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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

「その場かぎり」と、「永いご縁」

2010年07月08日(Thu) 08:00:46

「その場かぎり」の場合は、吸血鬼は肉欲と食欲を満足させるだけ。
村に迷い込んできたハイカーとか、組まれたバスツアーの客などが、そうした標的にされがちである。
たまさか都会の家族を交えた祝言の席でも。
多くの祝い客が、こうした趣向で毒牙にかかる。

「永いご縁」は、多くの場合。
村に棲みつくことによって、結ばれる。
たいがいは、親から子へ、姑から嫁へと受け継がれる形を取る。
迷い込んだハイカーでも。
奥さんを自由にされる歓びに、夫が目ざめてしまったりすると。
「永いご縁」に、早変わりする。
いちどきりのはずのバスツアーが、なん度も訪問をくり返すようになって。
娘や息子、息子の嫁まで交えるようになったりすると。
これも「永いご縁」と、称されるようになる。
この村に事務所を置く都会の会社では。
責任者から平社員にいたるまで。
令夫人や令嬢を、自由にされてしまう。
そのまま記憶を消されて転任してしまうものは、「その場かぎり」
村に棲みついて常駐を果たすものは、「永いご縁」。
貴方はどちらを、お選びになりますか―――?


あとがき
旅の恥はかき捨て・・・というのは、やはりいけないことですよね? 笑
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