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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸血鬼にされちゃっても、仲良くしようね。

2010年12月08日(Wed) 08:25:07

吸血鬼にされちゃっても、仲良くしようね。
初めて血を吸われるとき。
ふたりで手をつないで、指きりげんまんをしたのに。
洋子ちゃんは、ひと足さきに吸血鬼になった。
それからは毎晩のように、あたしのところにあらわれて。
あたしの血を、吸っていった。

怖かったのよ。
セーラー服のまま、犯されちゃったんだ。
だからあたし、もうショジョじゃないのよ・・・
しんそこ悲しげにしている洋子ちゃんに、
あたしはきょうも、真夜中なのに制服を着て。
セーラー服の襟首を自分の血で濡らし、真新しい白のハイソックスを履いて、ふくらはぎを噛ませてあげている。
どお?おいしい?
うん、おいしい・・・
いつもゴメン。
ううん。いいの。
短い会話に昔の友情を、あたしたちはお互い、感じあっていた。

ようやく、羞ずかしくなくなって。
夕暮れの公園で、逢えるようになったころ。
あたしはすっかり蒼ざめて、やつれはじめていた。
もうじきアッコも、こっちに来れるね。
うん、早くそうしたいな。
そうなっても一緒に暮らしてくれるって、父さんも母さんも言ってくれているから。
あたしが死んで、起きあがるあいだ。
表向きは、旅行に行っていることになっていた。

ね。山分けよ。
そうね。仲良くね。
追い詰めた同級生の、佳代子ちゃんを。
あたしたちはそのまま帰したりは、しなかった。
あたしは佳代ちゃんの、首すじに。
洋子ちゃんは白のハイソックスの、ふくらはぎに。
思い思いに、噛みついていった。
白の制服姿が、真っ赤に染まるまで・・・

うちの弟、呼んだの。
たまには男の子の血も、いいでしょ?
アッコの弟なら、大歓迎~!
洋子ちゃんは前から、半ズボンの男の子を襲いたがっていた。
おずおずと引きあげられた、紺のハイソックスのうえから。
洋子ちゃんは唇を吸いつけて。
ヨウくん、ごめん。お姉ちゃん噛んじゃうからね。
弟のヨウイチは、ちょっぴり怖そうに顔曇らせていたけれど。
あんまり痛くしないでね・・・って、
それでもしっかりと、ふくらはぎをぴんとさせていた。
こんど・・・半ズボンの下に、お姉ちゃんの黒のストッキング履いてきなよ~
やだよ~そんなの。羞ずかしいよっ。
照れる弟に笑う姉。
生きているときとなんにも変らない風景だった。
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