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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

れびゅう:「狙われた女学生 ママも義姉さんも、私を狙ってる!」

2008年07月13日(Sun) 11:03:57

断片的な記憶なのですが。
かつてこんなシーンを観たような観なかったような。
そう・・・テレビドラマの一場面と思し召せ。
都会に降りてきた吸血鬼が、若い女の血を求めてさ迷うお話です。
まずは、第一の犠牲者である若妻さんを襲うシーンです。
どうやらご主人とは、古い知り合いかなにかのようです。
旅先で助けてもらった・・・という関係だったかもしれません。
ともかく若いご主人はいんぎんに、客人である総白髪の男をにこやかに迎え入れます。
男は黒いマントを羽織り冷え冷えとしたタキシード姿。
クラシックな吸血鬼そのもののいでたちは、現代家庭の雰囲気にとってもなじみません。
けれどもだんなさんも、奥さんも、そんなことには気づきもしないようです。
遠いところからようこそ、とか、お料理すぐに作りますね、とか、
とにかく普通に和気あいあいな雰囲気です。

奥さんは色が黒く、髪は栗色。
笑うと顔がくしゃくしゃになるタイプで、
お世辞にも、そんなに器量よしではありません。
若さと人なつこさが魅力・・・といった感じの女性です。
さいごに襲われるヒロインのほうにカネをかけすぎたのか?とかんぐってしまうほどですが、
第一の犠牲者というやつは、そんなに目だってはいけないものです。
たいていは華のない、どこにでもいそうな感じの女性が選ばれます。
けれどもその、どこにでもいそうな雰囲気が、曲者なのです。
なまじ絶世の美女が登場するよりも、はるかに現実感を漂わせてくれるからなのです。
死なせちゃうのはもったいないな・・・柏木なんかはいつもそう感じるのですが。
このドラマでは、どうやら洗脳して手先に使うみたいです。
ヒロインの美少女の周囲の人間が、みんな吸血鬼になって・・・みたいなお話。
女の子向けの「こわい話」としては、ひところかなりありがちだったようです。

若妻さんは、黄色っぽい袖なしのブラウスに、腰には今どきでないエプロンをつけていて、
長いだけの髪の毛は軽く梳いただけで、肩まで流しています。
だんなが座をはずして2人きりになったとき、
吸血鬼はさりげなく若妻に寄り添って、
髪の毛のほつれを直してやるような手つきで、長い髪をかきわけて首筋をあらわにすると、
おもむろに、がぶり・・・と噛みつきます。
異様に紅い唇を、さいしょはスローモーに、そう・・・っと首筋に近寄せていって、
ガブリ!のところだけはやたらと速いです。
「痛ッ!」
奥さんは飛び上がって男を引き離そうとし、
男は奥さんを抱き寄せて、首根っこをつかまえて、ひたすら啜りはじめます。
じゅるじゅる・・・じゅるじゅる・・・
フライパンがぶら下がり洗い上げた食器が並んだ台所に響く、
血液を吸い取るナマナマしい音―――。
急調子で金属的なBGM。
吸血鬼好きには、うっとりとしてしまう光景です。
若妻さんには、悪いですが。(笑)

抱きすくめられ身もだえする後ろ姿に、もうひとつの影が近寄ります。
ご主人です。
すでに、洗脳されちゃってるんですね。
ニヤリと照れくさそうに笑うと、奥さんの肩を優しく抱いて、
「だいじょうぶ」
「え・・・?」
けげんそうに訊きかえす奥さんが振り向くと、熱いキスをしてやります。
「あ・・・あ・・・」
わけがわからないままの夫婦のキスに、奥さんのうめきはどことなく嬉しそうな甘えを滲ませます。
夫婦がキスをしているあいだ。
いったん奥さんを放した吸血鬼はそろそろと足許にかがみ込んでいって、
スリッパを履いた足首をつかまえると。
ひざ下丈のデニムのスカートをたくし上げて、ふくらはぎにガブリ。
ヒッ!
ふたたび引きつった声をあげる奥さんを、ご主人の接吻がふさいでいきます。
吸いつけられた唇の下、肌色のストッキングが大きく裂けてゆくのが、ひどくエロチックです。
女らしい清楚な衣裳を堕とされることで、貞淑な人妻の堕落を暗喩したものでしょうか。

夫婦が唇を放すと、奥さんは怯えた眼でご主人を見あげ、
それからさっきから吸われつづけている足許を見おろします。
ご主人が奥さんに、ささやきます。
「だいじょうぶ、見るんじゃない」
奥さんはふたたびご主人のほうをふり返り、もういちど接吻を重ねていきます。
もっと・・・もっと・・・
洩れてくる奥さんの声は、幻聴でしょうか?
キスをねだっているのか。血を吸われる快感に目ざめてしまったのか。
おそらくきっと、両方なのでしょう。
カメラは寄り添う二人と若妻の脚を狙ってうずくまる吸血鬼を映し出して、
奥さんはご主人にしなだれかかるように、ずるずると姿勢を崩していきます。

つぎの場面は、リビングに移っています。
画面の切り替えは、よけいなところを適切に省略できるので、つごうがよろしいです。
おそらくそのあいだに、ぐったりとなった奥さんを、だんなと吸血鬼がふたりがかりでこちらに担ぎ込んだのでしょう。
協力的なご主人です。
そういえば料理・・・って言っていましたが。
今夜の献立は、若妻の生き血。
最高のもてなしには、ちがいありませんな。^^
奥さんが眼を開くと、真っ赤な絨毯のうえあお向けになっていて。
すぐ上には、にんまり笑う唇。そして、牙。
お約束どおり、ひっ・・・とうろたえた声をあげ、両手を口で抑えます。
しばらく視線を合わせているうちに、女の眼は力を喪いうつろになって。
ゆっくりと降りてくる牙のまえ、胸元をくつろげたままゆだねてしまいます。
圧迫するように這わされてゆく、魔性の唇。そして、柔肌に埋め込まれてゆく、鋭利な牙。
ごくっ・・・じゅるっ・・・ズズズ・・・ッ
ナマナマしい吸血の音を耳にしながら、ご主人は鼻歌交じりにワインのボトルを開け、自分用に注いでいます。
脚の高いグラスをもうひとつ取り上げて、注ごうとしますが。
ふと思い止って、そちらは空のまま持って行きます。
足を向ける先、奥さんと客人が折り重なっています。

チン・・・
グラスを軽く、鳴らしあって。
男ふたりは向き合ったまま、グラスの中身を飲み干します。
吸血鬼のグラスに注がれているのは、たぶん奥さんの生き血なのでしょう。
寝そべっていた奥さんは絨毯のうえから起き上がって、緩慢な動作で乱れた髪の毛を手で梳いて、
身づくろいをしながらこちらを窺っています。
手についた血に、ビクッとしますが。
紅く染まった指先を、思わず唇に持っていってしまったりしています。
男ふたりがこちらに歩み寄ってくると。
奥さんはあわてたように立ち上がって、壁ぎわに追い詰められてしまいますが。
「気分はどう?もう少し愉しんでおかないか・・・?」
ご主人にすすめられるまま、ふたたび足許にかがみ込まれてしまいます。
ごくっ・・・ごくっ・・・ごくっ・・・
血を飲まれる音だけが聞こえるなか、奥さんは目を見張り、戸惑い、やがて陶然となって目を瞑り、
そして壁を背にしたまま、姿勢を崩していきます。

立て膝をしたまま気を喪った若妻をバックに、男は絨毯に沁みた血を指先ですくい取って、舐めています。
意地汚いムードが流れます。
奥さんのふくらはぎの周りを破れ落ちているストッキングが、かなりエッチなのですが。
男はむぞうさに、奥さんのストッキングを破り取り、口許を拭ってしまいます。

チン・・・
ふたたび鳴らされたワイングラスは、三つ。
どうやら笑みを含んだ奥さんの唇を浸しているのも、生き血入りのワインらしいです。
採られた自分の生き血を、旨そうに喉を鳴らして飲む女―――。
照れくさそうにほほ笑んだ奥さんは、上目遣いで吸血鬼を見あげ、
夫のまえだというのに自分から身を投げかけていって、ねじ伏せられていきます。

どうやら本当のヒロインは、このご主人の妹のようです。
妹は母親といっしょに、家に現れます。
どうやら兄と義姉の招きで、新居に遊びに来たようです。
キリリと結った、長い三つ編み。
広いおでこに、色の白い頬。深い瞳。
吸血鬼もののヒロインの要件をすべて充たしたような容姿です。
お約束どおり、濃紺のセーラー服を着ています。
そしてやっぱりお約束どおり、処女なんでしょうな。^^
妹娘は兄をさがして、誰もいないリビングに足を踏み込みます。
所在なげにソファに腰をかけ、足許が湿っていたものか、はっと立ち上がり、そしてしゃがみ込んで・・・
どうやら義姉がしたたらせた血潮の痕に感づいたようです。
たいがいヒロインのほうが、カンが鋭いんですね。^^;
絨毯のうえに手を当てて、指でなぞって・・・指先についた紅い痕にハッとなったとき。
遠くから女の悲鳴が。
母親が襲われた声でした。

リビングとは離れた部屋のようです。
年配のお母さんも、高雅な雰囲気があって、鼻筋の通ったなかなかの美人です。
それが着物姿のまま畳の上に横たわり、うなじから血を流しています。
背後から迫った男が首筋に唇を吸いつけると。
いま一度「ひいいいっ・・・」と呻いて、そのまま気を喪います。
赤黒い血のしたたりが、和服の襟首にすべり込むシーンが、ワンショット。

蒼白い頬でほくそ笑んでいるのは、どうやら息子と示し合わせているらしいお母さん。
さっきと面代わりしてしまっているのは、きっと息子どうよう洗脳されてしまったからなのでしょう。
さっきの和服は、濃い紫のイブニングドレスに早代わりしています。
頭の上に巻いていた長い黒髪も、ふさふさと妖しくとぐろを巻くように、肩先に流れています。
お嫁さんとふたり、向かい合って。
お互いの首筋の傷に、指先を這わせて。
指先ついた血を、舐めあっています。
どことなく卑猥な雰囲気に、満ちています。
吸血鬼はどうしても、処女の生き血にご執心のようです。
ご主人がまぁまぁ・・・と、なだめながら。
無人の1階で、皆の人影を求めて部屋から部屋へ立ち惑っている妹の姿を、
吹き抜け階段のうえから窺っています。

結末がどうなったのか、記憶にありません。
常識的なドラマでしたら、可憐な妹があわや・・・というところで救いの手が差し伸べられて、
吸血鬼は灰になって朝空を漂い、家族はみなわれに返って、取り戻せない悪夢の記憶に首をかしげている・・・という展開になるのでしょう。
最美の女優が毒牙にかかるのとかからないのとでは、お話のインパクトが違ってきます。
憶えていない・・・ということは。平凡なほうの結末だったのでしょうか?
ひと口でも、啜らせてやれば。
吸血鬼の成仏の仕方も、ちがうような気がします。
おっと・・・異国の客人に、成仏は変ですか?(笑)
けれどもいっぽうで、柏木の奔放な妄想は、ことの実否を乗り越えて、駆け巡ります。(苦笑)
どういう妥協を見出し得たものか。
この家族が吸血鬼と和解して、かくまってやって。
夜な夜な、処女の臥所や夫婦の寝室、未亡人のベッドに、妖しい影が迫っていって。
こんどの獲物は、誰・・・?
なんて、囁き合っている。
知人という知人、美人の奥さんや年頃の娘さんのいる家に、片っ端から招待状を書いている。
そんな妄想も、捨てきれないでいるのです。

えっ?
なんていうドラマなの?ですって?
さあ・・・。(^^ゞ
もしかしたら柏木が妄想のなかで創りあげた、架空のドラマかもしれないですな。^^
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