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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

わたしのしもべになるのなら、ストッキングの脚を吸わせてあげる。

2008年07月22日(Tue) 09:10:41

大きな黒い瞳が、じいいっと覗き込んでいる。
ふうーん。
ストッキングの好きな吸血鬼・・・ねぇ。
女は、からかうようなすまし顔。
開けっぴろげな声で、男の正体をずばり言い当てている。
それで・・・私の血が欲しいわけっ?
思わず頷いてしまう男に、フンフンと頷き返しながら。
ばっかじゃないのぉ?
あなたの大好物の処女の生き血です。どうぞ吸い取ってください・・・なんて。
本気でお願いする女の子なんか、いるかしら?
戸惑う男の周りを、ぐるぐる、ぐるぐる、歩き回りながら。
女は時おり、男を意地悪く小突いている。

困っておいでのご様子ですね。お坊ちゃま?
もういちど、じいいっと。
視線を合わせまいとする男の顔を覗きこむと。
ちょっと値踏みをするように、小首をかしげて考えていたが。
吸わせてあげようか?
びくり、と男が反応すると。
うっそーっ!
興ざめするほど耳ざわりな、高い声で押し返す。
でも・・・
どうしようー、かなーっ?
手にぶら提げたショルダーバックを、頭の上からかざしながら、
女は長い髪をなびかせて、歩き回る。
長くて格好の良い脚を、これ見よがしに、さらけ出して。

じゃあ、こうしましょう。
これからずっと、永遠に。わたしの奴隷になる?
お約束できたら、血を吸わせてあげる。
どう?
お約束できる?
ストッキングの脚、好きなんでしょ?
懇願する女の子を、つかまえて。
首筋を噛んで。
それからたっぷりと、ストッキングの脚をいたぶりたいんでしょ?
顔に書いてあるものね。
わたしのしもべになるのなら、ストッキングの脚を吸わせてあげる。
さあ・・・どうする?
わたしのしもべになる?
それとも、なにも見なかった聞かなかったことにする?
いまならまだ、後戻りできるわよ。
そー。(にんまり)
じゃ、げんまんね♪

女は長い髪をさらりと背中に流して、首筋をあらわにした。
白くてほっそりとした首筋が、陽に輝いて、なまめかしく浮き上がっていた。
気強い光を込めた大きな瞳が、にわかに幼女めいた稚なさをみせた。
お願い!あなたの好物の処女の生き血。好きなだけ吸い取ってくださいっ。
女は手を合わせて、男を伏し拝んでいる。
がぶり・・・
青い生地のブラウスいちめんに縦横に走るチェーンもようの上。
じわじわと、バラ色の縁取りが折り重なっていった。
仰向けになって放恣に伸びた、脚。
ところどころ裂け目を滲ませた黒のストッキングの足許に。
男はひざまずいて、接吻をする。
なにが起きたのかを、ささやくように。
バラ色のしずくが数滴、太ももの間に散らされていた。

・・・それがいまの、妻なのですよ。(笑)


あとがき
さいごのオチ、ダメっすか?(^^ゞ
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