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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

お里帰り ~実家のこと~

2009年05月18日(Mon) 07:40:30

お母上は、未亡人。そうですかそうですか。
お義父さんは目を細めて、使い慣れない標準語のなかに土地のアクセントを滲ませる。
考えに夢中になると、ますます聞き取りにくくなる声だった。
実の父親なのに。
村のしきたりとはいえ、妻の処女を奪った男。
それがいま。
母や妹までも、狙っていた。

結婚してすぐのことだった。
妻が切り出してきたのは。
披露宴のときだった。
ぜひいちど。お母さんも妹さんも、こちらに遊びに来ませんか?
お義父さんはそんなふうに、母や妹を誘っていた。

行っちゃったね。
見送りに行った空港のロビーで。
妻はほのかに笑んでいた。
遠くなった後ろ姿は、黒一色のスーツに、制服姿。
清楚に装われた黒のストッキングも。
お行儀よくひざ下ぴっちりまで引き伸ばされたハイソックスも。
都会に戻ってくるときには、みるかげもなく引き裂かれたり汚されたりしているはずだった。
じゃ、わたしたちも、行こ。
妻の手に握られたチケットは、一日おくれの便だった。

さいしょの晩なんて、見るものじゃないわ。
他所の土地の人相手だと。たぶん・・・レ○プになるから。
妻はおそろしいことを、口にした。
力ずくでモノにしたあとは。ひと晩、村じゅうの男たちが総出になって。
理性がなくなるまで、ヤるのだという。
そうすると、淫らに目覚めた女たちは。
たとえ夫のまえ息子のまえでも、おねだりをやめなくなるという。
そうなるまでは、文字どおりの凌辱。
”旬”なのは、ふた晩めからだという。

ふた晩め。
あのひと、わたしが人身御供になっているのを覗くのが好きなんです。
妻の言い草に、母も妹も納得していた。
じぶんたちが視られたあとだったから。
同席することは、ついになかった。
都会では、恥ずかしいこととされていたから。
予定よりも一週間遅れで戻った母は。
この子が体調くずしちゃって・・・
見えすいたウソに、わたしはもっともらしくうなずいていた。

そのうちに。
あのときのビデオ、みんなで笑って見られるといいね。
えっ。ビデオ撮ってたの?
色めきたったわたしに、
あなたはもう大丈夫。
妻はイタズラッぽく、笑んでいる。
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彼女を撮られる

コメント

いいかも
こんな奥さんだったら
夫婦の秘め事も

どんなにか淫らだろうか

とことん
言葉責めで

そして快楽をむさぼる分
こちらにも快楽をたっぷりと
くれそうだ


こんな奥さん
欲しいな
by くろす
URL
2009-05-19 火 20:46:27
編集
>くろす様
いらっしゃいませ。^^
いつもお話の一部になるような詩的なコメント、ありがとうございます。

うふふ。いいでしょ?こういう人妻。
いけないことをしっかり愉しんじゃっているくせに、
だんなのことまで昂らせてしまう。
お察しかとは思いますが。
このお話連作になっています。
夜這いの風習を起点にしてみました。
あわせてお愉しみください。^^
by 柏木
URL
2009-05-20 水 07:12:57
編集

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