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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

連れ込み宿 六ーは ~捧げられた処女~

2008年02月23日(Sat) 17:00:58

男のひとのまえで、はじめて制服脱いだとき?
あぁ私、この人のものになるんだな。女にされちゃうんだなって、思って。
けっこう落ち着いていたのよ、私。

中学のころから付き合っているキョウコは、彼女といっていい間柄だった。
「だった」ではなくて、もちろんいまでも彼女だけれど。
去年までと、今年では。
なにかが大きく、違っている。
そう。
彼女は処女を、喪って。一人前の女になっていた。
処女を捧げたあいては、ほんとうなら将来を約束したボクのはずなのに。
ボクはなぜか、震える声で。
あの男に彼女の純潔を譲り渡してしまっていた。
あの男・・・
そう。
ママの情夫で、ボクのことすら愛撫を加えていった男。

彼女がいるんだ。まだ、処女なんだ。
ほんとうなら、自分でヤりたいって、想いつづけていたんだけど。
いまはね。ほんとうは、小父さんに犯してもらいたいんだ。
あらぬ呟きを、洩らしてしまったのは。
都会の片隅にある、古びた密会場所。
道ならぬ恋を結ぶという、あの忌まわしい儀式が、毎日のように遂げられてゆく処。
ママは相変わらず、まるで淑女が操を立てるように。
濃紺のストッキングに脚を通そうとはしないでいて。
人知れず、ボクが身代わりに。
箪笥の抽斗からこっそりと抜き取った濃紺のストッキングを、ズボンの下にまとっていって。
男ふたりの、畳のうえ。
ズボンを脱がされて、ママのストッキングを抜き取られてゆく。
昂ぶり勃ってしまったモノを、男はいつもちゅるりと旨そうに、根元まで飲み込んでいって。
きれいな肌をしているね、って。
まるで女に向かっていうように、褒めながら。
ボクの乳首をかわるがわる、つよく吸っていくのだった。
小父さん、ほんとうはボクの家を支配しているんだろう?
ほんとうは・・・パパも、ママとの仲を知っていて。
許してもらっているんだろう?
畳のうえ、惑いながら。
あらぬことを・・・うわ言のように繰り返してゆく。

パパが、単身赴任を終えて帰ってきた。
けれども家のなかの空気は、拍子抜けするほど、ほとんどなにも変わらなかった。
もともとパパは、しずかな人だったから。
人が一人増えたという実感もないほどに。
増えたはずの人は、朝ひっそりと新聞を読んで出勤していき、
たまにいっしょになる夕食も、ひっそりと新聞を読みながら、しずかに終えて。
週末珍しくおなじ部屋にいても。
やはりひっそりと、新聞を読んでいる。
けだるそうに、けれども満ち足りたような落ち着きを漂わせながら。

パパとはきっと、おなじ立場なのだろう。
かたほうは、自分の母親を犯され、もういっぽうは、妻を侵されているのだから。
もちろんそんな怖ろしい会話など、子どものボクにはとても切り出せたものではなかったけれど。
小父さんとは、週1か2くらいの頻度で逢っていた。
男のひとのまえでズボンを脱ぐときの羞ずかしさだけは、なかなか消えなかったけど。
咥えてもらうときの快感には、すっかり慣れっこになってしまっていて。
それなしには、日常を過ごせないほどになっている。
テルヤの精液を飲みたい。
そういわれることに、ドキドキと昂ぶってしまう日常。

きみは、ママとおなじ膚を持っているね。
小父さんはいつもそう囁きながら。巧みに唇を這わせ舌をさばいて。
皮膚の奥深く、逃れようもない快感をしみ込ませてくる。
口止めのために、ボクを自由にしたのだろうか?
とてもそうとは、思えなかった。
だって。
わざわざそんなことをしなくても。
ボクはたぶんパパのためには動かなかっただろうから。
ママの不貞をやめさせようとも、パパに教えようともしなかっただろうから。
ママの浮気を好んで覗いて。パパにはナイショでだまっている。
そういういけない子なんだから。
むしろパパよりは、ボクは小父さん寄りの立場に立っていた。
狙いを定めたママと、おなじ膚と血を宿したもの。
小父さんが求めているのは、どこまでもママの幻影だったのだ。

ママのときも、そうしているんだね?
幾度、そう呟いたことだろう?
ああ・・・そうとも。きみも見ていて知っているだろう?
男は決まって、そう応えてきた。
このごろは。
ママの服を、公然と持ち出して。
あの古びた宿の一隅で、女になって。
男は笑いながら、化粧するのを手伝ってくれた。
なかなか美人だな。女ぶりをあげたじゃないか。
男のからかい口調が、なぜか心地よく鼓膜を刺した。
ストッキングが好きだという、ママの情夫に。
ママのストッキングを履いた脚を差し出したあの日から。
彼はボクのことを、かけがえのない悪友として、齢を離れた親しみを寄せかけてくるようになったのだ。

彼女には・・・話してあるの?
いいや・・・
そうか。そうだよね・・・話しにくいことだよね。でも、いつか・・・
うん・・・
この世界から抜け出して、まっとうな世界に戻るつもり?なんなら、応援するけど。
ううん。
意外なくらいに強く、ボクはかぶりを振っている。
じゃあ・・・どこかで打ち明けないとね。
うまい方法、あるの?
うまくやってあげるよ。あのときとおなじように、溶け込むように・・・

溶け込むように。
あのときもほんとうに、そうだった。
男が禁じた日、秘密のお宿に遊びに行って。
そのとき、隣の覗き部屋に、パパの姿を見たときに。
あやうく声をあげそうになったボクを。
ほかのお客に気取られまいと、パパはとっさに「しいっ」と制して。
そのままじぶんの妻が犯されてゆくありさまを。
いちぶしじゅう、もらさずに。
じいっとさいごまで、見守りつづけていたのだった。
痛いほど握り締められたボクの手に伝わってきたのは。
普通ではない想い。
たぶん・・・小父さんの期待とは裏腹に。
ボクは、パパとおなじ血を秘めているのだろう。

お前も、マゾの血に目覚めたようだね。
お宿を出るとき。
ほかの客が散ったのを見計らって。
パパはそっと、囁いたものだった。
マゾ。
ボクたちの年代では、変態以外のなにものでもない言葉。
けれどもその言葉の裏に秘められたおどろおどろしいものに惹かれるようになって。
仲間たちといるときには表向き、揶揄の表現としてしか使わない言葉を。
日常を離れたあの密室では。
身に沿うほどに、身近な言葉として受け入れてしまっていた。
なにも口にしないように。
ママも、わたしも。すべてを承知のうえでしていることなのだから。
パパの言いつけは、いまでもきちんと守られている。
なにも言わないように。
そう囁いたとき、パパはひと言つけ加えたものだった。
きみがいままで、ママの浮気をわたしに黙っていて、彼と共犯になっていたのとおなじように。
これからもずっと、彼の共犯になって。
ママを寝取るのに、手を貸してやるように。
囁きながら、パパの浮かべた不思議な翳りは。
いまは生き写しに、ボクの顔の輪郭をなぞっている。
ふたりのあいだに横たわる秘密が溶けた瞬間。
ボクはパパの共犯者になっていた。
すべてをそう仕向けたのは・・・
パパのために用意された夜に、ボクが来ることをわざと禁じた小父さんだった。

キョウコさんのことを、どうするつもりだね?
朝、妹が登校していったあと。
やはり鞄を持って、玄関に向かう時、呼び止められて。
もちろん・・・結婚するつもりだけど。
なんのてらいもなく言えるほど、周囲に認められた仲だった。
ウン。ぜひそうするがいい。
いまならまだ・・・わたしを上回ることを彼にしてあげることができるようだね。
キョウコさん、まじめなひとだから。まだ、処女なのだろう?
ぼそりと呟いた父の声は。
ずぅん・・・って。ボクの胸を刺し貫いていた。
みなまで、パパは言わなかったけれど。
ママを催眠術にかけたように。キョウコさんのことも、うまく面倒みてくれるだろうから。
穏やかな笑み顔には、ありありと。そう書いてあるようだった。

彼女がいるんだ。まだ、処女なんだ。
ほんとうなら、自分でヤりたいって、想いつづけていたんだけど。
いまはね。ほんとうは、小父さんに犯してもらいたいんだ。
口走った言葉を、そのまま文字に書かされて。
目のまえで、朗読までさせられた。
想いはそれでも、変わらないのだね?
念を押すようにたたみかけてくる男の瞳は。
してやったり・・・とばかりの輝きを秘めていたけれど。
ああ、狙い通りだろう?うれしいだろう?思いどおりに・・・させてあげるよ。
かけがえのないひとだから。
心ゆくまで辱めて・・・愉しんじゃってね。
にやりと返すボクは、どこまでも小父さんの悪友。
さっき目にした紙片は、ボクがいま書いた手紙とおなじくらい、挑発的だった。
  妻を誘惑してください。
  もしも妻を堕とすことができたなら。
  単身赴任期間中は、最愛の妻を貴方のために捧げます。
  もしも戻ってきてからも、妻が貴方との交際を望むなら。
  私はただ、見守ることだけを愉しもうと思います。
あれはまぎれもない、パパの書いた字・・・
あんなに上手には、書けないけれど。
ボクはパパが捧げることがかなわなかったものを、彼にプレゼントしてあげることができる。
じゃあ、約束・・・
重ねあわされてくる唇は、男のものとは思えないほど柔らかだった。

キョウコ・・・キョウコ・・・
古風な名前だね。
制服姿で抱かれたい・・・だなんて。
名前のとおり、古風な子なんだね。
古いだなんて・・・
キョウコは口を、尖らしたけれど。
セーラー服の襟首に這い込んでくる手を、取り除けようともしないで。
制服の中身を、まさぐりにゆだねてしまっている。
折り目正しく着こなしたセーラー服は、荒々しい掌の動きに合わせて、波打って。
濃紺の襟元に鮮やかに走る整然とした三本のラインは、みるみる曲がり、ゆがめられてゆく。
洗脳されきったような横顔は、いつになく大人びた蒼白さを帯びていて。
抑揚をおさえた声色で。
彼氏がいるのに・・・こんなこと。
眉をひそめて、呟いている。
女になりかけた少女は、知り抜いている。
軽い咎めがどれほどの効果を持つのかを。
目のまえに迫る男にも。
ふすまの向こうで聞き入っている恋人に対しても・・・

姑になるひとを、日常的に支配しているその男に。
思いのまま、素肌をいたぶらせて。
蒼白かった頬を、じわじわとピンク色に染めていって。
姑がスカートのすそを浸したのとおなじ濁り液に。
制服のプリーツスカートを、惜しげもなく浸してゆく。
血潮を散らした新床のうえ。
女は瞳に蒼い光をよぎらせながら。
熱っぽく、囁きかけていた。
こんどは母のことも、犯してくださいね。
お義母さまとおなじくらいの年頃なんですの。
父はまじめな人なので・・・ばれないように。
もしもばれても、平気なように。
お義父さまやあのひとみたいにしてくださるのなら。それでもよろしいのですけれど・・・
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