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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

花嫁との交歓の見返りに  ~村の婚礼~

2010年12月29日(Wed) 08:20:32

一週間つづくという婚礼の。
今夜は三度めの夜だった。
姪の陽香は23歳の新春を、花嫁として迎えた。

田舎の祝宴は、やたらと長い。
都会育ちの俺には、休みを取得するのが骨だったが。
ほかならぬ兄の一人娘の婚礼とあっては、なんとかしないわけにはいかなかった。
それにしても、正月休みに・・・とは、よく考えたものだ。
たしかにいまなら大勢で、仕事を気にせずはめをはずすことができるはず。
朝から夜遅くまで、ぶっつづけで行なわれる祝宴は。
さすがに頭のだるくなったもの、飲み過ぎて起きあがれないもの。
そうした人々が、歯抜けになって。
それでも終わることのない喧騒に、座が包まれている。

真夜中ともなるとさすがに、夜通し飲むのは村の衆にほぼかぎられていた。
頭が酔いに、ぐるぐるとまわるほど飲まされて。
その夜も崩れるように、床についた。
妻のきみ子はまだ、飲んでいるらしい。
傍らで寝息を立てているのがかすかに記憶に残るだけ。
そんな夜さえ、あったような気がする。

あの。
ふすまの向こうから、女の声がした。
なんどか顔を合わせるうちに見なれるようになった、やや年配の村の女衆の声だった。
あ~、きみ子ですか?まだ飲んでいるようですよ。
ひそめたはずの声が、酔いに任せた開けっ広げなだみ声になっているのを感じた。
いえ、だんなさまに・・・言伝(ことづ)てでございます。

俺は入りかけた布団から起き出して、ふすまを開いた。

薄い黄色の地味な和服のわき腹を、くっきり黒い帯が横切っている。
いまどき珍しい日本髪に結った髪に、伏し目がちの細面をかくしながら。
女は言った。
花嫁さまが、お呼びでございます。
さっきおなじ輪のなかでいっしょに飲んでいたときは。
お転婆娘がそのまま年増になったような、はしゃぎぶりだったのに。
今は打って変わって、まるで宿の女のような丁寧な言葉遣いだった。

手を引かれるままに、連れ出されて。
また寝そびれちまうな。
さすがに飽き飽きしてきた連日の酒に、しょうしょううんざりとしてきたけれど。
ほかならぬ新婦のご招待とあれば、受けないわけにはいかなかった。
宴のあいだじゅう、花嫁衣装の陽香はほとんど無表情だった。
まだ稚なささえ残るおしゃべりな少女が、
若さゆえの軽さを、重たげな白無垢の下に痛々しいほどに押し隠している。
厚化粧の下、滲みでてくる疲れの色をかろうじて隠しているのだろう。

さてさて、困ったものだ。
いまさらなにを話せばよいのだろう?
齢が離れて共通の話題も乏しい姪は、ただひたすら一方的にしゃべるだけの女だった。
兄夫婦が、いっしょなら。
すこしは座も、まぎれるだろうか。
ところが案に相違して、女は酒盛りの喧騒がまだ残る大部屋を素通りして、
灯りのほとんどない奥の間へとすすんでゆく。
ちらと見えた大部屋のなかは、村の衆のだみ声で満ちていて。
いちばんの上座はたしかに、からっぽになっていた。

やあ。
引き入れられたのは、四畳半ほどの畳部屋だった。
古びて日焼けのした畳のうえには、調度らしいものはなにも置かれていない。
花嫁はその部屋の奥に、入り口と向い合せに正座をしていて。
純白のスーツのタイトスカートから、健康そうなひざ小僧をまる見えにさせていた。
部屋の狭さがいぶかしく、あたりを見回しながら。
披露宴はどう?だいぶお疲れじゃないのかな?
そういえばさいきん差し向かいで話すことなどめったにない姪に対して、つとめて気軽に話しかけようとした。
あの。
花嫁はちょっと気まり悪げに口ごもりながら。
おじ様、齢いくつでしたっけ?
ちょっとした言葉づかいは、立場も衣装も不似合いに思えるほど、いつものように稚拙だった。

俺?39だけど・・・
花嫁に合わせて正座をすると、差し向かいになった女の透きとおる肌の白さが目に染みた。
陽香のひざ小僧を包む薄手の白のストッキングが、あからさまに輝く電灯を照り返して、やけに眩しい。
父とは七つ違いなんですよね。わたしは23。ちょうどいいくらいだわ。
よほど疲れが、たまっているのか。
花嫁は棒読みみたいな投げやりな口調で、独りごとのように呟いた。
ちょうどいいくらいだわ。
さいごのひと言が、いぶかしかった。
え?
訊き返そうとすると、だしぬけに。
おじ様。わたしを抱いて!
陽香はわたしに、抱きついてきた。

理性もへちまも、あったものではない。
迫る唇の生々しい口臭と。ほのかな汗が。
塗りたくられた化粧や香水の香りと織り交ざって、俺の鼻腔に流れ込んでくると。
それらは催淫薬のように、理性をきれいにぬぐい去って。
そこには39の男と23の女がいるばかりだった。
あっ!ちょっと・・・
誘いかけておいて拒もうとする。
とっさのためらいが却って、俺の劣情に火を点けた。
凶暴化した俺の掌は、女のブラウスの胸元のボウタイをむしり取るようにして、襟首をくつろげていった。
われながら荒々しいやり口に、陽香は辟易したようすだった。
手つきももどかしくブラジャーをはぎ取ると、ぽろりとこぼれたおっぱいを、力まかせに揉みしだく。
あ・・・あ・・・あぁんっ。
陽香の口からはじめて、なまな女の声が洩れた。

脱ぎ捨てられた白のストッキングが、部屋の隅っこでふやけたようになっている。
なん度、花嫁とまぐわったことか。
女は乱れ髪をつくろおうともせずに、
首すじに這わされる唇に、白いうなじを自分からすり寄せてきたし。
初々しい太ももをしつこくまさぐりながら、
ぬるぬるとぬめりついた精液を、素肌にすり込んでやろうとするのを。
花嫁じしんの掌が、着けたままのスカートの裏地に、なすりつけていった。
一刻も早く消さなければならないはずの、過ちの痕跡を。
みずから強調して、残すように。

おじ様、大当たりね。
え・・・?
畳に組み敷いた女が、はっきりと見返して来る上目遣いに。
俺は一瞬、手を止めた。
きみ子おば様、いまごろわたしみたいになっているわよ。
えっ。
みじかく叫んだ俺の腰を、抑えつけるようにして。
女はさえぎるもののなくなった腰と腰を、ぎゅうっとこすり合わせてきた。
なん度目かの劣情のほとびが、妻の痴態の想像と重なって、強烈にはじけ散る。

そうなの。
花嫁は婚礼のあいだ、男という男を経験させられるの。
それではじめて、一人前の村の女と認められるの。
さいしょの晩は、お義父さまと。
そのつぎの晩は、お義父さまの弟や、彼の兄たちと。
ええ、昼間だってわたし、ずいぶん席をはずしていたでしょ?
お招きした村の顔役さんとか、主賓の校長先生とか。
望まれたらだれとでも、セックスしなければならないの。
その見返りに、相手の男性が連れてきた奥さんや娘さんは。
婚礼の客が抱いてもいいことになっているの。
夕べは、父ともしたわ。
だから母も、お義父さまやお義兄さまに、汚されていったの。
ちょうどこの、すぐ隣の部屋よ。

隣室に通じるふすまを、開け放とうとした掌を。
陽香の掌が、つよく抑えた。
いっぺんに開けちゃダメ。そうっと。そうっと・・・
まるで呪文のような、呟きだった。
震える掌が、ふすまの取っ手にかかり、
わずかなきしみさえも、気になるほどに、そうっと開く。
細めに開けたふすまの向こう。
見なれたオレンジ色のスーツ姿が、複数の男たちとまぐわっていた。

お若いの。お若いのぅ。
若い肌は、手触りが格別だえ。
妻を後ろから羽交い絞めにしている男は、昼間に村の長老と紹介されたはげ頭の老人だった。
きれいにはげがった頭を、てかてかに赤くほてらして。
節くれだった掌は、めくりあげたスカートとずり降ろされたパンストのすき間へと、
容赦なくまさぐり入れられていた。
もう片方の掌は。
吊り紐の切れたブラジャーからまる見えになったおっぱいを、
ぐずぐずと意地汚く、揉みしだいている。
男の掌の荒っぽい嬲りのなかで。
きみ子のおっぱいは、別人のそれのように、ムチムチとしたはずみを見せつけている。

もうひとりの男は、ごま塩頭の五十男。
長老の息子として、おなじ機会に交わし合った名刺には、病院長の肩書きがあった。
おいしいところを親父に独り占めにされながら。
肌色のストッキングを履いたままの足首を、迫らせた唇から赤黒いべろを露出させて。
さっきからしつように、ねぶりまわしていた。
部屋の隅にうずくまっているのは、次男と紹介された四十男。
まだ独身でおたくなのだというその男は、山と積まれた下着に夢中になっている。
明らかに持ち主の身体からはぎ取られたり脱がされたりしたパンティやブラジャーを、
そそり勃った一物に巻きつけて、しごいているのだった。
夕方さいごに妻を見たときに履いていた、アーモンドブラウンのパンストもそのなかにあって。
ドロドロと濁った精液を、生々しいほど光らせていた。

ね?
おば様もやりまんね。
わたしが待っているあいだずっと、男三人相手に愉しんでいらしたのよ。
わざわざ下着の替えまで、ご用意なさって♪
声だけは、立てることなく。
俺が衝動に身をゆだねている間。
ふすま一枚へだてた、向こう側。
妻のきみ子は女の本性を掘り起こされていた。
ピンと勃った乳首に、ピンク色に輝く素肌。
乱れ髪をかすかに揺らしながらあえぐ唇が、身体じゅうにしみ込まされた愉悦を、語っていた。
さっ、あたしたちも、愉しんじゃおう。
軽く引かれただけなのに。
俺はわざとのように、スーツを着崩れさせた姪の胸もとに、倒れ込んでいった。

お気をつけてお帰りを。
姪のお義父さんは、初対面のときとおなじ慇懃さで、俺たち夫婦の見送りの一行のなかにいた。
美しく淑やかな義姉を凌辱して狂わせたとは、想像もできないほどの腰の低さだったけれど。
その凌辱がいかにハデだったのか、さいごの夜にたっぷりと、自分の妻を襲われることで見せつけられるはめになっていた。
また遊びにおいでなされ。
はげ頭の長老も、都会の衣装を着た妻に、気おされるかのように鄭重だった。
七回ぶっこいてやっただ。
俺のまえでそんな自慢をされたとき。
ご立派な持ちもんですなぁ。
ひとのペ○スをなまで握るのは、生まれて初めてのことだったが。
きみ子を狂わせたペ○スは、男の自慢を裏切らないほど、剄(つよ)かった。
あのとき名刺を差し出したのは。「奥さんをいただくよ」そういう意思表示だったはず。

じゃ、そろそろ失礼しましょうか。
きみ子は区切りをつけるように、都会の女の顔に戻っている。
まだ先だけど。夏休み一週間とれますよね?とれなかったら、あたしだけでも来ちゃうから♪
大人しい妻にしては珍しく蓮っ葉な口ぶりに。
村の衆が、どっとわいた。
だれもが、妻の肉体を。いちどは愉しんだ連中だった。
夏とは言わず、五月にでもまたお邪魔しますよ。
それがええそれがええ。ここじゃあまだ、桜が残っておろうから。
花弁まみれの女体は、一見の価値がありますぞ。
五十男の露骨な言い方を、老人がたしなめたとき。
妻は手にしていた紙包みを、おたく中年に手渡している。
こんどは脱ぎたてを、宅配してあげますからね♪
それまで表情を消していた男は、照れ笑いを交えた好色なまなざしを、
きみ子がバスに乗り込むまで、肌色のストッキングの足許からはずそうとはしなかった。
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