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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

彼女の純潔  ~都会娘たちの初夜~

2008年02月18日(Mon) 07:32:37

キョウレツ・・・だったよねぇ。
うん。すごかったよねぇ。
ジュンヤとナオキはふたり並んで、朝の道を歩いていた。
ふたりは21歳の大学生。
都会の大学が春休みになったので、それぞれ彼女を連れて帰郷してきたのだった。
ふたりとも。見違えるような都会ふうの若者になっていて。
連れてきた恋人たちも、洗練されたファッションに装った上品なお嬢さん。
けれども二人は、幼い頃仲良くしていた仲間のことを忘れてはいなかった。
学校が終わるとよく遊びに行った村はずれの雑木林には。
古くから、吸血鬼の一族が棲んでいて。
ひなびた家にあがりこんで、学校道具を置くと、それぞれの仲良しの勉強部屋とか裏手の納屋とかに紛れ込んで。
腹ばいになって、半ズボンからむき出しになった脚をぴんと伸ばして。
おなじ年恰好の少年たちに、ハイソックスのふくらはぎを噛ませてやっていた。
都会に出ていくまえの晩。
お嫁さんができたら、村に連れてきて。
ストッキングを履いた脚を噛ませてあげるよって、
涙さえ浮かべて別れを惜しむ仲間たちに、約束していったのだ。
村には、約束を破る男の子は、たえていないという。

そんな彼らが、なん年ぶりかで帰郷したとき。
彼らへの友情を恋人たちの純潔よりも優先したのは、とうぜんすぎるほどとうぜんだった。
夜更けになって。
村はずれの雑木林に連れ出されて。
闇夜のなか、かつては母や妹たちのストッキングを履いた脚を吸わせた相手に。
てかてか光るなまめかしいストッキングに包まれた恋人たちの脚を、惜しげもなくあてがっていったのだ。
女の子たちは、不慣れなあしらいに当惑して、
逃げ出して、追いつかれて、抱きすくめられて。
泣きじゃくりながら、うなじを噛まれていって。
けれども・・・激しい抵抗はつかの間で。
いちどうっとりしてしまうと、あとはもうなされるがまま。
堕ちるまえ、どれほど抗ったのかは、夫たちの誇り。
その誇りと、引き換えに。
将来を誓い合った少女たちが、ぬかるみに堕ちて、泥まみれにされながら。
別人のように髪振り乱して、娼婦に生まれ変わるのを。
少年たちは、息を凝らして見守っていた。

きみの彼女は、なん人相手したの?
七人・・・かな?
よく憶えているね。ボクなんか夢中になっちゃって、数えてなんかいられなかったよ。
あとで数えればいいさ。パパやママに報告しないといけないからね。
夕べの出来事。ビデオに撮って、送ってくれるらしいよ。
それは楽しみだね。
娼婦に堕ちた女たちが、なん人の男に愛されたのか。
それはあとあとまで、夫たちの自慢のたねにされるのだった。

おぉ。ハデにやったね。
純白のワンピースに、泥をべっとりと撥ねかした恋人を見て。
ジュンヤの叔父は、眩しそうな顔つきで祝福してくれた。
お風呂を沸かしてあるよ。ナオミさんはゆっくりしていくといい。
親切ごかしに、引き止めておいて。
いまごろはきっと、湯あがりの浴衣姿を抱きすくめて、ねやに引きずり込んでいるころだろうか?
高校生のころ、叔母を相手に筆おろしをすませたとき。
恋人ができたら叔父さんに抱かせてあげるって約束、やっと果たせたようだった。

あらぁ、せっかくのお洋服が。
ナオキの母親は、うわべだけは同情たっぷりに、未来の嫁を迎え入れる。
まゆみは新調のリクルートスーツのすそを惜しげもなく、ぬかるみに浸してしまいながら。
決まり悪げな照れ笑いをしながらも、いさぎよく。
都会のお嬢さんには不似合いな凄まじい身なりを、ためらいもなく朝陽にさらしていた。
ナオキの母も、身に覚えのあることだった。
都会から嫁いできたときの、いよいよ祝言という、まえの晩。
花婿の親族に、母親もろとも取り囲まれて。
色とりどりのスカートを、たくし上げられて。
ストッキングの舌触りを、試し比べられて。
さいごには母娘ながら、あけすけな祝福の洗礼を浴びるほど受けて。
父親の見ているまえで、女にされてしまっていた。
妻と娘が、ふたりながら堕ちてゆくありさまに。
謹厳だったはずの父親は、昂ぶりのあまり失禁してしまっていて。
ずっと心の奥深く秘めていた願望をかなえてくれた村のために、
永年連れ添った愛妻の貞操を一週間ものあいだ、村の男たちにふるまったのだった。

ジュンヤもナオキも、恋人たちの純潔を村はずれの草むらに散らしてしまったことを、後悔していない。
ふたりがスラックスの下に履いているストッキング地の靴下は、ひざ下までの紳士用だったけれど。
この村でそれを穿くのは、一人前と見なされた男たちだけ。
一人前と見なされるには・・・将来の伴侶を汚されることが通過儀礼。
やあ。おはよう。
いっしょに帰郷したマサカズが、向こうから声をかけてくる。
マサカズのスラックスの下、薄い靴下がてかてか輝くのをみとめると。
おや?と顔を見合わせた。
彼女、犯されちゃったの?
まあ・・・ね。
照れくさそうに囁くマサカズは。
晩まで待てなかった幼馴染を五人も自宅に呼んで。
勉強部屋で、押し倒されちゃったんだよ。
まじめなコだと思ったけど・・・やっぱり処女だったよ。って。
すっかり仲良くなっちゃって。まだ放してもらえないんだよ。って。
はにかみながらも誇らしげに、告げるのだった。

ナオキぃ!
マサカズぅ!
向こうから、女の子たちの若々しい声がはじけてくる。
若い娘たちはふたり、細い肩を並べて駆け寄ってきて。
人目もはばからず、互いの恋人たちと抱擁を交わしている。
愉しかった?
ウン。さいしょはびっくりしたけど・・・ね。
もっと愉しみたいだろ?
そうよ。だから呼びに来たの。ナオキに見られるほうが燃えそうだから。
そうよ。途中で逃げちゃうなんて、ひきょうだぞ~♪
お式は、この村で挙げようね。
母や妹にも、彼氏ができるかしら?
パパ、卒倒しちゃうんじゃないかなあ・・・
だいじょうぶ。うまくいくって。
ママの花柄のワンピース、おなじぬかるみに浸してみたいわ。
もちろんパパのことを、うまく抱きこまないとダメよ。
お友だちも、おおぜい呼んじゃうから。
じゃあ・・・指きりげんまん。ね♪
恋人たちはまえよりももっと睦まじげに、腕を組んで。
ちりちりに破けたストッキングの脚を、思い切り陽にさらして。
血に飢えた悪友たちが待ち受ける処へと脚を向けてゆく。

ふた組のカップルを眩しそうに見送ったジュンヤは。
さて、そろそろ・・・
叔父はもう、彼女を放してくれただろうか?
息子たちの筆おろしも、頼んだぜ?
都会からかけた電話ごしに、そう囁いてきた叔父。
年下の従弟たちは、いまごろ代わる代わる、ボクの妻となる人を愉しませている時分だろうか。
将来を誓い合った最愛の人を、いさぎよ分かち合った夜。
夫婦の間に秘められたおとぎ話は、いつまでも互いの胸を行き来するのだろう。
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