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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ダブルお見合い

2010年04月14日(Wed) 08:20:21

結婚前提に、交際を始めたんだって?
あたりだったんだね、今回のお見合い。
ミチヤくんはそういって、ぼくのお見合いを祝ってくれたけど。
ほんとうは、べつの狙いがあるらしい。
週末にね。
きみの雅恵さんは。
こんどはボクと、お見合いするんだ。
え?ダブルでお見合い?
いいだろう?
吸血鬼の家にお嫁に来てくれるひとなんて、どうせいないだろうから。
あくまで血を吸う相手としてのお見合いなんだから。
そういうことなら、かまわないけど・・・
ためらいながら返してしまった言葉は。
どう考えても、不自然だった。

ほら。見て御覧。
雅恵さんは、ミチヤくんの腕のなか。
ウットリとしながら、彼の囁きに応じている。
きみは、ご両親同伴で。
ボクのほうは、パパだけで。
でもきみのお父さんもお母さんも、パパとすっかり仲良くなっちゃったみたいだね。
隣の広間で。
お互い反対に向けられたソファーのうえ。
ミチヤくんのパパは、雅恵さんのお母さんの瑶子さんの肩に、なれなれしく腕をまわしていって。
リボンをほどいたブラウスの襟首に手を突っ込んで。
ブラジャーをはずしにかかっているところ。
軽々としたシフォンのプリーツが入ったロングスカートから覗く、足許は。
すでにむしゃぶりつかれたあとだったらしく。
肌色のストッキングが、むざんな伝線を広げていた。

向かい合わせのイスに腰かけた雅恵さんのお父さんは、
派手に破かれちゃったね。なんて、いいながら。
のんびりとコーヒーカップを口に運んでいた。
彼がコーヒーをすするたびに。
瑶子さんはバラ色のしずくを、啜り摂られていく。

うまくいっているじゃないか。
ほんとうはうちのパパ、きみの母さんだけをさらっていくつもりだったんだけど。
仲の良いご夫婦なんだね。
ずっといっしょにいたいって。
だから見せつけられても、苦にならないって。
ほら、御覧。
もうじきじゅうたんのうえ、押し倒されちゃって。
ロングスカートを、まくりあげられちゃうはずだから。

そんなふらちなことを、ぼくの雅恵さんに囁きながら。
ミチヤくんはそうっと、雅恵さんのスカートのすそに手をやった。
真っ白なブラウスの肩先に。
首すじからしたたり落ちたバラ色のしずくがしみ込むのもかまわずに。
優雅にほほ笑んでいる、雅恵さん。
いいかしら?ちょっとだけ、お許ししちゃっても。
ぼくに向ける目線は、どこまでも、優雅。
優雅な目線には、優雅に応えなくちゃね。
からかような、ミチヤくんに。
ぼくはゆったりと、返してゆく。
目のまえで、見ていてあげるけど、ぼくがいないつもりで、振る舞ってくださいね。

お母さんの瑶子さんは、黒のロングスカートを。
結婚相手の雅恵さんは、オレンジのタイトスカートを。
ふらちな掌に、すそをつかまれて。引き上げられて。
むき出しにされた太ももをよぎる、ナイロンの光沢に、
飢えた唇を、なぞるようにすべらされていって。
他愛もなく、剥ぎ堕とされてゆく。

先週は、お婿さんになる人とのお見合い。
きょうは、ふしだらな遊びのお相手をつとめるためのお見合い。
転がされた深紅のじゅうたんのうえ。
結婚を控えた無垢な身体は、淫らな色に染め替えられてゆく―――
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