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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女房と吸血鬼

2010年09月07日(Tue) 07:56:12

ぎゃああああ・・・
女房の首っ玉にかじりついた吸血鬼は。
わたしのときと同じように。
いちどぐいいいいっ・・・と、血を抜き取って。
もういちど、噛みついて。
こんどはさいごの一滴まで、むしり取ってしまっていた。

もう少し、お手柔らかに願えなかったものかな?
さいしょのひと噛みは、まぁよいとしても。
わたしの吸うぶんも、もう残っていないのだね?
あー、またやり過ぎちまった・・・
やつは忌々しそうに頭を掻き、ぶつぶつ言いながら、女房にもういちどのしかかっていく。
あお向けになって白目をむいた女房は。
スカートから太ももを覗かて、両脚を開いてあお向けにぶっ倒れていた。
牙をむき出して、首筋にがぶりと食いつくと。
ちゅ~うっ。
機械的なまでに素っ気なく、血を戻してくれたのだった。

さあ、もういいよ。吸いな。
ふらふらと頭をもたげた女房に。
わたしは引き寄せられるように、しなだれかかって。
やつが食いついたのとは反対側の首筋に、生えたばかりの牙を埋める。
ちゅうっ・・・
薄っすらとした目線を、さまよわせながら。
女房はわたしに、血を吸われていった。

ひどいわねえ、あなたたち。
女房はひと息つくと、肩を落として。
もう少しなら、いいわよ。
肌色のストッキングを穿いた脚を、気前よく。
吸血鬼のほうに、差し向けていった。

手荒になったな。
口を拭おうとする相棒に。
わたしは女房のハンカチを渡してやった。
白目をむいてぶっ倒れた女房は。
さっきとおなじように、大股を開いていて。
さっきまでとすこしちがうのは。
ストッキングをむしり取られた太ももには、ねばねばとした半透明の粘液を光らせていることだった。
まわすときには、手伝うぜ。
やつは人のわるい笑みを滲ませて。
朝まで間が無い。あとは夫婦で愉しむんだな。
夜明けまでには、戻って来るのだぞ。
そういいおいて―――娘の勉強部屋へと向かっていった。


あとがき
8月23日 8:10作成 後日加筆
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