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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

玄関で。

2010年12月23日(Thu) 08:51:59

げ、玄関って、いいよね。おばさん。
いちど、やってみたかったんだ。
ワンピースを通してしみ込んでくる土間の湿りが、ショーツを脱いだお尻に冷たくて。
見境なくのしかかってくる甥に、和子はよしなさいよって、口走る。
だって・・・
ぼそぼそと言葉にならない言葉を口走る甥の、まだ手慣れていない指先に。
服のはだけた胸もとを、ぶきっちょにまさぐられて、
和子は不覚にも、声を洩らしていった。

つい先週のことだった。
姉の輝子が、夫婦のリビングを訪れたのは。
家が近く親しく行き来している、十歳以上年上の姉は。
どういうわけかその日に限って、改まった和装に身を包んでいた。
そのまま床の間部屋へと、いざなわれて。
なにがあるのか?
和子はとうに、察しをつけている。
男の子が成人を果たすとき、近親の既婚女性が相手をする。
そんな因習が、彼女の実家に脈々と受け継がれていたのだから。

息子の相手をしてほしい。
どうやらあなたに、ご執心なの。
なにもしらないはずの、夫のまえでそんなあからさまなことをいわれて。
さすがに男経験の豊かな和子といえども、赤面せざるを得なかった。
ふだんもの堅い義姉の、打ち明け話に。
夫までもが、驚いた表情を隠せない。
けれども話がつくのは、早かった。
見返りの罪滅ぼしに、今夜ひと晩、
わたくしがフジオさんのお相手をつとめさせていただきます。
しょうがないわね・・・
ふと漏らした本音に。
しょうがないですね・・・
夫が洩らした本音だけは、ちょっぴり許せないものをおぼえていた。

当日。
甥のカズヤは、独りで自宅に現れた。
夫はその刻限を見計らって、なにか用事にかこつけて、家をあけている。
姉があらたまった挨拶をして、そのまま夫に組み伏せられていった、おなじ床の間で。
和子は息荒くのしかかってくる甥を、わざとそそるように目線をそらして。
ぶきっちょで性急な少年の手に、
ワンピースの胸もとを、くつろげられていった。
余裕たっぷりの誘惑の笑みをたたえながら。

ね、玄関でしようよ。
ワンピースのすその奥深くねじ込まれた疼きの余韻が、まだ去らない。
じぶんの好色ぶりに、却って己の若さと魅力を見出すしたたかなこの人妻は。
いやあね。ひとの家でお行儀の悪い。
そんな大人の理性を口にしながら、
そういう理性的なたしなめが、かえって逆の効果をもつことを、したたかに計算し抜いている。
夫が通勤するときに履いていく革靴をどかして。
じぶんから土間に、腰をおとしたとき。
ひんやりと湿った土間の冷えぐあいが、ショーツを脱がされたお尻に心地よかった。

適度な冷めは、適度な罪悪感を呼ぶらしい。
罪悪感が醸し出す、妖しい性欲に。
女が情欲におぼれようとした時に。
目映い外光が、女の目線をくらませた。
甥が、玄関を開け放ったのだ。
いやぁ~。やめて頂戴っ、
外から覗かれる。
そらぞらしい外気が、ほてった身体をいっそう濃い情欲に灼いた。

征服した女の太ももの奥に、まさぐりいれた掌が。
ぬらりとした体液に、濡れていた。
カズヤが昂りの一撃を、女の身体の奥に縫い込もうとした時に。
女がいっそう大きく目を見開いた。
若い情夫の背中越し。ドアのすき間から覗いている、眼。
夫はじいいっと、妻の凌辱を見守っている。
のしかかってくる若い甥とおなじ種類の、昂りの輝きを秘めながら…
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