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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

気になると、触れたくなる。吸いたくなる・・・

2008年02月09日(Sat) 09:11:46

気になると、すぐ触ったり舐めたりするんだね。
傍らから洩れたひっそりとした声に、思わずびくりとして、手を引っ込めると。
いいんだよ。触って・・・
彼女は自分から、すらりとした脚をさし寄せてきた。
薄手の黒のストッキングに、ぬるりとなまめかしく染められたふくらはぎは。
少年の目にも、どこか侵しがたい大人びたものを秘めていた。
吸っても・・・いいの?
気遣わしげな上目遣いに。
少女は目をそらしながら。
どうぞ・・・
つぶやくように、応えている。
ちゅ・・・っ。
ほかの子のときと、おんなじだった。
唇が吸いついてくるとき。
ひそやかで、それでいてひどくいやらしい響きがした。
思わずふさいだまぶたから、熱いものが滲んでくる。
けれども足許にむしゃぶりついた男の子は、もうそんなことには構ってはいない。
ちゅう・・・ちゅう・・・ちゅう・・・
いやらしく這わせた唇を、くまなくあてがっていって。
少女の大人びた装いを、容赦なく蹂躙していった。
牙が埋められたとき。
少女のストッキングは、屈辱に耐えかねたようにぴりりと裂けた。
うっ・・・うっ・・・
やっぱり、女の子だったんだ。
言い知れぬ後悔にひたされて。
少年は謝罪するように、身を寄り添わせて。
少女の頭を、抱き寄せていた。
髪の毛の甘い香りが、つんと鼻を突く。
吸いだした血潮の芳香よりも、ずっとひめやかな匂い。
窓から射し込んでくる、夕陽のなか。
肩震わせて寄り添ってくる頼りなげな身体を。
そうして少年はいつまでも、抱きしめている。
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