FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ハイソックス・デート

2010年07月04日(Sun) 09:19:10

我瀬さんですね?
高宮さんですね?
それらしい人だと、ひと目でわかった。
直接面会するのは、初めてだったのだが。
場所は日曜日の、人けのない公園。
街はずれにあるその公園はだだっ広く、緑の豊かなスポットだった。
「ハイソックス愛好者掲示板」
そんなタイトルに惹かれ、ROMしていたのだが。
そのうち家族に隠れて撮るようになったセルフ画像をアップするようになり、
やがてメールを交わし合うようになり、
家が比較的近いことがわかって、きょうは初めてリアルにお目にかかった、というわけだ。
十歳以上の齢の違いに気後れする気分もないではなかったが、
ネットの世界で知り合った正体不明の人物とリアルに逢うという危険な行為?に、
なぜかわたしは躊躇なく、OKの返事を返していた。

お互い、ハイソックス履いてきましょう。
人目のない公園知っているんです。
おおっぴらにハイソックス脚でお散歩できるんです。
スカートが抵抗あるようなら、ハーフパンツでもかまいません。
それからハイソックスは、なん足か替えのあるやつがいいかな。
あんまりレアなやつじゃないほうが、汚す心配もないし。気軽に野外デート愉しめますよ^^
彼のお誘いには、心動かされるものを感じていた。

さやさやと吹き過ぎる風が、半ズボンの足許に心地よい。
ストッキング地のハイソックスだと、風が気持ちいいでしょ?
我瀬さんは、こちらの心中を見透かしたことをいう。
わたしの履いている濃紺の透ける長靴下は、紳士用だったけれど。
我瀬さんは必ずしも、レディスものにこだわっているわけではないらしい。
ハイソックスというアイテムのもつユニセックスな魅力が、そうさせるのだろう。
そういう彼は、真っ赤なチェック柄のミニスカートに、真新しい白のハイソックス。
ふつうのまじめな中高生の女の子が学校に行くときに履いている、スクールハイソックスというやつだった。
掲示板でもしばしば、PCのディスプレーを通して眺めているものだった。
ハイソックスを履いているという弾んだ嬉しさが、素直に伝わって来るような画像たちだった。

風に吹かれるままけだるげに頭を振る木々は、
昇りかけた陽を浴びて豊かな葉をギラギラと輝いていた。
きょうも、暑い一日になりそうだった。
さらけ出した太ももと、透ける靴下一枚の脛に、
吹き過ぎる風が、いやというほど心地よい。
ね?いい気分でしょう?
我瀬さんは本物の女の子のように、身体を擦り寄せてくる。
いつかわたしたちは肩を抱き合うようにして、傍らのベンチにくずれ込むように腰かけていた。
我瀬さんはわたしのひざの上に、白のハイソックスの脚をもたせかけてくる。
なれなれしい態度だとも、男同士でヘンだとも、思わなかったのは。
だれも視ていないとはいえハイソックス姿を白昼公然とさらしているという、特異な状況だったからだろう。
わたしは彼の脚を、ハイソックスのうえからなぞるように、撫でていった。

キス、してみませんか―――?
誘いかけてきたのは、ほんとうに我瀬さんのほうからだったろうか?
わたしたちはしばらくのあいだ、刻を忘れて陶然と、異常な行為に酔っていた。
そのときだった。
ひっそりと伸びてきたものが、わたしの脚にからみついたのは。
そいつはぬらっとしたヒルのような感触で、
ストッキング地のハイソックスごしに、ぬるぬると這いついてきた。
不思議な快感だった。
我瀬さんはそんな状況の変化を知ってか知らずか、吸い合った唇を離そうとしない。
そのつぎの変化は、もっと強烈だった。
生温かいその軟体動物のようなものがふたつに割れ、すき間からふたつの突起が皮膚を突いてきた。
尖った異物が皮膚を侵し、ずぶ・・・っと埋め込まれると。
わたしは思わず衝かれたように、身体をしならせていた。
う、う―――んっ・・・

だいじょうぶ。だいじょうぶですよ・・・
我瀬さんはどこまでも、もの柔らかだった。
こんどはボクの、番ですね・・・
さ、おいで。
ベンチの下にもぐり込んでいた黒い人影を、呼びよせると。
さっきわたしの血を浸した唇を、こんどは白いハイソックスのふくらはぎに、すすんでなすりつけられていく。
くちゅうっ。
つよく吸う音がして、我瀬さんのハイソックスに紅いシミが広がった。
咬まれる瞬間ちょっとだけ痛そうに眉をしかめたものの、我瀬さんは冷静そのもの。
侵される足許にむしろうっとりと目線を迷わせて、吸血されるのを愉しむように、
ちゅーっ、と吸い取られていった。

綺麗に破けていますね。
ストッキング地だと、伝線するから・・・妖しい眺めになりますね。
我瀬さんの言うとおり。
陽を浴びて淡い光沢を滲ませた濃紺のナイロン生地の表面に。
じわっと滲むような伝線が、たてに鮮やかに走っていた。
脚の線に沿うように、微妙なカーブを描きながら・・・
色っぽい眺めですね。もう片方にも、どうですか?
我瀬さんにすすめられるままに、再びかがみ込んできた異形のものをまえに、
まだ咬まれていないほうのふくらはぎを、差し伸べて。
ずり落ちかけたハイソックスを、引っ張り上げてやっていた。
ボクのリブハイソックスも真っ赤になると、すこしは妖しいでしょ?^^
恋人のように身を寄せかけてくる我瀬さんも、咬み破らせてしまったハイソックスを引っ張り上げた。
そう、わたしたちはもう、共犯の間柄―――
リブハイソックスにしみ込んだシミも。ナイロンハイソックスの伝線も。
確かに、妖しい魅力をたたえていた。

惜しげもなく・・・て感じですね。
高宮さん、やっぱりいい人だなぁ。
腹ばいに寝そべった芝生のうえ。
異形のものはさっきから、ずうっとわたしの足許を侵しつづけている。
ストッキング地のハイソックスはみるかげもなく破れ、たるみ、しわくちゃにされて。
けれどもそうされることになぜか、マゾヒスティックな歓びをさえ、感じはじめてしまっていた。
失血で、頭がぼうっとなっていた。
大したことないですよ、という我瀬さんも。
わたしの足許に、唇を這わせてきた。
いい舌ざわりですね。
きめの細かさも婦人用にひけをとらないし。
なによりもこの光沢が、たまりませんね。
さすがにハイソックス愛好者らしく、足首、くるぶし、足の甲、それにふくらはぎへ・・・と、
くまなく舐めてくる舌が、間違いなく。
ナイロンの触感を心から、愉しんでいた。
わたしも呻くように、呟いている。
愉しんでいただけるなら、好いですよ―――

御覧ください。
我瀬さんの指差したのは、池の向こう側のベンチ。
カップルがひと組、三人組の吸血鬼に襲われていた。
彼氏まで、うっとりとなってしまっていて。
Tシャツを真っ赤に濡らしながら、スラックスのすそをひざまで引き上げて。
スラックスの下に履いている黒のダイヤ柄のハイソックスを、襲撃者たちに愉しませていた。
ダイヤ柄のハイソックス、きっと彼女のものでしょうね。
男でも、似合うんですよ。あの柄は・・・
白く滲んだ彼氏の脛のまわりを、数々の唇にいたぶられたダイヤ柄がふしだらな歪みをたたえてずり落とされていくのがみえた。
彼女のほうは、さっきから。
真っ赤なアミアミのオーバーニーソックスの脚を、投げ出すようにして。
彼氏と張りあうように、脚を並べて。
牙で侵されるまま、きゃあきゃあと声をあげて、はしゃいでいる。

きっと彼氏が、彼女のハイソックスを隠れて履くようになって。
彼女じしんまで、巻き込んじゃったんでしょうね。
我瀬さんは真っ赤に染められたハイソックスを脱ぎ捨てて、
黒のナイロンハイソックスをひざの上まで引きあげている。
これ、母のやつなんですよ。
ええ、もちろん。
母も彼に、ハイソックス破かせちゃっているんですよ。(^^ゞ
淡い光沢を滲ませた黒のオーバーニー。
彼のお母さんは、おいくつくらいなのだろうか?
父にはさすがに、ナイショにしているみたいだけど。
秘密が愉しいうちは、いいんだけど。
そのうち苦痛になってくるでしょう?
苦痛になる前には、父も誘ったほうがいいのかな?って、思いはじめているんですよ。
濃い誘惑が衝きあげてきたのは、そのときだった。
こんどは、妻のストッキングを履いてきてみようかな・・・
わたしの呟きを、聞いてか聞かないでか、我瀬さんは相変わらず朗らかに、笑みつづけているのだった。
前の記事
ブログ拍手♪
次の記事
同好のひと

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2125-a2a48ada