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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

大宴会場の老人会。

2010年11月30日(Tue) 07:07:32

ホテルの大宴会場の広い扉が、あけ放たれた。
中からはむんむんとした熱気とともに、がやがやとした喧騒。
着飾った女たちが、いっせいに、ロビーになだれ込んできた。
乱れた髪を、つくろって。キリッと装ったスーツを、着崩れさせながら。

互いに視線をそらし合って、妻の戻りを待つ夫たちは。
いっせいにロビーのソファから腰をあげて、
自分の妻をとわれがちに、さがし求める。
セットされた栗色の髪を、くしゃくしゃにされていたり。
真新しいブラウスをはだけて、おっぱいをまる出しにしていたり。
スカートのすその下、女たちの脚線美をなまめかしく彩っていたストッキングは、
ひとりの例外もなく、引き裂かれたりねじれたりしている。

ゴメン、つづきがあるの。先帰ってね~。
凄まじい姿とは裏腹に、妻たちの声は明るい。
わかったわかった。ご苦労さん。
あきらかに凌辱の痕をただよわせる妻を軽く抱き、おでこにキッスをして、ふたたび送り出す夫たちも。
どちらかというと、あっけらかんとしている。
爺さん、よろしく~。
なかには妻を犯した爺さまに、遠くから手を振る若い夫さえなん人かいた。

老人会会場
お隣の結婚式とおなじくらい、大きく張り出された案内看板には。
だれがいたずらしたものか、「淫らな」という文字が。
ちいさくボールペンで書き加えられていた。
今月の当番の若妻は、十六人。
恩恵にあずかる老人たちも、おなじ数。
頭数をそろえて行なわれる、敬老の儀式は。
だれ口にするともなく、淫らなサービスを伴なっている。

はいっ。
手渡されたガーターストッキングは、みるかげもなく引き破かれて。
肌色の薄い生地に滲む光沢だけが、妻の脚にまとわれていたときのなごりをとどめていた。
なにも知らずに、都会から嫁いできた妻は。
初めての結婚記念日を、隣家のご隠居と祝う羽目になっていた。
ピンクのスーツを着崩れさせたまま、涙ぐむ妻を。
慰め言い聞かせ、たぶらかしたのは、実の母。
だれもが通る道なのだからと、言い含められて。
つぎの日からは、あいさつさえも帰ってこなかった行きずりに、
だれもが親しげに声をかけてくれるようになっていた。
身内として迎えられたと実感した妻は。
あのときのピンクのスーツに、グレーのストッキングのいでたちで。
隣家の爺さまに教えを請いに訪問をくり返していった。

妻から渡されたストッキングをぶら下げて、
間抜けな顔をして見送る、妻の後ろ姿。
背筋を伸ばして、ハイヒールの音響かせて。
バックシームの浮いた黒のストッキングの脚が、ふたたび老人に抱き取られ、
卑猥な舌を、這わされてゆく。
ホテルのロビーいちめんに、繰り広げられる、淫らな情事。
フロントのクロークも、女性の係員も。
見慣れた光景に、だれひとり騒ぎ立てることはない。
両脚を大きく広げて、よがる妻の面ざしに。
勃ちかけたズボンのなかを、必死で鎮めようと、むなしい努力。
今夜の夫婦の営みは、とっても長くなりそうだ。
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入学式まで、待てないの?^^;
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