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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

心優しい訪問客

2010年06月03日(Thu) 08:21:11

おとずれる人もまれな、玄関のポーチに立ったのは。
革製のパンプスと肌色のストッキングに包まれた、柔らかい脚。
ひとりでは心細いですから・・・と。
ご主人同伴で現れたその奥さんは。
ソファにゆったりと腰かけて。
ためらいながら、じゅうたんのうえ。
つま先をスッと、伸ばしてくれた。
ストッキングを引きおろそうとする掌を、押し止めて。
それはあまりにも無遠慮すぎるから・・・という言い訳を。
奥さんはすぐに、見抜いてしまった。
かえってそちらのほうが、いやらしいですね。
美しく輝く頬をちょっぴりこわばらせた呟きに。
ボクは照れ笑いを浮かべるばかり。
気後れしながら吸いつけた唇の下。
なよなよとした薄々のナイロン生地は、他愛もなくねじれていった。

ごく、ごく、ごく、ごく・・・
吸血という、忌むべき性癖に。
奥さんはじゅうたんのうえ、押し倒されたまま。
応えてくれた。
噛み破られたパンストを履いた脚に、妖しいくねりを交えながら。

助かります。ほんとうに、助かります。
謝罪と感謝のことばを、投げながら。
ボクはそれでも、ご主人のまえ。
彼の愛妻の生き血をむさぼる行為をやめられなかった。
ご主人は愛想よく笑いながら、共犯者のように振舞ってくれて。
ブラウスの両肩を、優しく抑えつけてくれていて。
奥さんは静かに目を閉じて、求められるまま、ボクに血液を与えてくれた。
ねっとりとした生温かい喉ごしに、ボクはすべてを忘れていった。

こんどは二人きりで、お逢いしましょうね。
つぎにお伺いするときは・・・黒のストッキング履いてこようかしら?
紅く腫れた噛み痕のついた首筋に手を当てながら、奥さんは。
ご主人に向けられた、イタズラっぽい上目遣い。
ぜひそうしておあげなさい。
ご主人はくすぐったそうに、妻の目線を受け流していた。

精液まみれにしてしまったスカートをクリーニングして、ご主人にお返ししたのは。
そのすぐ翌週のことだった。
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