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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

息子の彼女

2008年11月24日(Mon) 13:30:40

息子さんに、彼女ができたようだね。
いつものように、ひっそりと現れた”彼”は。
軽い含み笑いを、愉しげに浮かべながら。
なぞをかけるように、わたしのことを窺っている。
いつ逢っても、齢のわからない”彼”。
どうしてなのかは、わかっている。
処女の生き血を絶えず味わいつづける習慣が、彼の若さを購っているのだ。

わたしの生まれるまえには、嫁入り前だった母が。
伯母たちが。従姉たちが。姉が。
齢の順に、わけ知りの年上の女に連れられて。
”彼”のまえ、ゆったりと肌身をさらして、彼の若さを支えていた。
男きょうだいばかりだった父の家では。
兄から弟へ・・・と、齢の順に。
許婚者たちを、引きあわせていた。
わたしにしても、学生のころ。
中学にあがって、ストッキングを履くようになった妹を。
夕暮れの廃屋に連れ出していた。

いまつやつやと輝く頬の、いくらかは。
うら若かったころの母や伯母たちの。
生娘だったころの妻の。
女学生の制服越しに吸い取られていった姉妹たちの。
まだ濁りをしらない潔らかだったころの血潮が、含まれているはず。
わたしは、つい憎たらしくなって。
”彼”の頬を思いきり、つねってやった。
痛いな。
くすぐったそうな苦笑いに、ほろ苦い笑いでこたえながら。
―――息子は、同意しているのかな?きみのけしからぬ計画に?
―――もちろんさ。彼のほうから、言い出したのだから。
―――それは・・・思い切ったものだね。
たしかに。
母に強く促されるまで、踏ん切りのつかなかったわたしと比べれば。
―――あとはきみさえ、承諾してくれば。すべては丸く収まる・・・というわけだ。
―――息子さんはあくまで、父親の顔を立てようとしているのだから。
我が家の嫁として、迎え入れるべき少女を。
嫁入り前に味わってもらいたい。
わたしは声にして、”彼”に願わざるを得なかった。

わたしが「承諾」を与えた数日後。
”彼”はそれまでつきあっていた、いちばん年若な従弟の婚約者を呼び出して。
息をつめて見守る従弟のまえ。
挙式をあすに控えたその身を、開いていったという。

ドキドキしちゃったよ。
あんなシーンを覗き見するの、初めてだもの。
ヨッちゃん、とても羞ずかしそうに、目をつぶっちゃって。
かわいかった♪
誘い出した恋人を、”彼”の誘惑にゆだねていって。
生まれて初めてのキスを、盗み取らせてやったあと。
息子はまるで、愉しい遠足から戻ってきたみたいに、あっけらかんとして。
両親に報告を、したものだった。
自分でスルより、昂奮するね・・・って。

絶えず”彼”のために提供されつづける、処女の生き血。
女の子の場合は、我が身から。
男の子の場合は、恋人や婚約者の身体から・・・
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