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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

墓場の同居人 ~妹と姪と~

2010年09月09日(Thu) 08:14:39

墓場で暮らすようになって、もうどれくらい経っただろうか?
俺の血を吸って奴隷にしたあのいやらしい吸血鬼は、
墓参りに訪れた妻と娘を襲っていた。
洋装の礼服姿の妻とセーラー服姿の娘が履いていた、黒のストッキングが目あてだった。
白い脛を薄墨色に染めあげた薄手のナイロンは、オブラアト見たいに他愛なくとろかされて。
俺の見つめるまえ、めりめりと噛み破られ引き剥がれていった・・・

今夜もあいつは、俺の家から戻ってきた。
順ぐりに。我が物顔に。
妻や娘から、うら若い血を抜きとったあと。
唇にしたたる血の所有者は。
いまごろ居間で、ぶっ倒れているのだろう。
脈打つ血潮と入れ替えに注ぎ込まれた半透明の淫らな粘液に、スカートの裏地をたっぷりと濡らしたまま。

ふふふ。
あいつはいやらしく、笑っていた。
妻や娘をモノにしたときに浮かべる独特の嗤いに。
また、スケベなことしてきたな?
俺はあいつの頬を、思い切りつねってやった。
ゆかりから、血を貰って来た。
呼び捨てにされたのは、まだ中学生の下の娘の名前だった。

おそろいのハイソックスでも。
姉と妹でふしぎと味わいがちがうものだな。
ふくらはぎが、ぽちゃぽちゃと柔らかくての。
素晴らしい噛み応えだったぞ。
これ見よがしな自慢話に、不覚にもゾクッときた。
自分が娘を襲っているような錯覚に堕ちたから。
お土産を連れてきた。
味わうがよい。

”お土産”。
俺の家族を餌食にしたあいつが、喉を渇かした俺のために用意した獲物。
それはしばしば、娘の友達だったり、隣の家の奥さんだったり、近所の少年だったりする。
たいがいが、あいつが手なずけたあとの獲物だから。
初心者の俺にも、やすやすと襲うことができるのだった。
きょうの“お土産”は・・・俺の妹だった!

兄さん、気の毒ね。
初美さんったら、あいつの食い物にされちゃってるの!?
妹の言い草はどこまでも容赦なく、露骨だった。
夫の仇敵に嬉々として身を任せている兄嫁にたいして、怒りさえ覚えているようだった。
吸う血に不自由してるんだって?あたしが相手してあげる。
黒地白の水玉もようのワンピースのすそから覗かせたふくらはぎは、
薄手の黒のストッキングに包まれている。
さあ、好きにして・・・

ためらいながら吸いつけた唇に。
脛がこわばるのが、薄手のナイロンごしに伝わって来る。
けれども俺は、本能に引きずられるまま。
妹の足首をつかみ、ひざ小僧を抑えつけていた。
セーラー服に黒ストッキングを履いていた女学生の時分から、ひそかに昂りの対象にしてきた脚が。
いま、目のまえにあるのだから。
這わせた唇はいつか唾液にじゅくじゅくと浸されていて、
ひときわ力づよく、なすりつけてしまっていた。
ちゅうっ・・・

あー、貧血・・・
頭を抑える妹は、それでも気丈にも、まだだいじょうぶ、もう少しならいいよ・・・と、言ってくれた。
好意に応えないわけには、いかなかった。
妹のストッキングはみるみるうちにすりむけて、
白い脛をあさましいほどあからさまに、露出させていった。
ちゅう、ちゅう、ちゅう・・・
あいつはとっくの昔に、姿を消している。
身内の血はなじむだろう?
さいごに耳もとに残した冷やかし文句は、あいつ自身の体験によるものだろう。
吸血鬼になって初めて、自分を吸血鬼にしたやつと分け獲りにしたのは、実の母や妹の生き血だったというから。

初めてまぐわったあとの息遣いの荒さに、妹も女なのだと感じていた。
水玉もようのワンピースのすそが、白い粘液にぐしょぐしょに濡れている。
なじんじゃったね・・・
妹は見透かすようなことを、囁いていた。

こんど来るときは、絢香も連れて来るわね。
ゆかりちゃんよりひとつ下だけど、もうだいぶ娘っぽくなってきたんだよ。
制服に、黒のストッキング履かせてくるから。
あたしのときみたいに、遠慮なく噛み破ってね。
だいじょうぶ。亭主もわかってくれているから
わかってくれている?
思わず足許から顔をあげると、妹の首すじに黒っぽい痣が浮いているのを見た。
そうか。おまえも”お土産”にされちまったんだものな。
うちの血、美味しいみたい♪
妹はまんざらでも、なさそうだった。

つぎの週の週末。
母親に連れられてお墓参りにきた姪は。
俺あいてに、制服のブラウスに血を撥ねかすはめになった。
予告どおり、黒のストッキングを履いていた少女は、洋装の礼服姿の母に手を引かれていた。
ストッキングなるものを履きなれない少女は、しきりに足許を気にしぃしぃ、俺の墓前へと歩みを進める。
どこまで母親に言い含められているのか、お約束どおりの制服姿に、俺は舌なめずりをして待ちうけた。
あいつはとうの昔に、俺の家にしけ込んでいるころだった。
きょうお相手をするのは、学校を早退けする約束をしている上の娘だといっていたっけ。
あのひとに、感謝しないとね。
あたしも旦那も、あいつに血を吸われちゃったけど。
綾香は兄さんのために、残してあるの。
初体験なのよ、あの娘―――
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