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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

服交換 ~お母さんのよそ行きの服を、送ってください~

2010年12月20日(Mon) 06:52:35

お母さんのよそ行きの服を何着か、送ってください。  佳代子

田舎に嫁いだ娘から、たったそれだけの一行のたより。
妻はのんびりと、ほほ笑んで。
そういえばあのとき着ていたワインカラーのブラウス、置いてきちゃったわね。
そういいながら、いそいそと。
見なれた訪問着をなん着か、荷作りを始めるのだった。

あの子ったら、わたしの送った服を着て。
毎晩、お義父さんに可愛がっていただいているんですって。
わたくしの、代役を務めるらしいんですよ。お婿さんがちょっぴり、お気の毒ね♪
いつもののんびりとした、口調から。
そんな言葉が聞かれようとは。
どきりとした内心を隠すのに、苦労をしていると。
無理もないですね。あちらのお義父さま、男やもめでいらっしゃるのでしょう?
女ひでりにも、なるわけね・・・
夫以外の男を、識ってしまってから。
良家の令夫人はいつの間にか、そういうことにも通じるようになったらしい。

う・ふ・ふ。あ・な・た♪
書斎から戻ったわたしは、思わず立ちすくむ。
自分の訪問着を残らず送ってしまった妻は、うす茶のスーツ姿。
それは佳代子がOL時代によく着ていた、あの服だった。
代わりにどうぞって、あの子が送ってくれたのよ。案外と、気が利くものなのね。
ふすまのすき間からみた、温和だった夫の意外な性に。
妻はこうして、応えてくれようとしているらしい。
目の色をかえて、飛びつくわたしに。
じゅうたんの上、抑えつけられながら。
美知子が戻ってこないうちに・・・ね。

スカートの中身をまさぐると。
太ももを横切るガーターに、指が触れた。
手持ちのパンストを残らず破られてしまった、あの訪問以来。
どこからともなく送られてくるガーターストッキングを。
妻は娼婦のように、愛用するようになっている。


あとがき
前作の続編です。
母の身代りになって、義父に抱かれる婚家の娘と。
娘の身代りになって、疑似近親相姦の歓びに応えようとする都会の妻と。
どちらもけなげな、女ぶりだと思います。
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