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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

妻のビデオを撮る男。 2

2010年11月29日(Mon) 08:04:13

画面のなかの妻は。
まとった花柄のワンピースの肩先に、血を撥ねかして。
はぁはぁと喘ぎながら、男の傍らに横たえられていた。
男の唇の両端には、鋭利な牙が生えていて。
そのどちらの側の牙からも、吸い取ったばかりの妻の血が、したたり落ちている。
乱れ髪を整えようと、掻き除ける手は、せわしなかったけれど。
こげ茶色のストッキングを穿いた足許に美味しそうにかぶりつく唇を、さえぎろうとはしていない。

「この段階なら、奥さんを救えたかもね」
撮影者のコメントに、反論したのは本人だった。
「だめ、もう手遅れよ。いちど噛まれちゃったら、もういちころだったもの」
画面のなかの妻は、もう惜しげもなく、肌をさらして。
うら若い生き血を、望まれるままに吸い取らせていくのだった。

抵抗はほとんど、無意識だったという。
胸にかかる猿臂から逃れようとして、却って強く抱かれてしまう様子。
わざとのように、ワンピースのうえにほとばされる血に、悔しげに頬を引きつらせる様子。
足許に這わされた唇が、ストッキングをくしゃくしゃにするのを、眉をひそめて見おろす様子。
どれもが、絵になっていた。
きれいね。
傍らの妻は、まるでひとごとのように、
画面のなかわが身に襲いかかった受難の光景を、いまは愉しげに見つめている。

この、すぐあとよ。
迫られちゃったの、求愛されちゃったの。
あなた、ごめんなさいね。
頬に薄っすらと滲ませる、淫らな笑み。
スカートのうえ、行儀よく重ね合わされた妻の掌のうえ。
わたしも掌を、重ねていった。

あん、あん、あんっ!
牝犬のように、転げ回りじゃれ合いながら。
獣のような凌辱を、いつか淫らな交歓にかえていって。
妻はワンピースを着たまま、お尻をまる出しにして。
ずぶずぶと後ろから、突っ込まれてしまっている。
なんどもなんどんも許してしまう、その光景に・・・
あなた、粗相しちゃったのね?
たしなめてくる理性的な声色に、ほんとうに失禁してしまっていた。

たまに。たまになら。。。よろしいですか?
奥さんのストッキングを、いまみたいにくしゃくしゃにしてしまっても。
囁いてくる、男の声に。
いいですよ。音を立てて、破っても。
そのときは、わたしも同席しますから。
なんならこれからでも、妻さえよければ・・・
撮影者のきみも。。。遠慮しないでいいからね。
どうせこのあときみも、役得にあずかったんだろう?


あとがき
知人の奥さんを、吸血鬼を交えたビデオ撮りに引き込んで。
撮影者も、しっかり役得にあずかってしまう。
知人は撮影者の悪友で、もともと示し合わせていて。
吸血鬼には、妻の生き血を。監督にはヒロインの肉体を。
分け獲りさせて、愉しんでしまう。
いけないプロット ですね。^^
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