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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

彼女との初体験。

2010年04月05日(Mon) 06:22:31

子供のころのようにして。
濃紺の半ズボンの下、おなじ色のハイソックスを履いて。
ソファーにゆったりと、寝そべって。
足許にとりついた吸血鬼のおじさんに。
ふくらはぎをちゅうちゅうと、吸わせてやっていると。
だし抜けにドアが開いて。
彼女が顔を出して。
びっくりして。
グレーのストッキングの脚を、立ちすくませて。
あなた達、ホモなの?
声をひそめて、そういった。

血を飲まないと、生きていけないんだ。彼。
ほんとうは。女のひとの血が、いいんだけど。
血を吸わせてくれる女のひとなんて、そんなにいるわけないからね。
頬骨のすこしだけ張った輪郭の濃い顔を、心持ち傾がせて。
ちょっとのあいだだけ、考え込んで。
彼女はいちばん適切なこたえを、洩らしてくれた。
だったら・・・わたしの脚じゃ、ダメ?

立ちすくんだ彼女の足許に。
そろそろとにじり寄る吸血鬼の小父さんのことを。
すごーく、羨ましく。
ちょっとだけ、妬ましく。
失血でふらふらした視線で、見つめつづけていると。
見ないで。見ちゃ、イヤ。
彼女にそう言われて、思わず視線を離したとき。
ちゅっ。
よだれのはぜるもの音に。
ふたたび視線を、ひき戻されていた。

グレーのストッキングに包まれた、薄っすらと白い足首に。
小父さんは唇を、這わせていって。
立ちすくんだままの彼女が力を緩めたほうのふくらはぎに、もういちど唇吸いつけて。
しばらく、くにゅくにゅと、いたぶると。
流れるようなナイロンの生地が、すこしねじれたそのうえに。
よだれがぬらっと光るのを。
ボクはドキドキとして、見つめるばかり。

ふたたびつよく吸いつけた唇の下。
彼女のストッキングは、他愛なく裂け目を広げていって。
さいしょは痛そうに、キュッと瞼を閉じていたけれど。
やがてゆるゆると、面ざしを和らげていって。
さいごには薄っすらとした笑みを、滲ませてゆく。

もうすこしだけ・・・
囁く彼に、頷いて。
そろそろと起してきた身を寄り添わせてくるのを、羞ずかしそうに、受け止めて。
手を添えられたうなじを、噛みやすいようにとばかりに、
おとがいをスッと、仰のけていった。
すんなり伸びた彼女の首すじに、二本の太い犬歯が食い込むと。
ちゅうっ。
彼女が姿勢を崩してしまうほど、思い切り吸って。
ごくごく喉を鳴らして、生き血を飲み耽りはじめていって。
あっ、あっ、あっ・・・
苦しげに呻く彼女の身体を、手を添えて支えながら。
さいごにはギュッと、力を込めて抱きすくめる。

飲血と引き換えに、牙から注ぎ込んだ毒液が。
苦痛にゆがんだ彼女の目鼻を、和らげて。
じわりじわりと、和らげて。
喪った理性と、引き換えに。
彼女は無上の快楽を得る。

こんどはハイソックス、履いてきてあげるね。
乱れた息を、整えながら。
気丈にそんなことまで口走る彼女。
ほんとうは、ホモなんでしょ~? キミの彼氏を、奪(と)っちゃったかな?
向けられた、イタズラっぽい視線を。
ボクはくすぐったく、受け流す。

彼女を伴なって訪れた、小父さんの家は。
いつものように、人けがなくて。
音もなく現れた黒衣姿の小父さんに。
彼女は瞳を輝かせ、じぶんから近寄っていって。
空色のハイソックス、汚して頂戴。
うたうように、囁いていた。

すんなり伸びた、太ももが。
きょうは紅いじゅうたんの上、転がるように力を失くして。
たくし上げられたスカートのすそから、むき出しにされて覗いている。
ショートパンツのときとちがって、
スカートをたくし上げられた感じだと。
どうしてこうも、そそられる眺めなのだろう?

噛んだ首筋から身を起こした小父さんは。
横たわったままの彼女の足許に、そろそろとにじり寄り、かがみ込んでゆく。
お目当ての空色のハイソックスを愉しむつもりらしい。
黒のマントに覆われていた彼女の上半身は。
ブラウスもブラジャーも取り去った、無防備な胸を、あらわにしていた。
しつように舐められた乳首が、かすかな突起をつくっているのを、みとめると。
さきに血を抜かれて、うっとりとなってしまったボクは。
小父さんのやり口に、ただただ呪いの呟きを吐くばかり。
ちく生。ちく生。ずるいぞ。彼女のことまで、たぶらかしちゃって・・・

にゅるにゅる、ぬるぬると。
ハイソックスごしに這わされた唇が。
じょじょに彼女の装いを、崩してゆく。
ずり落ちかけたハイソックスを、彼女はゆったりと脚をくねらせて。
緩慢な手つきで、ふたたびひざ下まで引き伸ばすと。
それが合図らしかった。
もういちどふくらはぎに吸いつけられた唇が。
空色のハイソックスに、みるみる紅いシミを広げていった。

上半身は、まる裸。
青いスカートの下、太ももをむき出しにしたまんま。
履き崩した空色のハイソックスの脚を、彼女はしばらくばたばたさせていたけれど。
小父さんの腰は、しきりとスカートの奥をさぐっていって。
なにかになにかを、結びつけようとしている。
部屋のすみに脱ぎ棄てられている真っ白なパンティは。
すでに持ち主を、変えていた。

ボクはめまいを、こらえながら。
ふらふらとソファーから起きあがり、ふたりのほうへと歩んでいって。
彼女はボクを、咎めるような視線を投げて。
ボクはそんな彼女の手を握り締めてやった。
さいごの残されたゆるやかな抗いを、断ち切るように。

掌のなかの、華奢な手が。
ギュッと力を込めて、ボクの掌を握り返してくる。
小父さんは意外なくらい逞しい腰つきで、
まだスカートを着けている彼女の、スカートの奥をさぐっていって。
さいごにググツ・・・と、沈み込ませる。
うっ。
彼女は痛そうに目を瞑り、いきなり身体をしならせて。
ボクの掌をさらにさらにつよく、握りしめてくる。
痛いほど・・・

白い歯をむき出して。
痛・・・っ。
ひと声洩らすと。
あとは、もう、想いのまま。
ボクのことそっちのけで。
一時間も、戯れあっていた。

白い太ももをしたたる、紅い血が。
ひざ下からずり落ちた空色のハイソックスを、浸していく。
彼女はほろ苦いほほ笑みを、頬に滲ませたまま。
そのありさまをじいっと、見守って。
これで気が済んだ?
小父さんと、それからボクとを、かわるがわる見比べた。
気を利かせた小父さんが、部屋から出ていくと。
彼女は裸の上体を、圧しつけるようにして。
ボクに抱きついてきた。
顔を見られまいと、するように。

そのあと、初体験のボクと、初体験したばかりの彼女とのあいだで。
信じられないほど、スムーズにことがはこんだのは。
彼女が汚された瞬間の、あの妖しいときめきのおかげだったにちがいなかった。

輪姦みたいだね。
クスッと笑う彼女は、まだ胸もあらわになったまま。
このままお家へ帰るわ。ママびっくりするかしら?
すごく大胆なことを、口にした。
太ももにしたたらせた血の跡を、拭おうともしないで。
素足のまま革靴をつっかけて。
送って頂戴。お家まで。
どうやらすべては、ボクのせいということになるらしい。

表向きでも、
彼女の純潔を獲た栄誉を与えられたことに満足して。
ボクは彼女のママの叱声を浴びながら。
こんどはママも、巻き込んじゃおうか?
目で彼女と、示し合わせていた。


あとがき
先日も登場させた、空色のハイソックス。
カジュアルでスポーティなアイテムなのですが、このごろはすっかり見かけなくなりましたね。

力を込めて握り返してきた掌で、処女喪失を伝えてくる彼女。
ある意味これは、初体験をともにしたといえますな。^^
いえませんか・・・? 苦笑
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