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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

一ダースずつ、並べられて  ~村が吸血鬼に降った日~

2010年12月08日(Wed) 08:09:59

村が吸血鬼に降った日。
当時居合わせた女学生は、全員、村はずれの荒れ寺に集められて。
ひとりのこらず、血を吸われた。
広い畳部屋に、一ダースほど。
上は高校三年から、下は中学一年まで。齢の順に、並べられて。
おかっぱ頭に三つ編みの、そろいの髪を、制服の肩先に述べながら。
あお向けになるよう、命じられた。
おなじ頭数の、吸血鬼たちは。
ほとんどが、村の衆だった。
共食いだの。
冷やかすような声を投げた吸血鬼の頭は、みすぼらしい老婆だった。

さあ、ぞんぶんにするがええ。
顔見合せた、犠牲者と加害者。
どの組み合わせも、顔見知りだった。
叔父や姉婿、隣の小父さま。学校の用務員さん。
加害者たちの、あまりの身近さに。少女たちはがたがた震えながら、目を瞑って首すじをゆだねていった。
ひっ。
だれかが、不覚にも声をあげると。
呻きや悲鳴が、さざ波のように伝わっていった。

ちゅう、ちゅう、ちゅう・・・
リズミカルなまでの、吸血の音に。
体力のないもの、身体つきの貧弱なものから順に、ぐったりと力を抜いてゆく。
気絶しちゃ、ダメよ。
ぜんぶ吸い尽くしちゃってもいいって、とられちゃうから。
いち早くすすんで餌食になった、村長の娘さんたちが。
クラスメイトに、そう囁いていったという。
気を確かに持たせるために、わざと流したうわさなのだろう。
じっさいには、娘たちの生命は保証されていたのだから。
動かないお人形よりも、うめいたり羞ずかしがったりする女の子のほうが。
襲うほうも、愉しめるのだから。

女の子のうちの、なん人かが、
相手に手を取られて、起きあがらされて。
べつの部屋へと、いざなわれてゆく。
あらかじめ親たちに、申し込まれていた娘たちだった。
村から生娘がひとりもなくするわけには、いかぬからの・
なにせ、生娘の生き血は、格別じゃからのう。
老婆はあるとき、そううそぶいたという。

開け放たれた、大部屋のふすまから。
一人、またひとりと、いざなわれた娘たちが、帰されてゆく。
しっかり者の孝子さんも、顔にハンカチを当てながら。
付き添いの母親と寄り添うようにして、通りすぎていった。
仲良しの治子ちゃんも、素足になったふくらはぎに、紅い血を帯のようにしたたらせながら、
お兄さんに連れられて、帰っていった。
処女のまま、帰される子たちは。
まだまだ、愉しまれなければならない。
お嫁入りまえに一人まえにされてしまったクラスメイトは、一人残らず
黒のストッキングを脱がされちゃったけど。
あたしたちはこれから、舐められたり噛み破られたりしながら、愉しませてあげなければいけないのだから。
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