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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

彼女のママ。

2010年04月05日(Mon) 07:01:04

ボクの彼女をモノにしちゃった小父さんは。
彼女のママまで、欲しがった。
血液提供者は、なん人いても。多すぎる・・・ということは、ないのだから。
もっともらしい言い草に、ボクは小父さんの頬ぺたを、つねっていた。

どうする?
あたしは・・・いいよ。ママさえよかったら。
ふつう・・・よくはないよね?
―――わたしの脚じゃ、ダメ?
彼女がそんな、おあつらえ向きの科白を吐いたのは。
合格発表のとき、小父さんがみつけたうってつけの女(ひと)だったから。
いいだろう。
小父さんだけが、なぜか自信たっぷりだった。

お邸そのものが、美術館なんだから。
パパとふたりで、行ってくれば?
絵画好きだという彼女のパパとママは、なにも知らないままに。
彼女の誘いに乗って、小父さんのお邸に。
夫婦で出かけていった。
あのお邸に夫婦で出向くことが。
夫がその妻をプレゼントすることを意味するなんて。
もちろん夢にも思わなかったはず。

どうだった?
帰って来た両親に、彼女はさりげなく声かけて。
パパも、ママも、どことなく決まり悪そうに。
ウン、愉しかった。
言葉だけはもしかすると、本音だったのかも。^^
それから毎週のように、パパがお休みの週末は。
夫婦連れだって、出かけていったくらいだから。

だいぶあとになって。
結婚式の準備を始めたころかな。
ウェディング・ドレスの下に穿く、白のストッキングをママに見立ててもらうとき。
あのかた、ストッキングもお好きなのね?
ママはそっと、彼女に囁きかけていた。
そうよ。あたしのときも最初は、あのねずみ色のストッキングだったんだもの。
そりゃ、行儀のいいことだ。
となりの部屋で耳を澄ませていたパパが、だれにともなく呟くのを。
母娘はひっそりと、聞き耳立てている。
母さんのときには、黒だったね。
黒のストッキングが破けるのって、エロチックだね。
えろちっく。だなんて。古い言葉・・・
くすくす笑う母親を、彼女は背中をさすって抑えたという。


あとがき
前作のつづきです。
たぶんきっと。ずっと↓ここから、つづいているのです。
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