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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

切ないわ。切ないわ・・・

2010年12月07日(Tue) 06:26:31

制服のまま尻もちをついた、すぐかたわらに。
甘えるように、身体を密着させ合って。
指先でなぞるように、うなじを愛でながら。
飢えた唇を、吸いつけていった。
刺しおろした牙を、生硬な皮膚に埋め込んで。
こぼれてくるジューシィなバラ色のしずくを、
夢中になって、飲みつづける。

切ないわ。切ないわ・・・
抗うことを忘れた少女は、ゆるやかに身を揉んで呟いた。
血を吸い取られるのって、切ないわ。
虚ろに呟く少女に、応えを与えるゆとりもなく。
俺はただいっしんに、少女の生き血を飲み耽る。

また、あげ過ぎちゃったよ・・・
少女は蒼い顔をして、俺をにらんだ。
悪いね。
口先だけで、謝りながら。
少女のうなじから吸い取った血が、頬にぎらぎら光るのを。
俺はわざとのように、見せつけてやる。
蒼白く輝く頬が、困ったようなほほ笑みを浮かべた。
ユウくんたら、いつも美味しそうに吸うんだもん。

もう少しな。
スカートのすそからはみ出した、白のハイソックスのふくらはぎに。
俺はふたたび、好色な唇を吸いつけてゆく。
あんまり多くは、獲らないから。
ちょっとイタズラさせてくれよな。
もう、やだ・・・
少女はもじもじしながら、それでも脚を避けようとはしなかった。
太めのリブの、真新しいナイロン生地が。
吸いつけた唇を、しなしなとくすぐった。

やだっ。ユウくんたら、くすぐったいっ。
少女は姿勢を崩しながら、ころころと笑いこけている。
ふくらはぎの、あちこちに。
ハイソックスの舌触りを愉しみながら。
唇を這わせ、噛み破ってゆく。
しまいに噛まれていないほうの片脚を、じたばたさせて。
いけない愉しみに、はしゃぎ切ってしまっている。

真っ赤っ赤じゃない。
やだわ、こんなで街を歩くの。
ぶつぶつ文句を、いいながら。
少女はふらふらと、起ちあがる。
ふらつく頭を、支えてやって。
もののはずみを、装って、唇を吸ってやった。
あぁ・・・
これが嬉しくって、やめられないのかな・・・
貧血にくらくらする頭を、片手で撫ぜながら。
照れながら、身をもたせかけてきて。
俺の胸に、顔を埋めてくる。
ワイシャツに滲んだのは、彼女の涙なのだろう。

放課後に、いつも待ち合わせる空き教室―――
夕陽のさしこむオレンジ色の部屋のなか、
少女はいつも真新しいハイソックスを履いて、
俺の待ちうけるこの場所を、訪ねて来てくれる。
ユウくん、いる・・・?
きょうはちょっぴり、手加減してね。
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