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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

制服姿の帰り道

2009年11月14日(Sat) 07:16:06

公園の舗道に落ちた紅い木の葉を踏みしめながら。
お揃いの紺のハイソックスを履いた脚が四対、仲睦まじげに歩みを進めてくる。
ひざ丈に履いている子、ちょっぴりずり落ちている子。
すらりとした脚。筋肉質で小麦色の太もも。落ち着いた足取りの脚。太めな脚・・・

女の子たちが連れだって歩くとき。
周囲も気にせずぺちゃくちゃと喋りつづけるのは、
どこでも変わらない光景だった。
そう。こちらの視線にも、気づかずに。

えぇ~~~っ!?いいなぁ・・・
先頭を行く少女が大っきな声はじけさせ、後ろに続く子をふり返る。
小春日和の木洩れ陽をはね返す黒髪が、眩しく揺れた。
女の子たちの話題の中心は、文化祭のときの出逢いらしい。
二番目の子は色白の頬をちょっぴり赫らめながら、
だってぇ~・・・って、口許に手を当ててはにかんでいる。
で?で?なに?孝子もまゆみも経験しちゃったの~っ???
先頭の子はどこまでも、開けっ広げな声を低めようとしなかった。
えへへへへっ。
声に応じて照れ笑いしたのは、まゆみと呼ばれたほうの色の浅黒い少女だった。
ああいう状況で迫られちゃったら、ふつうヤルよねぇ~?
まゆみは共犯者の孝子の脇腹を、ブレザーのうえからつついた。
きゃあっ。感じちゃうっ。
おどける孝子に、四人は声を合わせて笑っていた。
どうやら仲良し四人組のうちふたりは、文化祭を機に処女を卒業したらしい。
処女喪失委員会の人。
は~い・・・
取り残された二人の声は、どことなくしぼんでいた。

あったま来ちゃうなぁ。もぅ。
さっき先頭を歩いていた少女は、連れがひとりになっても、やっぱり半歩まえを歩いていた。
朋子はまだ、あたしの仲間なんだよね?
半歩後ろの少女は相棒の念押しに、強く頷いて。
うーん、なんか、脱力しちゃった・・・
―――男の子の○○って、おっきいんだよね~、あれは見ないとわかんないよね~。
だなんて。ふつう言うかな。
ゆかりは黒髪をゆさゆさ揺らしながら、ふくれ面をさらして歩いている。
処女をなくしたいのなら、俺たちつき合うよ。
えっ?

さっきまで、周囲にはだれもいないはずだった。
下校途中にいつも横切るだだっ広い公園は、いつもしんと静まり返っていて。
子連れのお母さんたちは引きあげて、恋人同士はまだの時間帯なのだろう。
ほんとうに、人っこひとりいないときだってあるくらい、静かな公園だから。
人が近づいていたら、とうに気づいていたはずなのに。
もっともあれほど大きな声で男のことなんか話していたら、やっぱり気づかなかったのかもしれない。
聞いていたの・・・?
ゆかりはさすがにちょっと羞ずかしそうに、前に立ちふさがった男の子たちに上目づかいを送った。

背丈があって、精悍そうな面ざしで。
走ることも暴れることも、その場から十メートルくらい跳ぶことだってできそうなくらい、逞しげで。
それでいて、どこかナゾめいた知的な翳をもっていて・・・
そんな男の子って、ふつう、いる・・・?
目のまえに展開するあまりにもうますぎる話に、ゆかりと朋子は顔見合せる。

だいじょうぶ。ボクたちに、まっかせなさい♪
ふたりのうちでひょうきんそうなほうの青年が、やおらゆかりの肩に慣れ慣れしく手を置こうとした。
だめっ!
思いっきり振り払われて虚を突かれたのか、男の子は傍らの花壇めがけて宙を飛んだ
・・・ように見えた。
あっ!ゴメンッ!
時折がさつになるのだ・・・って、自分のことを悔いたとき。
ゆかりは制服の肩先に背後からのしかかる強い力に、びっくりして振り向いた。
え・・・っ?
さっき跳ね飛ばしたとばかり思った彼が、さっきの意図を果たしていて、
ゆかりの肩を慣れ慣れしく、つかまえている。
ふと見ると、追い詰められて枯れ樹を背にした朋子が、白い顔に怯えをよぎらせて、
三つ編みのおさげを振りながら、けんめいにいやいやをしているのが見えた。
処女を失くしたいって、言っていたよね・・・?
耳もとに吹き込まれた少年の声色には、猫撫で声の優しさがこめられている。

それからあとは、夢中だった。
樹に抑えつけられた朋子の白い首筋に、相手の男の子の紅い唇が吸いつけられたとき。
同時にゆかりも、相手の唇がヒルのようにうなじに這うのを感じた。
生温かい唾液がぬらっとして、とっさに
厭っ!
って、振り払おうとしたけれど。
男の子の腕は力強くて、万力みたいに容赦なく、締めつけてきた。
え・・・・・・?
信じられない光景を目にして、ゆかりは抵抗を忘れた。
朋子が血を吸われている。
吸いつけられた唇から覗いた鋭い犬歯が、うなじにめり込むように喰い込んで。
ほとび出た紅いしずくがみるみる、空色のブラウスを浸していく。
同時に―――
ゆかりは自分の首のつけ根に鈍痛をおぼえ、尖った異物が皮膚を破るのを感じた。
ちゅうっ・・・
じゅるうっ。
先に血をすする音を洩らしたのは、朋子の相手だろうか?それともゆかりのほうだったろうか?

あ・・・あ・・・あ・・・
くらくらとめまいがする。
いつの間にか、尻もちをついていた。
投げ出された鞄が舗道に転がり、開いた口からノートや教科書、付け替えたばかりのストラップが光る携帯がはみ出した。
自分の血が、ブラウスの襟首をぬらぬらと浸すのを感じた。
助けて。助けてっ。た・・・す・・・け・・・
ぐらんと頭が揺れて、男の手が髪の毛をさらさらと優しく撫でつけるのを感じたのがさいごだった。

気がつくと。
ゆかりは朋子とふたり、並べられて。
男の子ふたりは、がん首並べて少女たちの寝姿に見入っていた。
スカートからはみ出た太ももに這わされる好奇の視線を感じて、
やだっ!
ゆかりがキッとなって叫ぶと、
元気なお嬢さんだね。
男の子の齢は、じつはかなりいっているらしいことに、ゆかりは初めて気がついた。
そう、若い子の血で、若返っているんだよ。ボクたち。
吸い取ったばかりの血をあやした口許に、陰気な嗤いが漂った。
わたしの・・・血・・・
辱められたと感じた憤りは、得体の知れない相手に対する恐怖に、再び塗りつぶされた。
きみたちの若さ。もう少し、おすそ分けしてもらおうかな。
男ふたりは目配せし合って、それぞれ正面の少女に向かって、むき出した牙を迫らせてきた。

うっ・・・うっ・・・
傍らで朋子が、悲しそうにしゃくりあげている。
どういうつもりなのだろう。男の子たちは紺のハイソックスのふくらはぎに、唇を這わせている。
しばらくのあいだぬるぬるといたぶると、嬉しそうに牙をむき出して。
女の子たちは、ハイソックスを履いたまま、ふくらはぎを咬まれていった。
旨ぇな。。。
うん。。。
男の子たちは獲物を取り換え逢って、かわるがわる、女の子たちの身体から血を吸い取って。
まるでワインのテイスティングでも、愉しむように。
いくつもつけた傷口から、盗み取るようにして。
ちゅるり、ちゅるりと血を啜り盗ってゆく。
うふっ。やっぱり処女の子は、いいね・・・

ちゅうっ、ちゅうっ、ちゅうっ・・・
唇を吸いつけられた足許からあからさまに洩れる吸血の音に、朋子は
ひっ。
声を呑んで。
ゆかりの掌と触れ合うほどに接した手が、ピクッとふるえた。
とっさにゆかりは、朋子の手の甲を包むように握りしめて。
朋子はすがるように、握り返してくる。
仲良くお手手つないで・・・いいなぁ、友だちって。
朋子を襲っているほうの彼から洩れたからかい口調は、さいごはしんそこ羨ましそうに語尾を濁した。
抜き去られていく体温を確かめ合うように、掌と掌を交わらせながら。
少女ふたりは、吸血に耐えていた。

ほんとうにしつような、吸血だった。
さいしょに咬んだ彼がもういちど、ゆかりの首筋狙って牙をきらめかせたとき。
ゆかりは突然、うっとりとした気分に襲われた。
目のまえできらきらと静かな輝きをたたえている、だれのものとも知れない血。
綺麗・・・
おもわず、呟いていた。
朋子の血だぜ。これ。
そう・・・
舐めてみる?
えっ・・・?
ほら・・・
差し出された口許に、おそるおそる、ゆかりは唇を近寄せた。
ウッ・・・
黒い衝動が衝きあげてきて、いつか夢中で舐め取ってしまっていた。
ゆかり・・・
信じられないという顔をした朋子の、戸惑いの声にも耳を貸さないで。
握り合わされていた二人の掌は、いつか離れている。

うぐ・・・うぐ・・・・んぐぅ。
夢中で交わし合う、初めての口づけは。
女の子の血の味がした。
ゆかりが朋子の血を舐め取ると。
朋子も衝きあげた衝動に、両手で口許を抑えながら。
とうとう我慢できないという切ない顔をして。
自分の相手の男の子の口許についたクラスメイトの血を舐め取っていた。
長いべろを、化け猫みたいに慕わせながら。

スカートの奥に、むぞうさに手を突っ込まれて。
器用な手つきでつま先まですべらされてしまったパンティは。
革靴を履いた少女たちの足許に、まだまとわりついていた。
パンティをおろした途端、男の子たちは。
ふつうの男の子とおなじように、目を輝かせて。
ゆかりは白だね。
とか、
朋子は真っ赤じゃん。おとなしそうな子に限って、大胆だよね~。
とか、
色まであからさまに口にされると、少女たちはさすがに言葉を失った。
脱がされるときは。
い、いやだ・・・っ。
とか、
やらしい・・・っ。
とか、嫌悪もあらわに、口走っていたのに。

興味、ある?触ってもいいんだぜ?
発せられた言葉に、したがうように。
ゆかりはあらわに迫らされたペ○スを、指先で触れていく。
おっかなびっくりの手つきが、かえって面白かったらしい。
手指もろとも、握りしめられて。
きゃっ。って、声あげたとき。
いつも大人しいはずの朋子が、相手の男の子のものを、
まるでバナナをほおばる時みたいに、根元までにゅるんと呑み込むところを見てしまった。
ほら。やんなよ。
さいごまで羞ずかしがって、かぶりを振りつづけていた。
じゃあ、犯すぜ・・・?
彼の囁きには、はっきり頷くことができたけど。

制服を着たまんま。
孝子やまゆみも初Hしたんだっけ。
スカートを穿いたまま。
太もものさらに奥に侵入してくる剄(つよ)く逆立った筋肉の太さを体感しながら。
朋子が立ったまま犯されているのを、面白そうに目で追っている。
さいしょに追い詰められたときとおなじあの樹の下で。
朋子はぶきっちょに、腰を振りながら。
もう、積極的に、男の子のキスに応じていた。
太ももを伝い落ちる血が、ひざ小僧の脇を通り過ぎて。
紺のハイソックスにしみ込んでいった。
スカートのなか、ぐちゃぐちゃじゃん・・・
汚されるって、こういうことなんだ。
下腹の辺りや太ももに、ねばねば這いつく粘液に閉口しながら、
痛みに慣れた身体が、跳ねるように反応し始めるのを。
ゆかりは抑えきれなくなっていた。
遠目に見える朋子は、ハイソックスのうえからふくらはぎを咬みたがっている彼のため。
ずり落ちたハイソックスを、引き伸ばしてやっていた。

ゆかりちゃん、いいポーズだねぇ。愉しくなってきただろう?
自分の血を吸いながら犯しつづける彼は、そういって。
できたばかりの恋人を、からかいながら。
もうなん度目かの吶喊に、身を浸していった。
いったいいつ、終わるのだろう?
血を吸い尽くされちゃうまで、放してもらえそうにないなぁ・・・
そんな深刻な予想なのに。
樹木の下、二人鉛色の顔をして、肩を並べてあお向けになっている姿を。
ゆかりは薄ぼんやりと、想いつづけていた。


あとがき
長くなっちゃいましたね。^^;
読んでくれて、ありがとです。m(__)m
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