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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

嫁入り前の情事

2008年06月04日(Wed) 07:50:48

目のまえで、すべてを教え込まれてゆく。
わたしの未来の伴侶―――。
覗いてなどいないことになっているから。
さいしょはかたくなに拒んでいた彼女も、
じょじょに、少しずつ・・・
大胆な身じろぎで、応えはじめてゆく。
脱がされてゆく、紺色のジャケット、真っ白なブラウス―――
それは穢れをしらなかった彼女そのままに、
きりりとはりつめて、取り澄ましていた表向きを放棄するように。
くしゃくしゃに乱されて、畳の上に落とされてゆく。
ひとつひとつ、解剖されるように。

ねちょねちょと舐めつけてくる唇に。
ねずみ色のストッキングは薄く透けて、ピンク色のすねを滲ませている。
いつも礼節をたたえる彼女の足許は、
受けてはならない辱めに、さらされて。
ありえない侮辱を、従順に受け容れながら。
いま 淫靡に染められてゆこうとしている。
片方はずるずると引きずりおろされて。
もう片方は、ほっそりとした白い指に、たんねんに取り去られてゆく。
くしゃくしゃに波立ち、崩されてゆく礼装―――。

真っ白なタイトスカートは。
脇のスリットから白い太ももを可能な限りさらけ出して。
蒼白い静脈の浮きあがった皮膚は、初々しい羞恥をみなぎらせて。
これから始まろうとする祝宴の、用意を整えようとしている。
女の歓びが、開花する瞬間。
ただ、相手がちがうだけ―――
不貞を愉しもうとする、くすぐったそうな笑みが。
いま 清楚な頬に広がりはじめる。

さっきまでいっしょだった、礼装に身を包んだ淑女。
いまは礼装を乱し、素肌を惜しげもなく陽に曝し、
下着のレエス飾りさえさらけ出した、娼婦―――。
今年の秋。
娼婦となったわたしの花嫁は、姓をわたしと同じに変える。
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