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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

代わりに脚に通していって。

2010年04月01日(Thu) 06:33:54

いい齢をして、半ズボンにハイソックス。
そんなかっこうで、うつ伏せになると。
足許に忍び寄り、唇吸いつけた黒影は。
ボクの耳元に、そっと囁いた。
これ、妹さんのやつだろう?
白無地のハイソックスは、男女どちらが穿いても似合うもの。
ちゃんと洗濯したやつを脚に通したのに、
しっかり持ち主の気配を嗅ぎ分ける。
どうしてわかるの?
ちょっとむくれて口尖らすと。
いつも、吸わせてもらっているからね。
にまっと笑んだ口許が、耳元をすべり落ちて。
否応なく、ボクのうなじに吸いついた。

ストッキングだと、半ズボンは似合わないよね?
じゅうたんのうえ、伸ばしたふくらはぎを染めるのは。
妻から黙って借りた肌色のストッキング。
ツヤツヤてかる光沢が眩しくて、ついふらふらと手を出してしまったのに。
やつはわたしの耳元に、くすくす笑いを交えながら。
これ、奥さんのやつだろう?
どうして知っているんだ?
以前のように、わたしが口をとがらせると。
いつも、吸わせてもらっているからね。
こんどは黒も、愉しませてもらおうね。
うなじにもぐり込んでくる牙の心地よさに、まがまがしい想像が重なって。
勃ってしまったあの刻―――
稚ない娘が少女になるころ。
代わりに白のハイソックスを履いてやるまで、
わたしは長生きできるのだろうか。
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年度末ですね。

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