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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

むすめ

2008年12月21日(Sun) 09:45:19

真っ赤なチェック柄のミニスカートから、
ぴちぴちとした健康な太ももを、さらけ出して。
ひざ上まである黒の長靴下を履いた脛を、
あけっぴろげに、開ききって。
わたしの下、はしゃぎきった声をはじけさせている。
やだっ!やだっ!やだったらっ!
ヤバイよ、親娘でこんなこと・・・

白のセーターのVネックをふちどる紺色のラインに。
その下からのぞく、さらに真っ白なブラウスの襟首に。
なま温かいよだれを、たらたらとしたたらせながら。
わたしは垣根を、越えていく。
初めて越えてしまった、あの夜。
妻が男を作って家を出た日のことだった。

もぅ・・・
予期せず最初の瞬間を迎えた少女は、
そのときまで幼いばかりに見えた横顔に、別人のような大人びた艶をにじませながら。
ちょっぴりふくれ面をして。口をとがらせて。
スカートの裏地についたねばねばを、ハンカチで拭っていた。
恋し合っていたころの妻と、うり二つに映った横顔を。
わたしはあろうことか、ふたたび押し倒してしまっていた。

夫婦のものだったベッドのうえ。
わたしの下になった女は、黒の長靴下の脚を精いっぱい突っ張るように立て膝になったまま、
ぎしぎしときしむ音に、身を任せている。
腰のうごきは、とっくにひとつになっていて、
慣れ合ってしまったカップルとおなじように、ただなりゆきまかせに。
ピクピクと間歇的に閃く衝動のまま、激しい擦れ合いに結びついていく。

衝動が去った後。
お互いがお互いの頭を抱いて。
しばらくのあいだ、じいっと息を潜め、肌を合わせ、
互いに互いの存在を、確かめあう。
初々し過ぎる柔らかい肌に、まるで母親のような、大人びたいたわりを秘めた血をめぐらせて。
敏感過ぎるほど尖ったわたしの神経を、柔らかく包み込んでゆく。
いつかきみが、自分の母親とおなじようにして。
ほかの男のもとに走るとき日がくるときまで―――


あとがき
別れてしまったからといって。
ワルイコトに走っては、いけませんね・・・。^^;
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そこにあお向けになって。脚を開いて。目をつむって。
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やれ、やれ。(私信)

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