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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

患者さん、検温です・・・

2010年12月16日(Thu) 07:55:51

患者さ~ん、検温でーす。
個室の病室に入ってきた看護婦の百合子は、はっとして両手で口を押さえた。
起きあがった患者の口許から、鋭い牙が覗いていたから。
幸い、この病院に勤務して三年になる彼女は、こういう状況に慣れていた。
ナース服の襟もとをくつろげると。
・・・治療のお時間でしたよね?
抱きついてくる患者が首すじに噛みついてくるのを、立ったまま受けとめた。

白のサンダルの足許に血のしずくがしたたって、ストッキングの足首に撥ねた。

病室を出るときには、心持蒼ざめた顔をしながらも。
平熱よりも少し、高いですね。過度の刺激は禁物ですから。
そういうと、逃げるように。
検温カードの束を抱きかかえて、病室をあとにした。

患者さ~ん、検温で~す♪
百合子がつぎに、おなじ病室を訪れたとき。
丈のみじかいナース服から覗いた太ももを、恥ずかしそうにすくめていた。
足許を彩るストッキングは、いつものよりもグッと薄くて。
淡い光沢さえ、つややかによぎっている。
うふふふふふっ。そうこなくちゃね。
飢えた患者は手招きをして、看護婦をベッドに引き入れて。
差し伸べられたふくらはぎに、熱い熱いキスをする。
白のストッキングがよじれるほどに。
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