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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女吸血鬼。

2010年12月13日(Mon) 07:08:34

きゃ~っ!あ・・・あ・・・ぁ・・・ァ・・・っ。
じたばたと暴れていた、黒のストッキングの脚が。
じょじょに抵抗を、弱めていって。
女はとうとう、静寂のなかに身を横たえた。
口許を血濡らした男は、にんまりと笑んで。
こんどは女のふくらはぎへと、牙を沈めてゆく。
噛み破る前、足許をなまめかしい濃淡に染めた薄手のナイロンを、たっぷりいたぶることを忘れずに。

きみの履いている黒のストッキング、たまらんな・・・
受話器の向こうには、さかりのついた中年男のくぐもった声。
あら、いやですわ。
女は蒼ざめた頬に、めいっぱいの笑みをたたえる。
ええ、いまも脚に通しておりますのよ。貴方のお好きな、黒のストッキング。
えっ。これから来るんですか?困ったわ。
ええ、はい。はい・・・。でも、いやらしいことは、なさらないでくださいね。
女は受話器を置くと、黒のストッキングになまめかしく染めた脚を、けだるそうに組み直す。

さっきまで浮かべたお愛想笑いは、営業笑い。
きっとあの男、あたしに手を出して来る。
そのときは―――
女は相棒にむかって肩をすくめてみせ、口許にチカリときらめいた牙を、サッと隠す。
脂ぎった中年男の血でも、ひとときの飢えはおぎなってくれるだろう。
なによりも。
あたしの血を吸ったこの相棒が、あの男の奥さんを襲う、痛快極まりない光景を―――
あなたはあたしに、見せつけてくれるのよね?
愉しみぃ♪


あとがき
某所にカキコをしたら、インスピレーションがサッとわきました。
(*^^)v
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喉さ、渇いた。

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