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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

お互いさま。

2010年08月02日(Mon) 06:18:19

襲われる夫婦の図が、VTRとなって流れている。
大きなディスプレイのなか。悶えるふたり。
画面のなかのわたしは、くすくすと笑いながら。
妻の痴態を盗み見ていて。
その足許にむらがる男どもは。
ストッキング地の靴下を、てんでに舐め味わっている。

あなたの靴下も、おいしそうじゃない。
画面のなかの妻は、少女のようにイタズラっぽい笑い。
そう。
スラックスをたくし上げられたわたしの脛は、
濃紺のストッキング地の薄いナイロンに染められていて。
苑足許に群がる男どもが。
もの欲しげなよだれを光らせた舌を、ぬるぬると這わせていた。

愉しかったわねぇ・・・
画面を眺めながら。
ころころと嗤う妻の足許には、男がふたり。
照れくさそうに頭を掻くわたしのほうにも、男がふたり。
侍るようにして這い寄ってきた影どもは。
スカートの裾を、かいくぐり、
スラックスの裾を、ひきあげて。
ぞんぶんになすりつけてくるべろが、薄いナイロンごしにくすぐったい。
いえじっさい、いい舌ざわりなのですよ。
いちばんの悪友であるMが、そういって。
わたしの履いている濃紺のナイロンハイソックスに、妖しいうねりを滲ませると。
やわらかなふくらはぎが、なんともいえませんなぁ。
義父ほどの年輩の隣家のご主人が、妻の足許で露骨な舌なめずりをする。

だれもが。
こんなふうにして、己の女家族を差し出し合っている。
都会から来たわたしたちは、そういう風習を知らなかっただけ。
いま。すべてを識ってしまったわたしたち。
妻は村の男全員を、識ってしまっていて。
都会ふうの装いに秘めていた柔肌を。
競うように押し当てられてくる若い舌に、惜しげもなくゆだねている。
都会の装いは今夜も、妖しい乱れに堕ちてゆく。
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