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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

貴男専用の、奥さん代行業♪

2010年12月20日(Mon) 07:11:37

あなた、佳代子の村で祝言があるそうよ。
そうかい?わたしは遠慮しておくよ。
さすがに目の前で、きみが村の衆に抱かれるのを視るのは厭だからね。
口に出せない二の句を、とっさにしまい込むと。
いえね。わたくしに媒酌人をって、お義父様にお願いされているの。
え?え?え?

あのかた、奥さまがもう、いらっしゃらないでしょう?
うかがってみたら、吸血鬼さんにご馳走し過ぎて、身体を悪くされたんですってね。
媒酌人は、夫婦でするものでしょう?
だから、奥さん役が、お要りようなんですって。
ひと晩、あちらにうかがって。
あのかたの奥さまの代役を、務めてまいります。
おっとりとした妻にしては、いつになく。
はっきりした言葉つきで、宣言されてしまった。

あちらのお父さんの奥さん役。
訪問先で間男された男の、妻の身代り。
あちらの奥さん然として振る舞って、きっと抱かれるであろう妻。
いろいろな妄想が、ごっちゃになって。
その夜の夫婦の営みは、いつになく濃密だった。
だいじょうぶ。ちゃんと帰って来ますからね。
賢明な妻は、わたしを安心させることを忘れない。

初めて血を啜られたときさえも。
お召し上がり過ぎないでくださいね。逃げずにちゃんと、こちらにお泊まりさせていただきますからね。
そういって。
逸る男の背中を抱いて、うなじに食い込む牙さえも、しっとりと受け容れた女―――

わたしは即座に、受話器を取って。
すぐに電話に出た、お父さんに。
貴男専用の、奥さん代行業を始めましたよ。^^
打ち解けた笑いが、受話器を通してかえってきた。
ふたりきりでいるときは。
家内の名前を、呼び捨てにして下さい。
妻のまえ、はっきりとそう告げたわたし。
名前を呼び捨てにすることで、男女の結びつきを濃くすることを。
夫として歓迎する。そう告げたのだった。

拝啓  茎野サダオ様
このおたよりが、着くころは。
わたくしも、帰宅していることでしょうけれど。
祝言のご報告を、しておきますね。
三回あのかたと、過ちを冒しました。
いけないことと、知りながら。
重要な儀式で仰せつかった大役を果たすには。息がぴったり合わないと・・・そういうご配慮だったのです。
たしかに、奥様の代役ですものね。
ストッキング、後追いで送ってくださったのですね。ありがとうございます。
一泊のつもりですから。そんなに手持ちがなかったの。
とても助かりました。(もう半分くらい、消費したかな?)
もうすこしだけ、佳代子のお義父さんの奥さんをしてから帰宅します。
               いつまでも貴方の妻である たか子より

ひと晩の約束が。
けっきょく、一週間ほどになって。
それでも妻は、戻って来てくれた。
バスから降りてきた妻は、人目を引くほどのマイクロミニを穿いていて。
佳代子のを借りてきちゃったわ。わたしの服はぜんぶ、汚れちゃいましたから。
人目をはばからずにそう告げる妻に、わたしは肩を抱きとめるだけで精いっぱいだった。

お義父さんとは、限らずに。
媒酌人の奥さんは、婚礼の引き出物として、独身の若い衆の相手をつとめるという。
輪姦同然の毎晩だったはず。
そしてそのようすは、お父さんからたよりで知らされていた。
たか子さんは立派に、役目を果たされた。そういう賛辞つきで・・・

相手をした男の数は、大事です。
ちなみにたか子は、六人でした。
あの齢、あの気高さにしては、上出来でした。

手短だったが、ずきんとくる言葉の羅列。
お義父さんからの手紙は、妻には内緒にしておこう。


あとがき
妻を寝取った男が、公式の場に、寝取った人妻にじぶんの妻の役割をさせていっしょに出席する。
ひとつの完成形 ですな。^^
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