FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

奥さんのストッキング、破らせてくれ

2010年12月25日(Sat) 09:16:08

すまん、奥さんのストッキング破らせてくれ。
夫婦連れだっての、法事帰り。
悪友のモトオは、幼馴染の友田に頭を下げる。
たまたま来合わせた、と見せかけて。
じつは寒風のなか、なん時間も待ち伏せをしていたのだろう。
コートの襟には、先刻やんだ雪で真っ白になっていた。

しょうがないかたね・・・
妻の恵理子はぶつぶつ言いながらも、
かがみ込んでくる夫の悪友の前、薄手の黒ストッキングの脚を差し向けてやった。
視ないほうがいいぜ。
悪友の忠告に従って、わざと視線をそらした友田だったが、
ついついチラチラと、妻の足許に視線を返してしまっている。
足首を掴まれて、ふくらはぎをちゅうちゅう吸われながら。
恵理子の脛を蒼白く透きとおらせた薄墨色のナイロンは、よだれに濡れて。
ふくらはぎの周りでよじれ、くしゃくしゃになってゆく。

エッチな破りかた、しないでくださいね。
しかめ面の恵理子に、モトオは神妙に頭を下げた。
人通りの少ない、夕暮れの田舎道。
恵理子のストッキングを破るのは、きょうでなん足めになるだろう。

ストッキング破りという奇妙な趣味を、好意的に受け入れてやったとき。
手を合わせてせがむ悪友に、それ以上エッチなことをしないことを条件にはしたものの。
あちらこちらであがったうわさを、知らないではなかったのに。
しっかり者と評判の恵理子が、意外に乗り気で。
婚礼帰りのスーツのすそを、たくし上げ。
白のストッキングをその場で、破らせたのだった。
お気が済みました?ではわたくしからも、お返しを。
思い切り見舞われた平手打ちに、頬を抑えながら。
潔い奥さんだな。
モトオは却って、恵理子の気丈さに惹かれたらしい。
失礼しました。神妙に頭を下げた後。
またやらせてね。
そうせがむことも、忘れなかった。



奥さんのストッキング、破らせてくれないか?
もう~、やーねぇ。
ダンナの好奇の視線をくすぐったがりながら、
礼子は夫の悪友あいてに、パンストを破らせてしまう。
ツヤツヤとした光沢のよぎる、肌色のナイロンが。
破れた蜘蛛の巣みたいに、みるかげもなく。
ぶちぶちぶちっ・・・と、音を立てて引き裂かれて。
あっ、だめっ、だめっ、だめっ・・・
警告を発しつづける礼子のことを、モトオは夫のまえ手籠めにしていった。
きょうでたしか、十三足めだったな。
亭主は顎を撫でながら、苦笑いを浮かべるばかり。
妻の脚から抜き取ったストッキングをぶら下げて、
きょうの戦利品をコレクションに加えてゆく悪友に。
奥さんを介抱しながら寝室に向かう夫は、しずかにおやすみを告げていた。



恵理子をモノにしたい。
こんどで、十三足めなんだ。
手を合わせてせがむ、悪友に。
きっとそうなるような気が、していたんだよな。
友田は断り切れないなと、直感していた。
どうしてあのとき、あの申し出を断らなかったのか?
どうしてあのとき、妻は潔くストッキングの脚を差し出したのか?
どこまでいっても、出ない答えに。
恵理子の横顔が、よみがえる。
あなた、ヘンな趣味もっているでしょう?
ふたりとも、似たものどうしなのかしら。
冷ややかなそぶりを、つくりながら。
モトオさんだったら、いちどくらい抱かれてもいいかな?
挑発するような笑みが、そこにあった。


あとがき
生煮えです。(><)
奥さんのストッキング破らせてってねだられて、許可しちゃう亭主はいないと思うのですが。
そんなあり得ないシチュエーションに、つい昂奮をおぼえてしまいました。(^^ゞ
前の記事
地味な女 ~婚礼の宴席で~
次の記事
優等生の血

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2348-0ed9f328