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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

お里帰り その後

2009年05月11日(Mon) 05:10:51

いちど踏みはずしてしまったものは、なかなか元には戻らない。
坂から転げ落ちるような、容易さで。
なんの障碍も抵抗もなく、くり返された。
一度だけのはずが、二度めを生み、三度めを犯す。
一人はふたりになり、ふたりが三人になることもある。

黒のハイソックスに、同じ色のスカート。
そんないでたちを、目にしただけで。
わたしは里香の胸に手を伸ばしていた。
里香は、実の娘―――。
娘でありながら、血のつながりはないという。
さいしょはそんな言い訳で、自分をだましていたはずだった。
けれどもいまは、ごくしぜんに。
欲するときに欲し、態度ひとつで応じるような関係に。
びっくりするほどの自然さで、そうなっていった。

里香はとろんとした目つきをして。
グレーのカーディガンをせり上げられ胸元の真っ赤なリボンをほどかれして。
ひざから力を抜いていた。

そのまま、じゅうたんの上で、であった。
彼女の母親―――わたしの妻が、部屋に入りかけようとしたようだったが、
なかの気配を察すると、すぐさまドアのノブを閉めていった。
わざとのように、かすかな音を響かせながら。

制服を汚すまい・・・と思っていたのだが。
このごろどことなく細面になった娘は、しつように身体をからみつかせてきて。
度重なるおねだりに、ほだされるようにして。
一度のつもりが、二度、三度。
果てていって。
あれほどよそうと思っていたのに。
スカートの裏地に、たらたらと。
白く濁った液を、ほとばせてしまっていた。

パパ、制服だとすぐ昂奮するね。
見透かしたようなことを言って、からかうような上目遣いをして。
憎たらしいその頬を、両手で押えながら。
口づけを、交わしてゆく。
あとさき・・・だね。
口足らずな少女は、ふてくされたようにそっぽを向いた。
さいしょが、キス。それから、エッチ。
そういうことを、言いたかったらしい。

初めてのころは、ぽっちゃりとした肉づきで。
白のハイソックスがよく似合う、むっちり脚だった少女は。
このごろどこか、スレンダーになってきて。
顔まで細面になってきた。
そういう時期なのだろうか?
もともとやせ型だった彼女の姉のほうが、いまでは丸顔になったような気がする。

ねぇ。
少女がうつろな声をあげた。
なにか、言いたいことがあるらしい。
どうした・・・?
半ば父親の顔にもどりながら。
わたしは少女のさらさらとした髪を撫でるのをやめなかった。
里香はさりげなく、わたしの手を受け流して。
いつか告げるであろう言葉を、囁きかけてきた。
彼氏、できた。

・・・そうか。
―――これまでだな。
慶んでやらなければいけないことなのに。
真っ先に感じたのは、いま味わったばかりの果実にたいする、残り惜しさだった。
われながらあさましい・・・と感じたとき。追い打ちをかけるようにして。
もう、エッチできないね。
娘はまたも、からかうような上目遣い。

つきあっている男の人が、いたんだよって言ったんだけど。
それでもいい、って言ってくれた。
身体だけのつきあいだけど。まだつづいているんだよ、って言ったんだけど。
どうしてもやめられないの?って、訊いてきて。
どうしてもやめられないの!って、おうむ返しに答えたら。
それでもいいかな・・・って、言うんだよ。
それでもいいなら・・・って、あたしも言って。
エッチ、しちゃった~♪パパ、怒る?

腹這いになったまま滅入った顔をしていると。
娘はじぶんから、甘えるように身体をもたれかけてくる。
はずんだ息遣いが、耳たぶにかかった。
イタズラっ子のような幼さを、いまでも里香は失わない。
彼氏ともスルけど、パパともつづける・・・それでいいでしょ?
ズキズキするような明日が、目のまえに広がっていた。
わたしは彼女の手を撫でながら。
彼・・・こんなふうにお前の手を撫でていなかったか?って訊くと。
やだぁ。
少女らしい無邪気な笑いが、はじけていた。

そそるような流し目をして。
ずり落ちたハイソックスを引き伸ばしたのが、合図だった。
彼氏ができた・・・と、知りながら。
わたしは娘を、組み敷いていた。
パパの・・・バカ。
いよいよ挿入、というときに。
娘は白い歯をみせた。
突きいれてしまったときに。
娘の下肢は、咥え込んだものを放すまい・・・と、きつく締めつけながら。
悪魔のように、囁いていた。
彼・・・いま覗いているんだけど。
えっ。
いつの間にか半開きになっているドアのほうに、視線を迷わすゆとりもなく。
激しい上下動が、意思と無関係に始まっていた。
ドアの向こう側の昂りが乗り移って来たように。
ずぶ、ずぶ、ずぶ・・・と。
ナマナマしい交接を、遂げてゆく。
娘がほんとうのことを言ったのか、わたしにもわからない。
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