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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

しきだりどおり  ~花婿に訓える新妻~

2010年01月04日(Mon) 07:51:37

しきたりどおり、十代で結納を交わして。
しきたりどおり、女学生の制服姿の婚約者を、吸血鬼のお邸に伴って。
しきたりどおり、其処で処女の生き血を、振る舞わせて。
彼女はしきたりを越えて、彼と密会を重ねるようになって。
それもきっと・・・しきたりのなかでのことだったのだと。あとで知ることになる。
義母と呼ぶべきひとに、今夜まゆ子をお邸にお連れしてくださいといわれたときに。

しきたりどおり、まゆ子は純白のスーツ姿で出かけていって。
しきたりどおり、わたしは隣室に控えていて。
しきたりどおり、細めに開かれたドア越しに。
未来の花嫁が別の男性に処女を捧げるありさまを。
いちぶしじゅうを、見届けさせられた。

秋に予定されていた祝言は、春に延び、秋になった。
それほどに吸血鬼様が花嫁をお気に召したのだと。
まゆ子さんのご両親はもちろんのこと、うちの親たちさえも。
口をそろえて、悦んでいた。

しきたりどおり、婚儀は厳粛に執り行われて。
しきたりどおり、花婿は新床に忍んで来た間男どのに譲り渡して。
しきたりどおり、真夜中の闖入客は、初夜の床を乱していった。
もの音が止んで。身づくろいする気配まで、落ち着いて。
それからようやく、わたしは花婿の立場に戻っている。
部屋を出るとき、いちぶのスキもなく装われた純白のスーツ姿。
どんなふうに、乱されて。どんなふうに、剥ぎ取られていったのか。
いちぶしじゅうを観ていたことは、新郎新婦の暗黙の了解になっている。

はだけたブラウスに、乱れ髪―――。
そんな風情を、想像したのに。
わずかのあいだに、巧みに身づくろいを済ませたまゆ子さんは。
ピンクのスーツに、着かえていた。
どうぞよろしく、お願い申しあげます。今夜から・・・

しきたりどおり、花嫁は三つ指を突いて。
しきたりどおり、わたしは彼女の手を取って。その手の甲に、接吻をして。
しきたりどおり、ブラウスの襟首に手を忍ばせる。
なにもかも識ってしまった身体に触れることに、ほんの少しの躊躇を覚えると。
どうしてそれが伝わったものか、女は入り口で逡巡する手指を、胸の奥へといざなった。
初めて触れる乳房は、ブラジャー越しにだったけれども。
ぷよぷよとした半熟卵のような柔らかさが、掌いちめんにしみ込んできた。
あとはもう、われを忘れる世界―――

こんなふうに、あの男にまさぐられたのか?
言わないで。
こんなふうに、あの男と乱れたのか?
いわないで。
こんなふうに、あの男に男を味わわされたのか?
い・・・わ・・・な・・・い・・・でっ。

巧みな誘導に負けたのは。男として、恥ずべきことだったのだろうか?
控えめに開かれた太もものあいだに、割り込んでいって。
逆立つものを、強引に押しつけて。
ぶきっちょな挿入を、呑み込むようにして。
するりと迎え入れられた、居心地のよい処。
そこをいくたび、荒らされたのか?
そんな想像に、つい昂って。
裡に秘めつづけていたどろどろの粘液を、思うさま吐き散らしてしまっていた。

はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
純白のストッキングを穿いたままの太ももに。
どろりとした粘液がほとび散っている。
薄手のナイロンごし透けてみえるピンク色の肌が、ジューシィに輝いていて。
ついむらむらとなって、粘液のついていないふくらはぎに、唇を吸いつける。
ナイロンの舌触りを味わうように。唾液をすみずみにまで、しみ込ませていって。
むしょうに破きたくなって。衝動のままにストッキングを引き裂いていた。

引き裂いたストッキングで、後ろ手に縛って。
素っ裸にひん剥いた裸体に、真っ白なヴェールだけをかぶせてやって。
フラッシュをなん度も焚いて。
これをあしたから、玄関に貼り出しておくからなって、囁いて。無理矢理頷きを求めて。
なん度も、なん度も。犯しつづけていった。

翌朝。
新居の玄関まえを通りすぎる人々は。
見て見ぬふりをしている。
門柱にたかだかと掲げられた、花嫁の裸体の写真。
つぎの晩から。
夜這いに訪れる若者が、ひきもきらない。
若者だけではなく。
お向かいのご隠居。
はす向かいの中年独身男性。
果てはわたしの父や弟たちまでも。
夫婦の寝室のドアを、ノックしてくる。

さ。お入りになって。
嵐の通りすぎたあと。
決まってそれは、午前二時を過ぎたころ。
装いを改めた新妻は。
夕べは、グレーのスーツ。そのまえは、花柄のワンピース。
そして義父を迎え入れた直後の今夜は、漆黒のフォーマルスーツ。
薄墨色のナイロンに染まったつま先を、わたしはしぜんと口に含んでいった。
お好きになさって。
抗うことで。悶えることで。
手だれになっていた新妻は。
あくまで淑やかに振る舞いながら。
わたしに歓びのすべてを、訓え込んでゆく。


あとがき
男ずれした新妻と初夜をともにする花婿を描いてみました。^^
前の記事
花婿調教。
次の記事
そおいえば。(初夜権その後)

コメント

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
by -
2010-01-04 月 17:50:41
編集
>秘密のコメントさま
どうやら御意にかなったようで、うれしいです。
^^
&御理解もゆきとどいていて。(^^ゞ
そうなんです。
休み明けって、妙にストレスたまるんです。
いままでも月曜日のあっぷって、多くありません?
あやうく遅刻するかと思いましたよ。
(^^;)
by 柏木
URL
2010-01-04 月 22:38:04
編集

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