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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

花嫁も・・・

2008年02月18日(Mon) 05:48:51

薄れゆく意識の彼方。
未来の花嫁が少しずつ、飼いならされてゆく。
白い素肌を、ピンク色に染めながら・・・

ママが戻ってきたのは、お昼過ぎだった。
愉しかったかね?
エエ、とてもお上手なんですよ♪
パパはあくまで、おだやかに。
ママはとっても、愉しそうに。
ふたり、夕べの話に興じている。
ケッペキだったはずの真美さえも。
おいしそうだったよね、って、声はずませていて。
処女の生き血がお好きなのよ。
あたし、お嫁入りするまでいい子でいるんだから。って。
とんでもないことを、さりげなく口にしている。

こんどは、さよりさんの番だよな?
パパが愉しそうに、水を向けてきて。
ママのときも、さいしょはパパが連れて行ったんだよ。って。
びっくりするようなことを、ささやいてきた。
初めてじゃ、なかったんだ。
そうだよ。この村の娘たちは、だれもがお邸に招待されるんだ。
花婿が花嫁をエスコートして。結納を済ませたことを、ご披露して。
処女の生き血を捧げに行くんだよ。
どうしても、怖いのだったら。
きみのママか、彼女のママが連れていくんだけど。
そんなくらいだったら・・・自分で行ったほうが愉しめるだろう?
パパの言い草を、否定できないボク。
あの晩ふたりして・・・ママが貞操を喪うところを見てしまった間柄。

りぃん、ろぉん・・・
恐る恐る鳴らした、お邸のインターホン。
隣には、なにも知らないさよりさんが、白一色のスーツ姿でひかえている。
すけすけの白のストッキングのなか。
すらりとしたふくらはぎが、ピンク色に輝いていた。
どれ。おみ脚を拝見しますよ。
吸血鬼のおじさんは、じゅうたんのうえ。
彼女のまえに、うやうやしくひざまずくようにすると。
さよりさんはすっかり、恐縮してしまって。
腰を降ろしたソファの隣を、すすめるのだけれど。
小父さんは舌なめずりを、こらえ切れないで。
とうとうさよりさんのひざ小僧に、むしゃぶりついてしまっている。
きゃっ。
ひと声あげて、のけぞると。
ストッキングの足首を、キュッと引きつらせて。つま先立ちをして。
そのままじいっと、ふくらはぎを震わせつづけていた。

どぉれ・・・
首筋から引き抜いた牙の下。
赤黒いしずくを、ひとすじしたたらせて。
それがどろりと垂れ落ちて、純白のブラウスに滲むのを。
小父さんとふたり、顔を並べて見守っている。
おいしかった?
小声で囁くボクを、小父さんは軽く押しとどめるようなしぐさをして。
しばらく・・・ふたりきりにしてくれないか?
ボクは唇の下、歯と歯をがちがち震わせながら。
ウン、いいよ・・・
それだけ言うのが、やっとだった。

半開きにしたドアの、向こう側。
白のスーツ姿のさよりさんは、ソファの背もたれにもたれかかっていて。
じょじょに姿勢を、くずしてゆく。
真紅のじゅうたんのうえ、横たえてしまったふくらはぎに。
小父さんはいとも旨そうに、唇を吸いつけていって。
すけすけの白のストッキングを、唾液で汚しながら。
舌をぬるりと、這わせている。
きゃっ。
悲鳴をあげたのは、彼女なのか。ボクだったのか。
なよなよと薄いストッキングは、いびつにねじれ、波うって。
ふしだらな裂け目を、タイトスカートの奥にまで忍び込まされてしまってゆく。

おじゃましました。
じゅうたんの上、正座して。
礼儀正しく、三つ指を突いて。
良家のお嬢さんらしく振舞うさよりさんは、ちょっぴり心地よげに、口許から白い歯をのぞかせて。
いつでも遊びに来なさい、という小父さんに。
よろこんで、うかがわせていただきます、って。
尋常な応対をしていたけれど。
遊びに来る=血を吸われに来る。
うかがう=ストッキングを破らせに来る。
三人のあいだを、そんな公式が。
暗黙の諒解裡に、かけめぐる。
脛を包んでいた白のストッキングに、欲情に満ちた毒液をしみ込まされて。
処女の誇りを秘めた血潮を、ぞんぶんに愉しまれた乙女は。
首筋に浮いた痕を、さりげなく長い黒髪で秘めてゆく。
別れぎわ。
また、ストッキングを濡らしていただくわ。ご一緒してくださいね。
睨むように振り返ったさよりさんに。
ボクはにっこりと、ほほ笑み返すと。
さよりさんは、いつもの淑やかな笑みにもどって。
よろしく・・・ね。
小首をかしげるような会釈を、送ってきた。
見送る後ろ姿は、いつもとおなじように落ち着き払っていたけれど。
破けたままの白ストッキングの脚をさらして歩く足取りは。
どこか、周りに見せびらかそうとするような気負いに満ちている。

それから幾晩、つづいただろう?
真夜中に誘い出された乙女は、あるときは白。あるときは肌色と。
ストッキングの色を選んで行って。
純白のブラウスや、ストライプ柄のブラウスを。
夜な夜な、自分の血で彩っていって。
礼装を辱められるたびに、大胆になって。
披露宴を翌々日にひかえた夜は。
黒のストッキングで、キメてきた。
貴方の花嫁になるまえに。吸血鬼の花嫁になりたいの。
せがまれつづけたボクは。
未来の花嫁とおそろいのストッキングを脚に通して。
ふたり、肩を並べて真夜中のバージンロードをたどってゆく。
最愛の花嫁を、背徳の床に投げ込んで。
いちぶしじゅうを、見守るために。


あとがき
お嫁さんをもらうときには。
みんなと仲良くできるように、打ち解けた一夜をもつことだよ。
そんな訓えが、あるとかないとか。^^
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