたな。
妻の瞳に、強い力が宿った。
庭先にまで、はっきりと聞こえるほど。
ひときわ、きりりとした声で。
言わせるわ。
そう、告げたのだった。

一時間後。
何食わぬ顔で帰宅した私が、妻とどんなやり取りを交わしたのか。
いまとなっては、記憶が定かではない。
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