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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

あ~あ。襲われちゃいましたね。^^; 目のまえで・・・ 2

2007年12月18日(Tue) 05:04:50

ほらほら。こっちに来るよ。
真っ赤なスーツに、肌色のストッキング。
ぴかぴか光る、白のエナメルのハイヒール。
どうやら、あんた好みだな。
人妻らしいぜ?
薬指に、指輪をしているかな。
足音忍ばせて、やつのそばに舞い戻ると。
今夜の獲物の、いちぶしじゅうを。
耳元にそっと、ささやいてやる。
薬指に、女のしているのとおなじ指輪を光らせながら。

ささ・・・っ、と。女のまえに、立ちはだかって。
女は恐怖に、両手で口を抑えて、すくみあがって。
きゃーっ。
悲鳴をあげて、逃げまわる。
”影”は女の後い姿に、抱きつくようにして。羽交い絞めにして。
素早くうなじを、噛んでしまう。
あぁぁぁ・・・っ。
女は悩ましい声、わざとのように洩らしていて。
そのまま力づくに、無人の駐車場へと引きずり込まれていった。
硬いコンクリートのうえ、腕と腕との、せめぎ合い。
けれどもさいしょに噛まれたのが、致命傷。
いやもちろん、ほんとうに死なせるわけではないのだけれど。
どうやら、いちころになっちまったらしい。
いや、いや、いや、いやぁん。
妻は激しくかぶりを振って、いやいやをくり返すけれど。
卑猥な舌に、うなじを舐められ、
押し広げられた襟首から、胸を吸われ、
ストッキングの上、なぞるように脚線美をめでられて。
ついにあえなく、”陥落”・・・

真っ赤なフレアスカートは、真夜中に咲く大輪の花。
ガーターフリーのストッキングを穿いたまま。
妻は惜しげもなく、夜の冷気に素肌をさらし、
小気味よいほどのいさぎよさで、飢えた吸血鬼の凌辱に身を任せる。
あぅ、あぅ、あぅ・・・っ。
私のときよりも、激しい声に。
じわりと逆立つものを、抑えかねながら。
あーあ、また襲われちゃいましたね。
妻の血は、お気に召しましたかな?
ほら、お前も、もっとサービスしてあげなさい。
ブラウスの釦をはずすのに、手を貸しながら。
うらめしそうな妻の上目遣いを、くすぐったく受け流す。

どうも、お世話になりました。
いいえ、こちらこそ、ご馳走様。
ほつれた髪。乱れた着衣。
どうみても、ふつうの状態じゃなのに。
妻はさいごまで、礼儀正しく振舞った。
けれども草むらのなかでの振舞いは、とてもワイルドで。
はだけた服からちらちらこぼれる白い肌は。
まだ、淫らな熱情の名残を色濃くみせている。
"妻"が"女"に還るとき。
それは、他人とのものであっても、目映くて。
きちんとセットされた、よそよそしい髪型よりも。
肩までかかる乱れ髪のほうが、なまめかしく、いとおしい。
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