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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

入学式の帰り道 ~噛ませてもらった初ストッキング~

2010年04月12日(Mon) 06:54:02

きゃあ~っ!きゅうけつきだわ~っ。血を吸われちゃう~っ!
言葉では怯えながらも、はしゃいだ笑いさえ交えながら逃げ回る少女。
初めてフリルつきのハイソックスを噛ませてくれたのは、中学に入るずっとまえ。
スーツ姿のママといっしょに遊びに来たときのことだった。
肌色ストッキングの脚を吸わせるママの、まねをして。
「まみのハイソックスも、ど~ぞ」って。
自分のほうから、脚を差し出してくれて。
ちょっと力を込めて吸いつけた唇に。
「やだっ!ハイソックスねじれちゃうっ」って。
くすぐったそうに笑っていた。

中学校の入学式の帰り道。
お仕事で出られないパパの代りに、ママと一緒に付き添って。
人けのすくない公園の、満開の桜並木を歩いていると。
このあたりでいいかな、って。
真新しい制服姿が、立ち止まる。
初ストッキング、噛ませてあげようか?
ニッと笑んだ口許から、白い歯を覗かせて。
あら、あら。
ママもあきれたように、笑っている。

さいしょにママがお手本見せるのよって。
どーぞと手を差し伸べて、すすめたベンチ。
セットした髪に手をやって照れながら、
娘に指差されたベンチに、キリッと装うスーツ姿を腰かけた。
たくしあげた真っ白のフレアスカートから、肌色ストッキングに包まれた太ももが。
真新しいストッキングが、いつになくツヤツヤと光沢が色濃く滲んでいるのは、
眩しい太陽のせいばかりではないだろう。

早く、早く。人が来ちゃうよ。
娘にせかされながら、スカートを腰までたくしあげてゆく、ためらいがちな掌。
その掌を、握りしめ。
息詰めて見守る娘のまえ。
ちゅう・・・っ、と唇、吸いつけて。
ぱりぱり、ぶちぶちッ。
ママの足許を装う上品な装いは、破れた蜘蛛の巣みたいに他愛ないことになっていった。

つぎは、まみの番ね♪
まみちゃんは、ママの代りに腰かけると、
真新しいプリーツスカートのうえに、手を置いて。
スカートのうえから、自分で太ももを抑えつけて。
ほんとうは、イヤなんだけど。
小父さまの代りに、ガマンしてあげる。
わざと作ったふくれ面が。
ゾクゾクするほど、可愛かった。

目を瞑った少女の白い両頬を。
そうっと抑え、逃げられないようにして。
唇に唇を、重ねていって。
びっくりしたように身じろぎする少女から。
奪っていった、ファースト・キス。
柔らかな首すじに、牙を突き立てて。
ぐぐぐ・・・ッ、と、いつものように、埋めていって。
セーラー服、汚しちゃダメよ。
少女はそればかりを、気にしつづけていた。

そろそろと身体を、足許にかがみ込ませてゆくと。
少女は目を瞑ったまま、すらりとした脚を、前へと伸ばしてゆく。
発育の良いふくらはぎが、まだ履きなれない黒のストッキングに蒼白く透けていて。
薄黒いナイロンに縁どられた脚の輪郭が、いつになく大人びていて。
年ごろの娘らしい色つやをきわだたせていた。
ためらいながら吸いつけた唇に。
少女はちょっと、脚すくませて。
オトナっぽくて、いいでしょう?
せっかくなんだから、すぐに破かないでもっと見て。
いつものお転婆娘が口にした囁きに、応えるように。
気づいてみたら、太ももからつま先まで、くまなく舐めまわしてしまっていた。

もぅ・・・
むざんに裂けた黒ストッキングの足許を。
少女は恥ずかしそうに見つめ、それから恨めしそうな上目遣いになっていた。
ハデに破いちゃったね。^^
からかうようにかけた声を、投げ捨てるようにして。
ひど~いっ、こんなに破いちゃうなんてっ。
ちょっぴりべそをかいて、脚ぶらぶらさせながら。
どうすれば目だたないかって、考えていたようだけど。
白い脛が帯のように露出してしまっているのを、どうするすべもなく。
このまま、帰ろ。
目だたないはずの肌色ストッキングを咬み破かれてしまったママが、足許を気遣っているのさえ打ち消すように。
裂けたままの黒ストッキングの脚を、家路へと差し向けてゆく。

ほんとうはあのとき、履き替えも持っていたんだよ。
でもおじさまがきっと、まみとママが破けたストッキングのまま街を歩くのみたいのだろうって、
夕べママと、話し合っていたんだよ。
パパもお仕事だとかいっていたけど。
後ろからずっと、エスコートしてくれていたんだよね。
近所の人に、見とがめられて、躍起になって言い訳していたんですって。
つぎの日勉強部屋で、血を吸わせてくれたとき。
さいごに一足残ったフリルのついた白のハイソックスを咬み破らせてくれながら。
少女はそんなふうに、くすくす笑いながら打ち明けてくれたのだった。

おなじクラスの子に声かけちゃ、だめよー。
でも気に入った子がいたら、相談してねー。
どうせあたしの血だけじゃ、足りないんだよね~。
でも少しだけ、嫉妬しちゃうかもー。
イタズラっぽい笑くぼが、見慣れぬ色香をちょっぴり滲ませている。


あとがき
少しばかり、ろ利ですな。^^;
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