FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

邪悪な女の子。

2010年03月23日(Tue) 07:05:00

ねぇ、キスして。
え・・・?
キスして。
ええっ!?
少しだけ低い背丈を縮めようとして。
同級生の悠華は、つま先立ちをして。
ポニーテールの髪をゆらゆらさせながら、
上向けた唇を近寄せてくる。

え。だって・・・
ボクの戸惑いを、払いのけるようにして。
だって。約束したじゃない。
キミが真っ赤なハイソックス履いてきてくれたら、キスしてあげるって。
そうなんだ。そうなんだけど・・・

男の子でも、真っ赤なハイソックス履いて学校に来れる?
悠華はいつものように、イタズラっぽい笑いを浮かべていて。
恥ずかしいよねー?シュンちゃんできないよねー?
ニッと笑った口許から。
歯並びの良い前歯が、挑発的に輝いていた。
そんなことないさ。学校にだってどこだって、履いて来れるから。
ムキになってそういうと。
さいごにひと言、囁いていた。
悠華がそうしてほしいなら・・・
ほんと?じゃ、約束ね。
明日、真っ赤なハイソックス履いて来れたなら・・・キスしてあげる。
一方的な指きりげんまんに、ボクは唖然として悠華の後ろ姿を見送ったっけ。

はい。こっち向いて。
悠華は目を瞑って、唇を近寄せてくる。
歯医者さんが「あーん」ってやってるみたいに。
もの柔らかな強制に、ボクはふらふらと悠華にすがりついていって。
さし寄せられる唇に、じぶんの唇を重ねていった。
こんなでいいんだろうか?下手っぴいだって、からかわれないだろうか?
なにごともふしぎなくらい大人びている悠華の唇は。
しんなりと硬く、いや、柔らかく。
ほのかな口臭が、ボクにすべてを忘れさせていた。

ちゅうっ。
え・・・?
ちゅううっ。
え・・・え・・・
ちゅう~っ。
ええっ!
一瞬重ね合わされた唇が。
いつの間にか頬から耳たぶへとすり抜けていって。
ボクのうなじに、吸いついて。
つねられたみたいな、かすかな痛み。
痺れるような、疼くような、うっとりするような痛みの下。
鋭い異物が、ボクの皮膚を突き破っていた。
ちょ、ちょっと・・・
あわてて制止しようとするボクを。
両の二の腕に軽く手を添えるだけで、さえぎって。
落ち着くのよ。あなた、男の子でしょ?
悠華は口許についたボクの血を、いともおいしそうに舐め取ってゆく。

もっとたっぷり、いただくわ。
そこに寝転んで頂戴。
あとは・・・そう。真っ赤なハイソックスのふくらはぎから、いただくわ。
早く。早く。寝転んで頂戴。
少女はヒステリックなくらい性急に、ボクに命令して。
ボクはおずおずと、傍らの草地に身体を沈めていった。
ひざ下までぴっちりと引き伸ばされたハイソックスの上から。
湿った唇が、吸いつけられてくる・・・

あ・・・う・・・う・・・
帰り道も、目だたないよね?
真っ赤なハイソックスに、真っ赤な血が滲んでいても。
そのために・・・履いて来いっていったの?
ウン。わかった?
ポニーテールの髪を心持ち傾げながら。
悠華のつぶらな瞳は、いつものように無邪気に輝いている。
あなたの血。おいしいよ。もっと吸わせてね。
ふたたび首筋に這わせてきた唇を。
ボクは拒むことができなくなっていた。

あら、悠華ちゃん?よくいらしたわね。
みんなあなたのことを、お待ちかねよ~。
ママはこぎれいに着飾って。ストッキングまで穿いちゃっている。
もちろん、悠華に咬ませてやるために。
パパもにまにまと、笑いながら。
こんどは悠華ちゃんのお父さんが来るんだって?
首筋に浮いた赤黒い痣を、痒そうに抑えていた。
エエ。シュンイチくんのママの血を欲しいんですって~。
目を輝かせて肯く悠華に、パパはすっかり洗脳されていた。
じゃあ母さんも、ばっちりおめかししてお邪魔するんだね。
ときどき様子を見に行くから。
まぁ・・・
羞ずかしそうに肩をすくめるママのお尻をぽんと叩くと。
首筋から唇を放した悠華と、パパは臆面もなくキスを交わす。

じゃあ、つぎは私の番ね。
ソファに腰かけたママが、肌色のストッキングのふくらはぎをのべてゆくと。
だ~めっ!あたしのほうが先なんだから。
ブレザーの制服姿の姉さんが、口をとがらせてこっちに来る。
悠華ちゃんに黒のニーハイ咬ませてあげるの。
姉さんは太ももまで伸ばした長靴下の脚を、悠華の白い犬歯に触れんばかりに近寄せて。
お約束どおり、お気に入りのニーハイ咬ませてあげるからね♪
ママから悠華を奪い取って、
ああ・・・ん。
むき出しの太ももに牙を埋めてくる少女に、うっとりとした呻きを洩らしていた。

ママはこんど、悠華のパパに犯されるんだって。
姉さんも、彼氏公認で、処女の生き血をあげちゃうんだって。
シュンイチは、なにをあげるのかな?
からかい口調のパパのまえ。
悠華はくすぐったそうに、笑っている。
あたしたちのあいだでは、娘の初エッチはパパの相手をすることになっているの。
シュンイチクンには、そのとき立ち合ってもらうのよ♪
悠華の言い草にボクまでもが、なぜかうっとりとなっちゃって。
愉しみだね。早くその日が来ないかな・・・
ほんとうにウキウキしながら、応えちゃっている。
前の記事
それぞれの訪問先
次の記事
吸血鬼のいる村

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2014-422bda31