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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

インモラル・バー 4

2006年04月24日(Mon) 07:56:36

こんな遅いお時間に、まだ飲んでいらっしゃるの?
いけないひとね。
奥さんに愛想、尽かされてしまいますよ。
ええ、いい気分だったわ。
血を吸われるとね、どういうわけか、スッとするんですの。
ほら、痕もほとんど残らないし。
(うなじのあたりを撫でるように、すっと指先をすべらせて)
ほぉら、私の血。綺麗でしょ?
まだぬらぬらと、若々しくって。
少し、自信が取り戻せるわ。
あのひとたち、とても強欲なんですの。
思うさま、漁り取るようにしたあげく、なかなかおねだりをやめてくれないんですの。
抵抗はないの?ですって?
男のひとのまえで乱れちゃうこと?
わかっていらっしゃらないのね。
胸がズキズキするんですよ。それはもう、痺れるくらい。
こんな感覚がまた戻ってくるなんて。信じられないわ。
でも若い頃だったらここまで愉しめなかったかな。羞恥心もつよいほうだったし。
いろんなものがね、心の奥のたがを弛めてゆくものなんでしょうね。歳をとると。
そのうちに、安全さえ、世間体さえつくろうことができるのなら、
ぜーんぶ、さらけ出しちゃえ、って。
・・・キケンかしら?
さぁ、もう一杯だけお酒いただいて。
血の気がもどったらも少し、サービスしてあげようかな。
ああ、ありがと。ストッキングの穿き替え、とってきてくれたのね。
この場で穿いても、お行儀わるくないかしら?
じゃあ、失礼するわね。
男のひとって、いいわね。ストッキングなんか穿かないですむのだから。
とてもきゅうくつ、なんですのよ・・・
えっ?
なかなかいい眺め、ですって?
しょうがない方ね・・・
じゃあ、穿くのをちょっと、手伝っていただこうかしら?
そう。そうやって、引き上げて。
ちょっとくらい強く引っぱっても、だいじょうぶ。
わざと破いたりはしないで頂戴ね。(微苦笑)
そう、そう。どお?似合うかしら?ガーター・ストッキング。
わたしがこんなもの持っているなんて、ダンナは御存知なかったりするんですよ。
ちょっと、娼婦になった気分。
さいしょはね、穿き替えるのに、スカートまくりあげるのが恥ずかしくって。
パンストは貞淑女房やめた時点でバイバイかなあ・・・なんてね。
ダンナといるときにはパンストなんだけど。
じゃあ、もうひと踊り、してくるわね。
そうしたら、貴方に家まで送っていただくわ。
明日の朝は何ごともなかったように、目ざめますから。
時間通りに起こしてね。あ・な・た。♪


あとがき
酔ったようで、なにもかもお見通しな奥様。
冒頭に現われて餌食にされた人妻さんと、同一人物でしょうか?
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