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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ふとんのうえで、笑う少女。

2010年12月05日(Sun) 08:20:24

あ、は、は、は、は、は・・・
え、へ、へ、へ、へ、へ・・・
のべられたせんべい布団のうえ。
あお向けに、ねそべったまま。
三つ編みをほどいた黒髪と、黒のカーディガンの肩を揺らして。
ひざ下まできっちり引き伸ばした、白のハイソックスの脚をばたつかせて。
無理して、くすぐったそうな笑い声をたてている、あき子。
カーディガンを羽織った下の、白のブラウスは胸をはだけられていて。
めったに身につけないというお気に入りの真っ赤なブラジャーを、見え隠れさせている。

強いられた初体験の相手は、婚約者のボクではなくて。
ボクが無理に択ばされた、いとこのお兄さん。
人間の少年は、吸血鬼の少年に、いちばんたいせつな女性を差し出すものだって。
この村のしきたりを初めて教えてくれたのは、パパだった。
ママにもパパ公認の相手がいることを、ボクはまえから知っていたけれど。
初めて血を吸われるときだけは、ママがあき子に付き添ってくれた。

きょうはユウのまえで、イタズラしちゃうからね~。
意に染まないはずの、はじめての行為を。
あき子はあき子なりに、受け容れようとしている。
暗い顔しちゃ、だめ。
覗き込んできた瞳は、どきっとするほど深かった。
深い瞳の持ち主は。
いまは、しんそこふざけきっていて。
ユウ、観てる?観てる?見届けて頂戴ねっ!
ボクを励ますように、あからさまに名前を呼んでいる。

制服のプリーツスカートが、たくしあげられていって。
眩しいほど白い太ももの、なめらかな筋肉が。
そむけようとした視線を、クギづけにした。
太ももに沿って、スカートの奥に這い込む、従兄の呪わしい掌が。
あき子のパンティを、むしり取ってゆく。
ブラジャーとおそろいの、真っ赤なパンティは。
従兄の好みに、合わせたものだった。

目の前の凌辱を、ボクはさいしょからしまいまで、見届けなければならなかった。
一人前の男になるための、義務なのよ。
ハジメお兄さんもそうやって、自分の血を吸い取った小父さまに。
祝言を控えていたハツエさんを差し出したのだから。
傍らに控える、黒留袖の母は。
ボクに正座を強いるように、しずかに、ボクのひざ小僧のうえに手を置いている。
その黒留袖は、息子の嫁になるひとの、影のお嫁入りを祝うため?

あははは・・・あははは・・・いやだ~っ。
さいごのひと声が、きっと本音だったのだろう。
乱されたスカートの奥、従兄の黒々とした逞しい臀部を沈み込まされて。
あき子は初めて、キュッと顔をゆがめていた。
みし・・・みし・・・みし・・・
畳がきしむほどの音は、幻ではないはず。
歯を食いしばって耐える苦痛は、いつの間にか、
唇のすき間から覗かせた、並びの良い白い歯に、
淫らな歓びにすり替えられていった。

あ・・・あ・・・あ・・・
あき子が、変えられてゆく。
あの無邪気なあきちゃんが、淫らな女にすり替えられてゆく。
耐えがたい苦痛の代わり、ボクに訪れたのは。
妖しいほどに衝きあげてくる、淫らな衝動だった。
淫らな女を演じる少女の、ぎこちない舞いに。
ボクは不覚にも、ズボンを濡らしてしまっている。

こんにちは。
おどおどと前に出たボクに、小手をかざして応じるあき子は。
いつもと変わらず、おどけてみせる。
大人びた無邪気さは、決して喪われていなかったけれど。
彼女の態度とは、裏腹に。
きちんと羽織られたカーディガンの下には、釦の飛んだブラウス。
いままできちんと結んでいたネクタイは、はだけた胸がみえるほどに、ゆるやかに結わえられていた。
プリーツがくしゃくしゃになったスカートの下。
真っ白なハイソックスはずり落ちて、太ももから伝い落ちたバラ色のしずくを、べっとりと滲ませている。
血を吸うだけじゃ、なかったんだね。。
正直すぎるボクのひと言に、彼女は気の毒なくらい、うろたえていた。

腕組んで、歩きましょ。
だってもう、婚約したんだし。
女の子というものは。
なにかを捨て去るとき、男の子よりもいさぎよいものらしい。
ゆるやかに結ったネクタイは、大人の証拠。
これからはこんなふうにして、学校通うんだ。
校則で決められているおさげ髪も、きょうからは結わなくていいの。
だって先生から、聞いたんだもん。
儀式を体験した子は、校則に縛られなくってもいいんだって。
首すじの咬まれ痕も、このほうが目だたないでしょ?

カーディガンの肩にさらさらと流れる黒髪は、従兄に咬まれた痕を視界から遮っていたけれど。
どうしても気になる視線には、ちらりとでもそれが映ると、敏感に反応してしまう。
見る―――?
あき子はわざと、髪の毛を掻き除けた。
白い皮膚がそこだけ、むざんに損なわれていて。
吸い残された血潮がふたつ、点々と滲んでいた。
どきりとする光景に、ボクはしぜんと身を近寄せて。
あき子のつけられた傷を、吸っていた。
錆びたような芳香が、鼻腔に満ちた。
従兄(にい)さんとおなじ種類のひとになりそうね。あなた。
あき子は血の撥ねたハイソックスを、むぞうさに引っ張りあげる。
まるで、見せびらかすように。

毎週土曜の夜は、従兄さんと過ごさなくちゃいけないの。
ひと晩じゅう、お相手をして。
そのあいだ、血を吸われなければならないの。
ユウくん、エスコートしてくれるよね?
遊びに行こうよ。そう、誘っているように。
あき子の無邪気な笑みには、くったくがない。
まるで新しい遊びを、見つけたように。
戸惑うボクを、からかいながら。
少し道草食っちゃったけど。早くおうちへ帰ろ。
学校帰りの途中、婚約者の処女を捧げた日―――
たぶん一生、忘れないだろう。
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