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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

親族紹介 3 婚約者

2010年12月14日(Tue) 07:01:46

村の祝言には、決して婚約者を連れて行ってはいけない。
そんなルールと、知りながら。
マゾっ気たっぷりの血の持ち主だったわたしは、恋人の真知子を連れてゆく。

初めまして。よろしくお願いします。
―――なにをお願いするの?^^;
ハイ、この村初めてなんです。
―――アブナイ土地だって、知らないワケね。^^
エエ、人まえではきちんとするようにって、母が・・・
―――きみの履いている、ねずみ色のストッキング。とてもきちんと履いているね。

男衆の考えていることは、こちらにも筒抜け。
真っ白のスーツ姿を、ふすまの向こうに引き入れられて。
きゃーっ、なになさるんですのっ!?
とっさに覗いた部屋のなか。
押し倒された真知子は、はやくも首すじを吸われてしまっている。
黙りこくったまま。ねずみ色のストッキングを、脱がされて。
ああ・・・なにをされてしまうのだろう?

わたしたちも結婚するときは、この村で祝言あげましょうね。
優しいまなざしで、真知子はボクを見つめている。
ふらちな男どもに、納屋に連れ込まれて。
晴れ着を、藁まみれにされてしまうのも。
ねずみ色のストッキングに欲情した、村の爺さまが。
べろでさんざん、いたぶり抜いて、しまいにストッキングを破いてしまうのも。
そのありさまのいちぶしじゅうを、ボクが覗いていることさえも。
彼女はすべて、許してくれる。
非の打ちどころのない肌の下に秘められた、美しい血管のなか。
淫らな毒液を、確実にしみ込まされていった彼女。
きっといいお嫁さんに、なってくれることだろう。
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